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2011年10月23日日曜日

ご冥福をお祈りします....

二輪ロードレース世界選手権(MotoGP)で参戦していた、

Marco Simoncelli選手が、

レース中の事故で亡くなりました。

ご冥福をお祈りします....


第17戦マレーシアGPでの出来事でした。


本当に切ないです。

Simoncelli選手は、

San Carlo Honda GresiniホンダRC212Vを操り、

ホンダワークスチームを、

たびたび脅かす走りを見せつけてくれました。

(補足:サテライトチームといえども、
 マシンパッケージはHRCと同じとのこと。
 つまり、ホンダレーシングからは、
 ワークスライダーと同等の評価を得ていた)


今期は転倒が多く、少し残念な結果が多かったのですが、

来期はきっと、そう思わせる1人ではあったでしょう。

こんな結果になってしまい、本当に残念でなりません。


天パのσ(^^は、モジャモジャ頭のSimoncelli選手に、

少なからず好意を抱いていました。

そんな事はどうでもいいですか....(^^;


日テレG+の中継では、全てのシーンの放送はありませんでしたが、

おそらく、事故の概要はこんなところではなかったかと....


レーススタート直後から、

Rizla Suzuki MotoGPAlvaro Bautista選手と、

激しいバトルをしていました。


今日のスズキは、

本当にいいマシンに仕上がっていたように見えました。


「そんなに突っ込んで、曲がれるのか!」

「そのオーバーランで、ラインを戻せるのか!」

「ストレート、速くねえかっ?」

なんて事を思ったものです。


アクシデントがあったのがLAP2、

それまでの間に、隙があったらねじ込んでくる青いマシン。

シモンチェリ選手のフラストレーションも、

目に見えて高まっていたように見えました。


ストレートはそこそこ速く、

ターンインの自由度が高そうで、

いろんなラインから襲いかかってくる。


で、止まりきれなくて溢れたりするけども、

すぐさま、ラインを修正して背後に迫る。


こんなライバルは、頭に来るほど嫌なものです(^^;


かなり熱くなっていたであろうLAP2。

悲劇は起こりました。


Simoncelli選手、フロントタイヤの切れ込みからスリップダウン。

バイクレースの常として、そのままコース外へというのは想像できました。

たが、Simoncelli選手はリカバリーを試みます。

体は完全にマシン内側に脱落しているのに....


脱落してしまった体を軸に、

マシンはハーフバンクでコースの外側から、

インサイドへ急激にターンイン。


体はマシンをコントロールできる位置へ戻ることなく、

後続のColin Edwards選手、

そして、Valentino Rossi選手と、

立て続けに追突されることとなりました。


この瞬間、ヘルメットが頭部から離脱するほどの衝撃。

赤旗中断されたレース、リスタートはされませんでした。


本当に悲しい事故です。

でもひとつだけ、σ(^^;たちレーサーが、

理解していなくてはならないことが、いくつかあります。


主催者やメーカーは、安全対策を怠っていなかったこと。

今回の事故は、その対策の想定を越えていたこと。


そして、Marco Simoncelli選手にとっては、

「望んだ最後」ではなかったであろうけども、

「あり得る最後」だと理解してコースインしたということ。


カテゴリーは違えど、レーサーであるならば、

この事故を悲しみはしても、後悔はしてはならない、

そう信じております。


また、モータースポーツだけでなく、

全てのスポーツファンにも覚えておいて欲しいと思います。

どんなスポーツにも、ある程度のリスクは存在する。

そのリスクの多寡はともかくとして....


「死ぬ恐れのある」スポーツがダメで、

「ケガの少ないスポーツ」はOK。

そういう分類を見ている側がすることは、

競技者にとって侮辱でしかないように思います。


ある競技者が覚悟の上で選んだ競技。

本人の選択の結果については、尊重するべきでしょうね。


σ(^^がレース中にコースアウトして、

立木に激突して死んでしまったとして、

妻はきっと、悲しみこそすれ後悔はしないと信じています。

レーサーの理解者というのは、そうあって欲しいものです。


妻「あん?
  だったらコースアウトで死んでしまうぐらいに、
  スピードを出して滑ってみろや!」

レーサーの思いは尊重してあげて下さいね(^^;

4 件のコメント:

  1.  こんにちは!のどの方は大事に至らなかったようで安心しました。
     インディーに引き続きの暗いニュースで残念です。レーサーやスキーの高速系種目の選手は頭のねじが飛んでいるなんて言いますけども、トップレーサーの走りや滑りには絶対かつんだ!という並外れた執念を感じます。体勢を崩してもギリギリまで立て直そうとするシーンをみると「自分はここまでやれねー」と尊敬してしまいます。
     私は「無事これ名馬」。成績は(ToT)・・・。

     

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  2. namazu様

    ありがとうございます。

    甲状腺では、大騒ぎしてしまい申し訳ありません(^^;
    せっかくなので、楽しもうとはしゃいでしまって....

    トップレーサーとの違いには、
    σ(^^;もたびたび頭を抱えます。
    何かしら、「奴ら」に優るスキルがあるはずだと、
    信じ続けることしか、実は能がないのかも知れません♪

    「無事これ名馬」
    名言ではないでしょうか(^^

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  3. デブデブ・ストーナー2011年10月25日 8:56

    ここ数年 訃報が続いてますね(;;)
    どのカテゴリーでも危険度という点では
    本当に同じなんですよね・・・。
    ただスピードが出るカテゴリーは
    その後の状態が違う・・・。
    これは間違いのない事なのかもしれません。
    お互い気を付けて進んで行っても
    どうしようもない事がありますが・・・
    ただ・・・
    ただ無事にピットへ戻って行きましょうね1
    ゴールを目指すのも大切だけど
    ピットへ確実に戻る。
    これが最高の状態だという認識を持って。

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  4. デブデブ・ストーナー様

    ありがとうございます。

    極限のレースシーンで、
    冷静になんて、なかなかいられないのかも知れません。
    でも、「無謀」と「トライ」の違いぐらいは、
    意識していてもいいでしょうね。

    どんなスポーツでもそうだと思いますが、
    状況を「コントロール」する、
    とても大切なことだと思います。

    校長先生、いろんなお役目でお疲れ様です(^^
    生徒さんたちを無事に、
    「遠足から帰宅」させてあげて下さいね♪

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コメント、ありがとうございます。