この国の内外で、やりきれない出来事が続いています。
アルジェリアのテロ。
人の命をなんだと思ってる!とは、日本人に限らず、
普通の人間性を持ち合わせている方には自然な感情だと思います。
にもかかわらず、「政治」という判断が入った途端、
あんなにも非情な手段を、いとも簡単に選択する。
恐ろしいものです....
「そのお国柄」というにはあまりにも分別のない解決方法。
被害者の方々、ご遺族の方々の心中お察しします。
やりきれないといえば、桜宮高校体育科入試の中止問題。
以前より様々な問題があり、その結果として前途有望な少年が自ら命を絶った。
これだけでも気が滅入る話なのに、さらに「大人」の都合で振り回された子供たちがいます。
「入試継続は大阪の恥」と言い切った市長の言い分は、
おそらくほとんどの方には理解不能なものでしょう。
σ(^^;も、全く理解出来ません。
入試継続と予算削減を天秤にかけた教育委員会。
こちらにも何ら気概は感じられませんでした。
で、出された結論は「三方一両損」。
妥協に妥協を重ねて、体育科と同じ内容の「普通科」の入試を行う教育委員会。
「体育科」の入試がなくなったからよしとする市長。
「内容」は同じだからとおかしな「決定」を押しつけられた受験生や在校生たち。
それぞれが「痛み分け」とすることで落としどころが「用意」されました。
「大人」の目線からすれば、まあまあかなと思える打開策と納得出来るのかも知れませんが、
子供たちには、自分たちの将来に泥を塗られたという以外の感情は沸いてこないでしょうね。
σ(^^は中学生の頃はもちろん、
高校を出るまで「キャリアデザイン」という考え方は持っていませんでした。
その頃から「何とかならいな♪」なんて、お気楽な気分でいましたからね。
でも今年度の桜宮高校体育2科の入試は、
しっかりと将来を見据え、思春期に入って間もない子供たちが、
「キャリア」というものを真剣に考え、悩み、
大いなる夢を抱いて、選択した受験だったはずです。
その純粋な心でつかもうとしていた大きな夢には、
「妥協」という要素は微塵もなかったはずなのに。
例え、彼らにとって内容が何一つ変わらなかったとしても、
「夢」にケチをつけられたことには変わりはないでしょう。
最近は「キャリアデザイン」というものを、
中学生の頃から考えていかなくてはならなくなっています。
大学進学しかり、アスリートしかり....
そのキャリアデザインに横やりをいれるのは、「大人失格」ではないでしょうかね?
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