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2014年2月11日火曜日

アスリートよ、紳士淑女たれ!....

とりあえずは、リンク先の記事をご覧ください。

負けたのにヘラヘラと『楽しかった』はあり得ない」
 竹田恒泰氏の五輪選手への「注文」が賛否両論


FBでシェアして頂いた記事を目にして、

「思うところ多々あり」と何かを書いてみようと思ったのですが....


賛否どちらの意見も「実感」としてある中で、

何が「絶対的正解」というのも言えないので、うにゃうにゃと書きます(^^;


どちらもわかるというのは、

σ(^^自身が、目指すところに届かなかったとはいえ、

「代表」を目指したアスリートだったということと、

「公費」からお給金を頂いている立場であるということと。


それに、竹田氏がお考えの「日本人像」には共感するところが多く、

そして氏をリスペクトしているということもあります。


氏が「提唱」しておられるのは、

「メダルを噛むな」

「国歌君が代は聞くのではなく歌え」の2点。


展開されたツイートでは、

「遠征には国費が投入されているのに、
 負けてヘラヘラ『楽しかった』というコメントはあり得ない」とも。


ひとつずついきましょかね。

まず、「メダルを噛む」という行為について。


σ(^^は大舞台でメダルをもらう機会に恵まれませんでしたが、国内戦では何度かありました。

その際には「噛む」なんて事を思いつきもしませんでした。


竹田氏のツイートで展開された会話の中には、

メディアが「その絵」を求めているんだとという指摘がありましたが、

もし、σ(^^がその状況で求められたとしても、多分断っているかなと思います。

もっとも、「浮かれて思わず」ということがないとは言えませんが(^^;


理由は単純です。

σ(^^がそんなことをしても「ブサイク」だからです♪

「見栄えのあるシーン」を求められて、わざわざブサイクに写る必要もないでしょう?


竹田氏の主張はちょっと違いますけどね。

氏は、メダルを冒涜するという趣旨でおっしゃっていると受け取りました。

五輪のメダルは、引いては「オリンピック憲章」の発現であり、

メダルを冒涜する行為は、五輪の精神そのものを冒涜する行為だとお考えなんでしょう。


それは、自らが叩き出した成績にとどまらず、

それまでの血のにじむような努力の経過や、

ライバルや支援して頂いた全ての方々への思い、

そして、「憲章」が謳う「究極で理想的な世界の実現」そのものも、

冒涜するという事をおっしゃっているのだと解釈しました。


問題なのは、「メダルを噛む」という行為が「冒涜」に値するかどうかというところでしょうか。

まあ、お行儀よくはないですわな(^^;

どの行為がよくて、どれがよくないのか、いちいち上げ始めたらキリがないのですが。


思い当たるのは、クラーク博士「Be gentleman」ですか。

アスリートとして、紳士淑女たれ。

それが「日本人としての美しさ」に通ずるのだと思います。

氏がおっしゃりたいこともおそらくはそういうことかな?


次は、「国歌君が代」についてですね。

これには、「絶対的拒否感」をお示しの方がおられるでしょうね。

個人の信条を、法律で有無を言わせず強制されているとお考えの方もおられるでしょう。

それはそれとして、σ(^^は否定しませんし、何も言いません。


でも、いろいろなお考えに対して何かを言わない代わりに、

σ(^^の個人的な意見も尊重してくださいね。


「君が代」を歌う時、大抵の場合は「日の丸」が目の前にあって、

σ(^^は自然と背筋が伸びることに気がつきます。


日本人であること、

日本という国を思うこと、

雄大な歴史の中に身を置いていること、

などなどといろんな思いがわき上がってきて、とても誇らしくなれるのです。


当然、有史以来の、国家としての過ちも含めて考えるのですが、

なぜそんなことをしてしまったのか、

せずに済む方法はなかったのか、

これからどのように振る舞うことが正しいのかといったことにも、

逃げることなく思考することが出来ます。


国旗国歌を「無視」してもそんなことは出来るだろうとおっしゃる方もおられるかも知れませんが、

国旗国歌を尊重することで、より深く思案することが出来ると考えています。

それに、公務員の立場として、違法行為は出来ません(^^


話がそれ始めたな....


で、なぜ「君が代」を歌わないアスリートがいるかといえば、

「歌えないから」、「知らないから」、「恥ずかしいから」などなど、

その程度の理由しかないと思うんです。


まさか、代表に選ばれはしたけど、

ユニフォームに付いている「日の丸」は引っぺがす!というアンチなアスリートはいないでしょう。

絶対に君が代なんて歌わないし国歌として認めない!というアスリートもいるかもしれませんが、

そんな人でも、自身の表彰台で流れる君が代は「誇り」に思えるのではないでしょうかね?


てことで....

自らの手で君が代を流すことになったアスリートのみなさん?

姿勢良く大きな声で君が代を歌いましょう!

それは自己責任です!(^^


これがふたつ目でしたね。

竹田氏の命令口調のツイートは、

その思いの強さの現れだと「いい方」へ解釈しておきます♪


さて、もうひとつ。

国費を投入されているにも関わらず、負けて楽しかったとは何事だ!

についてですが....


全ての競技について、どのように補助金が出ているのか知っている訳ではありませんが、

国からアスリート個人へ資金の援助が、直接的にある訳ではないと承知しております。


支給された補助金も含め、スポンサーからの協賛金や一般の寄付金などで、

各競技団体は遠征などの活動が出来ている訳です。

そういった資金の中から、代表選手の遠征費等に充当されている事はあるでしょう。

当然、チーム編成に精一杯で、選手たちにお金を回せないという団体もあるはずですが。


こういった事情を顧みずに、

国からお金をもらっているくせに!

という発言は、ちょいといかがなものかと(^^;


国費の投入は「遠征」費への補助であって、

お前らの「遠足」に金を出した訳ではない!

という気持ちはわかりますけどね。


でも、せめてカメラの前だけでも、「悔しい」とか「実力不足です」とか、

そういったコメントをしておけばいいのかといえばそうではないのでしょう。


先ほども書いた通り、

アスリートは「紳士淑女たれ」を求めるのであれば、

「ヘラヘラ」することそのものが「悪」であり、

どんなに実力があったとしても、「ヘラヘラ」してしまう資質の持ち主は、

そもそものところで「代表」の資格無しとなってしまいます。


σ(^^も、もう少し慎重に口を開けばいいのにと思うインタビューもありますし、

逆に、この年でここまでのコメントが出せるのかと驚く場合もよくあります。

コメントすることに慣れていなければ、言葉を間違ってしまうこともあるでしょう。


少し失礼かも知れませんが、同情的な事を申せば、

予選通過出来るかどうかのレベルで参加している選手の中には、

大舞台でのマスコミ対応を、過不足なく出来るという経験が少ないという方もおられるでしょう。

そんな方に、「万人が満足するようなコメント」を求めるのも酷かも知れません。


いやいや、そういうことも含めての「代表」だ、ということであれば、

先ほども書いた通り、競技成績に加えて、

日頃の言動や資質が選考基準になってしまうのでしょう。

もちろん、成績がよければどんなに悪タレでもいいなんて言うつもりはないですが。


それに、「負けてヘラヘラ楽しかった」が見苦しいというのは確かにそうかも知れませんが、

将来の代表を目指す子供たちには、

オリンピックに参加して楽しかったという「本音」を見せることも大切なことだと思うんです。

モチベーションに繋がるところもあるでしょうしね。


ここで氏が問題にしているのは、

「国費」の投入があるにも関わらずということでしょうか。


「国費」というのは、とどのつまり「税金」です。

国民の方々の血税を受け取っておきながら、

白けてしまうようなコメントで国民を失望させるな!というのが氏の思いでしょう。

おっしゃることもわかります。


が、オリンピックだけがそんな行為は許されない、ということでもないでしょう。

「血税」から支援して頂いているにも関わらず、ということであるならば、

税金をあてがわれている全ての個人団体にも言えることでしょうね。

スポーツに限らず。


σ(^^など、生活費を除いて、全てチェアスキーの活動につぎ込んでいました。

税金から頂くお給金を、です。

それだけでは足らずに、借金すらしていたぐらいで。


で、頑張ってね♪と、大変ありがたい応援を頂いた方もあれば、

「なんだあいつは?まともな生活もせずにスキーばっかりしやがって!」

というお叱りを受けたこともあります。


税金から頂くもの全てに品行方正が求められるのであれば、

スキー三昧のσ(^^は「税金どろぼー」以外の何者でもありませんでした。


例を挙げるならば....

スキーなら許されて、パチンコ三昧の公務員は許されない?

生活費を切り詰めてでも高級車を乗り回すのは?

ほぼ毎日飲み歩いて、家庭を顧みないのは?

考え方によっては、税金から給料をもらう公務員は、

個人的な蓄財をすることすら許されないのかも知れません。


極端な事を申し上げれば、本当にキリがなくなってしまいます。

言葉尻をいちいち取り上げていけば、不毛な議論しか進みません。


竹田氏が主張されていることは、

「行為」そのものへの苦言ではなく、

「精神論」なんだろうと思うんです。


特に五輪のような、日本中の耳目を集める場であれば、

なおさら、背筋を伸ばしておかなければならない。

そんなお叱りだったのだろうと考えています。


もちろん、五輪だけでなく、

σ(^^の世界でいえばパラリンピックでもそう、

メジャーマイナーを問わずあらゆる競技もそう、

どこからお金が出ているかを問わず、

アスリートかどうかも問わず。


常に意識していなければならないことは「紳士淑女たれ!」ということでしょうかね(^^

日本人として、アスリートとして、背筋が伸びている方が美しい。

つくづくそんなことを考えた記事でした♪


....でも、紳士かどうかで言えば、σ(^^;は「三流アスリート」だったなぁ。

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