一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!
2013年1月13日日曜日
あっという間の4日間....
いよいよ、ワールドカップセストリエール大会も最終日を迎えました。
Slalom(SL:回転)2レース目が行われ....
リザルトを見てびっくり、バケモノが完全に復活したようなんです(^^
妻「ねぇ、そのバケモノって誰?」
鈴木猛史選手の事です(^^
チェアスキーを始めた頃は、
彼もσ(^^も、似たり寄ったりの実力だったのですが、
鈴木選手はめきめきと実力をつけ、
高校生の頃には世界の大舞台で表彰台の常連になっていくのです。
特にスラロームでは誰も使わなかった、
「逆手(ターン外側のアウトリガーでポールを倒していく)」
というテクニックを完成させ、
鼻歌でも歌いそうな軽快さでとんでもないタイムをたたき出していました。
あっという間に置いて行かれた、
彼の滑りを理解出来ないσ(^^は、
彼のことを「バケモノ高校生」と言っていた訳です。
妻「失礼な話だね」
でも、悪い意味ではなくて、
リスペクトしている訳ですからご容赦♪
こんな書きぶりですから結果はご想像出来るでしょうが、
リザルトのみからレースを時系列に楽しむというのが、
この「まるで見てきたような」シリーズです(^^
スタート前の朝の雰囲気から楽しんでいきますよ。
この日も....天候雪質気温、書いてねぇっ!
ピーカンなのか土砂降りなのか猛吹雪なのか極寒なのか、
勝手に想像しろということか???(^^;
まあ、わからないものは仕方がないので、
1本目の情報とスタート順の整理からしていきます♪
コースは昨日と同じ、
スタート標高2,210m、フィニッシュ標高2,030m、標高差180m。
ゲート(旗門)数は57、ターン数が55。
標高に対するターン数が30.6%。
昨日の2本目のような、ターンの少ないセットですね。
Course Setterはイタリアチームのコーチ。
こうやって毎回、コーチがどの国の人か見ているのですが、
どんなコーチなのか想像していくうちに、
一人ずつ話をしてみたいなという欲求が湧いてきますね。
どんな考え方なのか、どんなコーチングをしているのか、
コースセットにどんなこだわりがあるのか....
まあ、例えその機会があったとしても、言葉が通じませんが(^^;
さて、スタート順の確認です。
22名の女子のあとに男子。
ゼッケンは23番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが23番から36番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは37番から66番。
ジャパンチームは三澤拓選手が54番、小池岳太選手が60番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが67番から93番。
ジャパンチームは、鈴木猛選手が74番、森井大輝選手は76番、
狩野亮選手が84番、夏目堅司選手は93番。
....ありゃりゃ?夏目選手はまた最後尾になっちゃった(^^;
以上、18カ国71名の男子選手がエントリーしています。
実際のレースは、VIクラスからスタートしていきます。
簡単に、実際のVIクラスの滑りはどのようになっているのか、説明していきましょう。
VIの選手たちはGuide(ガイド)と呼ばれる先導者の案内で滑っていきます。
視覚障害クラスといわれるのですから、当然、VIの選手たちは全く目が見えないか、
ほとんど何も見えないかという状態で滑っています。
σ(^^たちで言えば、目隠ししてレースをするようなもんですなぁ。
目をつぶって、歩くことすらままならないのに、アルペンレースなんて(^^;
でも、彼らはやってのけるんですよ。ガイドだけを頼りに。
ガイドは、スピーカーから自分の声で、後にいる選手に指示を伝え、
その指示どおりに選手はターンを始め、ゲートをくぐっていきます。
レース中は、大会のアナウンスや応援などもその時だけなりを潜めます。
会場には、ガイドの指示とスキーが雪面を捉える音だけが響いていく....
σ(^^が障害者になってから、いろんな方とお逢いする機会がありましたが、
いい意味で、最もCrazyなのが、VIクラスの選手だと思います。
本当に心の底から、彼らのことを素晴らしいと感じています(^^
さて、1本目の結果といきましょうかね♪
Standingクラス
三澤拓選手13位
小池岳太選手21位
Sittingクラス
鈴木猛選手ラップ(トップタイム)!
森井大輝選手3位
狩野亮選手11位
夏目堅司選手20位。
鈴木選手、すげーよ....(^^
昨日から、「誰よりも速く」滑っているんですよ。
昨日の2本とこの1本で3本連続。
森井選手も3番手に付けていますから、2本目に期待ですな♪
でも、森井選手から約0.5秒までに3名の選手が食らいついてきてますから、
かなり激しいレースになることでしょう(^^
1本目が終わり、2本目のスタートは3時間後。
この間の選手たちはみんなそれぞれに時間を過ごします。
が、レーススタッフの方々は大忙し。
1本目のゲートを抜いて、
Course Setterの指示どおりのところに立てて、
雪面を整備して....
2本目のセッターはロシアのコーチ。
クマさんみたいなごつい人が難しい顔をしながらコースを作っていきます。
見てきたかのように言ってますが、どんな人か知りません(^^;
ゲートは、GSや高速系のFlag(旗)をつけるものは2本のポールで、SLは1本のみ。
これは、GSや高速系
これがSL
これらを左右ひと組でひとつのGate(旗門)を構成し、
そのGateの間を滑ら無ければならないのがアルペンの基本ルール。
旗が付けてあるゲートなら簡単なんですよ。
旗と旗の間を抜ければいいんですから。
でも、SLでは旗はありません。
目印のないポールとポールの間を抜けなければならないのです。
一応、赤、青、赤、青と交互に立ってはいますが、
慣れないとコースを探しながらレースをする羽目になります(^^;
SLではよくあるDisqualified(旗門不通過)という反則も、
コースを見失うことが原因で起こる場合もあります。
お、そうこうしている間に2本目のセットが完了したようです。
クマさんのセットは60ゲート58ターンで、標高差とは32.2%。
ターン数としては、ルールでは「標準」なんでしょうけども、
昨日の2本目、今日の1本目とちょいとゲートが少なめなコースでしたから、
なんだか2本目でいきなり多くなった気がします。
実際には、ターン弧がかなり小さく感じる選手たちもいるでしょうから、
そのあたりの「気持ちの調整」も必要でしょうね。
それをインスペクションでしっかりと行えるかが鍵となります。
あとですね、σ(^^の経験から言いますと、
2本目は、1本目より3つゲートが増えた訳ですが、
フィニッシュ直前は体力を相当消耗していますから、
たった3ゲートとは言え、相当辛い数だと思いますよ(^^;
さあ、2本目がスタートしていく訳ですが、
やっぱり、天候気温の情報がないというのは、面白くないですねぇ....
どんな雪面での勝負だったかさっぱりわからないのですから、想像力も働きません(^^;
なので、淡々と最終結果をお伝えすることにします♪
でも、淡々とした口調ではお伝え出来ないこの結果!
鈴木猛史選手連勝!
2本目は2番手タイムでしたが、1本目の大差をしっかりとキープしてフィニッシュ!
他の選手には手が付けられないバケモノのように見えていませんか?(^^
鈴木選手、おめでとうございました!(^^
Men's Slalom1
Standingクラス
4位 三澤拓選手
10位小池岳太選手
Sittingクラス
優勝鈴木猛選手
6位森井大輝選手
11位狩野亮選手
14位夏目堅司選手
エントリー71名中、DNFが28名、Disqualifiedが2名。
半分近くの選手が「いなくなった」という厳しすぎるレースでした。
そんな中、三澤選手は1本目13位から、
2本目に3番タイムを叩きだして一気にジャンプアップ!
そんな芸当、そうそう出来んやね(^^
三澤選手もリズムを掴んだという事かな?
そして、Point Standingsは....
Men's Slalom
Standingクラス
8位三澤拓選手50Pts.
13位小池岳太選手41Pts.
Sitting
1位鈴木猛選手200Pts.
6位森井大輝選手85Pts.
12位狩野亮選手40Pts.
鈴木選手、2位にクロアチアの選手がついてきていますが、
3位の選手とは105Pts.差。
もうすでにひとつ抜け出した感があります(^^
さて、もうひとつ、OverAll(オーバーオール:総合)も、いっとこ♪
Men's OverAll Standings
Stabdingクラス
12位小池岳太選手828Pts.
13位三澤拓選手77Pts.
Sittingクラス
1位鈴木猛選手242Pts.
5位森井大輝選手145Pts.
12位狩野亮選手100Pts.
25位夏目堅司選手12Pts.
(2013年1月14日修正)
Standingは三澤選手が一気に小池選手との差を詰めた!
Sittingでは鈴木選手が森井選手を一気に逆転!
これからも目が離せないチームジャパン!
次の会場、スイスサンモリッツではどんな戦いを繰り広げてくれるのか、乞うご期待!(^^
妻「スイスって、いつからなの?」
プログラムではですね....
2013 Suva Care IPC Alpine Skiing World Cup(St. Moritz, Switzerland)
現地時間13日、GSの1レース目から始まります。
てことはあれですか?
移動時間を考えたら休める時なんてほとんど無いじゃないですか(^^;
こりゃ大変だ....
ではまた次回、スイスはサンモリッツに行ったつもりになってお伝えします!(^^
2013年1月11日金曜日
おおっ!バケモノ復活!....
タイトルからいきなり失礼な書き方から入ってしまったかな?(^^;
ワールドカップセストリエールSlalom(SL:回転)1レース目、
嬉しい結果が入ってきました!
その結果は....もったいぶります♪
さあ、ご好評(?)の「山本新之介のワールドカップをまるで(以下略)」、始まりますよ!
2012/13シーズンのワールドカップが開幕して3日目。
この日のセストリエールも暖かかった....のか?(^^;
いつもならリザルトにあるはずの、天候雪質気温の情報、記載がないんです....
SLでは記載しないのか???
いや、他のリザルトには書いてあるのできっと、書き忘れかな?
σ(^^;の活動日誌でよくあった「測り忘れ」かな?
ソンナハズハナイナ....
さて、SL1本目、レース前情報です!
Course Setterはイギリスののコーチでした。
ちなみに、正確には「イギリス」という国はないんですってね。
詳しいことはよく知らないですが、
「イギリス」=「England」と解釈していてたらいけませんよ。
「England」は、「いわゆるイギリス」の正式国名である、
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」
を「構成する国」のひとつを指すようです。
イギリスの中にイギリス???
もう、訳わかんなくなるので華麗にスルーします(^^;
で、「Great Britain」を略して「GBR」と略記するんだとか。
ぼやっとしていると、「GBR(英)」と「GER(独)」を間違えそうです(^^;
閑話休題(ソレハサテオキ)。
SLのコース、スタート標高2,210m、
フィニッシュ標高2,030m、
標高差180m。
ゲート(旗門)数は60、ターン数が58。
標高に対するターン数が32.2%ですから、
標準的なゲート設定でしょうか。
毎回、ゲートの設定を「%」で表していますが、
ルールでは競技ごとにターンの数が制限されているのです。
SLでは、ターンの数は標高差の30%~35%(±3ゲート)と決められていますので、
180m×(0.30~0.35)で、
51ターンから66ターンでフィニッシュするように、コースセットしなければなりません。
1本目はターン数が58ですから「標準的」なコースだということ(^^
さあ、スタートハウス付近が賑やかになってきましたよ!
いよいよ競技開始が近づいているようです。
ここで、ジャパンメンバーのスタート順を確認しておきます。
基本、障害者アルペンは、女子のあとに男子がスタートします。
女子選手が22名のエントリーでしたから、男子はゼッケン23番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが23番から37番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは38番から68番。
ジャパンチームは三沢拓選手が55番、小池岳太選手が61番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが69番から96番。
ジャパンチームは、鈴木猛選手70番、森井大輝選手71番、
狩野亮選手86番、夏目堅司選手96番。
以上、18カ国74名の男子選手がエントリーしています。
それにしても夏目選手のスタート、一番最後だったんですねぇ(^^;
95人が滑ったあとのSLなんて、想像もしたくないですなぁ....
きっと、モーグルコースのような荒れ方になってたんじゃない?
そんなコースでのSLは、σ(^^;も何回か経験あるのですが、
アルペンと言うより「なんか違う別の競技」になってしまいます。
あえて言うなら....「ロデオ」です(^^;
で、最後尾でしょ?
後ろを振り返れば誰もいない。
スタートハウスはもう、「片付け」が始まっている。
非常に寂しく切なく心細く、目の前には「ロデオ」の会場....
中途半端なレーサーだったσ(^^;の経験談はともかく。
1本目の結果に参りましょう!
Standingクラス
19位 小池岳太選手
DNF 三沢拓選手
Sittingクラス
ラップ(トップタイム)鈴木猛選手!
6位 森井大輝選手
19番 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
鈴木選手、いきなりやりやがった!(^^
フィニッシュエリアでリーダーボードを見たみんなも、
同じことを思ったんじゃないでしょうかね♪
「やりやがったな、このやろー(笑)」って(^^
DNFだった三沢、夏目の両選手は残念でした。
とくにSittingクラスは28名中7名がDNFという1本目。
夏目選手、本当にお疲れ様でした(^^;
ところで、Sittingクラスでは、
1本目同タイムの選手が3人もいました。
12番時計59.66秒が3人。
面白いこともあるもんですなぁ(^^
さて、1本目は「荒れすぎる」ぐらいに雪が柔らかかったのでしょう、きっと。
2本目はゲートの数が少なくなりました。
57ゲート、55ターン。
標高差の30.6%ですから、
ルール上、最少に近いターンの数となりました。
ターンの数が少なくなるということは、
ひとつひとつのターン弧は小さくなります。
ということは、雪面の荒れ方も押さえられる、
ということをCourse setterは狙ったんじゃないでしょうか。
セッターは....我らがジャパンチームの切久保豊コーチです!(^^ヒューヒュー!
切久保さんのセットは何回か入ったことがあるのですが、
非常に滑りやすかった印象があります。
すいすいと滑ることが出来るととても気持ちがいいセットです。
苦手なSLが好きになりそう!なんて勘違いするほど(^^
逆に言えば、トラップなども少ないので、
ある意味で集中力の持続が求められるということでもあります。
だって、「ここ」と「ここ」と「ここ」は注意しようと意識して滑るのと、
最後までイケイケでいけるぜ!と調子に乗ってしまうのでは、
「丁寧に滑る」ということに違いが出てくるように思うのです。
まあ、σ(^^;みたいなレベルの選手が話すことではないですね。シツレイシマシタ
この2本目、切久保コーチのセットの目的は?
鈴木選手を勝たせるため!
ジャパンチームにジャンプアップさせるため!
そんな思惑があったのかもしれません(^^
絶対に口には出来ないそんな思惑に、
鈴木選手は、ジャパンチームは結果で応えられるか?
外国勢はどう出る!
σ(^^もそこに行きたかったぞ!
そして、様々な思いが交錯した2本目が終了!
The Winner is....鈴木猛史選手!
本当にやりやがったな、このやろーっ!(^^
Photo from:
IPC Alpine Skiing
by FB
鈴木選手のSLでの優勝は久しぶりのことではないかい?
文字でしか結果を見ていないσ(^^も、涙が出てくるぐらい嬉しいよ!
本当におめでとう!!!
では、最終順位のおさらいです。
Men's Slalom1
Standingクラス
16位 小池岳太選手
DNF 三沢拓選手
Sittingクラス
優勝 鈴木猛選手
5位 森井大輝選手
15位 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
みなさん、お疲れ様でした!(^^
そして、Point Standingsは....
Men's Slalom
Standingクラス
16位 小池岳太選手 15Pts.
Sittingクラス
1位 鈴木猛選手100Pts.
5位 森井大輝選手45Pts.
15位 狩野亮選手16Pts.
SLはまだ1レース目。これからも気を引き締めて!
それとですね、Point Standingsはもうひとつあるんです。
OverAll(オーバーオール:総合)といって、
全競技のポイントを合計したランキングも作られております。
昨期、森井大輝選手が獲得したタイトルがこれです。
Men's OverAll Standings
Stabdingクラス
14位 小池岳太選手 62Pts.
21位 三沢拓選手 32Pts.
Sittingクラス
2位 森井大輝選手 165Pts.
5位 鈴木猛選手 153Pts.
10位 狩野亮選手 96Pts.
25位 夏目堅司選手 12Pts.
ディフェンディングチャンプの森井選手は、トップと35Pts.差。
長いシーズンですから、この程度の差はほとんど無いようなものです。
SL優勝の鈴木猛選手もトップとは47Pts.
このまま、痺れる戦いを見せ続けておくれよ!
そして、手計算でランキングを出すのは大変なんだからね!(^^;
IPCさん?早くPoint standingsをアップしておくれよ!!!
さあ、明日、セストリエールは最終日。
SLの2レース目が同じコースで行われます。
鈴木選手の2連勝なるか?
ジャパンチームの反撃の狼煙は上がるのか?
その「一瞬」は見逃せない!
見逃せないというか、見られないんだけどね....(^^;
ワールドカップセストリエールSlalom(SL:回転)1レース目、
嬉しい結果が入ってきました!
その結果は....もったいぶります♪
さあ、ご好評(?)の「山本新之介のワールドカップをまるで(以下略)」、始まりますよ!
2012/13シーズンのワールドカップが開幕して3日目。
この日のセストリエールも暖かかった....のか?(^^;
いつもならリザルトにあるはずの、天候雪質気温の情報、記載がないんです....
SLでは記載しないのか???
いや、他のリザルトには書いてあるのできっと、書き忘れかな?
σ(^^;の活動日誌でよくあった「測り忘れ」かな?
ソンナハズハナイナ....
さて、SL1本目、レース前情報です!
Course Setterはイギリスののコーチでした。
ちなみに、正確には「イギリス」という国はないんですってね。
詳しいことはよく知らないですが、
「イギリス」=「England」と解釈していてたらいけませんよ。
「England」は、「いわゆるイギリス」の正式国名である、
「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」
を「構成する国」のひとつを指すようです。
イギリスの中にイギリス???
もう、訳わかんなくなるので華麗にスルーします(^^;
で、「Great Britain」を略して「GBR」と略記するんだとか。
ぼやっとしていると、「GBR(英)」と「GER(独)」を間違えそうです(^^;
閑話休題(ソレハサテオキ)。
SLのコース、スタート標高2,210m、
フィニッシュ標高2,030m、
標高差180m。
ゲート(旗門)数は60、ターン数が58。
標高に対するターン数が32.2%ですから、
標準的なゲート設定でしょうか。
毎回、ゲートの設定を「%」で表していますが、
ルールでは競技ごとにターンの数が制限されているのです。
SLでは、ターンの数は標高差の30%~35%(±3ゲート)と決められていますので、
180m×(0.30~0.35)で、
51ターンから66ターンでフィニッシュするように、コースセットしなければなりません。
1本目はターン数が58ですから「標準的」なコースだということ(^^
さあ、スタートハウス付近が賑やかになってきましたよ!
いよいよ競技開始が近づいているようです。
ここで、ジャパンメンバーのスタート順を確認しておきます。
基本、障害者アルペンは、女子のあとに男子がスタートします。
女子選手が22名のエントリーでしたから、男子はゼッケン23番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが23番から37番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは38番から68番。
ジャパンチームは三沢拓選手が55番、小池岳太選手が61番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが69番から96番。
ジャパンチームは、鈴木猛選手70番、森井大輝選手71番、
狩野亮選手86番、夏目堅司選手96番。
以上、18カ国74名の男子選手がエントリーしています。
それにしても夏目選手のスタート、一番最後だったんですねぇ(^^;
95人が滑ったあとのSLなんて、想像もしたくないですなぁ....
きっと、モーグルコースのような荒れ方になってたんじゃない?
そんなコースでのSLは、σ(^^;も何回か経験あるのですが、
アルペンと言うより「なんか違う別の競技」になってしまいます。
あえて言うなら....「ロデオ」です(^^;
で、最後尾でしょ?
後ろを振り返れば誰もいない。
スタートハウスはもう、「片付け」が始まっている。
非常に寂しく切なく心細く、目の前には「ロデオ」の会場....
中途半端なレーサーだったσ(^^;の経験談はともかく。
1本目の結果に参りましょう!
Standingクラス
19位 小池岳太選手
DNF 三沢拓選手
Sittingクラス
ラップ(トップタイム)鈴木猛選手!
6位 森井大輝選手
19番 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
鈴木選手、いきなりやりやがった!(^^
フィニッシュエリアでリーダーボードを見たみんなも、
同じことを思ったんじゃないでしょうかね♪
「やりやがったな、このやろー(笑)」って(^^
DNFだった三沢、夏目の両選手は残念でした。
とくにSittingクラスは28名中7名がDNFという1本目。
夏目選手、本当にお疲れ様でした(^^;
ところで、Sittingクラスでは、
1本目同タイムの選手が3人もいました。
12番時計59.66秒が3人。
面白いこともあるもんですなぁ(^^
さて、1本目は「荒れすぎる」ぐらいに雪が柔らかかったのでしょう、きっと。
2本目はゲートの数が少なくなりました。
57ゲート、55ターン。
標高差の30.6%ですから、
ルール上、最少に近いターンの数となりました。
ターンの数が少なくなるということは、
ひとつひとつのターン弧は小さくなります。
ということは、雪面の荒れ方も押さえられる、
ということをCourse setterは狙ったんじゃないでしょうか。
セッターは....我らがジャパンチームの切久保豊コーチです!(^^ヒューヒュー!
切久保さんのセットは何回か入ったことがあるのですが、
非常に滑りやすかった印象があります。
すいすいと滑ることが出来るととても気持ちがいいセットです。
苦手なSLが好きになりそう!なんて勘違いするほど(^^
逆に言えば、トラップなども少ないので、
ある意味で集中力の持続が求められるということでもあります。
だって、「ここ」と「ここ」と「ここ」は注意しようと意識して滑るのと、
最後までイケイケでいけるぜ!と調子に乗ってしまうのでは、
「丁寧に滑る」ということに違いが出てくるように思うのです。
まあ、σ(^^;みたいなレベルの選手が話すことではないですね。シツレイシマシタ
この2本目、切久保コーチのセットの目的は?
鈴木選手を勝たせるため!
ジャパンチームにジャンプアップさせるため!
そんな思惑があったのかもしれません(^^
絶対に口には出来ないそんな思惑に、
鈴木選手は、ジャパンチームは結果で応えられるか?
外国勢はどう出る!
σ(^^もそこに行きたかったぞ!
そして、様々な思いが交錯した2本目が終了!
The Winner is....鈴木猛史選手!
本当にやりやがったな、このやろーっ!(^^
Photo from:
IPC Alpine Skiing
by FB
鈴木選手のSLでの優勝は久しぶりのことではないかい?
文字でしか結果を見ていないσ(^^も、涙が出てくるぐらい嬉しいよ!
本当におめでとう!!!
では、最終順位のおさらいです。
Men's Slalom1
Standingクラス
16位 小池岳太選手
DNF 三沢拓選手
Sittingクラス
優勝 鈴木猛選手
5位 森井大輝選手
15位 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
みなさん、お疲れ様でした!(^^
そして、Point Standingsは....
Men's Slalom
Standingクラス
16位 小池岳太選手 15Pts.
Sittingクラス
1位 鈴木猛選手100Pts.
5位 森井大輝選手45Pts.
15位 狩野亮選手16Pts.
SLはまだ1レース目。これからも気を引き締めて!
それとですね、Point Standingsはもうひとつあるんです。
OverAll(オーバーオール:総合)といって、
全競技のポイントを合計したランキングも作られております。
昨期、森井大輝選手が獲得したタイトルがこれです。
Men's OverAll Standings
Stabdingクラス
14位 小池岳太選手 62Pts.
21位 三沢拓選手 32Pts.
Sittingクラス
2位 森井大輝選手 165Pts.
5位 鈴木猛選手 153Pts.
10位 狩野亮選手 96Pts.
25位 夏目堅司選手 12Pts.
ディフェンディングチャンプの森井選手は、トップと35Pts.差。
長いシーズンですから、この程度の差はほとんど無いようなものです。
SL優勝の鈴木猛選手もトップとは47Pts.
このまま、痺れる戦いを見せ続けておくれよ!
そして、手計算でランキングを出すのは大変なんだからね!(^^;
IPCさん?早くPoint standingsをアップしておくれよ!!!
さあ、明日、セストリエールは最終日。
SLの2レース目が同じコースで行われます。
鈴木選手の2連勝なるか?
ジャパンチームの反撃の狼煙は上がるのか?
その「一瞬」は見逃せない!
見逃せないというか、見られないんだけどね....(^^;
ワールドカップセストリエールGS2レース目....
このレースが始まってからというもの、
気分はジャパンチームと帯同してますよ(^^
現地時間9日、昨日と同じコースで、
Giant Slalom(GS:大回転)の2レース目が開催されました。
また、リザルトだけを頼りに、書き綴っていきますね♪
妻「ねえ、なにやら楽しそうな事をしてるのね」
ええ、リザルト以外の情報が全くない中で、
どこまでレースを楽しめるか試しています(^^
名付けて、「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」!です。
よかったら、ご一緒にいかが?
妻「あまり、変なことをしゃべらさないでね」
まあ、仲良く見ていきましょうよ(^^;
では、始めていきましょうかね....
しかし、この日も暖かかったようですね。
昨日よりは、ほんの少し気温が下がっていますけど、
使い捨てカイロ貼ってたら汗だくになりそうな暑さだったことでしょう(^^;
雪が柔らかいから雪面硬化剤を入れているでしょうけども、
溶けてくる雪面と堅いままの雪面が「まだら」になってくるでしょうから、
コース場はウォッシュボードのように波打つでしょう。
さて、エントリーは、1レース目と同じ17カ国76名の選手たちです。
まずは、ジャパンチームのスタート順を確認しておきましょう。
1本目はゼッケン順にスタートします。
女子選手21名のあとに男子がスタート。
Visually impaired(VI:視覚障害)クラスがゼッケン22番から37番、
ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスが38番から67番、
ジャパンチームからは小池岳太選手が51番、三沢拓選手が61番。
Sitting(チェアスキー)クラスは68番から97番。
ジャパンからは、鈴木猛選手69番、森井大輝選手が70番、
狩野亮選手が88番、夏目堅司選手は89番のスタートとなっています。
妻「また、Sittingの日本選手は並んだ順番になったのね」
賑やかなスタートハウスだった思いますよ(^^
「たけちゃん?ぶっちぎっちゃうんじゃねーの?」と森井選手が冷やかせば、
「大輝さぁん、やばいっすよ?どきどきっすよ(笑)」なんて会話があったりして(^^
妻「....ほんとに見てきたように言うのね」
いつでも、いい雰囲気のメンバーの顔が目に浮かびます♪
さて、1本目のCourse Setterはドイツチームのコーチですね。
旗門数は47、ターンが43ですから、標高差に対して13%の設定。
まずまず標準的なコースなのかな?
....さあ、1本目が終わりました(^^;
妻「レース中の様子がわからないのはもどかしいわね」
1本目のジャパンチームの順位はこの通り。
Standing
13位 小池岳太選手
15位 三沢拓選手
Sitting
7位 狩野亮選手
11位 鈴木猛選手
23位 夏目堅司選手
妻「それぞれのタイムのあとの( )内の数字がその時の順位ってことね。
ねぇ、森井選手の順位が出てこないのはなぜ?」
それはですね、彼は2本目でDid not finish(DNF)だったからです(^^;
2本目でDNFだったら、1本目のタイムはリザルトに出てこないもので....
でも、きっと、いいタイムで下りてきていたのではないかと思われます。
いろいろと想像できますよ。
1本目トップタイム(ラップ)の選手がリザルトに名前がありませんから、
もしかしたら、多分、きっと、1本目のラップは森井選手だったかも(^^
そうだとすると、
2番手とのタイム差はなかったはずですから、
そんなに余裕はなかったでしょうね。
他に、リザルトに出てこなかった1本目の順位は、
5位、10位、19位、21位、24位でした。
森井選手がラップでなかった場合、
2本目は「勝ち」にいく滑りをしたかもしれません(^^
いずれにしても、マテリアル(スキーやチェアスキー)のトラブルでもない限り、
実力の90%で滑ればDNFなんてほぼあり得ない選手ですから、
かなりマジ、ガチの「攻め」で滑った結果のDNFだったことは間違いないでしょう♪
何はともあれ、2本目を見ていきましょう。
セッターはアメリカのコーチ。
ターン数が2つ増え、標高差に対して13.6%と、
少しだけ「忙しい」コースになりました。
妻「『忙しい』というのは、どこからわかるの?」
2本目のタイムの方が、全体的に遅くなっているでしょ?
これはターンが小さくなって、スピードが出なくなったということなんです。
その上、ターンが小さくなれば、雪面の荒れ方もひどくなる。
2本目に順位を上げた選手は、
そういった状況でのスキー操作がうまくいったということでしょうね。
さて、最終のリザルトを見てみましょう。
Men's Giant slalom2
Standing
12位 小池岳太選手
13位 三沢拓選手
Sitting
6位 狩野亮選手
9位 鈴木猛選手
19位 夏目堅司選手
2本目の、DNF選手の多さをみると、
やっぱり雪面が「荒れまくった」ということがわかります。
みんな、相当苦労したでしょう。
しかし、Standingクラスのレベルの高さはすごいですね。
VIクラスにしてもSittingクラスにしても、
各クラスの優勝タイムが、Standingクラスの6~8位ぐらいですから、
小池、三沢の両選手はたまったものではありません。
厳しいクラスですよ(^^;
Sittingクラスは、森井選手のDNFが残念でした。
怪我なんかしてなきゃいいけどねぇ....
あと、狩野亮選手は、タイム差だけでいえば、Podiumまでもう少し。
復調も間もなくなのかなと考えると、これからが面白い(^^
妻「鈴木選手や夏目選手は?」
んー....「悩める獅子」というところなのかな?
ふたりとも、ものすごい実力の持ち主ですから、
リズムさえつかめればトントンと上がってくるとは思うのですが....
妻「ポイントランキングはどうなったの?」
IPCのHPでアップされるはずなんですが、まだ出てきませんねぇ。
まあ、2レースの合計をするだけですので、手計算しましょう。
Standingクラス
13位 小池岳太選手 36Pts.
18位 三沢拓選手 32Pts.
Sittingクラス
7位 森井大輝選手 60Pts
同 狩野亮選手 60Pts.
14位 鈴木猛選手 41Pts
.25位 夏目堅司選手 12Pts
Standingクラス、Sittingクラスともに、
ポイントリーダーは1歩抜け出したという感じかな?
GSはあと2会場、4レースが予定されています。
まだまだ、みんなにタイトル獲得の可能性はありますので、
精一杯応援したいと思います(^^
明日からは、Slalom(SL:回転)が2レース予定されています。
気温が下がってくれると面白いレースになると思うんですけどね(^^
ではまた明日、今日と同じくセストリエールでお会いしましょう!
気分はジャパンチームと帯同してますよ(^^
現地時間9日、昨日と同じコースで、
Giant Slalom(GS:大回転)の2レース目が開催されました。
また、リザルトだけを頼りに、書き綴っていきますね♪
妻「ねえ、なにやら楽しそうな事をしてるのね」
ええ、リザルト以外の情報が全くない中で、
どこまでレースを楽しめるか試しています(^^
名付けて、「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」!です。
よかったら、ご一緒にいかが?
妻「あまり、変なことをしゃべらさないでね」
まあ、仲良く見ていきましょうよ(^^;
では、始めていきましょうかね....
しかし、この日も暖かかったようですね。
昨日よりは、ほんの少し気温が下がっていますけど、
使い捨てカイロ貼ってたら汗だくになりそうな暑さだったことでしょう(^^;
雪が柔らかいから雪面硬化剤を入れているでしょうけども、
溶けてくる雪面と堅いままの雪面が「まだら」になってくるでしょうから、
コース場はウォッシュボードのように波打つでしょう。
さて、エントリーは、1レース目と同じ17カ国76名の選手たちです。
まずは、ジャパンチームのスタート順を確認しておきましょう。
1本目はゼッケン順にスタートします。
女子選手21名のあとに男子がスタート。
Visually impaired(VI:視覚障害)クラスがゼッケン22番から37番、
ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスが38番から67番、
ジャパンチームからは小池岳太選手が51番、三沢拓選手が61番。
Sitting(チェアスキー)クラスは68番から97番。
ジャパンからは、鈴木猛選手69番、森井大輝選手が70番、
狩野亮選手が88番、夏目堅司選手は89番のスタートとなっています。
妻「また、Sittingの日本選手は並んだ順番になったのね」
賑やかなスタートハウスだった思いますよ(^^
「たけちゃん?ぶっちぎっちゃうんじゃねーの?」と森井選手が冷やかせば、
「大輝さぁん、やばいっすよ?どきどきっすよ(笑)」なんて会話があったりして(^^
妻「....ほんとに見てきたように言うのね」
いつでも、いい雰囲気のメンバーの顔が目に浮かびます♪
さて、1本目のCourse Setterはドイツチームのコーチですね。
旗門数は47、ターンが43ですから、標高差に対して13%の設定。
まずまず標準的なコースなのかな?
....さあ、1本目が終わりました(^^;
妻「レース中の様子がわからないのはもどかしいわね」
1本目のジャパンチームの順位はこの通り。
Standing
13位 小池岳太選手
15位 三沢拓選手
Sitting
7位 狩野亮選手
11位 鈴木猛選手
23位 夏目堅司選手
妻「それぞれのタイムのあとの( )内の数字がその時の順位ってことね。
ねぇ、森井選手の順位が出てこないのはなぜ?」
それはですね、彼は2本目でDid not finish(DNF)だったからです(^^;
2本目でDNFだったら、1本目のタイムはリザルトに出てこないもので....
でも、きっと、いいタイムで下りてきていたのではないかと思われます。
いろいろと想像できますよ。
1本目トップタイム(ラップ)の選手がリザルトに名前がありませんから、
もしかしたら、多分、きっと、1本目のラップは森井選手だったかも(^^
そうだとすると、
2番手とのタイム差はなかったはずですから、
そんなに余裕はなかったでしょうね。
他に、リザルトに出てこなかった1本目の順位は、
5位、10位、19位、21位、24位でした。
森井選手がラップでなかった場合、
2本目は「勝ち」にいく滑りをしたかもしれません(^^
いずれにしても、マテリアル(スキーやチェアスキー)のトラブルでもない限り、
実力の90%で滑ればDNFなんてほぼあり得ない選手ですから、
かなりマジ、ガチの「攻め」で滑った結果のDNFだったことは間違いないでしょう♪
何はともあれ、2本目を見ていきましょう。
セッターはアメリカのコーチ。
ターン数が2つ増え、標高差に対して13.6%と、
少しだけ「忙しい」コースになりました。
妻「『忙しい』というのは、どこからわかるの?」
2本目のタイムの方が、全体的に遅くなっているでしょ?
これはターンが小さくなって、スピードが出なくなったということなんです。
その上、ターンが小さくなれば、雪面の荒れ方もひどくなる。
2本目に順位を上げた選手は、
そういった状況でのスキー操作がうまくいったということでしょうね。
さて、最終のリザルトを見てみましょう。
Men's Giant slalom2
Standing
12位 小池岳太選手
13位 三沢拓選手
Sitting
6位 狩野亮選手
9位 鈴木猛選手
19位 夏目堅司選手
2本目の、DNF選手の多さをみると、
やっぱり雪面が「荒れまくった」ということがわかります。
みんな、相当苦労したでしょう。
しかし、Standingクラスのレベルの高さはすごいですね。
VIクラスにしてもSittingクラスにしても、
各クラスの優勝タイムが、Standingクラスの6~8位ぐらいですから、
小池、三沢の両選手はたまったものではありません。
厳しいクラスですよ(^^;
Sittingクラスは、森井選手のDNFが残念でした。
怪我なんかしてなきゃいいけどねぇ....
あと、狩野亮選手は、タイム差だけでいえば、Podiumまでもう少し。
復調も間もなくなのかなと考えると、これからが面白い(^^
妻「鈴木選手や夏目選手は?」
んー....「悩める獅子」というところなのかな?
ふたりとも、ものすごい実力の持ち主ですから、
リズムさえつかめればトントンと上がってくるとは思うのですが....
妻「ポイントランキングはどうなったの?」
IPCのHPでアップされるはずなんですが、まだ出てきませんねぇ。
まあ、2レースの合計をするだけですので、手計算しましょう。
Standingクラス
13位 小池岳太選手 36Pts.
18位 三沢拓選手 32Pts.
Sittingクラス
7位 森井大輝選手 60Pts
同 狩野亮選手 60Pts.
14位 鈴木猛選手 41Pts
.25位 夏目堅司選手 12Pts
Standingクラス、Sittingクラスともに、
ポイントリーダーは1歩抜け出したという感じかな?
GSはあと2会場、4レースが予定されています。
まだまだ、みんなにタイトル獲得の可能性はありますので、
精一杯応援したいと思います(^^
明日からは、Slalom(SL:回転)が2レース予定されています。
気温が下がってくれると面白いレースになると思うんですけどね(^^
ではまた明日、今日と同じくセストリエールでお会いしましょう!
2013年1月10日木曜日
ワールドカップ開幕!....
さあ、いよいよ始まりました。
IPC ALPINE SKIING World CUP!(^^
現地時間1月8日、Italy Sestriereの第1戦!
現地からの情報は、IPCのリザルトのみ!(^^;
でも、楽しんで拝見しています♪
では、始めましょう!
「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」!
いきなりですがお断りです(^^;
これから書き綴ることの、正確な情報はリザルトのみです。
それ以外のことは、「脳内麻薬」に侵された想像 or 幻覚です。
このことをご了承頂けない方は、絶対に見ないで下さい(^^
ここイタリア、セストリエールは大変暖かかったんですよ。
気温はスタート地点では+2℃、フィニッシュ地点なんか+5℃でしたから、
スキーウェアなんて脱ぎ捨てたくなるぐらい暖かかったでしょうね。
天候は晴れですから、雪質はCompact(締まった雪)とは言え、
すぐに雪面は荒れてくるでしょうね。
そんな中、行われたワールドカップ第1戦セストリエール。
Giant Slalom(GS:大回転)の1レース目。
17カ国から76名の選手がエントリーしました。
↓多分、無かったと思う
1本目、カメラ前走がスタートしているようです。
GSは、スタート標高2,360m、フィニッシュ標高2,030m、
標高差330mのコースで争われます。
1本目の旗門数は46、Turning Gatesが43となっていますから、
2ゲート1ターンという、いわゆるスルーゲートが3つあるということを意味します。
Course Setterはイタリアのコーチということですから、
イタリアの選手たちは、いきなり優位に立っているといえるでしょう(^^
おっと、カメラ前走が終わりました。
映像を見る限り、やっぱりすぐに荒れてきそうな雪に思えますね。
↑そんなの見られない
ワールドカップのGSでは、
標高の11%~15%の割合でターンをさせるようにコース設定がされます。
43ターンでは標高差の13%ですから、まず、「標準的」なコースと言えるでしょう。
さあ、間もなく男子GS1本目が始まりますが、
その前に、日本人選手のスタート順を確認しておきましょう。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスは、
ゼッケン22から37の16選手、ジャパンの選手はいません。
Standing(立位)クラスはゼッケン38から67の30選手。
ジャパンチームは、ゼッケン47番小池岳太選手、
ゼッケン61番三沢拓選手が出場します。
そしてSitting(チェアスキー)クラスはゼッケン68から97の30選手。
日本人選手は4名です。
ゼッケン79番鈴木猛史選手、
ゼッケン81番森井大輝選手、
ゼッケン88番狩野亮選手、
ゼッケン89番夏目堅司選手。
Sittingクラスは、それぞれ近いところにチームメイトがいますから、
非常にリラックスして、今期の1本目のスタートを切れるでしょうね。
さあ、レースは進み、1本目が終了しました!
エッ?モウオワッタノ?(^^;
Standingクラス、小池岳太選手15位、
三沢拓選手20位、
Sittingクラス、森井大輝選手4位、
狩野亮選手14位、
鈴木猛史選手20位、
夏目堅司選手24位でした。
1本目のリザルトを見て気がついたことなんですけど....
Standingクラスの厳しさは、年々激しくなっていますね。
小池、三沢の両選手が沈んでしまったと言うこともさりながら、
3クラスのトップタイムが、Standingの選手なんですよ。
かつては、係数の関係でVIクラスが速かったんですけどねぇ。
さて、2本目のスタート順が発表されました。
2本目は、「リバース15」と言って、各クラスのトップ15の順番を全く逆にします。
つまり、15番目の選手がクラスの1番最初にスタートできるわけです。
この意味は、最も勝負が面白くなるだろう上位の順番を入れ替えることで、
タイムの悪い選手に、雪面が荒れないうちにスタートしてもらうという事です。
その幸運な1番目スタートはStandingクラス、1本目15位の小池岳太選手!
ですが....同タイムの15番にカナダの選手がいました!
この場合はどうなるんだっけ???(^^;
同タイムの場合、後から滑ったカナダ選手が上に行くのは確かなんですが、
カナダの選手が2番スタート、小池選手が1番目になるんだったろうか....????
それとも、16位扱いになった小池選手は、16番スタートになったのか....????
ちなみに16番スタート以降は、そのままの順位でスタートしていきます。
2番スタートと16番スタートは、天と地の差があるぞ!
そして、ちょっとそのあたりσ(^^;の知識はあやふやだぞ!
確実にいい順位だったのはSittingクラスの狩野亮選手、クラス2番目のスタートとなりました。
でも、本人の気持ちとしては、スタート順が悪くなっても、
もっと上の順位で1本目を終えたかったろうな(^^;
逆に、スタート順が悪くなったのは、Sittingクラスの森井大輝選手。
1本目4位だった彼は、12番目でスタートすることになります。
そして、続く選手は....
Standingクラス、三沢拓選手はクラス20番スタート。
Sittingクラス、鈴木猛史選手は20番目。
夏目堅司選手は24番目となりました。
2本目、カメラ前走が行われていますので、
その映像からコース状況を少し見ていきましょう。
旗門数は44本、ターンが42ですから、
1本目よりスピードが出るセットという事になるでしょうか。
2本目のセッターはカナダのコーチ。
カナダ勢にとっては、ジャンプアップのチャンスとなります。
なぜ、チームコーチがCourse Setterだと有利かと言いますと、
コースセットの際には、そのセッターの癖や戦略が現れるからです。
いつも練習しているコーチのセットには慣れているでしょうし、
コース上に仕掛けたトラップにも気がつきやすいということです。
あ、トラップというのは、気がつかずに突っ込んだら、
廻れきれなくなる組み合わせのゲートセットのことを指します。
その恩恵はあるのかカナダ勢?
そのトラップを見抜いて跳ね返すのか外国勢?
いよいよ2本目スタート!!!
はい!2本目が終わりました!
マタカヨ....(^^;
まずは、最終リザルトを紹介します!
Men's Giant Slalom1
Standing
第17位 小池岳太選手
第19位 三沢拓選手
Sitting
第3位 森井大輝選手
第13位 狩野亮選手
第18位 鈴木猛史選手
第22位 夏目堅司選手
暖かすぎの雪面柔すぎ(多分)の厳しい状況の中、
森井大輝選手は、堂々のPodium!
おめでとうございました!(^^
しかも、森井大輝選手は2本目はラップタイム(クラストップタイム)!
スタート順は良くなかったのに、いきなりやってくれました♪
でも、本人は1本目の事を何か言いたそうだなぁ....(^^;
2本目で特筆すべきは、ジャパンチームはほとんど順位を上げていることです。
森井選手だけでなく、鈴木選手も一気に9番手タイム!
小池岳太選手だけ、残念ながらランクダウン。
やっぱり、スタート順に祟られたんでしょうねぇ....(^^;
ところでワールドカップでは、
レースポイントとは別にワールドカップポイントというのも付きます。
転戦する全てのレースで順位に応じてポイントを加算していき、
その合計で、種目別と、全てのレースでの総合優勝を決めるのです。
まさにコンチネンタルサーカス!(^^
このタイトルの行方も注目です♪
現在、GSのポイントランキングは....
Standing
第17位 小池岳太選手 14Pts.
第19位 三沢拓選手 12Pts.
Sitting
第3位 森井大輝選手 60Pts.
第13位 狩野亮選手 20Pts.
第18位 鈴木猛史選手 13Pts.
夏目堅司選手 ポイント獲得無し
現在のランキングは第1戦の順位と一緒ですが、
レースを追うごとに面白くなっていくはずです(^^
他にも、リザルトから読み取れる事っていろいろあるんですよ♪
例えば、Course Setterが自国のコーチの場合の有利不利について書きましたが、
今回、イタリア勢の1本目、あまりセッターの恩恵を受けていないようですねぇ(^^;
もっとも順位の良かったのが、VIクラスの6位。
2本目のカナダ勢も、そんなにそんなに(^^;
まあ、カナダ勢は2本とも同じような順位で滑ってますから、
それなりに安定している選手たちなんでしょうか。
面白いのは、2本目のカナダコーチのセッティングで、
1本目セットのコーチ、イタリアチームの3選手がDNFだったという事(^^
多分、偶然なんでしようけども、面白いものですねぇ....
あ、あとですね....
残念ながら、ジャパンチームに女子選手は参戦していません。
以上、リザルトのみから読み解く、「見てきたかのような」解説でした(^^
障害者アルペンスキーファンのみなさん!
だった4枚の紙から、ここまで「想像」することが出来るんですよ♪
ぜひ、時間のあるときに試してみて下さい!
では、明日のレースでまた会いましょう!(^^
....と、こんな風にJ-Sportsあたりで中継してくんないかな♪
IPC ALPINE SKIING World CUP!(^^
現地時間1月8日、Italy Sestriereの第1戦!
現地からの情報は、IPCのリザルトのみ!(^^;
でも、楽しんで拝見しています♪
では、始めましょう!
「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」!
いきなりですがお断りです(^^;
これから書き綴ることの、正確な情報はリザルトのみです。
それ以外のことは、「脳内麻薬」に侵された想像 or 幻覚です。
このことをご了承頂けない方は、絶対に見ないで下さい(^^
ここイタリア、セストリエールは大変暖かかったんですよ。
気温はスタート地点では+2℃、フィニッシュ地点なんか+5℃でしたから、
スキーウェアなんて脱ぎ捨てたくなるぐらい暖かかったでしょうね。
天候は晴れですから、雪質はCompact(締まった雪)とは言え、
すぐに雪面は荒れてくるでしょうね。
そんな中、行われたワールドカップ第1戦セストリエール。
Giant Slalom(GS:大回転)の1レース目。
17カ国から76名の選手がエントリーしました。
↓多分、無かったと思う
1本目、カメラ前走がスタートしているようです。
GSは、スタート標高2,360m、フィニッシュ標高2,030m、
標高差330mのコースで争われます。
1本目の旗門数は46、Turning Gatesが43となっていますから、
2ゲート1ターンという、いわゆるスルーゲートが3つあるということを意味します。
Course Setterはイタリアのコーチということですから、
イタリアの選手たちは、いきなり優位に立っているといえるでしょう(^^
おっと、カメラ前走が終わりました。
映像を見る限り、やっぱりすぐに荒れてきそうな雪に思えますね。
↑そんなの見られない
ワールドカップのGSでは、
標高の11%~15%の割合でターンをさせるようにコース設定がされます。
43ターンでは標高差の13%ですから、まず、「標準的」なコースと言えるでしょう。
さあ、間もなく男子GS1本目が始まりますが、
その前に、日本人選手のスタート順を確認しておきましょう。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスは、
ゼッケン22から37の16選手、ジャパンの選手はいません。
Standing(立位)クラスはゼッケン38から67の30選手。
ジャパンチームは、ゼッケン47番小池岳太選手、
ゼッケン61番三沢拓選手が出場します。
そしてSitting(チェアスキー)クラスはゼッケン68から97の30選手。
日本人選手は4名です。
ゼッケン79番鈴木猛史選手、
ゼッケン81番森井大輝選手、
ゼッケン88番狩野亮選手、
ゼッケン89番夏目堅司選手。
Sittingクラスは、それぞれ近いところにチームメイトがいますから、
非常にリラックスして、今期の1本目のスタートを切れるでしょうね。
さあ、レースは進み、1本目が終了しました!
エッ?モウオワッタノ?(^^;
Standingクラス、小池岳太選手15位、
三沢拓選手20位、
Sittingクラス、森井大輝選手4位、
狩野亮選手14位、
鈴木猛史選手20位、
夏目堅司選手24位でした。
1本目のリザルトを見て気がついたことなんですけど....
Standingクラスの厳しさは、年々激しくなっていますね。
小池、三沢の両選手が沈んでしまったと言うこともさりながら、
3クラスのトップタイムが、Standingの選手なんですよ。
かつては、係数の関係でVIクラスが速かったんですけどねぇ。
さて、2本目のスタート順が発表されました。
2本目は、「リバース15」と言って、各クラスのトップ15の順番を全く逆にします。
つまり、15番目の選手がクラスの1番最初にスタートできるわけです。
この意味は、最も勝負が面白くなるだろう上位の順番を入れ替えることで、
タイムの悪い選手に、雪面が荒れないうちにスタートしてもらうという事です。
その幸運な1番目スタートはStandingクラス、1本目15位の小池岳太選手!
ですが....同タイムの15番にカナダの選手がいました!
この場合はどうなるんだっけ???(^^;
同タイムの場合、後から滑ったカナダ選手が上に行くのは確かなんですが、
カナダの選手が2番スタート、小池選手が1番目になるんだったろうか....????
それとも、16位扱いになった小池選手は、16番スタートになったのか....????
ちなみに16番スタート以降は、そのままの順位でスタートしていきます。
2番スタートと16番スタートは、天と地の差があるぞ!
そして、ちょっとそのあたりσ(^^;の知識はあやふやだぞ!
確実にいい順位だったのはSittingクラスの狩野亮選手、クラス2番目のスタートとなりました。
でも、本人の気持ちとしては、スタート順が悪くなっても、
もっと上の順位で1本目を終えたかったろうな(^^;
逆に、スタート順が悪くなったのは、Sittingクラスの森井大輝選手。
1本目4位だった彼は、12番目でスタートすることになります。
そして、続く選手は....
Standingクラス、三沢拓選手はクラス20番スタート。
Sittingクラス、鈴木猛史選手は20番目。
夏目堅司選手は24番目となりました。
2本目、カメラ前走が行われていますので、
その映像からコース状況を少し見ていきましょう。
旗門数は44本、ターンが42ですから、
1本目よりスピードが出るセットという事になるでしょうか。
2本目のセッターはカナダのコーチ。
カナダ勢にとっては、ジャンプアップのチャンスとなります。
なぜ、チームコーチがCourse Setterだと有利かと言いますと、
コースセットの際には、そのセッターの癖や戦略が現れるからです。
いつも練習しているコーチのセットには慣れているでしょうし、
コース上に仕掛けたトラップにも気がつきやすいということです。
あ、トラップというのは、気がつかずに突っ込んだら、
廻れきれなくなる組み合わせのゲートセットのことを指します。
その恩恵はあるのかカナダ勢?
そのトラップを見抜いて跳ね返すのか外国勢?
いよいよ2本目スタート!!!
はい!2本目が終わりました!
マタカヨ....(^^;
まずは、最終リザルトを紹介します!
Men's Giant Slalom1
Standing
第17位 小池岳太選手
第19位 三沢拓選手
Sitting
第3位 森井大輝選手
第13位 狩野亮選手
第18位 鈴木猛史選手
第22位 夏目堅司選手
暖かすぎの雪面柔すぎ(多分)の厳しい状況の中、
森井大輝選手は、堂々のPodium!
おめでとうございました!(^^
しかも、森井大輝選手は2本目はラップタイム(クラストップタイム)!
スタート順は良くなかったのに、いきなりやってくれました♪
でも、本人は1本目の事を何か言いたそうだなぁ....(^^;
2本目で特筆すべきは、ジャパンチームはほとんど順位を上げていることです。
森井選手だけでなく、鈴木選手も一気に9番手タイム!
小池岳太選手だけ、残念ながらランクダウン。
やっぱり、スタート順に祟られたんでしょうねぇ....(^^;
ところでワールドカップでは、
レースポイントとは別にワールドカップポイントというのも付きます。
転戦する全てのレースで順位に応じてポイントを加算していき、
その合計で、種目別と、全てのレースでの総合優勝を決めるのです。
まさにコンチネンタルサーカス!(^^
このタイトルの行方も注目です♪
現在、GSのポイントランキングは....
Standing
第17位 小池岳太選手 14Pts.
第19位 三沢拓選手 12Pts.
Sitting
第3位 森井大輝選手 60Pts.
第13位 狩野亮選手 20Pts.
第18位 鈴木猛史選手 13Pts.
夏目堅司選手 ポイント獲得無し
現在のランキングは第1戦の順位と一緒ですが、
レースを追うごとに面白くなっていくはずです(^^
他にも、リザルトから読み取れる事っていろいろあるんですよ♪
例えば、Course Setterが自国のコーチの場合の有利不利について書きましたが、
今回、イタリア勢の1本目、あまりセッターの恩恵を受けていないようですねぇ(^^;
もっとも順位の良かったのが、VIクラスの6位。
2本目のカナダ勢も、そんなにそんなに(^^;
まあ、カナダ勢は2本とも同じような順位で滑ってますから、
それなりに安定している選手たちなんでしょうか。
面白いのは、2本目のカナダコーチのセッティングで、
1本目セットのコーチ、イタリアチームの3選手がDNFだったという事(^^
多分、偶然なんでしようけども、面白いものですねぇ....
あ、あとですね....
残念ながら、ジャパンチームに女子選手は参戦していません。
以上、リザルトのみから読み解く、「見てきたかのような」解説でした(^^
障害者アルペンスキーファンのみなさん!
だった4枚の紙から、ここまで「想像」することが出来るんですよ♪
ぜひ、時間のあるときに試してみて下さい!
では、明日のレースでまた会いましょう!(^^
....と、こんな風にJ-Sportsあたりで中継してくんないかな♪
2013年1月7日月曜日
新年早々喜ばしいこと....
今日から、本格的に新年の業務が始まりました。
とはいえ、劇的に何かが変わったということもなく、
いつもと変わらない日常がスタートしたわけですが(^^;
そんな今日は、仕事の合間を縫って、昇任試験の論文を書いておりました。
「係長級」なんて言うらしい「階級」に収まるための手続きです。
まあ、「出世」っちゃあ出世なんでしょうけども年功序列のこの世界、
ふつーに過ごしていれば避けては通れないことのようで。
もちろん、出世したからといって給料が上がるわけでもなく、
階級が上がってもポストに就けるわけでもなく、
「責任」という名のプレッシャーだけが増していくこの出来事。
そのまま合格する保証も無し、メリもハリも無いのも事実(^^;
いつもと同じように、出来ることを粛々とこなすだけですな♪
肩書きが変わろうが何しようが、σ(^^はσ(^^でしかいられません。
さて、σ(^^のような「手続」だけの出世もあれば、「下克上」を狙う出世もあります。
新年早々、彼の地アメリカでは、貪欲な戦士たちの戦いが繰り広げられていました。
昨年のCOPPER Mt.から引き続き帯米し、参戦しているジャパンチーム。
NORAM CUPのシリーズ戦、WinterParkでの障害者アルペンスキー。
New Year Dayから3日間で開催されたレースのリザルトをご紹介しましょう!
まとめていきますよ!(^^
Men's Super-G(NC)
Standing(立位)カテゴリー
第6位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第11位 谷口彰選手
第15位 横澤高徳選手
Men's Super-G(NORAM)
Standing(立位)カテゴリー
第4位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第12位 谷口彰選手
第13位 横澤高徳選手
Women's Super-G(NC)
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第3位 田中佳子選手
ちなみに、今回のSuper-Gは、
NORAM CUPよりカテゴリーレベル低い、
アメリカ国内選手権も併催されておりました。
( )内の「NC」はNation's CUPの略です。
Men's Giant Slalom
Standing(立位)カテゴリー
第5位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第5位 谷口彰選手
第10位 横澤高徳選手
Women's Giant Slalom
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第3位 田中佳子選手
Standing(立位)カテゴリー
第8位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第3位 谷口彰選手
第5位 横澤高徳選手
Women's Slalom
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
優勝 田中佳子選手
12月から好調な田中佳子選手、3レースでpodium!
さらに、谷口彰選手もpodiumをゲット!
いい感じに結果を残せたのではないでしょうか(^^
おめでとうございました!
いずれの日も、とてもいい天気ながらマイナス10℃を下回る厳しいコンディション。
長い遠征を締めくくるレースとしては、大変タフなレースだったでしょうね。
まるで見てきたように書いていますが(^^;
気になるのは青木辰子選手。
このシリーズではひとレースもスタートされていません。
体調を崩されていたのでしょうか。とても気になります。
下克上を狙う選手たちが帰国するのと入れ替わりに、
下克上なんて「絶対にさせない」選手たちジャパンのトップチームは、
ワールドカップへと出発していきました。
第1戦はItaly Sestriere。
Giant slalomが2レースとSlalomが2レース行われます。
昨期、総合タイトルを獲得し、頂点に君臨する森井大輝選手をはじめ、
そうそうたるメンバーで参戦するジャパンチームのレースは、
現地時間の8日AM10:00にGiant Slalom1からスタートします。
日本とは8時間の時差がありますから、
IPCのHPに結果がアップされるのは、
こちらの日付が変わる頃でしょうかね。
まさにTop of the Worldを決定するワールドカップ。
まずは1発目!ガツンといっちゃってください!
Everybody,Please don't miss it!(^^
とはいえ、劇的に何かが変わったということもなく、
いつもと変わらない日常がスタートしたわけですが(^^;
そんな今日は、仕事の合間を縫って、昇任試験の論文を書いておりました。
「係長級」なんて言うらしい「階級」に収まるための手続きです。
まあ、「出世」っちゃあ出世なんでしょうけども年功序列のこの世界、
ふつーに過ごしていれば避けては通れないことのようで。
もちろん、出世したからといって給料が上がるわけでもなく、
階級が上がってもポストに就けるわけでもなく、
「責任」という名のプレッシャーだけが増していくこの出来事。
そのまま合格する保証も無し、メリもハリも無いのも事実(^^;
いつもと同じように、出来ることを粛々とこなすだけですな♪
肩書きが変わろうが何しようが、σ(^^はσ(^^でしかいられません。
さて、σ(^^のような「手続」だけの出世もあれば、「下克上」を狙う出世もあります。
新年早々、彼の地アメリカでは、貪欲な戦士たちの戦いが繰り広げられていました。
昨年のCOPPER Mt.から引き続き帯米し、参戦しているジャパンチーム。
NORAM CUPのシリーズ戦、WinterParkでの障害者アルペンスキー。
New Year Dayから3日間で開催されたレースのリザルトをご紹介しましょう!
まとめていきますよ!(^^
Men's Super-G(NC)
Standing(立位)カテゴリー
第6位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第11位 谷口彰選手
第15位 横澤高徳選手
Men's Super-G(NORAM)
Standing(立位)カテゴリー
第4位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第13位 横澤高徳選手
Women's Super-G(NC)
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第3位 田中佳子選手
ちなみに、今回のSuper-Gは、
NORAM CUPよりカテゴリーレベル低い、
アメリカ国内選手権も併催されておりました。
( )内の「NC」はNation's CUPの略です。
Men's Giant Slalom
Standing(立位)カテゴリー
第5位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第10位 横澤高徳選手
Women's Giant Slalom
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第3位 田中佳子選手
Standing(立位)カテゴリー
第8位 伊藤史雄選手
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
第5位 横澤高徳選手
Women's Slalom
Sitting(チェアスキー)カテゴリー
優勝 田中佳子選手
12月から好調な田中佳子選手、3レースでpodium!
さらに、谷口彰選手もpodiumをゲット!
いい感じに結果を残せたのではないでしょうか(^^
おめでとうございました!
いずれの日も、とてもいい天気ながらマイナス10℃を下回る厳しいコンディション。
長い遠征を締めくくるレースとしては、大変タフなレースだったでしょうね。
まるで見てきたように書いていますが(^^;
気になるのは青木辰子選手。
このシリーズではひとレースもスタートされていません。
体調を崩されていたのでしょうか。とても気になります。
下克上を狙う選手たちが帰国するのと入れ替わりに、
下克上なんて「絶対にさせない」選手たちジャパンのトップチームは、
ワールドカップへと出発していきました。
第1戦はItaly Sestriere。
Giant slalomが2レースとSlalomが2レース行われます。
昨期、総合タイトルを獲得し、頂点に君臨する森井大輝選手をはじめ、
そうそうたるメンバーで参戦するジャパンチームのレースは、
現地時間の8日AM10:00にGiant Slalom1からスタートします。
日本とは8時間の時差がありますから、
IPCのHPに結果がアップされるのは、
こちらの日付が変わる頃でしょうかね。
まさにTop of the Worldを決定するワールドカップ。
まずは1発目!ガツンといっちゃってください!
Everybody,Please don't miss it!(^^
2013年1月2日水曜日
うまくいかないのが楽しいんです....
年末、今シーズン最初で最後のスキーに行ってきました。
せっかくの機会だったから、
いいコンディションで滑りたかったんですけどねぇ(^^;
行きの道中は中津川ICから須坂長野東ICまでチェーン規制。
200km近い距離、降り続く雪で道路は延々と真っ白....
実はσ(^^;、雪道ではこれでもかというぐらいに安全運転になってしまいます。
安全運転を「する」のではなくて、安全運転に「なってしまう」....
まあ、世間一般にいう、「ビビリ」というヤツでしょうか(^^;
妻「道が白くなった途端に、おとぉさんの頭の中にひよこが出てくるね」
ぴよっ♪
雪道の前では、まるでひよこのように無力なσ(^^;
積雪量に比例して、頭の中は、ぴよぴよぴよぴよと賑やかになっていきます。
で、12月28日の道中は、こんな感じでした....(^^;
ドカドカと降り続く雪、除雪車には出会わない、
追い越し車線を爆走する大型車....
もう、ハンパなくビビリ倒していました♪
いつもは6時間の道に7時間半かかり、
そのおかげで何事もなく菅平入りをしましたけどね....疲れた(^^;
ピヨピヨの最中、コメントを頂いてました。
------------------------
12月28日(金):「いざ菅平へ!....」
ぷりんす様のコメント
「Welcome!」
ありがとうございました(^^
シンプルなコメントでしたが、
お陰様で無事にたどり着けましたよ♪
さて、前夜のドカ雪、好みは分かれるでしょうね....
でも、σ(^^;は大ッ嫌いです!
せっかくの機会だったから、
いいコンディションで滑りたかったんですけどねぇ(^^;
行きの道中は中津川ICから須坂長野東ICまでチェーン規制。
200km近い距離、降り続く雪で道路は延々と真っ白....
実はσ(^^;、雪道ではこれでもかというぐらいに安全運転になってしまいます。
安全運転を「する」のではなくて、安全運転に「なってしまう」....
まあ、世間一般にいう、「ビビリ」というヤツでしょうか(^^;
妻「道が白くなった途端に、おとぉさんの頭の中にひよこが出てくるね」
ぴよっ♪
雪道の前では、まるでひよこのように無力なσ(^^;
積雪量に比例して、頭の中は、ぴよぴよぴよぴよと賑やかになっていきます。
で、12月28日の道中は、こんな感じでした....(^^;
ドカドカと降り続く雪、除雪車には出会わない、
追い越し車線を爆走する大型車....
もう、ハンパなくビビリ倒していました♪
いつもは6時間の道に7時間半かかり、
そのおかげで何事もなく菅平入りをしましたけどね....疲れた(^^;
ピヨピヨの最中、コメントを頂いてました。
------------------------
12月28日(金):「いざ菅平へ!....」
ぷりんす様のコメント
「Welcome!」
ありがとうございました(^^
シンプルなコメントでしたが、
お陰様で無事にたどり着けましたよ♪
------------------------
さて、前夜のドカ雪、好みは分かれるでしょうね....
でも、σ(^^;は大ッ嫌いです!
新雪やコブ斜面は、出来る限り近づきたくないというのが本音(^^;
翌29日、降り積もった新雪は案の定、
午前10時過ぎにはボッコボコに荒れ果てていました。
氷のような固い斜面が大好きなσ(^^は、
もうすでにモチベーションを失っていたのでした....
でもこの日、ひとつだけ良かったことは、これ以上ない晴天!
そして、雲海を見下ろし、頭を突き出した富士山を眺め!
幻想的な風景に身をゆだねていたのでした♪
当然のようにカメラを忘れてしまったのは、言うまでもありません。オイ
翌30日、朝から雨、雨、雨....
最後のレースだった昨年のジャパラが雨。
スキーから離れてしまう最後の日も雨。
スキーが嫌いになりそうなほど凹みました♪
最後の最後ぐらい、ねぇ?スキーの神様?(^^;
今回のスキーは、ばねのテストが最大の目的でもありました。
アルペンレース用に開発しているばね、
アルペンレースには不向きのコンディションでは、
テストになんかなりゃしません(^^;
結局、そのばねを「あの選手」に託して下山しました。
31日~1日には、最高のコンディションが戻ってきたようで、
テスト結果を電話で聞くことができました。
結果は、「No Good!」(^^;
不安要素であった「固有振動数」が合っていないため、
「どうにも動きの悪い」ばねになってしまったようです。
「雪面追従性」とでも言っておきましょうか、
なんせ、反応が鈍すぎるそうで....
多分、周波数で言えば100Hz~200Hzほど高めにする感じ?
感覚的な物言いですが....(^^;
「雪面追従性」とでも言っておきましょうか、
なんせ、反応が鈍すぎるそうで....
多分、周波数で言えば100Hz~200Hzほど高めにする感じ?
感覚的な物言いですが....(^^;
荷重特性やばね定数については、いい感じで出来ていたため、
大変惜しい、残念な製品でした(^^;
少しずつ少しずつ改良を加えていくのが開発の醍醐味。
そんな簡単に「いいモノ」なんて出来やしませんやね(^^
まだまだ諦めませんよ♪
ここまでオリジナルのばねにこだわり続けて、
今ではようやく、チェアスキーのばねを、
「ゼロ」から設計するノウハウが身についた気がします(^^
時間と開発費と理解のあるレーサーに恵まれれば、
どんなフレームでも、どんなダンパーでも、
お望みのばねを巻くことが出来てよ?(^^
うん、それはきっと言い過ぎだな....ゴメンナサイ
年が改まってからでしたが、今回使用した板たちのお掃除です。
次に使う予定はありません(^^;
たぶん、早くても再来年以降になることでしょう....
その時に、今と変わらない状態でいてもらえるように、
しっかりとお掃除&パッキングです♪
少し寂しいことですが、いったん、スキーそのものもお休みです。
いつの日か、子供を連れてゲレンデに戻れる日が来ることを祈って。
....本当に本当に心の底から祈ってます(^^;
ここまでオリジナルのばねにこだわり続けて、
今ではようやく、チェアスキーのばねを、
「ゼロ」から設計するノウハウが身についた気がします(^^
時間と開発費と理解のあるレーサーに恵まれれば、
どんなフレームでも、どんなダンパーでも、
お望みのばねを巻くことが出来てよ?(^^
うん、それはきっと言い過ぎだな....ゴメンナサイ
年が改まってからでしたが、今回使用した板たちのお掃除です。
次に使う予定はありません(^^;
たぶん、早くても再来年以降になることでしょう....
その時に、今と変わらない状態でいてもらえるように、
しっかりとお掃除&パッキングです♪
少し寂しいことですが、いったん、スキーそのものもお休みです。
いつの日か、子供を連れてゲレンデに戻れる日が来ることを祈って。
....本当に本当に心の底から祈ってます(^^;
2013年1月1日火曜日
謹賀新年....
明けましておめでとうございます(^^
新しい年が、みなさま方にとって素晴らしい1年になりますように♪
さて、新年らしくご挨拶から書き始めましたが、
正直言いまして、戸惑っておりますσ(^^;
「フツーの年越し」「フツーの正月」というものを、
十何年ぶりに経験しているのですが、
正直言いまして....
「罪悪感」に近い感覚を覚えます(^^;
ちょっとずつ慣れていくしかないのですけどね♪
新年を迎えましたが、σ(^^は気負うことなく過ごしていきますよ。
多分ですね、1年の計を元旦に決めたところで、
3日もあればアップデートしてしまうハズですので....(^^;
今言えることは....「ケセラセラ」ですね♪
そんなこんなで特に変わりばえしないσ(^^ですが、
今年もよろしくお願いいたします!!!
新しい年が、みなさま方にとって素晴らしい1年になりますように♪
さて、新年らしくご挨拶から書き始めましたが、
正直言いまして、戸惑っておりますσ(^^;
「フツーの年越し」「フツーの正月」というものを、
十何年ぶりに経験しているのですが、
正直言いまして....
「罪悪感」に近い感覚を覚えます(^^;
ちょっとずつ慣れていくしかないのですけどね♪
新年を迎えましたが、σ(^^は気負うことなく過ごしていきますよ。
多分ですね、1年の計を元旦に決めたところで、
3日もあればアップデートしてしまうハズですので....(^^;
今言えることは....「ケセラセラ」ですね♪
そんなこんなで特に変わりばえしないσ(^^ですが、
今年もよろしくお願いいたします!!!
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