今回のシリーズは、
「車いすハンドボールに携わる全ての人」
に読んで欲しいと思っています。
現状の車いすハンドボール界は、
「楽しーっっ!ウッキャー!!」
だけでは、どうにもならなくなってきていると思うんです。
ですので、今、
車いすハンドボールが楽しくて楽しくてしようがない人、
車いすハンドボールを愛して止まない人、
車いすハンドボールで将来、メシを食おうと考えている人、 ....イルノカ?(^^;
このシリーズを読んで、考えを深めてみて下さい。
では、始めましょう。
まずは、「車いすハンドボールの歴史」をおさらい。
車いすハンドボールは京都で生まれました。
いわゆる「京都ルール」ってヤツです。
平成2年に第1回の大会が開催されました。
「へぇ、生まれる前から車いすハンドボールってあったんだ?」
と言う人もいることでしょう。
年イチの、京都市での開催の他に、宮津市でも年2回の大会がありました。
その後、数年もしないうちに、車いすハンドボールは東北へ渡りました。
彼の地でも今の京都同様、大変な人気を博した競技になったようです。
もともと、「京都ルール」は、
椅子バスが出来ないような重度の障害者もターゲットにしていました。
で、大会を重ねるうちに、より「重度向け」のルール改正が成されていきました。
今の「京都ルール」で言えば、「ワンパス」の導入などがそうです。
目的は「速攻」を禁じ手にするためなどだそうです。シテマスケドネ(^^;
一方、東北に渡ったルールはほとんど改正されず、
ゴールエリアから、キーパーが直接シュートしても得点となるようなモノでした。
そんなこんなで迎えた2001年。
第1回の全国障害者スポーツ大会(いわゆる国体)が宮城県で開催。
当時の関係者がご努力された結果、
なんとなんと、オープン競技ながら車いすハンドボールが開催種目になりました。
この時、始めて「宮城フェニックス」と「京都ドリーマーズ」が相対しました。
その当時の模様は、このあたりをご参照♪
で、国体オープン採用に気をよくした連盟は、
「京都ルール」での「車いすハンドボールの全国大会化」をもくろみますが、
「京都ルール」を運営する京都障害者スポーツ振興会は、
連盟との連携を早々に拒否します。
「京都ルール」は、椅子バスが出来ない重度の障害者を念頭に運営しているわけで、
「ゴリゴリな競技化」を目指した連盟のスタンスと相容れるわけがないのです。
「京都ルール」の採用を諦めざるを得なかった連盟は、
「独自ルール」を制定し、なんとかかんとか「全国大会」を開催しました。
2004年のことです。
このルールは、いわゆる「旧全国ルール」といわれるモノで、
現在では、「大阪ルール」として認識されています。
なぜこれが「大阪ルール」となったか。
連盟内部の確執が原因と耳にしています。
当時、連盟内部で意見が分かれ、 ....このジジイが原因と推測しますが(^^;
現連盟執行部に憤慨した有志のみなさんが、
独自に立ち上げられたのが「大阪大会」です。
以来、「旧全国」は「大阪ルール」と呼称されるに至ります。
「京都」で嫌われ、「大阪」が分裂し、
にもかかわらず、車いすハンドボールの存在意義を無視して、
さらに競技性を高めたルールが、今で言う「全国ルール」となっています。
歴史をひもとくと、「老若男女健常身障を問わず楽しめる」という大義名分から、
大きく逸脱しているのはどこか?というのがよく解ると思います。
さて、話は元に戻りまして。
日本車椅子ハンドボール連盟が、いかに「ピー」なのかについて。
日本車椅子ハンドボール連盟の規約(定款)をご覧ください。
「規約(定款)」とは、団体の「憲法」みたいなものです。
それを無視した運営は、その団体の存在意義を自ら否定する事に等しいものです。
σ(^^;も、「口先だけ」の男だと、つくづく自嘲することがありますが、
それでも、言ったことの半分は何とかしようと足掻いています。
しかし、連盟は、自分たちで決めた「憲法」の9割方を実行しないままあぐらを掻いています。
まあ、条文を見てみて下さい。
個人的な注釈も入れておきます。
(地区)
第 2 条 本連盟は,北海道,東北,関東,北信越,東海,関西,中国,四国,九州地区
において行われる車椅子ハンドボール競技を統括する連盟である.
....そこまで言うなら、「車椅子ハンドボールの全て」を統括してみろよ!
少なくとも、「京都」と「大阪」を包括した活動ぐらいはしてみやがれ!!
(目的)
第 3 条 本連盟は,日本における車椅子ハンドボール競技大会を統括し,代表する団体
として車椅子ハンドボール競技の普及および振興を目指し,もってこの競技の
健全な発展とスポーツ文化の育成に寄与することを目的とする。
....第2条同様、そこまで言うなら、それなりの普及と振興を図れよ!
お前ら、全国大会を「青息吐息」で開催しているだけで、あとはなーんにもしてねーだろうが!!
(事業)
第 4 条 本連盟は,前条の目的を達成するため,次に掲げる事業を行う。
(1)車椅子ハンドボール競技の普及および指導。
↑何にもしてないよな!
(2)車椅子ハンドボール競技の全国的な競技会の開催。
↑年1回の「全国ルール」のみ開催!!
(3)車椅子ハンドボール競技の競技規則の制定。
↑車椅子ハンド「ポ」ール競技規則のことなwww
(4)車椅子ハンドボール競技に関する指導者および審判の要請並びにその資格の認定。
↑「指導者」?そんなヤツがいるのなら連れてきてみろ!!!
審判の「要請」はしているようだけどなwww
(5)車椅子ハンドボール競技の用具等の公認および斡旋。
↑ここまで来ると厚かましいにもほどがある。
「破廉恥」と言っても差し支えない!!!!
(6)その他の本連盟の目的を達成するために必要な事業
↑せいぜい、申し訳程度にホームページを作っているだけ。
まあ、ざっと書きましたが、
この第2条~第4条のうち、一部でも出来ているのは、
第4条第2号の「全国大会」と第3号の(誤字脱字満載で解釈が苦しい)競技規則、
第6号のホームページの作成ぐらいかね???
これだけでも、連盟は自らが決めたことすら、ほとんどしていないということがよく解ります。
でね?これは、今までのσ(^^;の主張。
でも、少し考え方を変えなきゃいけないなと思い至ったのが、今回。
その理由は、次回に♪
あ、そうそう。
連盟が「ピー」という証拠をもうひとつ。
毎年毎年、もう、見るのもイヤになった「準優勝」の賞状(^^;
何の変哲もないように見えるでしょ?
ドリーマーズの名前のところをよくみてください。
修正液で書き直してありまぁす♪
もうね、あきれ果ててものも言えません(^^;
大昔のバラエティドラマのセリフを借りるなら、
「父ちゃん、情けなくて涙が出てくらぁ!!」
ってとこですな。
まったくもって、無礼失礼極まりない!!
本当に、連盟は「ピー」な団体です♪
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