今年も例によって、この時期特有の報道がなされています。
そう、前の戦争に係る内容のものです。
時が過ぎるのは早いもので、終戦後69年が経ちます。
その年にお生まれの方でも、もう齢70弱。
国内の平均年齢は、男性で80歳を超え、
女性も86歳を大きく上回ったと先日の報道にもありました。
言葉を返せば、戦時中に青少年期を過ごされた方々がお亡くなり始めた頃ということです。
当時、戦場に向かわれた方々はもちろん、
戦争を年少期に経験された方々でさえ、です。
戦争の記憶が薄れているとでもいいましょうか、
「戦争は、してはいけない」ということが「実感」ではなく、
「ただの知識」になりつつあるということでもあります。
かく言うσ(^^;にとっても、戦争については「ただの知識」でしかありませんので、
あまり偉そうなことを言えたものではないのですが。
日本が突き進んだ悪しき時代の事を考えるのは、
この夏の時期にだけ考えることではないと思うんですよね。
そしてそれは、ポピュリズム、ヒューマニズム一辺倒で報道されるべきものでもないはずで。
「ただの知識」世代として、
どのように、「戦争」というものを考えていかなければならないか、
本当に心しなければならないのではと思います。
この先、「経験談」すら耳にすることがなくなっていく訳ですから、
あまり粗雑に考えてはいけないでしょうし、
無関心など絶対に許されはしないと思うんです。
もちろんσ(^^は、「戦争」はしてはならないものだと考えています。
それは、この時期によく耳目にする、「乱暴」なポピュリズム報道の故ではありません。
武器を作らなければ戦争はなくなるという楽観主義でいるわけでもありませんし、
現行憲法を掲げていれば戦争に巻き込まれることはないなどと信じているわけでもありません。
地球上から武器が無くなればなどという仮定や、
現行憲法の第9条のような条文が世界中の国の憲法に取り入れられるなど夢物語。
現実の世界を見渡し、「戦争」を語るのであれば、
ありとあらゆる角度から、戦争だけではなく「人間の本質」そのものを、
考えていかなければと思います。
そう考えた時、「戦争が起きない世界」のヒントを得られそうな気がしています。
さてさて、σ(^^の人生のうちで、なんらかの答えを得られるかな?
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