お次は同着5位の「藍野大学レディース」。
通常の13.7582倍(近似値)で成長を続ける希有なチームです(^^
今回の全国大会で、2番目に見所があったのは、決勝トーナメント1回戦。
「宮城フェニックス」vs「藍野大学レディース」です♪
え?「28-8」のトリプルスコアなゲームのどこが???
などと言ってるそこのあなた!
....シロートですねぇ(^^
ところで、この大会は、声を大にして言いたいことがあります。
それは....
「近畿リーグをナメんな!!!」ということ。
それは、決勝トーナメントに「シナリオ」作った連盟に対して。
1回戦から、予選リーグ1位と4位をぶつけるようなふざけた組み合わせ。
これは、「車いすハンドボール」のフェイスブックページでも書きました。
連盟は、決勝トーナメントのシナリオを作り、予選はその通りになるような道のりを演出。
つまり、そのシナリオどおり進むように、決勝Tの序盤は「テケトー」に組み合わせただけ。
つまり、連盟にとって「藍野大学レディース」は「かませ犬」だったわけです。
(これは、もうひとつの予選4位「大阪体育大学APES」にとっても同じです ^^;)
そんな中でも、彼女たちはひたむきに戦い続けました。
連盟の役員たちにはひとこと言いたい。
一年間頑張ってきた、
「藍野大学レディース」と、
「大体大APES」のみんなに謝れ!ボゲェ!!
さて、「ナメんな!」とまでは言いませんが、
「それ見たことか!(^^」と言いたいことがもうひとつ。
先ほども、「シロート」的な視点以上に見所があったと申し上げました。
前後半ともに、ポイントがあります。
その「藍野大学レディース」。
前半は、なんと言っても開始2分過ぎまで、
「王者フェニックス」と互角の戦いを展開した事です。
予選道中は、2分間で5点を上げてしまうような「王者」です。
先制点を取られ、「何か違うぞ?」と感じたに違いありません。
多分、「受けて立つ」の横綱相撲を選択したんでしょうが、勝手が違ったんだと思います。
序盤、サクサクとシュートコースに入られてしまった事は誤算だったでしょう。
「藍野大学レディース」の経験不足から、「あれれ?シュートしないの??」も含めて、
「ヤヴァイ」とまでは行かなくても、王者として「これはよくない」と考えたと思います。
序盤こそ、堂々と受けて立っていたフェニックスも、
1人が中盤のチェックに入り始め、そのうち2人目も中盤でオフェンスの流れを止めようとし、
前半残り5分に至っては、中盤で3対3のマンツーマンに移行しました。
「受けて立つ」という方針では、対応しきれなかった証拠です。
それだけ、「藍野大学レディース」オフェンスが、「効果的なシステム」を組んだと(^^
前半終了して「12-3」。
そして、試合結果は「28-8」。
引き算すると、後半は「16-5」です。
この結果をどう見るか....
「藍野大学レディース」の前半は、本当によく戦いました。
得点を抑えつつ、フェニックスの横綱相撲を「崩した」のですから。
後半、フェニックスはメンバーチェンジ。
体力的に余裕のある選手を投入しました。
さらに、前半と同様の守り方をオーダー。
方や、「藍野大学レディース」。
体力も使い切っていたと思います。
集中力も乱れていたでしょう。
パスミスが多くなり、インターセプトからのカウンターも多く受けました。
にもかかわらず、前半を大きくしのぐ5得点。
「あの王者」を相手に、堂々の立ち回り。
「藍野大学レディース」が、本格的に近畿リーグに参戦し始めたのは今年の夏。
そんなキャリアのチームが、ここまで渡り合えるなどと誰が予想しました???(^^
キャリアは浅いはずなのに、予選リーグでは「フェニックス」を焦らすほどの戦いぶり。
彼女たちは、まるでスポンジが水を吸収するように、車いすハンドボールを研究してきました。
その結果が、このようなゲームを作り上げたのです。
車いすハンドボールは、
「スピードとパワーだけではない」
という事を証明してくれたような気がします♪
そうなると、「新しい車いすハンドボールの可能性」を追求することが、
彼女たち、そして、近畿リーグの来期のカリキュラムと思えてなりません(^^
来期は、頭と技術で戦い抜くことが求められることでしょう♪
パワーとスピード一辺倒で戦ってきたドリーマーズは、
「新時代」に順応することが出来るかな(^^;
さあ、お待たせしました。
次回は「大阪体育大学APES」の登場です。
いつもいつも最後の登場になってゴメンね(^^
かならず、来期のヒントになるようなことを書くから、楽しみに待っててね(^^
スポンジが水を吸収するように‥、とてもよく分かります。
返信削除近畿リーグでも1年通してそうでしたが、全国大会の1週間前に大阪NRFと藍野レディースとで1日練習をした時にも1日でメキメキと力をつけていく様をこれでもかと見せつけられました♪
オフェンスではシステムをチーム全員で共有し地道に真面目にその形を作り上げてきていますし、ディフェンスでも横の連携がとれていると感じています。
それらの精度が高まり、経験を積んだ時にかなり怖い存在になるなと思っています。
来期も楽しみなチーム。大阪NRFも負けずに頑張りたいと思います!