職場での出来事ですけどね....
ちょっといい事。
今日は職場の「偉いさん」から声をかけられました。
「あー、山本君」
はい?(^^
「仕事してて、気になる事とかないかね?」
んーと、何についてでしょうか?
「この庁舎の、バリアフリーとかについてだよ」
ああ、バリアフリー法は担当ですからね(^^
古い庁舎ですから不適合なところは結構ありますな♪
「そうじゃなくて、君自身が不便に感じる事はないのかね?」
そんな事聞かれたの、この組織に入って初めてですよ(^^
「何かあったら遠慮無く言ってきたまえよ」
ありがとうございます!(^^
とまあ、こんなささやかなやりとりがありました。
「トバされてきた」と感じていたところでしたが、
なかなかいい上司がいらっしゃるじゃないですか♪
こういう気配りが出来る方というのは本当にめずらしい。
嬉しくて、少し上気してしまいましたよ(^^
激しく残念な事。
「防災」はσ(^^の人生のテーマでもあると考えています。
先般、東北地方太平洋沖地震を受けて、
次の法律が施行されました。
津波防災地域づくりに関する法律
小難しいところは置いとくとしてですな(^^;
この法律、大津波が来ても耐えられるように備えようね♪
という、非常に大きな目標を掲げたものなんです。
「想定外」なんて言い訳を用意しなくてもいいように、
徹底的に津波の想定をしましょうね、
大きな津波が来ても大丈夫な町づくりをしましょうね、
そのためにも、しっかりと防災計画を立てましょうね、
という事を謳ったものです。
ハード(施設整備)とソフト(人的工夫)を、
両面から融合させようとするこの法律。
全く理念そのものは大賛成です。
でもでも、よくよく法解釈を読んでみると....
津波の調査、想定は、国が徹底的にやったる!
都道府県はそれを手伝え!
やばい区域もしっかり決めたる!
「防災推進計画」は市町村で考えろ!
津波がくるところに、津波に弱い建物を建てんな!
その計画を立てる時の規制緩和も考えたる!
金が掛かる事は市町村も負担せぇ!
施策上の事務手続きはこの法律通りにせぇ!
従わないヤツにはお仕置きよ♪
と、こんな感じです(^^;
なんだか、「住民の安全」を人質にとって、
自治体に負担を押しつけるだけに感じるのです。
まあ、いつもの国もやり方なんでしょうけど....
百歩譲って、それはまあいいとしましょう。
問題なのは、地域の独自性で推進計画を立てろという部分。
舞鶴は海沿いの町です。
σ(^^の自宅も、2mの津波でやられちゃいます。
「この町は津波で流されるから、お前らでどうするか考えろ」
なんて言われたって、
多分、オロオロするのが関の山だと思うんです。
だって、住民側からすれば、
「そんな事いきなり言われたって、
すぐに家を建て替えたり引っ越ししたり出来る訳ねーべ?」
というのが本音のはず。
せいぜい、自分たちの避難場所はどこかというぐらいしか、
情報は与えられないでしょうし、
「その避難場所に行く」訓練しかしないでしょう。
このブログでも何度も行ってきましたが、
「防災」に絶対に必要なのが「自助意識」の醸成です。
「自分の身は自分で守る」という意識を持たない事には、
「防災計画」なんて成立するものではありません。
しっかりと国が主導して、
「防災意識」というものをナショナリズムのひとつとして先導し、
しっかりと地方をフォローして、
国民のひとりひとりが「自助」の意識を持たなければいけません。
このままでは、
「防災に興味のある住民」だけがある程度の準備をし、
「防災意識の強い首長」の自治体だけが、
「それなり」の計画を立てるというだけになってしまいます。
そして、大地震でも大津波でも何でもいいですが、
大災害の後、「想定外」なんて言葉が安易に使われるんです。
非常に残念な未来が目に見えて仕方ありません(^^;
....この手の話は、してもしてもキリがないです。
長くなってもアレなんで、あとひと言だけ。
「あの大災害を
他人事にすんじゃねーぞっ!」
う~ん(--)
返信削除難しいテーマだよなぁ
オイラも色々と考えるけど
どうしようも無い部分もあるし
金が無いのはお上も地方も同じなんだよねぇ
オイラも無いんだけど(^^;)
で行きつく所・・・
オイラの家族の取り決めですが
「家族の心配はするな!
自分の判断で避難する!
災害時は親も子もない!
食べる物も自分で調達!」
とデブスト家では法案が成立しました(笑)
大マジなんですよぉ(^^;)
なんだかんだ言っても
今からが本当の防災意識と対策なんだろうなぁ。
とデブストは思います(^^)