(連投です)
もう、涙をガマンすることは出来なくなっていました。
運転しながら涙を流すなんて....
海沿いの道、行けども行けども被災地なんです。
もちろん、平坦な道ではないので、アップダウンがあります。
波に流された集落を見て涙して、
高台の被害のないところを見てホッとする。
また低いところ来て....という繰り返し。
すれ違うダンプカーのフロントガラスには、
「頑張ろう!東北」という文字がでかでかと掲げられていました。
σ(^^も口にする「頑張ろう!日本」とは性質が違うことに気がつきます。
被災地の外から言ってても、どうしても「人ごと」なんですよね。
現地の「頑張ろう」は、
「生きていくんだ」
という決意から出てくる言葉なんでしょう。
この強い思いに気がついて、また涙。
途中、道路の寸断で迂回させられるところがいくつか。
山間の細い峠道へ途中、
「ここ、標高何mよ?」
というところまで波にえぐられた跡があります。
「津波に備える」という言葉、
海沿いの町で生活しているσ(^^;も、
本気で考え直さないとダメですね。
その後、南三陸町へ。
ここで言葉を失います。
周囲360度、どこを見ても
「茶色」く
「壊滅した」
光景が広がっています。
きっと、被災前は活気のあった町なのでは、
そんな名残だけは残っている気がしました。
ここで、写真を撮ることの意味を失いました。
この光景のどこか一部を切り取ることに、
どんな意味があるんだろう?
そして、頭を殴られたような感覚に襲われるのは、
報道でシンボリックに伝えられていたあの防災センター、
その前に止まった観光バスから、
大人数がカメラを持って降りてきたのを見た時。
「大災害を知る」そんなテーマで、
パックツアーが組まれていても不思議ではありません。
でも、それって....
σ(^^;がここにいる理由も何ら違いません。
σ(^^;もあの「お客さんたち」も、全く同じ事をしている訳です。
どんなに偉そうなご託を並べてみたところで、
σ(^^;もただの観光客なんだと思い知らされるのです。
逃げ出したくなりましたよ、本当に....
情けないやら悲しいやら。
これ以降、写真を撮ることを止めて、
代わりに、この光景は頭の中に焼き付けて置こうと誓いました。
そんなわけで、文字だらけの、
「いつもの投稿」になりますがご容赦を。
南三陸で半泣きになって買ったお魚。
秋鮭、ドンコ(深海魚?)、かま(何のだっけ?)、水だこ....
良い悪いは別として
返信削除遠くに離れてるオイラ達からすると
大変な状況は分るものの
何処か対岸の火事と思ってる部分があるのかと
思う時があります・・・。
だからこそ出来る事を継続して
続けて行きたいと思います!
そういう気持ちが絆になるんじゃないのかなぁ・・・。
デブデブ・ストーナー様
返信削除ありがとうございます。
全くその通りだと思います。
絆というものは、求めなければつながる事はないでしょう。
神戸の時と同じ事を繰り返したくないと思います。
この震災については書き続けると思います。
どうか、同じ思いを持っていただけたら嬉しいです(^^