あれれ?
前回の予告では、「ときめく方」から始めるとか言ってなかったっけ??(^^;
いいんです♪
今回、「ときめいた」のは、「部室臭」がする藍野大学TOPSですから(笑)
「ときめく」っちゅーか、「嫉妬」を感じるほどのゲームだったのが、
「大阪NRF」vs「藍野大学TOPS」戦です。
大人げもなく「ジェラった」のは、このゲーム終了直後。
TOPSの監督以下、ほぼ全員が号泣してたんです!オオゲサデスカ?(^^;
「泣けるような」ゲームなんて、今までしたことありませんσ(^^;
それだけ思いを強くして望んでいたのでしょう。
今まで、毎年毎年鉄板の上で焼かれながら、
毎年毎年涙など流したことのないドリーマーズ。
そりゃ、羨ましくも感じます♪
今大会のベストパウチは、この1戦と見ています(^^
となれば、「総括」はこのゲームですべきでしょうね。
さてさて、多分ですが、TOPSのメンバーはみんな、
共通してひとつのことをわだかまりとして持っているはずです。
「自分があの時....」
シュートミスを悔やんでいるのか、
ディフェンスでマヌケなことをしたと思っているのか、
パスミスなのか、スクリーンミスなのか.....
とにもかくにも点差の分だけ、いや思い当たるだけ後悔していると思います。
σ(^^も、コート脇で観戦していました。
手に汗握る熱戦に、冷静な分析は出来ていませんでしたが、
土壇場での冷静さはNRFに一日の長があったと考えています。
それは、長いキャリアからすれば当然のこと。
でも、ゲーム運びや技術論で言えば、
寸分の狂いもないぐらい「互角」だったと思います。
では、何が勝敗を分けたか?
個々の技術やミスがその分水嶺ではありません。
もう一度、ゲームを見返して下さい。
ポイントはひとつだけです。
後半ラスト4分のタイムアウト。
これがこのゲームの帰結を決めました。
残り4分、240秒。
両チーム40秒ずつに1回の攻撃があると考えれば、
3回ずつシュートチャンスがあるはずです。
1点差で勝っているとはいえ、相手に全てシュートを決められた場合、
1回のミスで追いつかれる計算になります。
そしてその1回のオフェンスミスが、速攻に繋がるモノだとしたら....
それまで付かず離れずに2点差ゲームを展開していた大阪NRF。
1点差に詰め寄られた瞬間に、コート上の兼監督がタイムアウトをベンチに指示。
動画で言えば、29:00頃の事です。
このタイムアウト中の両チームの様子を、あらためてご覧ください。
このタイミングでのタイムアウトはどのように解釈しても、
「取らざるを得なかった」
というモノに違いありません。
でも、取らざるを得なかったNRFのタイムアウト中の様子は、
極めてリラックスしているように見られます。
その上で、落ち着いてそれぞれの仕事を確認しているように感じられるのです。
一方のTOPS。
追い上げての相手タイムアウトですから、
本来であれば意気揚々としばしの休憩を取れるはずでした。
しかし、監督のひと言のあと、選手たちが、
ゲーム展開の細かいところを確認し始めたように見えるのです。
つまり、細かいことを気にすることで、わざわざ「冷静さ」を取り戻そうとした....
それが、
「ノリノリ」だった展開に「水を差してしまった」
ように思えてならないのです。
あの場面、「ノリノリ」の雰囲気を「さらに焚きつける」激しい言葉をぶつけて、
さらに「イケイケ」の盛り上がりをねらう場面だったと思うんですよね。
なんせ、タイムアウトを求めたのは大阪NRF。
苦しいと感じたから、タイムアウトを取ったのです。
あの場面で、藍野大学TOPSには細かいことは必要なかったはずです。
もうひとつ。
タイムアウト明けのNRFは、スローな展開をチョイスしました。
それはつまり、40秒のオフェンスを60秒にペースを変えることで、
TOPSのリズムを崩すことに成功したということです。
40秒の展開に慣れてしまっていたTOPSは、
60秒というスローな攻撃に、自らのテンポも合わせてしまったのです。
キーパーのナイスセーブと思われたシュートも、
わずかな差でゴールに吸い込まれてしまう。
貴重な240秒のうち、
60秒も消費させられてしまったというのが、
このゲームの大事な場面でした。
ラスト4分で有利なタイムアウトを得たはずが、
気がつけば、ビハインドは2点に広がって残り3分。
これは、形勢逆転に等しい状況でした。
.....こう書けば、「それは結果論だろ!」と怒られそうですが(^^;
ただ、「流れ」が代わったのは「あの場面」に違いありません。
何が言いたいかというと....
個々の技術などゲームの評価には値しない!
ミスはミス、得点は得点、それ以上でもそれ以下でもない!!
大切なのは、「流れ」である!!!
ということ。
だから、あのゲームの勝敗を分けたのは、
「ベンチワーク」
と言い切って差し支えないと考えますσ(^^
くれぐれもいっておきますが、「誰が」じゃないですよ?
強いていうなら、「藍野大学」の場数の少なさだと思います。
だから、この点については、
これからどんどんと蓄積していくキャリアの中から、
生まれてくる「本物の強さ」だと思っています。
そんな「強さ」を目指して精進して欲しいと、「上から目線」(笑)
で、その上で藍野大学TOPSに申し上げたいことは....
ひとつは、これからの人生のどんな場合でも、
「ぎりぎりの勝負」をかける際、今回の経験は貴重な経験になるはずです!
それは就活なのか、告白なのか、プロポーズなのか、はたまた「懺悔」なのか(笑)
土壇場で、自分たちの「メンタル」を知る事が出来たというのは、「収穫」です(^^
もうひとつ。
それを後輩に伝えていくということです。
実質「引退」とは言え、まだ2年間は「在学生」です。
1年生に、これまで学んだ技術、戦略、戦術、経験、思考....
ありとあらゆる経験は、後輩たちにとって、必要な「情報」です。
そして、あなたたちは「格好の練習相手」です(笑)
そのお役目を怠らないようにしてください。
2年しかない「現役時代」の「糧」を余すところなく伝えなければ、
サークル活動の「意味」は半減しますし、何よりももったいない。
前にも書きましたが、
藍野大学は「通常の3倍」のスピードで成長する必要があるんです。
その方法は、「先輩から後輩への的確なアドバイス」です。
肝に銘じておいてください♪
来シーズン、近畿リーグで、「レディース」を、
「ドリーマーズ」に勝たせてやりましょう♪
さあ、お次はその「藍野大学レディース」の番です。
何を言われてもいいように、気持ちを作っておいて下さいね(^^
『3倍のスピードで成長する藍野大学』と『3倍のスピードで後退してきた大阪NRF』のゲームは、大阪NRFにとっても次年度以降のチームの行方を占ううえでとても重要なゲームでした。
返信削除お互いにミスが多く、両チームともに満足しきれる内容ではなかったはずですが、それでも学生たちの「本気」を感じ、ピリピリとした接戦の中でも心地よさを感じる時間でした。
1年練習してきた戦略・戦術をきっちりと守るチームワークと、学生ならではの勢いをもってゲームに臨む姿は脅威を感じるほどです。
大体大同様、藍野大学にもOBチームが生まれることを望んでいます。