塩竃を出たあと、
仙台市若林区から名取市内、
仙台空港のあたりの海岸沿いを見に行きました。
この一帯は、延々と続く優良農地。
専門用語でいう、
農用地(農振法)、
甲種農地(農地法)
ってやつです。
何度となく書いていますが、σ(^^の担当業務は農地転用許可。
このあたりに押し寄せた津波の映像を見て、
その後の復旧はどうなるんだう?とずっと考えていました。
いったい、どのような広さなんだ?
どこまで荒れているんだ?
「塩抜き」やらなんやかんやと、
耕作できるようになるまで3年掛かるという話も聞きました。
農業って、ただでさえ後継者、就農者不足で大変なんです。
農地の復旧、地主さん、または耕作者さんが、
「自腹」で復旧を行えるものではなさそうです。
しかも、そうまでして農業を続けることが出来るのか?
というぐらいに農家さんの高齢化は進んでいることでしょう。
だからといって、この一帯を農地から街へ開発することも、
今すぐは叶わないでしょうね。はてさてどうしたものやら....
それまで見せてもらった漁港、
漁師さんたちの熱意はものすごいものがありました。
復興はおれたちから始まる!
とおっしゃっているような気もしました。
農家さんたちはどうだろう?
σ(^^が担当している管内では、
「10年経ったら農家はなくなる」という地域がたくさんあるんです。
宮城県内の農業事情についてはそんなに知りませんが、
全国的に農業というものは同じ傾向にあると聞いています。
例えば、農地をキレイに戻すことが出来たとして、
農家さん方にとって、
かつてと同じ状況にしかならないのであれば、それこそ、
「無理して辛い状況に戻ることはない」
という選択だってされるかも知れません。
そうではないですよ、
農業にだって夢をかけることが出来るようになるんですよ、
ということをしっかりとデザインできれば、
農業の復興もやりやすいのかなぁ....
いや、この方向は宮城県内の復興だけでなく、
全国各地の農業にとってモデルケースとなるはずです。
ちょいと注目ですな(^^
(コメントを代書します)
返信削除山本様
ご無沙汰しております。のどの調子その後いかがですか?
東北被災地に行かれたとの事でお疲れ様でした。
TV画面で見ているだけでも込み上げてくるものがありましたので、
現地での視察されたときの衝撃は相当のものだったでしょう。
新之介さんの涙は、悲劇に対する悲しみか、
それとも、再起される東北の方々の頑張りへの感動か?
現地では少しでも明るい話題ありましたか?
この辺りなら観光に行ってもOK!とか。
震災に関係の無い方が、東北地方にお金が落とせるような
話題があれば記事にして欲しいなと思います。
とりあえず、新之介さんに買われた魚のその後・・。
おもわずスーパーに東北産の魚を買いに行ってしまうような
写真のうpを期待します。
日本酒もあれば・・。
なまず様
返信削除ありがとうございます。
甲状腺、検査結果待ちです。
いろんな事を想像しながら、ワクワクしてます(^^
さて、被災地を見せて頂いて、
。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。 ウワァーン!!的な投稿になりましたが、
感じたところ、
「どうしていいかわからない」
と思っている方はおられないようです。
おそらく、考え方として2通り。
「私たちががんばらなくてどうする」
「国が考えを進めないからどうにもならない」
と分かれると思います。
観光という事ですが、物見遊山な野次馬でなければ、
おそらく歓迎して頂けるのではないかと思います。
少なくても、「行ってはいけない」ところはないはずです。
お魚たちのその後ですが....
知らない間に親戚筋や知己に配られておりまして、
ほとんど手元に残っていなかったんです(^^;
まあ、喜んで頂いたのでよかったです....
そういった楽しい話題をうpするには、
ちょいと準備不足でした。
申し訳ありません(^^;