一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年3月11日月曜日

これは困ったぞ....


ロシアのソチで開催されている、

障害者アルペンスキーワールドカップファイナル


暖かすぎるコンディションの中、選手たちはいろんなものと戦っております(^^

遠く離れた日本で、その結果を待ちわびるファンたちも、

その戦いを自分のことのように感じていることでしょう。


σ(^^も気持ちは全く同じ。

公表されるリザルトを待ちわび、

その内容に一喜一憂しながら日々を過ごしております♪


予定されていたスケジュールが変更、

初日(7日)のDownHill(滑降:DH)の公式トレーニングがキャンセルとなり、

2日目(8日)に公式トレーニングとDHレースの1本目が行われました。


トレーニングランについては昨日書きました

本日は、DHレースの1本目を、渾身の書きぶりで!と思っていたら....

男子リザルトのリンク先には女子のリザルトが!!!(^^;


昨日の時点では、しっかりと表示されたのに!

「いつでも見られるから」なんて油断していたらダメですね。

何はともあれ、まずは保存しないと....


しかし、、こまりました。

IPCのページの中をいろいろ見て回るんですけども、

男子リザルトがどうにもみつらない。

HPの担当者が気づいて、差し替えをしてくれるまで「待ち」ですか。


てことで、本日の「見てきたような」シリーズはキャンセル!

そんなわけにも行くまいて(^^;


仕方がないので、リザルトがきちんと表示出来ていた間に作ったPoint listから、

DHレースの1本目を見るしかないですな(^^;


Men's DownHill1

Standingクラス
15位 三澤拓選手

Sittingクラス
3位 鈴木猛史選手
8位 夏目堅司選手

の3名がワールドカップポイントを獲得しました(^^


鈴木選手は堂々のポディウム!

60Pts.を獲得し、OverAll(総合)タイトルにもう一歩近づきました!

おめでとうございました!(^^


三澤選手は、OverAll小池選手を逆転!

夏目選手もしっかりとポイントを積み上げました!

と、ポイントリストでわかるのはここまで(^^;


名前が出てこない選手は、DNFか、完走したけどポイントを獲得出来なかったか....

リザルトを見ていたσ(^^;の記憶もそんなにあてになりません♪

ですので、DH1本目はここまでにいたしとうございます(^^;


では、DHレースの2本目を見ていきましょう。

DHの2本目は、翌3月9日0930時(現地時間)にスタートされました。

コースプロファイルやゲート数などは、

すべてトレーニングランや1本目と変更ありません。


相変わらずなのは、暖かいのも同じでしたね(^^;

天候は「Mostly cloudy(ほとんど曇り)」

気温はスタート地点、フィニッシュ地点ともに、プラスの2℃。


スノーセメント(雪面硬化剤)って、どこまで効くんでしょうかねぇ?

日本だと、「硫安」というものを撒きますが、

外国ではどんなものを、どれだけ使うのかな?


σ(^^のいままでの経験だと、撒き方が不均一で量も少なかったりすると、

「まだら」に固まってしまい、ものすごく雪面がうねっていたということがあります。

DHでは、とにもかくにも安全第一で行われるはず。

均一な雪面が出来るよう、徹底的にしっかりとスノーセメントを撒いてあったと信じたい(^^;


エントリー数は女子選手が10カ国17名、男子が15カ国49名でした。

Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスが11名。

ビブ(ゼッケン)ナンバー18から28。

ジャパンチームのエントリーはありません。


Standing(立位)クラスがビブ29から47の19名。

ジャパンチームからは、小池岳太選手がビブ43番、三澤拓選手が47番。


Sitting(チェアスキー)クラスがビブ48から66の19名。

狩野亮選手が57番、森井大輝選手が59番、夏目堅司選手が63番、

鈴木猛史選手が64番、谷口彰選手が66番。


気温が高くて曇り空だと、湿度も高かっただろうなぁ....

あまり楽しいコンディションではなかったでしょうが、

みんなベストを尽くして走ったに違いない!

その結果はこうでした!


Men's DownHill2

Standingクラス
8位 小池岳太選手
16位 三澤拓選手

Sittingクラス
4位 狩野亮選手
8位 森井大輝選手
10位 夏目堅司選手
11位 鈴木猛史選手
16位 谷口彰選手


今期のワールドカップDHは、昨日とこの日の2レースのみです。

そして、そのDHのポイントランキングはこのように!

Men's DownHill PointRankings

Standingクラス
14位 小池岳太選手
15位 三澤拓選手

Sittingクラス
8位 鈴木猛史選手
10位 夏目堅司選手
13位 狩野亮選手
15位 森井大輝選手
16位 谷口彰選手

....こうしてみると、さすがにみんな苦労したんだなぁというのがわかります。

世界選手権もそうでしたが、ジャパンチームは今期のDHとの相性が悪かったですねぇ。

それだけDHは難しいということですな(^^;


さて、この時点での総合順位を見てみましょう!

Men's Overall PointRankings

Standingクラス
11位 小池岳多選手 253Pts.
13位 三澤拓選手   239Pts.

Sittingクラス
1位 鈴木猛史選手 666Pts.
2位 森井大輝選手 573Pts.
14位 狩野亮選手  176Pts.
23位 夏目堅司選手 99Pts.
28位 谷口彰選手   15Pts.


残りのレースは、SuperCombi(スーパー複合:SC)とSlalom(回転:SL)のふたつ。

Sittingクラスは1位の鈴木猛史選手と3位の選手との差は202Pts.ですから、

すでに3位以下の選手にタイトルの可能性はなくなってしまいました!

つまり、総合タイトルの可能性は、

鈴木猛史選手と森井大輝選手の2名にしか残されていません!(^^


ジャパンチームで争う総合タイトル!

しびれますなぁ♪


そのふたりの差は93Pts.

次のレースで鈴木選手森井選手より8Pts.多くフィニッシュしたその瞬間に!

鈴木選手のタイトル獲得が決定します!(^^

8Pts.差という事は、鈴木選手が優勝しちゃったりなんかしたら、文句なしにタイトル決定!


しかし、このまま黙っている森井選手でもないでしょう。

森井選手は2連勝して、意地を見せたいところ。

他の選手たちだって、まだまだランクアップ出来るはずです♪(^^


ラスト2レース、まだまだ見所はいっぱいです。

では、また明日!(^^

2013年3月10日日曜日

ソチにも春が来てます....


黄砂だ、花粉だ、午後2時50分だと、

いろんなものが飛び交い、いよいよ日本にも春が訪れてまいりました!

まあ、そんなろくでもないもので春の訪れを感じるのも悲しいことではありますが(^^;


来年の冬季パラリンピックの開催地、

ロシアのソチでも冬の終わりを感じさせる天気のようです。


現在、ソチパラリンピックのプレ大会も兼ねて、

「障害者アルペンスキーワールドカップファイナル」が開催されております!

いつものように「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」を(^^


この連載はリザルトが命!

リザルトが出ないことには、何にも書けません(^^;

まだか、まだかと思ったら、いきなりドォン!とまとめて出てきやがる....

ちったあ、書く方の身にもなりやがれってんだコンチキショー(^^;


まあ、天下のIPCがσ(^^;ごときを相手にするはずもないので、

やはりがんばって書くしかないのですが。


現地時間の7日朝から、Downhill(滑降:DH)の公式トレーニングランが行われる予定でした。

日本とソチの時差は5時間。

これまでより早くリザルトが出ると思って、いい子にして待ってたんですけどね。


なかなかリザルトが出ないものですから、

天候か何かでキャンセルになったんだろうと思って、ソチの天気予報をチェック!

すると、最高気温が14℃とか、晴れマークがいっぱいついていたりとか(^^;

「麓」と「山の上」では気温の違いはあるとしても、温かかったには違いない。


温かすぎて雪が緩みまくって、

DHなんて危険で走らせられない!

って事だったんでしょうね。


先日のこのブログでは、

まるで見てきたように「みんなブッ飛ばしていましたよ」なんて書きましたが、

トレーニングランなんて、実は行われていなかったんです(^^;

ごめんなさい、大ウソついてしまっていました....

まあ、それもこのシリーズの醍醐味とご容赦下さい♪


さて、本当ならトレーニングランのリザルトからしっかり分析して、

レース本番の傾向とかなんとか書きたかったんですけども、

DHレースの1本目も同じ日に行われましたので、

トレーニングランではさわりだけ書きますね(^^;


スタートは3月8日0900時(現地時間)でした。

天候は晴れ、気温は0℃、雪面はHardと発表されています。


気温は下がらなかったはずですから、

圧雪車で踏み固めた「Hard」という程度かも知れません。

スノーセメント(日本では硫安)を使っているのでしょうか。

なんにしても、ハイシーズンの「氷」のような雪面ではないので、

かなり要注意なレースバーンだったことでしょうね(^^;


スタート標高1,585 m、フィニッシュ標高970 m、

標高差615 mでコース長2,050 mと、長くもなく短くもなくといったコースですね。


でもね、平均斜度が30%ですから、

σ(^^;のようなハンパなレーサーにはあり得ないコースプロファイルです。

スキーをご経験の方々には、30°の斜面というものは、

かなり急斜面であるお感じのはず。


σ(^^;もスキー初心者の頃、始めて目にした30°の斜面の前で声を荒げました。

「どないせぇっちゅーねんっ!」


で、今回のDHのコース、平均斜度30°ってことですから、

ちょいと緩いところもあれば、激しく急なところもあるはずです。

もし、σ(^^;がこのレースに出場するならば、間違いなく遺書を書いておくかな?


そんなコースに、ゲートを立てるセッターは地元ロシアのコーチ。

ゲート数32、ターン数30。

2,050mのコースでターンが30という事は、平均ターン弧が68m....


ターンひとつ分で50m走が出来る!


ところで、俗説らしいですけどね?

スキージャンプが死刑囚への罰ゲームだったなんて言われてますやん?

ジャンプだったら、なんとかかんとかがんばって、

バランスを取れればなんとかなりそうな気がするんです。


でも、2,050mの長さ、平均斜度30°のダウンヒルを、

何秒以内で駆け降りたら許してやる!なんて言われても、

間違いなくDid not finished(途中棄権:DNF)ですよ。


どこかに突き刺さって終わるか、

泣きを入れて粛々と死刑執行されるかのどちらかですね(^^;

....話が逸れまくりました。


トレーニングランでのジャパンチームの順位です!

Men's DownHill Training

Sittingクラス
4位 森井大輝選手
12位 谷口彰選手
DNF 狩野亮選手
    夏目堅司選手
    鈴木猛史選手

となっています。


これはまだトレーニングラン。

どんな順位でもDNFでも、本番に向けた調整が出来ればいいんです。焦るでないよ♪


ここで、おひとりご紹介します。

この連載には、当初からご登場谷口彰選手ですが、ワールドカップは初参戦♪

「初」で、このDHは辛かろうて(^^;

無事にクリアして下さいね♪


さてと....あれ?そういえば、Standingクラスは?

トレーニングランのリザルトには、Standingクラスの順位が書いてないですねぇ....


エントリー数は、Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスと、

Sitting(チェアスキー)クラスの合計しか書いてありません。

どういうこったい???


当日の状況を見て、「走るのやーめた!」だったら、

Did not start(不出走:DNS)の欄に名前が残るはずなんですが....なぜだ?


可能性その①気温の上昇、雪面の状況、いろんな事から考えて、

Standingクラスの選手が一致してトレーニングランのボイコットを決めた。

....んー、これは考えにくいですねぇ。

ボイコットなら、Standingクラスのみでなくて、各国のチームごとに決めるはずですから。


その②大会主催者が、Standingクラスのみ不出走を決めた。

かなりギリギリのコンディションで、VIとSittingだったらそうでもないが、

Standingはケガ人が続出しそうだから、

全チームの同意をもとにStandingのみキャンセルした。

....あり得ないことはないですが。

この場合、トレーニングランをせずにDHレースを行うわけで、

しかも、レースはこの後すぐ。危険には違いない。


その③Standingの選手のみ、全ての選手がエントリーを忘れていた。

....失礼しました(^^;それは、ない♪


その④IPCがリザルトにStandingクラスを上げ忘れ....これもないな(^^;


正解は....リザルトだけではわかりません!

でも本当に、Standingクラスの選手が、

「ぶっつけ本番」でDHを走るということもあったのかも知れません。

それはいくら何でもヤヴァくないか?なんて思うわけです(^^;


そんなヤヴァイレースを、みんなはどう攻めたのか?

続きは次回!


....トレーニングランは「さわり」だけって言ってなかったっけ???(^^;

2013年3月7日木曜日

1 YEAR TO GO....

はい!みなさんいかがお過ごしでしょうか?(^^

本日も、山本新之介が元気いっぱいお送りします!
                     ナンダ?コノテンションハ....(^^;

なんか最近、バタバタ&気が滅入ることが多くてですね、

ふとした瞬間に、「しゅーん」となっていることに気がつくんですσ(^^;

これではダメだということで、少しから元気などを出してみました!


昔からいうじゃないですか?

「カラ元気は元気ではない」って....

あれれれ???なんかおかししいですか?(^^;


ま、それはそれとして、とうとう1年を切りました!

ソチパラリンピックまでですよ!

σ(^^にも、「あと少しの運」と「有り余る才能」に恵まれていれば、今頃は。

少しばかり運がなかったのと、凡々な才能しかなかったもので....(^^;


でも、非凡&強運を兼ね備えたレーサーたちは今、ソチの地にいます!

会場と中継を繋いでみましょう!

ワールドカップファイナルソチ大会の会場から、山本新之介特派員!


「はい、どうも!山本新之介です!(^^

 私は今、アルペンスキー会場のRosa Khutorに来ております!

 来年のソチパラリンピック、そのアルペン種目の会場でもあります!」


山本さん?すみません、もう一度会場名の発音を正確にお願いします。

「Rosa Khutorです!」


ちょっと音声がよく聴き取れないんです。何という会場ですか?

「R o s a  K h u t o r です!」


あのですね?このブログをご覧になっている方が、読めないんですよ!

「Rosa KhutorはRosa Khutorであって、それ以上でもそれ以下でもありません!」


(ちっ、こいつこの会場名を発音出来ないんだ)

「あなたも声に出して読めないですよね?」


....お互いに、顔に泥を塗り合うのは止めましょう(^^;

「同感です!現在、明日のDownHill(滑降:DH)レースの、

 Team Captain Meetingが始まったばかりです!

 こちらの時間で1800時から、日本時間では2300時から始まっています!」


そのTeam Captain Meetingというのは、どういうものですか?

「TCMとも言われますが、簡単にいうと代表者会議です!

 これは、明日のレースのビブ(ゼッケン)の配付や、

 当日の重要連絡事項などが、各チーム代表者へ伝達されます!」


それは、大変重要な会議ですね。

「そうなんです!ここで聞き漏らしたことがあったりすると、

 当日、チームが機能不全に陥る可能性もありますし、

 下手をすれば、選手たちからフルボッコにされる危険もはらんでおります!」


明日のStart listも、TCMでの配付なんですね?

「はい!まだ私の手元にも届いていません!」


わかりました。ところで、今日のDHトレーニングランはご覧になりましたか?

「ばっちり、目に焼き付けてきましたよ!」


ジャパンチームの滑りはいかがでしたか?

「本日は2本のトレーニングランで、

 明日には本番ということもあって、みんなブッ飛ばしていましたよ!」


詳しく教えてくださいよ(^^;

「詳しくは....リザルトで!」


なんじゃそら?(^^;

「『まるで見てきたような』シリーズでしょ?

 おとなしく、リザルトのリリースを待ってろってんだ。こんちくしょー!」


わかりました(怒)

「では、TCMの終了まで、もう少し時間がかかりますが、

 現地のおねーさん方と約束していますので、これで失礼します!あでぃおす!」


....はい、この瞬間にクビが決定した山本新之介特派員でした。

ここで、久しぶりに頂いたコメントをご紹介しましょう(^^

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3月5日(火):「虫の居所が....」

Namazu様のコメント

「投票してきましたよ!」


ありがとうございました!

投票というのは、IPCが行っている2月度MVPのことですね(^^
森井選手がノミネートされているのですが、
外人選手の人海戦術の前に大変苦戦しております。

現在、トップとは1,000票以上の大差をつけられていますが、
森井選手を知っている方が、友達の友達の友達の友達ぐらいにまで投票依頼をかければ、
逆転することは請け合いです!ぜひ、みんな揃って投票しましょう!

PCとモバイルとケータイと、各1回ずつ投票出来ますし、
なんだかよくわからないけど、クッキーを新しく買ってくれば何度でも投票出来るとか?

とにもかくにも、よろしくお願いいたします!(^^

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....友達の友達の友達の友達まで支援を広げられれば、

都道府県知事選なんて簡単に当選しますね(^^;

森井選手への投票ついでに、どなたか知事になってみませんか?


さあ、残り時間も少なくなってきました!

いよいよ、明日からはワールドカップファイナルソチ大会本番です!

例によって、「見てきたように」お伝えしますので、どうぞお楽しみに!

2013年3月5日火曜日

虫の居所が....

今日は、啓蟄なんですってね。

なんでも、冬ごもりしていた虫さんたちが動き始める頃だとか。


今年はスキーをしていないσ(^^;の「悪い虫」も、

そろそろ蠢き始めそうです....

妻にお願いして、もう一度だけ滑りに....???


さて、先日までしたり顔で書いていた「まるで見てきたような」シリーズ、

やっぱり、リザルトだけではわからないものですねぇ(^^;


戦友、横澤高徳選手は、えらいことになっていました....

詳しくはブログをご参照下さい。

お早い回復をお祈りしています!(^^


今日は、積もり積もった小ネタをチビチビと(^^;


「森井大輝選手をMVPに!」

IPCのHPで、月間MVPの投票が行われています。


現在、ぶっちぎられています!

組織票でも何でもいいので、投票して下さい!(^^;

なりふりなんか構っていられません!


ちなみに、PCだけでなく、携帯やタブレットからもそれぞれ投票出来るようです。

クッキーを新しく買って来たりすると何度でも投票出来たりとか???


なんにせよ、1台に1票!

よろしくお願いいたします!(^^


「年度末」

この時期はいつものお約束、「粘土魔Ⅱ」(^^

人事評価だ、人事異動だ、どうでもいいことで周りが喧しい。

その時その時、与えられた仕事を粛々とこなすだけなのに、

なぜ「人の異動」が気になるんだい?


σ(^^はお隣の、「不倶戴天の微熟女」様に、

二度と顔会わさないように、どちらかに飛んで行って頂ければそれだけで幸せ♪

....はい、人のことはどうでもいいですね(^^;


「車いすハンドボール」

いよいよ、ウィンターブレイクも終わり、今週末から活動再開です(^^

「ウィンターブレイク」ってカッコつけても、寒いのが嫌なだけなんですけどね♪

今週末は、ルーチンの練習。


来週末は、近畿医療福祉大学(4月より神戸医療福祉大学)の若者たちを招いて、

「卒業生『追い出し』練習試合」を行います。

夜は夜で『追い出しコンパ』(^^

楽しみだったらありゃしない♪


「男性更年期障害」

なんか、心あたりあるぅ....(^^;


がんばれ?σ(^^;!

2013年3月3日日曜日

The Perfect!Part2....


障害者アルペンスキー世界選手権も9日目、

GiantSlalom(大回転:GS)が行われています。


現地からのリザルトだけを元に、

実況山本新之介、解説山本新之介で、

想像力をフル動員してお送りしております(^^


1本目のおさらいは、前回の投稿をご覧下さい♪

また、リザルトはこちらです。
女子リザルト 男子リザルト


では、映像を会場に戻しましょう。

すでに日は高く昇っており、気温はぐんぐんと上昇しております。

スタート地点は-6.2℃、フィニッシュエリアではなんと、-2.0℃

スキーウェアを着て日差しを浴びていると、暑く感じる選手もいることでしょうね。


2本目のコースセッターはカナダチームのコーチです。

ゲート数42、ターン数も42。

共に同じ数ということは、いわゆる「スルーゲート」といわれる、

2ゲート1ターンが無いということです。

それがどのように影響するのか、しないのか。

コースに入ってみなければわからない(^^;


では、ここで選手たちの表情を見てみましょう。

女子Sitting(チェアスキー)クラス1本目、1分29秒21で6位の田中佳子選手

ラップ(トップタイム)から約14秒の大差をつけられてしまいました。

その表情は硬いですが、撫子の意地を見せて巻き返しをはかって欲しいものです(^^


一方、こちらは男子Standing(立位)チームのお三方。

1本目6位の小池岳太選手は、ラップから2.96秒差。

2本目の滑り次第では、大きくジャンプアップする可能性があります。

いつもよりも目の色が違うように見えるのは気のせいではないはずです。


三澤拓選手東海将彦選手は僅差の14位と15位。

ラップからは約6秒離され、少し厳しい状況です。


でも、師弟関係とも言えるこのふたりが、

同じレースを戦えるというのは大きな安心感があるはず。

その気持ちの余裕がいいレース結果に結びつくことを願っています。


そして、2本目はふたりだけになってしまった男子Sittingチームです。

大差をつけてのラップと思われた森井大輝選手でしたが、

CALHOUN Heath選手(USA)に0.45秒差の2位で食いつかれています。

3位のRABL Roman選手(AUT)が2.45秒差の3位ですから、

事実上の一騎打ちと言えるのかも知れません。


ですが、これから競り合いが始まる事の方が、

森井選手にとっては燃えるのかも知れませんね。

ちょっいと近づきがたい雰囲気にも見えます。


その森井選手から遅れること3.46秒で5位に付けた鈴木猛史選手

森井選手との差は大きく残ってしまいましたが、

3位の選手とは1秒以内ですので、しっかりとポディウムを狙える位置にいますね。


2本目は、1本目の上位15名の順位を逆にして、15位の選手がトップスタートとなります。

Standingクラス15位、14位の東海、三澤の2選手が相次いで早いスタートです。


その前に、まずは女子選手。

少し深刻な表情も見せていましたが、気持ちの切り替えは出来たのか?

いま、田中選手がコース上に飛び出していきました!

チームメイトに見守られながら攻めていきますが、

やはり、やや苦労しながらコースと戦っているようです。


女子Sittingクラスのあと、

男子Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスの静かで熱い戦いが始まりました。

Standingクラスのスタートに備える師弟のふたり。

三澤選手の目の前には、目指している大きな背中が映っているはずです。


静寂の時間はそんなに長く続きません。

会場にはざわめきと歓声が戻り、

いよいよ東海選手のスタートからStandingクラスが始まります。


まずはStandingの基準タイムを作る役目の東海選手

まだ不安の残る足で、どこまで自分にムチを入れることが出来るのか!

いま、三澤選手の声援と共にスタート!


それから45秒後、三澤選手も後を追います。

フィニッシュエリアで、ふたりとも笑顔で会えますように!


その後、7人の選手を見送った小池岳太選手がスタートにつきました。

現在のリーダーズボードの基準タイムは、ALYABYEV Alexandr選手(RUS)の2分14秒45。

小池選手はそのタイムより0.12秒のリードを持ってのスタートとなります。


守るべきはそんなタイムではなく、

1本目ラップのGAUTHIER-MANUEL Vincent選手(FRA)との差2.97秒を攻めるべき。

しなやかな長身をコースに投げ出して、果敢に攻める小池選手

中間計時はALYABYEV選手をわずかに上回った!

その会場アナウンスはSittingチームの耳にも入り、ふたりの表情が明るくなります。


しかし、コーチの元に上がってきた情報は、

小池選手はその後大きくタイムを落としたことを伝えるのです。

「後半、かなり雪が緩んでいるようだぞ」


暖かい日差しは、固く締まった雪面の状況を大きく変えてしまったようです。

しかし、前半は硬い雪面のまま。

後半の攻め方は変えて行かなくてはなりません。


その後もStandingクラスでは、

後半にタイムを大きく落とす選手が続出します。

雪面が変わり始める区間をどこまで正確に把握するかが、

Sittingクラスの勝負となるでしょう。


各国のチームも慌ただしく情報を集めているようです。

中にはトランシーバーに向かって怒鳴り声を上げている人も....


Sittingチームのふたりは、鈴木選手が11番スタート、森井選手は15番スタート。

小池選手よりも20分近く遅いスタートです。

まだまだ情報を待つ時間があります。

Sittingクラスが始まってから方針を決めてもいいぐらい。

チームに深刻な雰囲気はありません。


地元スペインのESPALLARGAS JUAREZ Oscar選手から、Sittingクラスがスタートしました。

Standingクラスでは、後半区間のタイムは37秒台から42秒台にまで落ちていました。

Sittingクラスでは、まだ40秒を切る選手はいません。


ところが、6番目にスタートしたJELINEK Oldrich選手(CZE)の選手がフィニッシュした直後、

再び、チームの新たな情報がコーチの元へ届くのです。


「緩んでいた雪面が、再び固くなってきている!」

時刻は1500時を回っています。

すでに傾きかけた日差しは雪面を温めるのを止め、

替わりに冷たい空気が気温を下げ始めていたのです。


鈴木選手のスタートまであと3人。

「猛史!後半は硬くなってる!そのつもりでいけ!」

スタートハウスにコーチが飛び込み、その情報を伝えました。


「了解です!」

そういうことなら、途中で攻め方を変える必要はない。

鈴木選手はもちろん、更にスタートの遅い森井選手には、これ以上ない朗報です。


当然のように、似たような情報が各チームに伝わっているのでしょう。

スタートハウスにはひっきりなしに各国のコーチの指示が飛んでいます。


再び後半区間のタイムは伸び始め、

情報を確信した鈴木選手は逡巡無くコースへ飛び出します!


再びタイムが動き始めたことを観客たちもすでに知り、

フィニッシュエリアでは軽いざわめきが起こっています。


鈴木選手の前、FRANCOIS Frederic選手(FRA)が、

それまでのリーダーズタイムを1.37秒縮めて大歓声を招いた後、

すかさず、鈴木選手の中間タイムが表示されました。


それはFRANCOIS選手と0.18秒遅れ!

そんな差は差ではありません。


後半区間、チームの情報を信じ攻め続けた結果、

0.95秒という大差をもって観客たちを湧かせました!

鈴木選手が堂々のトップタイム!


「よくやった!猛史!」

間もなくのスタートに備えていた森井選手も、チームメイトの活躍を喜びます。

その後も次々とフィニッシュエリアの情報が届きます。


「KUNZ Christoph選手(SUI)届かず!」

「RABL Roman選手(AUT)、大きくロス!」


森井選手はスタートバーについています。

ひとりがコース上に出ていますが、その結果は下でないとわかりません。


そのひとりとは、1本目0.45秒しか差の無かったCALHOUN Heath選手(USA)

彼はどのようにこの状況を滑ったのか?

わずかなミスがひとつで、勝利の女神のほほえむ方向が変わります。


そして....

コース外に弾き出されていたCALHOUN Heath選手は、

女神の微笑みが森井選手に向いたことに打ちのめされていたことでしょう。


フィニッシュエリアから森井選手の滑りを見た鈴木選手は、

自分が2位に落ちるという思いよりも、

圧倒的なタイム差で森井選手が勝つ瞬間を見られることに興奮しているようです。


4.32秒。

この圧倒的なタイム差は、

準優勝者にすら、観客として存在することしか許しませんでした。


優勝 森井大輝選手!

準優勝 鈴木猛史選手!

本当におめでとうございました!(^^


では、最終結果を確認しましょう♪

Women's Giant Slalom 

Sittingクラス
6位 田中佳子選手

Men's Giant Slalom

Standingクラス
7位 小池岳太選手
12位 東海将彦選手
13位 三澤拓選手

Sittingクラス
優勝 森井大輝選手
2位 鈴木猛史選手
DNF 狩野亮選手
    夏目堅司選手
    横澤高徳選手

となりました!


いやいや、本当に久しぶりに見た森井選手の「Parfect win」でした(^^

森井選手は「追われる立場」になって久しいですが、

なんだか追われるたびに強くなっていますなぁ....

追う選手たちはたまったものではないかも知れません(^^


さて、この世界選手権は残すところTeam Event(団体戦:TE)のみとなりましたが、

ジャパンチームはTEへのエントリーはしていませんでした。

という事で、これで全てのスケジュールが終了したことになります。


選手、コーチ、スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした!(^^


チームはこの後、ロシアのソチへ向かいます。

3月7日~12日に行われるワールドカップ最終戦であり、

来年のソチパラリンピックのプレ大会。

様々な意味合いを持つ、非常に重要な戦いを迎えます。

その大会も要チェックですよ♪


ジャパンチームの活躍を祈りつつ、ここLa Morina Ski Resortからお別れです(^^

みなさん、ごきげんよう♪

2013年3月1日金曜日

The Perfect!Part1....


とうとう、逃げて(2月)いってしまいましたねぇ....

行ってしまった(1月)、逃げてしまった、

あとは去って(3月)しまうだけですか(^^;


時の移ろいは早いものです。

ブログを書くのもままならないのは、

時間があまりにも早く過ぎてしまうからでしょうか?

....申し訳ありません(^^;


スキーヤーにとっても、あっちゅーまに3月が来ました。

シーズンもラストスパート。

毎年、春が来ると「物足りない」と感じるものですが、

「いいシーズンだったな」と締めくくれるように楽しんでくださいね♪


さて、障害者アルペンスキー世界選手権もDay9

個人戦最終種目のGiant Slalom(大回転:GS)の日を迎えました(^^


最後の最後でGSという日程はσ(^^にとって、とてもエキサイティングなものです♪


GSはσ(^^がいちばん好きな種目で、

そしてきっと、どの選手にも「苦手意識」というものはないはずです。

つまり、みんなイケイケで楽しく攻められるということ。

きっと、走る方も見る方も大いに盛り上がることでしょう!


そんなレースが、快晴のLa morina ski resortで行われました(^^

大興奮のレースの模様は、リザルトをお手元にどうぞ♪
               (女子リザルト 男子リザルト


このGSは、昨日のSuperCombi(スーパー複合:SC)の1本目と同じコースで行われました。

スタート標高2.075m、フィニッシュ標高1,705m。

標高差が370mあり、GSのルール上は「長目」のコースです。


天候は「Sunny(快晴)」

コースセッターも、気分良く戦場を設定出来ることでしょう。

1本目は、我らがジャパンチームの切久保豊コーチ

いつもの、慣れ親しんだセット。

ジャパンの大活躍は約束されたようなものですか?(^^


でも、スタート地点とフィニッシュ地点の気温が、それぞれ-9.5℃、-9.0℃。

雪質は「Compact(締まっている)」

前日から気温の変動はあまりないのかな?

相変わらずの硬い雪面状況なんでしょうなぁ。

レース、荒れなきゃいいけども....(^^;


難しい雪面を見越してか、

ゲート数42、ターン数41と、対標高差で11.3%のかなり「高速」な設定です。
                       (GSのルール上は11%~15%)
硬すぎる雪面で、あまり「曲げさせる」とコントロールが難しくなりますからねぇ。


とにもかくにも、実質的に最後のレース。

ファンタスティックでエキサイティングなショーを堪能しましょう!(^^


スタートハウスからの中継を見てみましょう。

まずは、18カ国33名の女子選手たちがスタンバイを始めています。


その中でひときわ輝く大和撫子、田中佳子選手が映りました。

ビブ(ゼッケン)ナンバーは28

やはり、緊張の面持ちは隠せないか?


Visual impaired(視覚障害:VI)クラスの選手はビブ34番から53番。

ジャパンのエントリーはありません。


Standing(立位)クラスが54番から82番。

ジャパンチームは小池岳太選手がビブ54番、Standingクラスのトップスタートです。

           東海将彦選手は69番、三澤拓選手が72番

いま、スタートハウスに3人とも到着したようです。


Sitting(チェアスキー)クラスが83番から117番。

ジャパンチームは、森井大輝選手86番、鈴木猛選手87番、

            狩野亮選手98番、夏目堅司選手102番。

先ほど見かけたときには、Sittingチームの雰囲気はいい感じに見て取れました。

まだ、スタート地点には到着していないようですねぇ....

以上、男子は26カ国84名のエントリーです。


女子VIの選手、ビブ1番の選手がスタートハウスに姿を現しました。

スタートバーの3m先には、ガイドスキーヤーが待ち構えます。

インカムを装着した二人は、その音声のみを頼りに斜面を駆け下りていきます。


その交信の邪魔は厳禁。

会場アナウンスも一時中断。

スタート直後の声援もありません。


ガイドの案内はVIレーサーの脳裏にコースを描き出し、

最高速のタンデム走行を繰り広げていくのです。


7組のVIレーサーの後は、11名のStandingプレーヤー。

ビブ28番の田中選手が、スタートハウスに入るまであと少し。

チームメイトは、田中選手のスタートをスタートハウスの横から待っています。


スタートバーの反応と同時に、

田中選手と彼女への声援が共に、斜面を駆け下りていきました。


54番の小池選手のスタートまで、約20分強。

もういちど集中力を高めに入ります。


三澤選手東海選手とコースを眺めながら何か話しています。

師弟関係とも言えるStandingのふたりは、コースの攻略方法を確認しているのでしょうか。


Sittingチームの出番はまだまだ先です。


小池選手の長身は、スタートハウスによく似合います。

彼は、体をスタートバーの前に落とし込むようにスタートしていきました。

師弟のふたりはその姿を見届けて、自分たちの準備に取りかかります。


約10分後にスタートの順番を迎える東海選手

まだ本調子ではない足が少し気になるのでしょうか。

でも、パラリンピック本番に照準を合わせている彼に、焦りはありません。


東海選手からふたり空いてのスタートは三澤選手

彼は逆に、いろいろと滑りについて考えることがあるようです....


ここで、フィニッシュエリアと繋いでみましょう。


いまちょうど、小池選手の姿が最後の斜面に現れました!

Standingクラスの基準タイムをいま刻みます!

1分7秒フラット!

後に続く選手たちは、このタイムを参考に滑り降りてくることでしょう。


東海選手は今、タイム差というものをそんなに意識していません。

まずは、自分の足の状態が「どの程度」回復しているのか。

そのバロメーターが、他の選手とのタイム差だからです。


足に負担の掛かる硬い斜面。

少し具合を気にしながらのフィニッシュです。

タイムは1分10秒04。

本人には納得出来たのでしょうか?


独特のシルエットで滑り降りるLW2の選手の中では、

トップクラスの実力を誇る三澤選手も続いて降りてきました。

こちらはやや不満げにリーダーズボードに視線を送っています。

1分9秒78....


このあと、残るStandingの選手が降りてきましたが、

3人を上回るタイムは出ませんでした。


0930時に女子選手がスタートして、1時間以上が経過しています。

少し間延びしてしまうのも、Sittingクラスの宿命でしょうか。

改めて気持ちを作り直し、いよいよビブ80番の選手のマシンが、

スタートハウスに入っていきました。


1人の選手がDid not start(不出走:DNS)。

3番目にスタートするのは、

Super-G(スーパー大回転:SG)以来、

絶好調を維持している森井選手

そして、その直後は鈴木選手です。


森井選手がスタートする直前、

SittingトップスタートのRABL Roman選手(AUT)が記録したタイムが、

場内アナウンスに流れます。

1分8秒94。


そのタイムを聞いて笑みを浮かべる森井選手。

きっと、彼ほどのレーサーともなれば、

このコースでどの程度のタイムを出せるかイメージ出来ているはずです。


まるで鼻歌でも歌いながら散歩を始めるようにスタート。

ひと漕ぎ、ふた漕ぎでターン1。

肩をかすめるゲートは、柳の枝のように手折れていきます。


雪面はかなり硬いはずなのに、

エッジコントロールは難しいはずなのに、

まるでフリースキーをしているかのような滑りは、

芸術と言ってもいいかもしれません。


フィニッシュエリアからその姿が見えた時、

歓声がうなりのように響いていきます。

そのまっただ中、フィニッシュラインを通過!

タイムは....1分6秒38!


基準タイムを2.56秒も塗り替える!

大歓声のフィニッシュエリア!

観客に応えるように森井選手はガッツポーズ!


一方、スタートハウスはどよめきが上がりました。

大会アナウンスで森井選手のタイムが伝わった瞬間に、です。

しかし、そのアナウンスもどよめきも、鈴木選手の耳には入っていませんでした。

45秒間隔でスタートした彼は、すでに森井選手の最速ラインをなぞっているのです。


両足切断、LW12-2の鈴木選手はその独特のシルエットで、

遠くからでも彼が降りてきたということを観客に伝えています。


フィニッシュラインを通過!

森井選手から遅れること3.46秒!

思わず天を仰ぐ鈴木選手

かなり残念そうです。


その後、有力選手が次々とDid not finished(途中棄権:DNF)していきます。


まるで、リーディングタイムの「1分6秒38」という、

大きな壁に立ち向かい跳ね返されるようにコース外へと弾き出されていきました。


ビブ98番狩野選手、102番夏目選手、110番横澤選手も。

チームメイトにとっても、その大きな壁は容赦なく立ちはだかりました。

森井、鈴木の両選手が待つフィニッシュエリアに彼らが生還することはなく、

ジャパンチームの1本目は終わりました....


では、1本目の結果をおさらいします。

 
Women's GiantSlalom
 
Sittingクラス
田中佳子選手 6位
  
Men's GiantSlalom

Standingクラス
小池岳太選手 6位
三澤拓選手 14位
東海将彦選手 15位

Sittingクラス
森井大輝選手 1位

鈴木猛史選手 5位
狩野亮選手 DNF
夏目堅司選手 DNF
横澤高徳選手 DNF


鈴木選手はもちろん小池選手も好位置に付け、2本目は大いに期待出来ます(^^


今、選手たちは2本目インスペクション(コース下見)の真っ最中。

そのスタートは1330時です。


では、そのスタート時間までごきげんよう(^^
              ....ナンダコノクギリカタハ?

2013年2月27日水曜日

Japan as No1!....


昨日は、バタバタして投稿することが出来ませんでした。

申し訳ありません....(^^;


そして、もうひとつお詫びさせてください。

Slalom(回転:SL)からジャパンチームに2名の合流があったと書きましたが、

もうおひとりが合流されてました(^^;


その方の名は、田中佳子選手

ご本人やご関係の方々にはご迷惑と不愉快な思いをかけてしまったかも知れません(^^;

心からお詫びいたします....


簡単で申し訳ないですが、田中選手のSLの結果をご紹介しておきます(^^

あの厳しいコンディションの中、23番ビブでスタートした田中選手は、

1本目5番時計、2本目は4番、合計では4位に入る結果を出しました!

タイム差を見る限り、難いバーンに相当苦労したように思えますが、

持ち前のリカバリー能力できっちり完走したようです(^^


田中選手はもうひとレース、

Giant Slalom(大回転:GS)にも出場しますので、お見逃しなく!
                      ミノガシテイテモウシワケアリマセンデシタ....(^^;


では、障害者アルペンスキー世界選手権Day8です!

SuperCombi(スーパー複合:SC)でも、ジャパンチームは世界を席巻していました!


もうすでにリザルトをご覧になっているかも知れませんが、σ(^^;はまだなんです。

白々しく「見てきたように」書いていきますね♪


前日のSlalom(回転:SL)では、まるで鏡のような固い固い雪面に悩まされました。

この日もしっかりと冷え込んでいたようですので、同じようなコンディションなのでしょう。


さて、まずはSCとはどんな競技か、改めてご説明しましょう。


Super-G(スーパー大回転:SG)1本と、

SL1本のあわせて2本の合計タイムで勝敗を決める競技です。


「スピード系」のSGだけ速くてもダメ、「技術系」のSLだけ強くてもダメ。

どちらもバランス良く強くなければとても勝負をかけることは出来ません。

この競技は、まさに「キングオブアルペン」を決める1戦となります。


σ(^^;は、SGもSLもバランス良くビビっていましたから、

「問題外の外側の縁の陰」にいましたけどね♪


まずは、1本目のSGから見ていきましょう。

スタート標高2,075m、フィニッシュ標高1,705mの標高差が370mのコースです。


今回のコースは、先日のSGレースと違うコースで行われましたので、

DownHill(滑降:DH)やSGで上位につけた選手たちのアドバンテージはありません。

全くのイチからレースを組み立てていく必要があります。

それはまた、下位の選手たちにとってもチャンスがあるということ。


コースセッターはオーストラリアチームのコーチ

ゲート数27、ターン数26。

対標高差7%という、ルール上、最少のターン数が設定されました。

それはつまりどういうことかといますと....

このコースで考えられる最も高速レースが行われるということです!(^^


そして、雪面は「Compact(締まった)」ということですので、見応えは十分!

おもしろくなりそうですよ♪


1本目の天候は「Partly cloudy(所どころくも)」、つまりは「晴れ」。

スタート地点の気温-12.7℃、フィニッシュ地点は-8.8℃。


この寒気の中、コースに飛び出していく順番はこうなっています!

女子選手が11カ国25名。

Visually impaired(視覚障害:VI)クラスの選手はビブ(ゼッケン)26番から41番。

ジャパンのエントリーは無し。


Standing(立位)クラスが42番から64番。

ジャパンチームは小池岳太選手がビブ54番、東海将彦選手は56番、

           三澤拓選手が58番。


Sitting(チェアスキー)クラスが65番から95番。

ジャパンチームは、鈴木猛選手66番、狩野亮選手72番、

            森井大輝選手74番、夏目堅司選手83番。

以上、20カ国68名のエントリーです。


当然ですがSCでは、SGとSL両方の出場資格を持っていなければ出られません。

SLからチームに合流した横澤高徳選手はエントリー出来なかったようです。


また、同じく合流組の東海将彦選手は、スタートハウスに現れませんでした。

SLでのDid not finish(途中棄権:DNF)での影響が残っているのかな?....


まずは1本目、SGの結果はこうなりました!

Men's SuperCombi

Standingクラス
小池岳太選手 14位
三澤拓選手 12位

Sittingクラス
森井大輝選手 1位
鈴木猛史選手 5位
夏目堅司選手 7位
狩野亮選手 DNF

森井選手は2位と1.28秒もの差を付ける快走!

SLが得意の三澤、鈴木の両選手はどこまで巻き返せるのか?

小池、夏目の2選手にだってもちろんチャンスはあるぞ!(^^


ところで、この1本目、Sittingクラスの後半は、ものすごく荒れました。

夏目選手の前の選手から12人の選手が滑って、

完走は夏目選手を含めてたったのふたり!

それまで、DNFは「ぱらぱら」ぐらいにしかなかったのですが....

不思議なことがあるものです(^^;


さて、1本目終了後から、お日様は隠れてしまいました。

2本目は「Mostly cloudy(ほとんど雲)」

そんな書き方しなくても「曇り」だけでいいじゃん(^^;


2本目SLの会場は、先日のSLレースのコースへ移ります。

コースが変わるということは結構、大変なんですよ。

SCでは、SGとSLの板を使うわけです。


ホテルからそれぞれが2セットの板を持ち出して、

それぞれのコースに板を持って行かなくてはならない。

チームスタッフの方々は大変お疲れだったことでしょう(^^


そのSLコース、スタート標高1,876m、フィニッシュ標高1,710m、標高差は166mです。

昨日のSLレースは204mの標高でしたから、少し短いコース設定となりました。


コースセッターはカナダチームのコーチ

ゲート数53、ターン数52、対標高差は31.3%。


1345時のスタート時刻なのですが、気温は-10.4℃。まったく上がっていません。

昨日のSLレースの固い堅い硬いレースバーンは、

相も変わらず固い堅い硬い難いままなんでしょうね(^^;

また波乱含みの2本目になるのかな?


オールラウンダーの証明、SCレースの栄冠は誰の手に?

最終結果はこうなりました!


Men's SuperCombi

Standingクラス
8位 三澤拓選手
14位 小池岳太選手

Sittingクラス
優勝 森井大輝選手
2位 鈴木猛史選手
10位 夏目堅司選手

となりました!


森井選手は堂々の逃げ切り!

鈴木選手は一気に4つ順位を上げました!

ジャパン1-2フィニッシュ!おめでとうございました!(^^


三澤選手もSLでは6番手タイムを叩き出し、しっかりとランクアップしてます♪


しかしまあ、森井選手の好調ぶりときたらどうですか?
 
「オッズ」が出されるならきっと、連勝式で105円というところでしょうか(^^


この世界選手権も、残すはGiant Slalom(大回転:GS)と、

Team Event(国別団体戦:TE)のみとなりました。

長いレースウィークもあとわずかです。

もうひと気張り!しっかりやったってや!(^^


....これを書いている時、もうすでにGSの結果は出てるんですけどね(^^;