こんばんは(^^
本題に入る前に、頂いてているコメントからご紹介させてください♪
------------------------
1月27日(日):「夢がひとつ叶います....」
なまず様のコメント
「おめでとうございます!
お父さん似に見えますね。
将来“美人過ぎる○○レーサー”として騒がれることでしょう。
生い立ちを紹介する記事にはきっと
そのチャイルドシートにおさまるお嬢さんの写真が使われることでしょう。
私も子供欲しい・・・。」
ありがとうございました!
決して、「お父さん似」と「美人過ぎる」がイコールではないはずですが(^^;
このシートは成長に合わせてポジションを変えていけます。
背比べの柱の傷ではありませんが、座っている写真はいい記録になるでしょう。
いくら子供が欲しくても、合法的な方法じゃなきゃダメですよ(^^;
------------------------
では、本日のお話です(^^
これまで好評(?)な「まるで見てきたような観戦記」ですが、
唯一の弱点をさらけ出してしまいました(^^;
情報が何もない中で、「リザルト」のみを頼りにお送りしてきましたが、
リザルトの「公表」が無いことには、何ひとつ書き進める事は出来ません....
マア、トウゼンデスガ
ジャパンチームが帰国前に参戦していたEuropa Cup、Tarvisio大会。
最終日に行われていたSuperCombi(SC:スーパーコンビ)のリザルトが、
ようやく公表されました(^^;
という事で、夜中になってしまいましたが、
「まるで見てきたように」書いていこうと思います。
(書き始めたのは29日深夜)
眠気にどこまで耐えられる事やら....(^^;
開催日は1月25日(金)、現地時間09:30に1本目がスタートしました。
ところで、「スーパーコンビ(SC)」とはなんぞや?という疑問にお答えしておきます。
スーパーコンビとは、「スーパー複合」ともいいまして、スーパーな複合競技なのです。
以上、説明終わり!
....そんな訳にはいきませんね(^^;
2本勝負の合計タイムで競うのですが、
1本目はSuperG(SG:スーパー大回転)、
2本目はSlalom(SL:回転)の合計タイムで競います。
つまり、高速系と技術系の両方の競技で速くなければ「結果」が残らないという、
とてもエキサイティングな競技な訳です(^^
モータースポーツに例えれば....
高速サーキット1周のタイムと、
ジムカーナ1本のタイムを合計して順位を決めるようなもの。
「ぶっ飛ぶ」度胸と「クルクル回る」技術の両立がなければ勝てない種目です。
まずは、1本目!SGから見ていきましょう!
あ、ひとつ言い忘れました。
1本目のSGは、SCの1本目というだけではなく、
「SG」単独のレースとしても成立しております。
つまり、1本目のラップ(トップタイム)は、そのままSGの優勝者となるわけです。
これも健常者のアルペンにはない計らいです(^^
見上げてご覧~♪
会場では、太陽の日差しが目に突き刺さってきます!
天候は「Sky Clear」!
もう説明するほどのことではありません。
SkyがClaerなんです(^^
気温は、スタート地点で-8℃、フィニッシュ地点で-4℃。
これ以上に無いぐらいに「最高」のコンディションではないでしょうか♪
1本目のセットはロシアチームのコーチ。
使用するコースは、前日のDownHill(DH:滑降)と同じ、
スタート標高1,300m、フィニッシュ標高845m、標高差455mとなっています。
SCの1本目とは言え、SGのルールに沿ってコースが作られます。
ヨーロッパカップのSGは、350m~600mの標高差、
標高差に対して7%以上のターン数を求められています。
455mですから、最低で32ターンが必要。
今回のコースは33ターンが設定されています。
ルール上は、ターンが少なくスピードの出る「イケイケセット」ということですか(^^
では、1本目のスタート順を確認します。
女子選手が11カ国22名。
男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。
あれれ?
女子22名なのに、男子は21番から?
23番からが男子じゃないの??
なぜだかわかりませんが、女子にはビブ76番と77番がありますねぇ....
何でだ?スタート順が決まってから追加のエントリーを認めた??
もしかして、男子だと思っていた選手が実は女子と判明したとか。
ソンナワケナイカ(^^;
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から28番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは29番から53番。
ジャパンチームは小池岳太選手が46番、三沢拓選手が32番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが54番から75番。
ジャパンチームは、森井大輝選手55番、狩野亮選手57番、
鈴木猛選手59番、夏目堅司選手68番。
以上、14カ国55名のエントリーです。
SCの1本目とSGのレースを兼ねたスタート。
そのモチベーションは、どんな盛り上がりを見せたのか?
その結果は....?
1本目のクラスラップはジャパンのかっとび野郎、狩野亮選手!
スピードキングは威風堂々、SGクラス優勝!!
おめでとう!!!(^^
高速系のこの強さはいったい何だ???(^^
1本目の結果です!(SGでは最終結果)
Men's SuperG
Standingクラス
10位 小池岳太選手
13位 三澤拓選手
Sittingクラス
1位(SG優勝) 狩野亮選手
2位 森井大輝選手
4位 夏目堅司選手
7位 鈴木猛史選手
オールラウンダーの森井選手は、しっかりと好位置をキープ!
特筆は夏目選手!0.07秒差で4位!!
0.07秒って、何m差だよ?
時速80km/hでフィニッシュラインを通過したなら....1.5m差!
SGの板の長さは205cmなんだぜ?
その差が板1本分もなかったって事かよ(^^;
ポディウムまでのこの小さくて大きすぎる差!
これがレース残酷なところ....
鈴木選手はラップの狩野選手から1.33秒差。
この差なら「したり顔」か(^^
なぜなら、SGのレースでは7位に終わりましたが、
まだ途中のSCレースの2本目はSL。
「世界最速スラローマー」の鈴木選手には、
この2本目でひっくり返すには十分すぎるタイム差。
さあ、お楽しみの2本目を見ていきましょう!
(ここでσ(^^;は寝落ち、続きは翌30日に書いております)
Course Setterはスロバキアのコーチです。
スタート標高950m、フィニッシュ標高815m、標高差135m。
ヨーロッパカップのルールでは、SLは標高差が120m~200m、
ターン数が標高差に対して30~35%の±3ターン。
今回のセットはゲート数44、ターン数42、
標高差に対して31.1%ですから、「速め」のコースですね。
という事は、ひとつのミスでも結構な影響が出るということでしょうか....
ここで、ジャパン各選手の、トップとのタイム差を確認しておきましょう。
Standingクラス
小池岳太選手 +3.75秒
三沢拓選手 +5.60秒
Sittingクラス
狩野亮選手 +0.00秒
森井大輝選手 +0.64秒
夏目堅司選手 +1.00秒
鈴木猛選手 +1.33秒
このタイム差を意識しながらの2本目。
攻めるのか?守るのか?
結果はこうなった!!
Men's SuperCombi
Standingクラス
9位 小池岳太選手
11位 三澤拓選手
Sittingクラス
優勝 鈴木猛史選手
4位 森井大輝選手
9位 狩野亮選手
DNF 夏目堅司選手
やっぱり、やりやがった(^^
鈴木選手、SC優勝おめでとう!
でも、あっさりと決めたというわけでもなさそうです。
2位のNOLTE Thomas(GER)選手とは1本目0.03秒差。
ほとんど差のない2人がぶっちぎり、0.55秒差でかろうじて鈴木選手がトップに立ったと。
これからのSLではNOLTE選手も要注意か?
SGで優勝した狩野選手は2本目で沈んでしまい、
SG2位の森井選手も2本目は6番手タイム。
夏目選手は2本目DNF....
トリノモデルが抱えるSLの課題は、
こういう場面で顕著ですなぁ。
どうにかしたいなぁ....(^^;
Standingクラス、三澤選手は2本目7番手タイムと巻き返しを図りました。
少しずつ調子が出てきていると信じています(^^
さあ、これで本当に前半戦の終了です。
今頃みんな、ゆっくりと疲れを癒していることでしょう。
いや、帰国したらしたでバタバタしてしまうかな?
いずれにせよ、お疲れ様でした!
ワールドカップは、2月11日(現地時間)からスロベニアのログラで再開されます。
懲りもせずに、σ(^^は見てきたつもりで書いていきますので、
よろしければお付き合いくださいね♪
一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!
2013年1月30日水曜日
2013年1月27日日曜日
夢がひとつ叶います....
親バカ全開の気が出つつあるバカ親な山本新之介です(^^
ひとつ、昔から抱いていた夢が叶いそうでウズウズとしています♪

レカロ
スタート07
0才~7才用
チャイルドシートが義務化されてからというもの、ずっと抱いていた夢なんです。
「君の背中は生まれてきてからずっと、レカロに包まれてきたんだよ」
このひと言を、子供が大きくなったときに言いたかった(^^;
バタバタで取付のテストをしていませんが、
時間を見つけて、説明書とにらめっこしながらにやけることにします(^^
こんなバカ親に、ありがたいコメントを頂きました!
頂いたのは子育てでは大先輩、人生では戦友のこの方(^^
------------------------
1月27日(日):「今日は私事で....」
デブデブ・ストーナー様のコメント
「おめでとうございます!
やっぱ人体の不思議というか
生命誕生の不思議ですな!
満月の夜に産まれた新しい命(^^)
パパに始まり~お父さん~オヤジ~くそジジイ(笑)
子供の成長と共に一緒に成長して下さいね(^^)」
ありがとうございました!
「その時」に立ち会いをしていたのですが、
もう、特撮映画を見ているかのような光景でした(^^
出産後、妻と二人で、
「こんなのが入ってて、出てきたんだね」
としみじみと話していたものです。
子供の成長ですか....
モータースポーツを志す娘になれば、
三井学級にお預けしますね(^^」
------------------------
....このブログ、親バカブログにだけはしないでおこう(^^;
親バカなバカ親が書き綴るブログだけれども♪
ひとつ、昔から抱いていた夢が叶いそうでウズウズとしています♪

レカロ
スタート07
0才~7才用
チャイルドシートが義務化されてからというもの、ずっと抱いていた夢なんです。
「君の背中は生まれてきてからずっと、レカロに包まれてきたんだよ」
このひと言を、子供が大きくなったときに言いたかった(^^;
バタバタで取付のテストをしていませんが、
時間を見つけて、説明書とにらめっこしながらにやけることにします(^^
こんなバカ親に、ありがたいコメントを頂きました!
頂いたのは子育てでは大先輩、人生では戦友のこの方(^^
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1月27日(日):「今日は私事で....」
デブデブ・ストーナー様のコメント
「おめでとうございます!
やっぱ人体の不思議というか
生命誕生の不思議ですな!
満月の夜に産まれた新しい命(^^)
パパに始まり~お父さん~オヤジ~くそジジイ(笑)
子供の成長と共に一緒に成長して下さいね(^^)」
ありがとうございました!
「その時」に立ち会いをしていたのですが、
もう、特撮映画を見ているかのような光景でした(^^
出産後、妻と二人で、
「こんなのが入ってて、出てきたんだね」
としみじみと話していたものです。
子供の成長ですか....
モータースポーツを志す娘になれば、
三井学級にお預けしますね(^^」
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....このブログ、親バカブログにだけはしないでおこう(^^;
親バカなバカ親が書き綴るブログだけれども♪
今日は私事で....
日本海側は、大荒れですな(^^
舞鶴市もしっかりと雪化粧♪
みなさま、くれぐれも風邪とかインフル何とかとかにかからないように(^^
さて、今日(26日)の投稿は、極めて私事にてご容赦を。
夕方から、ここに張り付いてしました。
はい、もうおわかりですね(^^
妻が無事に長女を出産いたしました!
明け方が勝負の長丁場と覚悟していたのですが、
現場でお世話になった先生や助産師さんのご指導の下、
チョー安産!!!(^^
本当にありがとうございました♪
出産後に娘を抱かせてもらったのですが、
なんとも言えない感慨深さに包まれました。
特に、目があった瞬間....
不覚にも、なぜかドキドキしてしまい....(^^
(妻と娘には無許可での掲載のため、
あとで何を言われる事やら^^;)
曲がりなりにも、人並みに「親父」というものを経験させてもらえるようで♪
これから、どんな人生が待ち受けているのでしょうかねぇ(^^;
山本新之介第3幕、始まります!
イヤ、ソンナタイシタコトデハナイデスガ....
子供が生まれて、一番最初にしたこと!
産婦人科から帰宅するための、
車の雪掻き!(^^
ま、これもいい思い出だろうね♪
2013年1月25日金曜日
コンマ1秒の世界....
よく、レースの話では「0.1秒の世界」という表現がされます。
まあ、そんな話を聞いてもピンと来ないのは確かですよね(^^;
「ああ、実感出来ないぐらいにシビアな世界なんだな」
ということが、おぼろげにわかるぐらいでしょうか。
そんなとき、σ(^^はこういう説明をしています。
「早口で『あいうえおかきくけこ』と言った時、
その『あ』と発音した時間がコンマ1秒だよ」と。
これもよくわからないたとえですが(^^;
そんなよくわからない時間の話が、現実として存在するレースの世界。
そのわずかな時間差に決定づけられる世界に魅了された戦士たちのお話です。
ヨーロッパカップ、イタリアはタルビシオ大会、
DownHill(DH:滑降)のレースが開催されました。
ジャパンナショナルチームが一時帰国する前の高速系レースです。
どのような結果が彼らに突きつけられたのか?
そして、σ(^^たちはどこまでその事実を理解出来るのか?
「リザルト」だけで読み解いていくシリーズ、コンマ1秒の世界を想像していきましょう♪
リザルトをお手元に、本日もお付き合いください(^^
この日のコース上には、厚い雲が垂れ込めていました。
「Mostly Cloudy」、ほとんど曇りという、
実に英語らしい表現で天候が発表されています。
気温は、スタート地点で-12℃、フィニッシュ地点は-4℃。
コースは昨日までと同じ455mの標高差。
標高が100m上がると気温は0.6℃下がると聞いたことがあります。
同じような大気条件だとしたら、455mだと3℃弱の気温差しかないのですが、
この朝のこれだけの気温差は、寒気が張り出していたのが原因でしょうね。
どのあたりまでが冷たい空気だったのかわかりませんが、
コースの前半と後半はコンディションが違うことがわかります。
その違いについては後ほど(^^
コースセットは昨日までと全く同じですので、省略!
インスペクションでは、雪質やコース上での風景、目標物を再確認してレースに備えます。
ではここで、スタートを待ちわびる選手たちの順番を確認していきましょう。
女子選手が9カ国20名。
男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から28番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは29番から53番。
ジャパンチームは小池岳太選手が44番、三沢拓選手が49番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが54番から73番。
ジャパンチームは、鈴木猛選手55番、狩野亮選手57番、
森井大輝選手60番、夏目堅司選手69番。
以上、14カ国53名のエントリーです。
今季初のDHレース。みんなどんな気持ちで迎えたかな?
昨日2本目のトレーニングランで、
Sittingクラスのラップ(トップタイム)を叩き出した狩野選手はノリノリか?(^^
さあ、1本勝負で行われたDH!その結果はどうなった???
ジャパンが誇るスピードスター狩野亮選手!
堂々のSittingクラス優勝!!
おめでとう!!!(^^
昨年末の菅平で会った時には、まだセッティングで悩んでいたようでしたが、
高速系ではしっかりと調子を合わせてきたようですな♪
狩野選手の優勝タイムは、2位と0.16秒差!
早口で「あいうえおかきくけこ」の「あい」すら言えない時間。
いったいどんな差だよ(^^;
フィニッシュラインでのスピードがどの程度出ていたかわかりませんが、
80km/hだったとして、2位の選手との距離は3m強!
1分ちょいをぶっ飛ばして滑り降りて、軽自動車1台分の長さしか差の付かない勝負(^^;
なんとシビアな世界でしょうか....
では、1レース目の最終結果です。
Men's Downhill1
Standingクラス
12位 小池岳太選手
18位 三澤拓選手
Sittingクラス
優勝 狩野亮選手
5位 森井大輝選手
8位 鈴木猛史選手
9位 夏目堅司選手
みんなしっかりと完走して結果を残しました(^^
ところでこのレースのSittingクラス、
狩野選手からちょうど1秒で、7位の選手がフィニッシュしております。
早口で「あいうえおかきくけこ」と言う間に7名の選手がフィニッシュしたのです。
まさにコンマ以下の戦い!
この臨場感を実感出来ないのがもどかしい!(^^;
さて、先に書きましたコース上で気温の変化がある場合の影響について、少し簡単にご説明♪
気温が低くなれば空気は収縮し、密度が上がります。
その分、たくさんの空気をかき分けて滑ることになりますので、空気抵抗は増えます。
こういったコンディションでは、スピードを殺さずに滑ることがキモとなります。
つまり、体型がスマートな選手が有利と言うこと。
体型がごっつい選手は出来る限り、
少しでも多くの時間で身をかがめ、空気抵抗を少なくする必要があります。
今回のように、コース途中で多くの温度差があるようなレースでは、
こういった攻め方も必要になってくるのではないかと愚考する次第です(^^
さて、今回のタルビシオ大会では期間の前半にキャンセルが相次ぎましたので、
この日は2レースが立て続けに行われました。
2レース目のリザルトはこちら。
全く同じコースが使用されましたので、
2レース目のコース紹介も省略させて頂きます(^^;
天候は少し悪くなりましたね。
「Light Snow」ですから、少し雪模様というところですか。
1レース目にのしかかっていた寒気は抜けていったようで、
スタート地点-4℃、フィニッシュ地点で0℃となっています。
コース全体が同じ性質の空気に包まれているはずなので、
1レース目のような空気抵抗の影響は少なくなっているでしょう。
では、2レース目のスタート順をご紹介!
1レース目と同じく女子選手は9カ国20名のエントリー。
男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から28番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは29番から53番。
ジャパンチームは小池岳太選手が44番、三沢拓選手が49番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが54番から73番。
ジャパンチームは、狩野亮選手58番、森井大輝選手59番、
鈴木猛選手61番、夏目堅司選手69番。
以上、こちらも1レース目と同じ、14カ国53名のエントリーでした。
「亮ぁ、このレースも獲っちゃう?(笑)」なんて、すぐ後の森井選手が冷やかして。
で、狩野選手も「いっちゃいますか♪」なんて応えたり(^^
(注:そんな会話があったかどうか、ホントの所はわかりません^^;)
さあ、いろんな想像(妄想)の後、
全ての選手がフィニッシュを切った2レース目の結果はどうなった???
Men's Downhill2
Standingクラス
15位 小池岳太選手
18位 三澤拓選手
Sittingクラス
4位 狩野亮選手
5位 森井大輝選手
11位 夏目堅司選手
12位 鈴木猛史選手
狩野選手の連勝はならず!残念!(^^
このレースもSittingクラスでは、1秒の間に7名の選手がフィニッシュしてます。
アルペンの高速系レースではミスとも言えないミスで大きくタイムをロスしますので、
トップ争いなんて「運」次第なところもあるんでしょうねぇ。
鈴木選手は中間で7番手タイムだったのに、結果は12位。
きっと彼も、本当に些細なミスをしてしまったんでしょう。
スキーにはアクセルもなければ、
モータースポーツのように前走者のスリップストリームも利用出来ません。
「あっ!」と思った瞬間に勝負が決まってしまったりする恐ろしいレースです(^^;
恐ろしいと言えば、リザルトを見て少し気がついたところありません?
この日の2レース、Sittingクラスのレースポイントがヤケにでっかくないですか?
レースポイントは3クラス統合したタイムで計算されるので、
こういう結果になってしまっているんです。
でも、Sittingクラスの全員が、大きくタイムを落としたということではありません。
これは、チェアスキーという特性が影響しています。
アルペンスキーという競技は、スピードが命。
アクセルのないスキーでスピードを出すには、
雪面との摩擦抵抗を少なくすることが絶対条件です。
そのため、選手たちは「目が飛び出るような値段」のワックスを、
惜しげもなくスキー板に塗り込んでいます。
2本のスキーで滑るVIクラスやSittingクラスの選手は、
その体重が2カ所に分散されますので抵抗は少なくなりますが、
逆に、SittingクラスのLW2(1本スキー)の選手やSittingクラスでは、
1本のスキーに全体重が乗っかりますので、雪面の抵抗はものすごく高くなります。
さらに、チェアスキーでは10kg以上ものフレーム重量も加わります。
これでは、どんなにスキー板のチューンナップをしたとしても、
スピードなんて上げられるはずもありません。
スピードが上がらなければタイムは出ない。
タイムが出なければ、レースポイントは巨大にものになるという仕組み。
これはルールで決められていることですので、
仕方ないっちゃぁ仕方ないのですが、ちょいと納得出来ませんよねぇ....(^^;
Sittingクラスで、コンマ何秒差の勝負に競り勝ったのに、
構造上の理由で80とか90とかのポイントしかもらえない。
これは、IPCには早急にルール改正をしてもらうべきでしょうね。
もうひとつ、恐ろしいことというか想像ですが。
この日の2レースともDid Not Start(欠場)だった中に、
GREEN Ralph(USA、Standingクラス:LW2)という選手がいます。
ごっつい体格の黒人選手で、
かつて、八方尾根で開催されたワールドカップで会った時、
腕相撲の勝負を申し込んだことがあります。
「Youの腕を壊したくないんだ」と丁重に断られました(^^;
で、このNice Guy、ラルフ選手は経歴も異色で、高校時代はクォーターバック。
アメフト好きのσ(^^にとっては、これだけでもすげーっ!て思うのですが、
なぜ片足になったかという理由も異色。
話を聞いてみれば、ショットガンで足を吹っ飛ばされたそうです。
いま銃規制で揺れている、アメリカならではの受障理由(^^;
で、このラルフ選手、昨日のトレーニングラン2本目でDNF。この日の2レースは欠場。
ということはなんですか?昨日、シャレにならない怪我しちゃったとか?
ちょいと打撲がひどいからスタートを見合わせたという程度ならいいのですが、
大事のないことを祈っております....
DHのような高速系レースでは、
最悪の場合、体がバラバラになってしまうような深刻な事故も起こりえます。
勝った負けただけの軽々しいイベントではないことも、
ある意味でレースを盛り上げている要因のひとつではないでしょうかねぇ(^^
まあ、そんな話を聞いてもピンと来ないのは確かですよね(^^;
「ああ、実感出来ないぐらいにシビアな世界なんだな」
ということが、おぼろげにわかるぐらいでしょうか。
そんなとき、σ(^^はこういう説明をしています。
「早口で『あいうえおかきくけこ』と言った時、
その『あ』と発音した時間がコンマ1秒だよ」と。
これもよくわからないたとえですが(^^;
そんなよくわからない時間の話が、現実として存在するレースの世界。
そのわずかな時間差に決定づけられる世界に魅了された戦士たちのお話です。
ヨーロッパカップ、イタリアはタルビシオ大会、
DownHill(DH:滑降)のレースが開催されました。
ジャパンナショナルチームが一時帰国する前の高速系レースです。
どのような結果が彼らに突きつけられたのか?
そして、σ(^^たちはどこまでその事実を理解出来るのか?
「リザルト」だけで読み解いていくシリーズ、コンマ1秒の世界を想像していきましょう♪
リザルトをお手元に、本日もお付き合いください(^^
この日のコース上には、厚い雲が垂れ込めていました。
「Mostly Cloudy」、ほとんど曇りという、
実に英語らしい表現で天候が発表されています。
気温は、スタート地点で-12℃、フィニッシュ地点は-4℃。
コースは昨日までと同じ455mの標高差。
標高が100m上がると気温は0.6℃下がると聞いたことがあります。
同じような大気条件だとしたら、455mだと3℃弱の気温差しかないのですが、
この朝のこれだけの気温差は、寒気が張り出していたのが原因でしょうね。
どのあたりまでが冷たい空気だったのかわかりませんが、
コースの前半と後半はコンディションが違うことがわかります。
その違いについては後ほど(^^
コースセットは昨日までと全く同じですので、省略!
インスペクションでは、雪質やコース上での風景、目標物を再確認してレースに備えます。
ではここで、スタートを待ちわびる選手たちの順番を確認していきましょう。
女子選手が9カ国20名。
男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から28番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは29番から53番。
ジャパンチームは小池岳太選手が44番、三沢拓選手が49番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが54番から73番。
ジャパンチームは、鈴木猛選手55番、狩野亮選手57番、
森井大輝選手60番、夏目堅司選手69番。
以上、14カ国53名のエントリーです。
今季初のDHレース。みんなどんな気持ちで迎えたかな?
昨日2本目のトレーニングランで、
Sittingクラスのラップ(トップタイム)を叩き出した狩野選手はノリノリか?(^^
さあ、1本勝負で行われたDH!その結果はどうなった???
ジャパンが誇るスピードスター狩野亮選手!
堂々のSittingクラス優勝!!
おめでとう!!!(^^
昨年末の菅平で会った時には、まだセッティングで悩んでいたようでしたが、
高速系ではしっかりと調子を合わせてきたようですな♪
狩野選手の優勝タイムは、2位と0.16秒差!
早口で「あいうえおかきくけこ」の「あい」すら言えない時間。
いったいどんな差だよ(^^;
フィニッシュラインでのスピードがどの程度出ていたかわかりませんが、
80km/hだったとして、2位の選手との距離は3m強!
1分ちょいをぶっ飛ばして滑り降りて、軽自動車1台分の長さしか差の付かない勝負(^^;
なんとシビアな世界でしょうか....
では、1レース目の最終結果です。
Men's Downhill1
Standingクラス
12位 小池岳太選手
18位 三澤拓選手
Sittingクラス
優勝 狩野亮選手
5位 森井大輝選手
8位 鈴木猛史選手
9位 夏目堅司選手
みんなしっかりと完走して結果を残しました(^^
ところでこのレースのSittingクラス、
狩野選手からちょうど1秒で、7位の選手がフィニッシュしております。
早口で「あいうえおかきくけこ」と言う間に7名の選手がフィニッシュしたのです。
まさにコンマ以下の戦い!
この臨場感を実感出来ないのがもどかしい!(^^;
さて、先に書きましたコース上で気温の変化がある場合の影響について、少し簡単にご説明♪
気温が低くなれば空気は収縮し、密度が上がります。
その分、たくさんの空気をかき分けて滑ることになりますので、空気抵抗は増えます。
こういったコンディションでは、スピードを殺さずに滑ることがキモとなります。
つまり、体型がスマートな選手が有利と言うこと。
体型がごっつい選手は出来る限り、
少しでも多くの時間で身をかがめ、空気抵抗を少なくする必要があります。
今回のように、コース途中で多くの温度差があるようなレースでは、
こういった攻め方も必要になってくるのではないかと愚考する次第です(^^
さて、今回のタルビシオ大会では期間の前半にキャンセルが相次ぎましたので、
この日は2レースが立て続けに行われました。
2レース目のリザルトはこちら。
全く同じコースが使用されましたので、
2レース目のコース紹介も省略させて頂きます(^^;
天候は少し悪くなりましたね。
「Light Snow」ですから、少し雪模様というところですか。
1レース目にのしかかっていた寒気は抜けていったようで、
スタート地点-4℃、フィニッシュ地点で0℃となっています。
コース全体が同じ性質の空気に包まれているはずなので、
1レース目のような空気抵抗の影響は少なくなっているでしょう。
では、2レース目のスタート順をご紹介!
1レース目と同じく女子選手は9カ国20名のエントリー。
男子はビブナンバー(ゼッケン番号)21番から。
Visually Impaired(VI:視覚障害)クラスが21番から28番、ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは29番から53番。
ジャパンチームは小池岳太選手が44番、三沢拓選手が49番のスタート。
Sitting(チェアスキー)クラスが54番から73番。
ジャパンチームは、狩野亮選手58番、森井大輝選手59番、
鈴木猛選手61番、夏目堅司選手69番。
以上、こちらも1レース目と同じ、14カ国53名のエントリーでした。
「亮ぁ、このレースも獲っちゃう?(笑)」なんて、すぐ後の森井選手が冷やかして。
で、狩野選手も「いっちゃいますか♪」なんて応えたり(^^
(注:そんな会話があったかどうか、ホントの所はわかりません^^;)
さあ、いろんな想像(妄想)の後、
全ての選手がフィニッシュを切った2レース目の結果はどうなった???
Men's Downhill2
Standingクラス
15位 小池岳太選手
18位 三澤拓選手
Sittingクラス
4位 狩野亮選手
5位 森井大輝選手
11位 夏目堅司選手
12位 鈴木猛史選手
狩野選手の連勝はならず!残念!(^^
このレースもSittingクラスでは、1秒の間に7名の選手がフィニッシュしてます。
アルペンの高速系レースではミスとも言えないミスで大きくタイムをロスしますので、
トップ争いなんて「運」次第なところもあるんでしょうねぇ。
鈴木選手は中間で7番手タイムだったのに、結果は12位。
きっと彼も、本当に些細なミスをしてしまったんでしょう。
スキーにはアクセルもなければ、
モータースポーツのように前走者のスリップストリームも利用出来ません。
「あっ!」と思った瞬間に勝負が決まってしまったりする恐ろしいレースです(^^;
恐ろしいと言えば、リザルトを見て少し気がついたところありません?
この日の2レース、Sittingクラスのレースポイントがヤケにでっかくないですか?
レースポイントは3クラス統合したタイムで計算されるので、
こういう結果になってしまっているんです。
でも、Sittingクラスの全員が、大きくタイムを落としたということではありません。
これは、チェアスキーという特性が影響しています。
アルペンスキーという競技は、スピードが命。
アクセルのないスキーでスピードを出すには、
雪面との摩擦抵抗を少なくすることが絶対条件です。
そのため、選手たちは「目が飛び出るような値段」のワックスを、
惜しげもなくスキー板に塗り込んでいます。
2本のスキーで滑るVIクラスやSittingクラスの選手は、
その体重が2カ所に分散されますので抵抗は少なくなりますが、
逆に、SittingクラスのLW2(1本スキー)の選手やSittingクラスでは、
1本のスキーに全体重が乗っかりますので、雪面の抵抗はものすごく高くなります。
さらに、チェアスキーでは10kg以上ものフレーム重量も加わります。
これでは、どんなにスキー板のチューンナップをしたとしても、
スピードなんて上げられるはずもありません。
スピードが上がらなければタイムは出ない。
タイムが出なければ、レースポイントは巨大にものになるという仕組み。
これはルールで決められていることですので、
仕方ないっちゃぁ仕方ないのですが、ちょいと納得出来ませんよねぇ....(^^;
Sittingクラスで、コンマ何秒差の勝負に競り勝ったのに、
構造上の理由で80とか90とかのポイントしかもらえない。
これは、IPCには早急にルール改正をしてもらうべきでしょうね。
もうひとつ、恐ろしいことというか想像ですが。
この日の2レースともDid Not Start(欠場)だった中に、
GREEN Ralph(USA、Standingクラス:LW2)という選手がいます。
ごっつい体格の黒人選手で、
かつて、八方尾根で開催されたワールドカップで会った時、
腕相撲の勝負を申し込んだことがあります。
「Youの腕を壊したくないんだ」と丁重に断られました(^^;
で、このNice Guy、ラルフ選手は経歴も異色で、高校時代はクォーターバック。
アメフト好きのσ(^^にとっては、これだけでもすげーっ!て思うのですが、
なぜ片足になったかという理由も異色。
話を聞いてみれば、ショットガンで足を吹っ飛ばされたそうです。
いま銃規制で揺れている、アメリカならではの受障理由(^^;
で、このラルフ選手、昨日のトレーニングラン2本目でDNF。この日の2レースは欠場。
ということはなんですか?昨日、シャレにならない怪我しちゃったとか?
ちょいと打撲がひどいからスタートを見合わせたという程度ならいいのですが、
大事のないことを祈っております....
DHのような高速系レースでは、
最悪の場合、体がバラバラになってしまうような深刻な事故も起こりえます。
勝った負けただけの軽々しいイベントではないことも、
ある意味でレースを盛り上げている要因のひとつではないでしょうかねぇ(^^
2013年1月24日木曜日
そのまま帰国と思ってた....
先日から、障害者アルペンスキーワールドカップを、
リザルトの情報だけを頼りに「まるで見てきたよう」に書き綴ってきました。
ジャパンナショナルチームは、前半戦終了後そのまま帰国と思っていたのですが、
貪欲な戦士たちは、カテゴリーレベルがひとつ低いEuropa Cupに参戦しているようです(^^
これまでまだ開催のない、高速系種目への「足馴らし」だとか。
開催地はItalyのTarvisio。
種目はDownHill(DH:滑降)とSuperCombi(SC:スーパーコンビ)。
高速系のレースは何本ものゲレンデを封鎖して、
徹底的に安全を確保した上で開催されますので、
そうそうトレーニングが出来るものでもありません。
正直、「ぶっつけ本番」でレースをする選手も多いでしょう。
ですので、ワールドカッパーともなれば、
カテゴリーレベルの低いレースへ「練習」のためにエントリーすることもあります。
特にDHは、「スポーツ」という枠を「突き抜けたレベル」でのスピードと危険があるので、
他のアルペン種目とは異なる運営がされています。
コースインスペクション(下見)でしっかりコースを見極めるのはいつもと同じなのですが、
DHではTrainning Runが設定されています。
このタルビシオ大会での当初の予定では、
21日~22日に1本ずつトレーニングラン、
23日~24日に1本ずつのレースでした。
4日間4本のランはいずれも全く同じコースで設定され、
日によって滑り方が変わるということはありません。
コースに慣れる分、選手たちはスピードの限界に挑むことが出来るので、
まさに「非現実的」なレースが展開されるのです(^^
イギリスではF1パイロットが英雄であるのと同じように、
ヨーロッパではDHレーサーがリスペクトされています。
さあ、蘊蓄はこのぐらいにしておいて(^^;
リザルトを見ていきましょう!
とは言いましても、悪天候かなんなのか現地では予定が変更されています。
21日~22日はキャンセル、23日はトレーニングランの日となったようです。
DHではトレーニングランにもリザルトが出るんですよ(^^
(1本目リザルト、2本目リザルト)
使用されたコースは、スタート標高1,300m、フィニッシュ標高845mで標高差が450m。
コースセッターはイタリアチームのコーチが勤めました。
ゲート数が29、ターン数は公表されていません。
DHはゲートでコースを作ると言うより、斜面なりに滑り降りていくレースです。
ゲートの役目はターンをさせるのではなく、コースを「案内」するためのもの。
ルールに、DHのゲート数は「必要に応じて」と書いてあるのも納得です(^^
ちなみにDHの標高差、
ルールではワールドカップで450m~800m、
ヨーロッパカップでは400m~800m。
いずれにしても、えらい高さから落ちてくるもんですなぁ....(^^;
天候は薄曇り、気温は0℃。
DHのような高速系種目では、低すぎる気温の空気が強制的に肺まで送られますので、
呼吸器系にダメージを受けることもあります。
だから、寒すぎないのはいいことかな?
では、この日のトレーニングランの結果をご紹介!
MEN'S DOWNHILL TRAINING1
Standingクラス
16位小池岳太選手
23位三澤拓選手
Sittingクラス
2位森井大輝選手
5位鈴木猛史選手
8位狩野亮選手
10位夏目堅司選手
1本目は14カ国54名のエントリーがありました。
なお、レース本番ではないので、リザルトにポイントは記載されません。
立て続けに2本目もいきましょう(^^
MEN'S DOWNHILL TRAINING2
Standingクラス
16位小池岳太選手
21位三澤拓選手
Sittingクラス
1位狩野亮選手
2位森井大輝選手
6位鈴木猛史選手
10位夏目堅司選手
1本目と同じ、14カ国54名のエントリーでした。
みんな、2本目はしっかりとタイムを削ってきていますね。
特に狩野選手はすごい(^^
2本目、中間計時、フィニッシュともにトップタイムで降りてきました。
「IT1」の欄、カッコ書き付きのあるタイムは、
「Interval Time1(中間計時)」として計測されています。
狩野選手本人は嫌がる言い方かも知れませんが、
ジャパンのスピードキングは健在です(^^
森井選手も2本とも安定した順位を出していて、
オールラウンダーの本領発揮が期待出来ますね♪
さて、このDHという競技、その凄さをいちばん実感出来るのはコース脇で見ることですが、
こちらではリザルトの文字しか見られません(^^;
「まるで見てきたように」感じるには、少し工夫が要ります。
計算しましょう♪
例えば、2本目Sittingクラストップの狩野選手の滑り。
450mの標高を1分5秒60で降りてきました。
これは係数での計算タイムですから、逆算した実測タイムは 1分18秒72。
この実測タイムで計算した平均秒速は5.71m/secです。
1秒あたり、2階の高さから地面までとほぼ同じ高さを落ちていきます。
重力加速度が約9.8m/sec.sec.ですから、
落下速度でいえば、0.6秒ほど落ちた頃のスピードということですな。
この時の平均時速は約20km/h。
あれ?この程度のスピード?なんて言わないでくださいね(^^;
これは垂直に落ちただけのスピード。
コースは斜面ですから、もっと長い距離をもっと速いスピードで移動しているわけです。
例えばコースの平均斜度が20度であれば、そのスピードは100km/h。
25度でも80km/hの速度が出ていることになります。
生身で、100km/hのスピードで「何か」に突っ込んだら、きっと痛いに違いない。
イタイナンカデスムモノカ(^^;
コントロールの出来る乗り物、例えばバイクの「100km/h」はきっと「快適」なスピードでしょう。
ところが、ブレーキ装置もハンドルもないスキーの「100km/h」は?
高いところから3秒ほど落ちたとき(空気抵抗のない場合)に出ているスピードが「100km/h」。
ちなみに、自由落下で「100km/h」を出そうと思えば、約40m以上の高さが必要です♪
DHレーサーが「英雄」といわれる理由が、これで少しわかりますよね(^^
2013年1月22日火曜日
「三方一両損」と「純粋な心」....
この国の内外で、やりきれない出来事が続いています。
アルジェリアのテロ。
人の命をなんだと思ってる!とは、日本人に限らず、
普通の人間性を持ち合わせている方には自然な感情だと思います。
にもかかわらず、「政治」という判断が入った途端、
あんなにも非情な手段を、いとも簡単に選択する。
恐ろしいものです....
「そのお国柄」というにはあまりにも分別のない解決方法。
被害者の方々、ご遺族の方々の心中お察しします。
やりきれないといえば、桜宮高校体育科入試の中止問題。
以前より様々な問題があり、その結果として前途有望な少年が自ら命を絶った。
これだけでも気が滅入る話なのに、さらに「大人」の都合で振り回された子供たちがいます。
「入試継続は大阪の恥」と言い切った市長の言い分は、
おそらくほとんどの方には理解不能なものでしょう。
σ(^^;も、全く理解出来ません。
入試継続と予算削減を天秤にかけた教育委員会。
こちらにも何ら気概は感じられませんでした。
で、出された結論は「三方一両損」。
妥協に妥協を重ねて、体育科と同じ内容の「普通科」の入試を行う教育委員会。
「体育科」の入試がなくなったからよしとする市長。
「内容」は同じだからとおかしな「決定」を押しつけられた受験生や在校生たち。
それぞれが「痛み分け」とすることで落としどころが「用意」されました。
「大人」の目線からすれば、まあまあかなと思える打開策と納得出来るのかも知れませんが、
子供たちには、自分たちの将来に泥を塗られたという以外の感情は沸いてこないでしょうね。
σ(^^は中学生の頃はもちろん、
高校を出るまで「キャリアデザイン」という考え方は持っていませんでした。
その頃から「何とかならいな♪」なんて、お気楽な気分でいましたからね。
でも今年度の桜宮高校体育2科の入試は、
しっかりと将来を見据え、思春期に入って間もない子供たちが、
「キャリア」というものを真剣に考え、悩み、
大いなる夢を抱いて、選択した受験だったはずです。
その純粋な心でつかもうとしていた大きな夢には、
「妥協」という要素は微塵もなかったはずなのに。
例え、彼らにとって内容が何一つ変わらなかったとしても、
「夢」にケチをつけられたことには変わりはないでしょう。
最近は「キャリアデザイン」というものを、
中学生の頃から考えていかなくてはならなくなっています。
大学進学しかり、アスリートしかり....
そのキャリアデザインに横やりをいれるのは、「大人失格」ではないでしょうかね?
アルジェリアのテロ。
人の命をなんだと思ってる!とは、日本人に限らず、
普通の人間性を持ち合わせている方には自然な感情だと思います。
にもかかわらず、「政治」という判断が入った途端、
あんなにも非情な手段を、いとも簡単に選択する。
恐ろしいものです....
「そのお国柄」というにはあまりにも分別のない解決方法。
被害者の方々、ご遺族の方々の心中お察しします。
やりきれないといえば、桜宮高校体育科入試の中止問題。
以前より様々な問題があり、その結果として前途有望な少年が自ら命を絶った。
これだけでも気が滅入る話なのに、さらに「大人」の都合で振り回された子供たちがいます。
「入試継続は大阪の恥」と言い切った市長の言い分は、
おそらくほとんどの方には理解不能なものでしょう。
σ(^^;も、全く理解出来ません。
入試継続と予算削減を天秤にかけた教育委員会。
こちらにも何ら気概は感じられませんでした。
で、出された結論は「三方一両損」。
妥協に妥協を重ねて、体育科と同じ内容の「普通科」の入試を行う教育委員会。
「体育科」の入試がなくなったからよしとする市長。
「内容」は同じだからとおかしな「決定」を押しつけられた受験生や在校生たち。
それぞれが「痛み分け」とすることで落としどころが「用意」されました。
「大人」の目線からすれば、まあまあかなと思える打開策と納得出来るのかも知れませんが、
子供たちには、自分たちの将来に泥を塗られたという以外の感情は沸いてこないでしょうね。
σ(^^は中学生の頃はもちろん、
高校を出るまで「キャリアデザイン」という考え方は持っていませんでした。
その頃から「何とかならいな♪」なんて、お気楽な気分でいましたからね。
でも今年度の桜宮高校体育2科の入試は、
しっかりと将来を見据え、思春期に入って間もない子供たちが、
「キャリア」というものを真剣に考え、悩み、
大いなる夢を抱いて、選択した受験だったはずです。
その純粋な心でつかもうとしていた大きな夢には、
「妥協」という要素は微塵もなかったはずなのに。
例え、彼らにとって内容が何一つ変わらなかったとしても、
「夢」にケチをつけられたことには変わりはないでしょう。
最近は「キャリアデザイン」というものを、
中学生の頃から考えていかなくてはならなくなっています。
大学進学しかり、アスリートしかり....
そのキャリアデザインに横やりをいれるのは、「大人失格」ではないでしょうかね?
2013年1月21日月曜日
ちょいと昔話込みで....
最近、円安株高の流れが続いていますな(^^
「アベノミクス」というんですって?
昨年の総選挙前から、ずいぶんと市場には評判がいいように思います。
バブル崩壊から低迷し続けた日本経済。
立ち直るように思えばすぐさま、なんやかんやでまた低調の繰り返し。
今度ばかりは、この期待感を裏切らないようにしてもらえればなと思います(^^
なんて書き出しで始まりましたが、σ(^^;は経済のことはさっぱりわかりません。
難しすぎる経済動向を、しっかり解説出来る方は素晴らしい知識をお持ちだと感嘆しきり。
その程度の人間ですので、株取引に手を出すと絶対に身を滅ぼすだろうと考えています。
でも、この20年、追いかけ続けている銘柄もあるんですよ。
と言っても、新聞の株式欄を見て「ふーん」という程度のものですけどね(^^;
ひとつは「(株)京都銀行(8369)」。
高校生の頃に始めたアルバイト、
そのお給料の振込口座をお世話になって以来のσ(^^のメインバンク。
(ホントはそんな大層なものではない)
ひとときは、400円台~700円台の間を周期的に上下していましたので、
「あ、もしかしたら小遣い稼ぎになるかも」なんて事も思いました(^^
そんな勇気はありませんでしたが。
「(株)ブリヂストン(5108)」も見てます。
まぁ、これはただ単にいつも使っているタイヤだからですが。
もうひとつは「日本写真印刷(株)(7915)」。
高校卒業後、一刻も早く給料もらって遊びたい一心で就職した会社(^^;
結局、1年とちょっとで退社してスズカに飛んでいったわけですが、
当時の同期といい時間を過ごせた思い出の会社でもあります。
彼らの中には、頑張って会社の中核をなしている方たちもいて、
σ(^^のようにふらふらと遊び倒した人間とは違い、
しっかりと人生を歩んでいるんだなと、こちらも話を聞く都度に感嘆しきり。
σ(^^が入社した当時の人事部長には、
「印刷業は絶対に倒産しない」と言われていたものですが、
時代の流れからか少々苦しい時期もあったようです。
平成2年入社当時の株価は2,000円程度。
ひとときは6,000円まで値をつけていた優良企業でしたが、
昨年の11月には600円を割り込んでしまうという一大事に。
同期たちも大変な目に遭っているだろうなと気にしていました。
それが「アベノミクス」以降、ぐいぐいと値を戻してきてます。
ただ単に「日経平均」が上がったと言うだけだと実感わきませんが、
少しでもなじみのある会社の株価が上がってくると、
何となく「ほっ」と安心したりしてます(^^
落ち着いたら、同期たちとも昔話に花を咲かせたいものです。
このまま日本復活となりますように♪
「アベノミクス」というんですって?
昨年の総選挙前から、ずいぶんと市場には評判がいいように思います。
バブル崩壊から低迷し続けた日本経済。
立ち直るように思えばすぐさま、なんやかんやでまた低調の繰り返し。
今度ばかりは、この期待感を裏切らないようにしてもらえればなと思います(^^
なんて書き出しで始まりましたが、σ(^^;は経済のことはさっぱりわかりません。
難しすぎる経済動向を、しっかり解説出来る方は素晴らしい知識をお持ちだと感嘆しきり。
その程度の人間ですので、株取引に手を出すと絶対に身を滅ぼすだろうと考えています。
でも、この20年、追いかけ続けている銘柄もあるんですよ。
と言っても、新聞の株式欄を見て「ふーん」という程度のものですけどね(^^;
ひとつは「(株)京都銀行(8369)」。
高校生の頃に始めたアルバイト、
そのお給料の振込口座をお世話になって以来のσ(^^のメインバンク。
(ホントはそんな大層なものではない)
ひとときは、400円台~700円台の間を周期的に上下していましたので、
「あ、もしかしたら小遣い稼ぎになるかも」なんて事も思いました(^^
そんな勇気はありませんでしたが。
「(株)ブリヂストン(5108)」も見てます。
まぁ、これはただ単にいつも使っているタイヤだからですが。
もうひとつは「日本写真印刷(株)(7915)」。
高校卒業後、一刻も早く給料もらって遊びたい一心で就職した会社(^^;
結局、1年とちょっとで退社してスズカに飛んでいったわけですが、
当時の同期といい時間を過ごせた思い出の会社でもあります。
彼らの中には、頑張って会社の中核をなしている方たちもいて、
σ(^^のようにふらふらと遊び倒した人間とは違い、
しっかりと人生を歩んでいるんだなと、こちらも話を聞く都度に感嘆しきり。
σ(^^が入社した当時の人事部長には、
「印刷業は絶対に倒産しない」と言われていたものですが、
時代の流れからか少々苦しい時期もあったようです。
平成2年入社当時の株価は2,000円程度。
ひとときは6,000円まで値をつけていた優良企業でしたが、
昨年の11月には600円を割り込んでしまうという一大事に。
同期たちも大変な目に遭っているだろうなと気にしていました。
それが「アベノミクス」以降、ぐいぐいと値を戻してきてます。
ただ単に「日経平均」が上がったと言うだけだと実感わきませんが、
少しでもなじみのある会社の株価が上がってくると、
何となく「ほっ」と安心したりしてます(^^
落ち着いたら、同期たちとも昔話に花を咲かせたいものです。
このまま日本復活となりますように♪
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