本当に見に行って見いいのか?と悩んで悩んで、
ようやく「現地」を見せて頂きました。
被災地の方々には、お礼申し上げたいと思います。
ただ車で走るだけなのに、
それすら簡単ではない事にかなり戸惑いました。
もともと道がわからないので、
ナビさんに案内をしてもらうのですが、
ナビさんが言う「目印」、コンビニや飲食店などが、
その場所にないんです。
道路の状況は、がれきが片付けられ、
ようやく車は通ることが出来るようになったという程度。
当然、まだ途切れたまま復旧していない道路も、
地盤沈下したまま冠水して入ることが出来ない区画もあります。
ただ、その町を通行することが、容易でないのです。
冷静に見て回ることが出来なかった道中ですが、
見たまま、感じたままを書いてみます。
お付き合いください。
まずお邪魔したのは気仙沼。
水揚げが始まっているという報道を目にしていましたから、
魚市場の競りを見せてもらうつもりでした。
AM6:00、ホテルを出て払暁の市街地へ。
海が近づくにつれ、少しずつ波が届いた形跡が増えていきます。
ある交差点の角を曲がった瞬間、町の姿は一変しました。
頑丈な鉄筋のものをのぞいて、建物はほぼ壊滅。
道路はアスファルトがはぎ取られ、
冠水には砂利を盛って対応されています。
信号機なんてものは1本もありません。
冠水で寸断されているのは当たり前、
そもそもあったはずの路面が消えてなくなっている所も。
ひしゃげられ焼かれた、おそらくは自動車だった物体が、
冠水した区画の中にぽつんと残されています。
「気がつけば涙が流れていた」という経験、初めてです。
一方、魚市場には活気が戻りつつあるのかな。
まあ、全盛期からすればまだまだなんでしょうけども。
この朝、揚がった魚は....
秋刀魚
鰹
カジキマグロ
魚を船から降ろす作業、
まるで単純作業を繰り返すかのように進められていましたが、
よくよく見れば、言葉を交わさなくても、
次はこれ、その次はこうと、
本当に「流れるような」美しい工程でありました。
すばらしかった。
こみ上げる感情を抑えつつ、
何枚かの写真を撮影することは出来ました。
でも、画像を見ていて、何か違和感があるんです。
その違和感は、次の町で気づくことになります。
今回の遠征、もうひとつのテーマが「お魚」です。
訪問先で出来る限り買って帰ろうとして来ました。
気仙沼では、鰹1本、秋刀魚(超特大)5本....
さすがにカジキマグロは買えません(^^;
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