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2011年10月4日火曜日

宮城県内の被災地を見て回って....

本当に見に行って見いいのか?と悩んで悩んで、

ようやく「現地」を見せて頂きました。

被災地の方々には、お礼申し上げたいと思います。


ただ車で走るだけなのに、

それすら簡単ではない事にかなり戸惑いました。


もともと道がわからないので、

ナビさんに案内をしてもらうのですが、

ナビさんが言う「目印」、コンビニや飲食店などが、

その場所にないんです。


道路の状況は、がれきが片付けられ、

ようやく車は通ることが出来るようになったという程度。

当然、まだ途切れたまま復旧していない道路も、

地盤沈下したまま冠水して入ることが出来ない区画もあります。

ただ、その町を通行することが、容易でないのです。


冷静に見て回ることが出来なかった道中ですが、

見たまま、感じたままを書いてみます。

お付き合いください。


まずお邪魔したのは気仙沼。

水揚げが始まっているという報道を目にしていましたから、

魚市場の競りを見せてもらうつもりでした。


AM6:00、ホテルを出て払暁の市街地へ。

海が近づくにつれ、少しずつ波が届いた形跡が増えていきます。

ある交差点の角を曲がった瞬間、町の姿は一変しました。
















頑丈な鉄筋のものをのぞいて、建物はほぼ壊滅。

道路はアスファルトがはぎ取られ、

冠水には砂利を盛って対応されています。

信号機なんてものは1本もありません。


冠水で寸断されているのは当たり前、

そもそもあったはずの路面が消えてなくなっている所も。
















ひしゃげられ焼かれた、おそらくは自動車だった物体が、

冠水した区画の中にぽつんと残されています。


「気がつけば涙が流れていた」という経験、初めてです。


一方、魚市場には活気が戻りつつあるのかな。

まあ、全盛期からすればまだまだなんでしょうけども。

この朝、揚がった魚は....









秋刀魚



























カジキマグロ






魚を船から降ろす作業、

まるで単純作業を繰り返すかのように進められていましたが、
















よくよく見れば、言葉を交わさなくても、

次はこれ、その次はこうと、
















本当に「流れるような」美しい工程でありました。

すばらしかった。


こみ上げる感情を抑えつつ、

何枚かの写真を撮影することは出来ました。


でも、画像を見ていて、何か違和感があるんです。

その違和感は、次の町で気づくことになります。


今回の遠征、もうひとつのテーマが「お魚」です。

訪問先で出来る限り買って帰ろうとして来ました。

気仙沼では、鰹1本、秋刀魚(超特大)5本....


さすがにカジキマグロは買えません(^^;

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