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2015年12月7日月曜日

なぜ車いすハンドボールは普及しないのか(連盟は「ピー」編)....

今回のシリーズは、

「車いすハンドボールに携わる全ての人」

に読んで欲しいと思っています。


現状の車いすハンドボール界は、

「楽しーっっ!ウッキャー!!」

だけでは、どうにもならなくなってきていると思うんです。


ですので、今、

車いすハンドボールが楽しくて楽しくてしようがない人、

車いすハンドボールを愛して止まない人、

車いすハンドボールで将来、メシを食おうと考えている人、 ....イルノカ?(^^;

このシリーズを読んで、考えを深めてみて下さい。


では、始めましょう。

まずは、「車いすハンドボールの歴史」をおさらい。


車いすハンドボールは京都で生まれました。

いわゆる「京都ルール」ってヤツです。


平成2年に第1回の大会が開催されました。

「へぇ、生まれる前から車いすハンドボールってあったんだ?」

と言う人もいることでしょう。


年イチの、京都市での開催の他に、宮津市でも年2回の大会がありました。


その後、数年もしないうちに、車いすハンドボールは東北へ渡りました。

彼の地でも今の京都同様、大変な人気を博した競技になったようです。


もともと、「京都ルール」は、

椅子バスが出来ないような重度の障害者もターゲットにしていました。

で、大会を重ねるうちに、より「重度向け」のルール改正が成されていきました。


今の「京都ルール」で言えば、「ワンパス」の導入などがそうです。

目的は「速攻」を禁じ手にするためなどだそうです。シテマスケドネ(^^;


一方、東北に渡ったルールはほとんど改正されず、

ゴールエリアから、キーパーが直接シュートしても得点となるようなモノでした。


そんなこんなで迎えた2001年。

第1回の全国障害者スポーツ大会(いわゆる国体)が宮城県で開催。

当時の関係者がご努力された結果、

なんとなんと、オープン競技ながら車いすハンドボールが開催種目になりました。


この時、始めて「宮城フェニックス」と「京都ドリーマーズ」が相対しました。

その当時の模様は、このあたりをご参照♪


で、国体オープン採用に気をよくした連盟は、

「京都ルール」での「車いすハンドボールの全国大会化」をもくろみますが、

「京都ルール」を運営する京都障害者スポーツ振興会は、

連盟との連携を早々に拒否します。


「京都ルール」は、椅子バスが出来ない重度の障害者を念頭に運営しているわけで、

「ゴリゴリな競技化」を目指した連盟のスタンスと相容れるわけがないのです。


「京都ルール」の採用を諦めざるを得なかった連盟は、

「独自ルール」を制定し、なんとかかんとか「全国大会」を開催しました。

2004年のことです。


このルールは、いわゆる「旧全国ルール」といわれるモノで、

現在では、「大阪ルール」として認識されています。


なぜこれが「大阪ルール」となったか。

連盟内部の確執が原因と耳にしています。


当時、連盟内部で意見が分かれ、    ....このジジイが原因と推測しますが(^^;

現連盟執行部に憤慨した有志のみなさんが、

独自に立ち上げられたのが「大阪大会」です。

以来、「旧全国」は「大阪ルール」と呼称されるに至ります。


「京都」で嫌われ、「大阪」が分裂し、

にもかかわらず、車いすハンドボールの存在意義を無視して、

さらに競技性を高めたルールが、今で言う「全国ルール」となっています。


歴史をひもとくと、「老若男女健常身障を問わず楽しめる」という大義名分から、

大きく逸脱しているのはどこか?というのがよく解ると思います。


さて、話は元に戻りまして。

日本車椅子ハンドボール連盟が、いかに「ピー」なのかについて。


日本車椅子ハンドボール連盟の規約(定款)をご覧ください。


「規約(定款)」とは、団体の「憲法」みたいなものです。

それを無視した運営は、その団体の存在意義を自ら否定する事に等しいものです。


σ(^^;も、「口先だけ」の男だと、つくづく自嘲することがありますが、

それでも、言ったことの半分は何とかしようと足掻いています。


しかし、連盟は、自分たちで決めた「憲法」の9割方を実行しないままあぐらを掻いています。


まあ、条文を見てみて下さい。

個人的な注釈も入れておきます。


(地区)
第 2 条 本連盟は,北海道,東北,関東,北信越,東海,関西,中国,四国,九州地区
において行われる車椅子ハンドボール競技を統括する連盟である.
....そこまで言うなら、「車椅子ハンドボールの全て」を統括してみろよ!
    少なくとも、「京都」と「大阪」を包括した活動ぐらいはしてみやがれ!!

(目的)
第 3 条 本連盟は,日本における車椅子ハンドボール競技大会を統括し,代表する団体
として車椅子ハンドボール競技の普及および振興を目指し,もってこの競技の
健全な発展とスポーツ文化の育成に寄与することを目的とする。
....第2条同様、そこまで言うなら、それなりの普及と振興を図れよ!
    お前ら、全国大会を「青息吐息」で開催しているだけで、あとはなーんにもしてねーだろうが!!

(事業)
第 4 条 本連盟は,前条の目的を達成するため,次に掲げる事業を行う。
(1)車椅子ハンドボール競技の普及および指導。
                            ↑何にもしてないよな!
(2)車椅子ハンドボール競技の全国的な競技会の開催。
                               ↑年1回の「全国ルール」のみ開催!!
(3)車椅子ハンドボール競技の競技規則の制定。
                         車椅子ハンド「ポ」ール競技規則のことなwww
(4)車椅子ハンドボール競技に関する指導者および審判の要請並びにその資格の認定。
                              ↑「指導者」?そんなヤツがいるのなら連れてきてみろ!!!
                               審判の「要請」はしているようだけどなwww
(5)車椅子ハンドボール競技の用具等の公認および斡旋。
                               ↑ここまで来ると厚かましいにもほどがある。
                                「破廉恥」と言っても差し支えない!!!!
(6)その他の本連盟の目的を達成するために必要な事業
                                    ↑せいぜい、申し訳程度にホームページを作っているだけ。


まあ、ざっと書きましたが、

この第2条~第4条のうち、一部でも出来ているのは、

第4条第2号の「全国大会」と第3号の(誤字脱字満載で解釈が苦しい)競技規則、

第6号のホームページの作成ぐらいかね???

これだけでも、連盟は自らが決めたことすら、ほとんどしていないということがよく解ります。


でね?これは、今までのσ(^^;の主張。

でも、少し考え方を変えなきゃいけないなと思い至ったのが、今回。

その理由は、次回に♪


あ、そうそう。

連盟が「ピー」という証拠をもうひとつ。


毎年毎年、もう、見るのもイヤになった「準優勝」の賞状(^^;

















何の変哲もないように見えるでしょ?

ドリーマーズの名前のところをよくみてください。



















修正液で書き直してありまぁす♪






















もうね、あきれ果ててものも言えません(^^;

大昔のバラエティドラマのセリフを借りるなら、

「父ちゃん、情けなくて涙が出てくらぁ!!」

ってとこですな。

まったくもって、無礼失礼極まりない!!


本当に、連盟は「ピー」な団体です♪

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