一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2015年11月17日火曜日

「全国」のためにその1(番外編)....

もう書くことなくなったかな?と思ってましたが、もうひとつありました。

しかも、全チーム共通で、監督、チームキャプテンは必ず理解しておいて欲しいこと。


「ルール」の確認です(^^


何でこんなことを言うのかを申しますと、去年の「徳島の笛」がチョ~酷かったから♪

いやもう、今思い出してもハラワタが煮えくりかえるぐらい、強烈な思い出があります。

きっと、今年もそんなに状況は変わらないでしょう。


なんせ、

車いすハンドボールのゲームなんて、

ほぼ見たこともないってぐらいの、

とんでもシロートが審判するんですよ?
(健常ハンドは知ってるらしいけどね ^^;)


ミスジャッジだったら、まだいい方。

オマエ、ルールぐらい読んで来いや!!!

と叫びたくなるぐらいの酷さです(^^;


ゲーム中に抗議すれば、一発退場もあり得るルールですから、

その場では大人しく従うしかないのですけども....


でも、出来る事はありますよ♪

次の2点において。


①どんなに酷すぎる笛でも、その瞬間に理解すること。

 まず、ルールブックを繰り返し読んで、しっかりと覚える。

 そして、「徳島の笛」にやられてしまっても、「こんなもんだ」と冷静に対処する。


 決して、「え?何が起こったの??いやいやいや、ないない!それはない!」などと、

 無駄に食い下がっても、覆らないし、ムカつくだけだし、退場のリスクはあるし、

 そもそも、審判は「連盟が用意した」訳で、たかが知れてるし。
 (きっと、近畿リーグの「持ち回り審判」の方がレベル高い♪)


 てことで、「あ~あ、『徳島の笛』だよ」と心の中で舌打ちするぐらいにして、

 次の瞬間に頭を切り換えていきましょう(^^


②監督やキャプテンには、試合後に役目あり。

 ミスジャッジや意味不明な判定については、

 試合終了直後に、大会本部へ抗議しに行きましょう。

 これは、チーム代表者に与えられている正当な権利です。


 影でブツブツ言っていても、何も変わりませんし、

 チームメンバーの士気にもかかわります。
 
 何よりも、次の試合も「徳島の笛」に悩まされるかも知れません。


 試合終了直後の抗議は、代表者の義務である。

 そのぐらいの心構えでいてください♪

 
ドリーマーズ?

ドリーマーズは監督以下メンバー全て、スモールハートな草食系の小動物みたいなモノで、

人様に不平など、申し上げるどころか心に思ったこともありません(ハート)


さて、最後の最後、全国の直前になりましたが、

もう一度、気持ちを整える意味でも、ルールブックをおさらいしておいてください♪


あ、もうひとつ忘れてた(^^

③他チームの観戦中に出来ること

 ミスジャッジを見たら、

 全員で「あ~!『徳島の笛』!!!」と、

 大ブーイングを差し上げましょう♪


....てか、この「全国のためにその1」シリーズは役に立ったのかな???(^^;

2015年11月15日日曜日

「全国」のためにその1(大体大APES編)....

お待たせしました(^^;

いよいよ、「全国のためにその1」シリーズ最終回。

本日は「大体大APES」編をお届けします。


大阪大会を終え、「全国」まであと2週間となった時、

もう出来ることは全てやったよね?などと思えずに始めた「最後のあがき」。

これまで取り上げたチームには参考にしていただけたのなら幸い(^^


思えば、3月の近畿リーグ開幕から、5月には初の合宿をして、

7月からは公式戦シリーズが始まり....


え?早く「APES」の話を始めてくれって?

失礼しました(^^;


では、最後の最後。

「『大体大APES』が『全国』までに出来ること」を書いていきます♪


まずは、チームの方針を固めて下さい。

こういうと、とんでもなくキツい言い方のように聞こえますが、

もう少し砕いて言うならば、「攻撃型」か「守備型」を決めるべきと考えます。


もっと極端に言いますと....

「100点取られても101点叩き出して、勝つ!」のか、

「1点しか取れなかったけど、1点もやらずに勝つ!」のか、

そのどちらかを決める時期に来ていると感じています。


というのも、「APES」の現状では、攻守バランスよくというにはちと物足りない。

でも、攻守どちらかを犠牲にすれば、面白いチームになる!と考えます。


どちらにするかはチームで決めてもらえればいいと思いますが、

σ(^^がAPESの監督ならば、「勝ちに行くなら攻めて勝つ」ことを選びます。

少々守備に不安を感じても、です。


いや、守備に不安という言い方は誤解を招くな....

守備のために自陣へ帰ることが遅れても、と言い直します。


では、大阪大会を参考に、

σ(^^的「APES」オーダーを発表します!
(番号は、大阪大会のメンバーのものです。
 また、各選手の個人的な思いや志向などは考慮してませんのであしからず ^^;)


フォーメーションは、1-2-2-1で行きます。

↑敵陣

  「13」
  /   \
「14」「16」

 「0」 「10」

  「18」 ←GK


「13」のポストプレイを軸に、「14」と「16」が左右に攻め分ける「三角形」が攻撃の要。


「0」と「10」は中盤で、敵ディフェンスの妨害や、

ボールを下げる場合の受け皿、もしくはルーズボールの処理を行い、

チャンスがあればロングシュートを狙う。


GKは最も体格の大きな選手が受け持つ。

現状で、キーパーの素質がある「16」をのぞけば、これが最善の配置。


この布陣であれば、得点力の高い3人を前線に貼り付けるので、

当然のように攻撃力は最大になります。


ただし、パスミス等、リトリートの局面では、

おそらく確実に速攻を決められるので、凡ミスは致命的。

あとは、キーパーの体格頼みです(笑)


さて、なぜこういう布陣を選択するか理由があります。


「全国」の組み合わせ見ました?

「連盟」って、何も考えていないクソバカ野郎が仕切ってると思っていたけど、

まさかこんな組み合わせをしてくるなんて「唖然」としました(^^;


「シナリオ」が用意された大会が盛り上がるはずないのに。

そして、そんな大会が「車いすハンドボール」の普及になど繋がるはずないのに....


単純に考えた場合の、決勝トーナメントの結果をまとめますと、



こんな感じになりました....












注)この予想は、あくまでも、
  ヘベレケに酔っ払ったσ(^^;が、
  何となく単純に思いついた事であり、
  なんの他意も無いことを申し添えます♪



予選道中の組み合わせだと、「APES」は2敗、B4位。

決勝リーグはいきなりフェニックス戦ということを予想しました。


それはいくら何でも切ないし、その予想を覆して欲しい。

そう考えた時のポイントは「藍野大学TOPS」戦です。


地力は「TOPS」の方が上かも知れないけど、

戦い方によっては互角に持ち込めないかと考えたのが、前述のオーダーです。


30秒で1点取られてもいい。

1分かけて、しっかりじっくりゆっくりと1点を取る。

そのシーソーゲームで30分戦い抜く。


3分で各チーム2プレイ。

30分で20プレイずつ。

終盤、17-17の混戦に持ち込めれば、きっとチャンスは来る。

そう考えました(^^


この大会のポイントは、もうひとつあります。

予選道中の、「大阪NRF」と「大体大BLAVE」の点取り合戦です。


おそらくこの2チームは2勝、得失点差で決勝Tの位置が決まります。


それに加えて、「APES」が「TOPS」と食い合えば、

「伏見スパローズ」を巻き込んで、決勝Tの組み合わせは「シャッフル」されます。


今回の「全国」は、「フェニックス」VS「近畿リーグ」の構図を呈しています。

どのチームが「フェニックス」に一泡吹かせるのか、

それとも、「ドリーマーズ」に代わって、「フェニックス」を迎え撃つのか。


その組み合わせを決めるのは、チーム力の強弱では無く、

「得失点差」という結果をどのようにコントロール出来るのかという事につきます。


「APES」は、予選の「TOPS」戦をギリギリで勝ち抜く。

そして、Bリーグ1勝1敗3チームの得失点差で、決勝Tのどの位置を「選ぶ」か。


勝敗だけではない、「ゲームコーディネート」も今大会は要求されると考えます。


厳しいかも知れないけど、「APES」が狙うはセミファイナル進出。

あわよくば3位入賞!

こんなところでどうですか?(^^


出来ない?

そう思った時点で、全てが終わるよ♪

やってみよう!

そう思った時から可能性は広がります♪

2015年11月14日土曜日

「全国」ためにその1(藍野大学TOPSレディース編)....

さあ、もう今さらクレームがついても止まりません♪

「全国」のためにその1」、本日は「藍野大学TOPSレディース」です(^^


前回も書きましたが、藍野大学のチームは学業の関係上、

2年生で実質的な「引退」を迎えます。


ですので、通常の3倍のスピードで成長しなければ、

他のチームに勝てないのです(^^;


「TOPSレディース」のメンバーは、1年生チーム。

入学するまでは、車いすハンドボールなんて見たことも聞いたことも無かったはず。

しかも、近畿リーグに初参戦したのは今年の夏。


にもかかわらず、わずか数ヶ月で、ここまでシステマチックなゲームが出来ている(^^


デビュー戦は、8月じゃなかったかな?....全くもって驚くばかり♪

σ(^^が今まで見てきたチームの中では一番成長が早いと思います。

通常の13.7582倍(近似値)はあろうかと思います(^^


この点は、前回に紹介した「TOP-B」も同様(約8.75634倍)。

多分、顧問の先生の指導が素晴らしいんでしょう。


「TOPSレディース」の勝負年は来季、これは間違いないことです。

今年については精一杯、練習してきたことを思い残す事の無いようにプレイするだけです。


とはいえ、これで締めくくってしまえば、

なんのための「全国のためにその1」シリーズかわかりません(^^;

てことで、「TOPSレディース」があと1週間で出来ることを書きます。


大阪大会、午前と午後で動きが変わりましたよね?


午前は、びっちりとゴールエリアに全員が張り付いてしまい、身動きが出来なくなってました。

午後は、1人引いて構えることで、ボール回しに自由度が出てます。

午前と午後を比べた時、午後からのゲームの方がいろんなことが出来たはずです。

ここのところはとても大事なので、今いちどチームで整理してみて下さい。


もうひとつは、シュートコースです。

初心者のチームにありがちな「闇雲なとりあえずシュート」は少ないチームなんです。

得点力が低いのは、シュートコースが甘いせい。


そんなに無理矢理なシュートでは無いはずですが、

キーパーの体に当ててしまっているのがほとんど。

もう少しシュートコースにバリエーションがあれば、もっと得点出来ているはずです。


そこで、あと1回は練習する機会があると思いますが、次の方法を試して下さい。


用意する物

ペットボトル2本、やる気、勇気、元気、ポンキッキ


やり方

①ゴールポストの際に、ペットボトルを左右1本ずつ立てます。

②キーパーを立たせ、正面、右45度、左45度の3コースから、
  フリーでペットボトルを打ち抜くシュート練習をします。

③それぞれ10本続けて打ち、その決定率を記録します。
  (10本で、シューター交代)

④肩や肘に無理のない範囲で、出来れば50~100本程度を打つ。

⑤3つのコースで、決定率ランキングを作成

⑥そのランキングに応じて、ゲーム中の組み立てを考える。
  (右側が強ければ右サイド、センターが得意ならポストという風に)


まあ、統計上の判断かも知れませんが、

こういったデータは、ゲームコントロールに有効だと考えますので、いちどお試しあれ♪


さてさて、「TOPSレディース」のディフェンスですが....

投げやりな言い方をするわけじゃないのは理解して欲しいんですが。

今のままで十分!(^^


今以上に効果的なディフェンスをするには、

もう少し理論と動き方を覚える必要があります。


でも、今のままで十分、「イ゙ラ゙ッ」とさせるディフェンスは出来てますので、

自信を持って、堂々と守って下さい!


もうひとつ、蛇足かも知れないのですが、「TOPSレディース」の一番の武器。


近畿リーグのどのゲームでもでも、あれだけ大差を付けられたにもかかわらず、

誰ひとりイヤにならずに、1ゲームごとにしっかりと、

自分たちのすべきことを、丁寧にプレイし続けました。


これは、チームの実力のひとつと言っていいと思います。

ゲームに集中出来る時間が長ければ長いほど、得る糧も大きいというものです。


来週までに出来ることをしっかりと!

そして、来年1年をどう過ごすかも、来週に見えてくるはずです。

素敵な2016シーズンのために、「全国」を楽しみましょう(^^


次回は....

お待たせ!大トリの「大体大APES」です!!

少し、ヤヴァ目の話も盛り込むので、メンバーは必見ですよ!!!(^^;

2015年11月13日金曜日

「全国」のためにその1(藍野大学編)....

さあ、特に「やめてぇ!!!」の声もかからないので、

本日も、「全国のためにその1」シリーズを続けます(^^


今回は、「藍野大学TOPSレディース」さんを....

え?なに??順番が違う???

トップチームから進めるのが筋だって?


そうは言ってもよぉ、これまでの2回は、

「大阪NRF」「大体大BLAVE編」と「部室臭」がしそうな男チームだったじゃん?(笑)

練習後には、「8×4」の臭いとか充満してそうじゃん?(爆)


ときめかないんだよぉ....(^^;

ここで少し「ほっこり」してもいいじゃんかよぉ....


だめ?

そこまで言うなら仕方ねぇ。

今回は、「藍野大学TOPS-B」さんについて書きます♪


えーと....「TOPS-B」は....

「全国大会頑張れ!」以上!!(^^


ごめん!物を投げないで!!真面目にするから!!!

....では、気を取り直して♪


藍野大学さんは、学業の都合上、2年生で実質的な「引退」を迎えるそうです。

ですので、2年という時間の中で、いかに自分たちを高めていくかという命題を、

常に背負いながらの活動となっています。


正直、それはかなり辛いなぁとは思っていました。

結構コツがわかってきたぞというあたりで「引退」なんて、ちょっとシャレになりません。


昨年の「全国」で初出場の藍野大学さんを捕まえて、

「σ(^^たちと青春をエンジョイしない?」と近畿リーグに誘ったのですが、

回を重ねるごとにあれよあれよとレベルアップしてしまい、

今では、「余計な敵を作っただけだったorz」と反省しているところです(嘘)


冗談はともかくとして、今が伸び盛りの藍野大学。

男子主体の「TOPS-B」しかり、「レディース」しかり。

今年の「全国」では、面白い事になるかもよ?と少し楽しみにしています。


でも、あと2週間で出来る事もあるはずなので、

思いついた事を書いていきますね(^^


まずは、オフェンスから....


今期の初めの頃は、「おーおー、元気いっぱいのチームだなwww」と思っていました。

本当によく走るんです。それこそ、頭に「無駄に」と付けてもいいぐらいに(^^


そのうち、体力が持たないことに気がついたのか、

「賢い体力の使い方」を覚えたようですね。

今では、「ぜぇぜぇ」が「はぁはぁ」ぐらいに楽になってませんか?ヨクワカラナイカキカタデスガ(^^;


でもそれは、三味線を弾くことを覚えたのではなくて、

効率的にゲームを進めるように出来始めたという事。

「走り回る」スタイルは変わっていません。


オフェンスでは、ポストプレーヤー以外はとにかく左右に動く。

昔は、あっち行って行き止まりで帰ってきてという繰り返しでしたが、

今はきちんとディフェンスを引きつけて走っていますから、

いろんな攻撃が出来ているように感じます。


スクリーンを使ってサイドからシュート。

ディフェンスを引っ張って、フリーになったポストへパス。

外→中→外とリズムのいいボール回し。


ただ、気になるのは、「上手くいった場合は」という前提の話です。


6:4ぐらいかな?

上手くいく時といかない時が。


上手くいかない場合の原因は、

「動きすぎる=味方と息が合わない」

という事なんだと思います。


これは、各自の役割をもっと徹底することで回避出来ることかな?と(^^


最終的な目的とイメージがチームの中で整理徹底されれば、

道中の混乱も少なくなって、考える必要も無くなり、

「反射神経」に頼る必要は無くなりますので、

もっともっとシステマチックに効率的な攻撃が出来ると思います。


その際に必要なのが、「やり直す位置」です。


σ(^^たちドリーマーズは、手詰まりした時、

ボールを戻し、体制を組み直す時間を作ります。

いちど「リセット」してやり直すことを心がけています。


「TOPS-B」に限らないことですが、

「手詰まり」を起こしても、そのままナントカしようとプレーを続けてしまうんですよね。

なんとかかんとかシュートを決められればいいんですけども、

パスミスなどでリトリートが起こってしまえば、速攻モノの一大事です。


ゲーム中、「息継ぎ」の出来る方法を身につけてください。


さて、次にディフェンスですが...


ラインを上げたゾーンディフェンスは、「TOPS-B」も採用しています。

ただ残念なのは、オフェンスプレーヤーを防ごうとして動く方向が、

「斜め後方」になっていることです。


一直線のラインを意識するゾーンディフェンスで、実はこれは致命的。

一瞬で、ラインは凸凹し始めて、あれよあれよの間に崩されてしまいます。


10秒後に壊滅するディフェンスラインは、あまりにももの悲しい。


ディフェンスの際には、

ラインを下げない、

そのラインから先は行かせない、

という気構えが必要です。


通れるもんなら通ってみいやぁ!!!

というぐらいの感じでお願いします(^^



もうひとつ思うのは、「効果的なタイムアウトの使用」ですね。


ベンチでその判断が出来れば良し、

ベンチが気づかない局面でも、

コート内からタイムアウトの指示を出すことを意識して下さい。


タイムアウトの目的は様々です。


攻撃または守備のリズムを変えたい時。

戦前に決めていたパターンをもう一度確認する時間

どうみても、へばり始めたと思える時。

敵のリズムを崩したい時。

....などなど。


このあたりは、ゲームの経験を重ねなくても、

動画を繰り返し見ることで、効果的なタイミングがわかってきます。


ですので、あと2週間、

自分たちのゲームを死ぬほど繰り返してみて下さい(^^


さて、「藍野大学TOPS-B」については、こんなところでしょうか。

明日は、同僚の「TOPSレディース」について書いていきますね♪

その次はもちろん、「大体大APES」ですよ(^^


ああ、2回続けて女子主体のチームについて書けるなんて、ちょっと幸せ(ハート)

2015年11月12日木曜日

「全国」のためにその1(大体大BLAVE編)....

どもども♪

大好評の「全国のためにその1」シリーズ。

第2回目は、「大体大BLAVE」さんです♪


ちなみに、シリーズ名は「あしたのジョー」からのパクリです(^^

え?「その2」もやるのかって??

それは各チームでお考えください(笑)


では、本題へ。


「大体大BLAVE」とは読んでお分かりの通り、

大阪体育大学ハンドボール同好会が母体になっています。

黄金期を支えたOBと新進気鋭の現役生が、

学内史上最強のチームを編成しました。


もしかしたら、「全国」で、焼き鳥を食べることが出来る初めてのチームかも知れません(笑)

そんなチームですから、ポテンシャルは極めて高いものを秘めています。


なんと言っても、

全員がどこからでも打てる!

どこまでも走れる!んです(^^;


いまσ(^^が考えている、健常ハンドのエッセンスをとりいれたオフェンスオプション、

それを唯一完成させられるかも知れない可能性を持ったチームだと思っています。

それは、来季の近畿リーグでレクチャーしていきたいなと(^^



それは何かって?

詳しくは言えませんが、既存の車いすハンドのゾーンディフェンスを無力化させ、

オールレンジで仕掛けられる怒濤の攻撃とだけ言っておきます(笑)  
(←何でここまで字が小さい?^^;)



でも、それを完成させられるまでには、まだ1年ほどが必要です。

ですので、来年の「全国」、仙台で行われる大会で暴れてもらおうかと思っています。
(σ(^^;のアドバイス、シカトしないでね♪)


さて、現状の大体大BLAVEについて。

基本的に、ドリーマーズと非常によく似た布陣を採用しています。


1~2ポストを軸にしたオフェンスオプション。

ゴールエリアより2m程度上げたゾーンディフェンス。

車いすハンドでは、現在のところ、この形がもっとも効率的にゲームを進められると思います。

他のチームをよく観察して、よく研究している証拠です(^^


ただ、これまでのゲームを見ていればわかりますが、

「同じ戦術」のチーム同士がぶつかった場合、

たいてい、精度の甘い方から崩れていきます。


ドリーマーズもよく崩されましたが、その比率は最小限に抑えられました。

ディフェンスとキーパーの連携も、この効果を高めています。


ディフェンス陣がシュートコースを制限し、

そのわずかなシュートコースをキーパーが防ぐ。

大体大BLAVEとドリーマーズの差は、そういったところにも現れていました。


一方、大体大オフェンスはどうだったか?

決勝戦では、ドリーマーズのディフェンスは、

まるで一匹の「生き物」のように感じられませんでしたか?


いろいろ動き回って、ボールを回して、何とかシュートコースを作ろうとしたはずだけども、

ディフェンスプレーヤーが入れ替わり立ち替わりオフェンス陣のチェックに来る。


どうにもこうにもならなくなって、ロングシュートか、状況の厳しいポストプレーヤーにパス。

でも、そのコースには、たいていの場合キーパーが立ちふさがっていたと思います。


そんな泥沼に陥らないためにはどうすればいいか?

答えはひとつだけです。


「相手ディフェンスの動きに付き合わないこと」


大体大BLAVEのオフェンスオプションには「スクリーンプレイ」という要素が少なく、

ドリーマーズのディフェンス陣には、ほぼフリーとも言える自由度がありました。

そんな状態ですから、「広い視野と複数の連携」をテーマにしているドリーマーズに、

個々の動きだけでの対応は難しかったと思います。


スクリーンプレイは、しっかりと練習を積み上げなければマスター出来ませんが、

大阪大会の決勝で出来る攻め方もありました。


攻撃の主体をロングレンジに切り替える事です。

ゴールエリア近くに切り込むようなそぶりを見せつつ、ロングシュートを伺う。

それを警戒すれば、ディフェンス陣は動きが止まるか、ゾーンが乱れます。

そこを切り込んで近距離から打つ。


「外から中」という組み立てですね♪

バスケで言う、「詰まったらスリー」の逆というところでしょうか。

「スリー主体、時々ドライブ」?

その比率を7対3ほどにすれば、もっともっと自分たちのペースに出来たのかも(^^


もうひとつ、大体大BLAVEの致命的な欠点がありました。

それは、無駄に体力を消耗してしまったことです。


冷静に考えてみてくださいね(^^

平均年齢40オーバーのおじさま集団が、

20台前半のピチピチボーイズに体力勝負をしかけて、

フツーー考えて勝てるわけないじゃないですか?(笑)


でも、大阪大会の決勝では、ドリーマーズは変わらない動きをしてますが、

大体大BLAVEの方は、体力も集中力も無くなっているように見えます。

実際のところ、終盤ではとても楽に状況を作ることが出来ましたσ(^^


その差はなんでしょう?

ディフェンスに移行する際の動き方です。


もう一度、動画をよく見て下さい。

ディフェンスに戻る際、σ(^^を追いかけ回している選手は何人いました?

ドリーマーズの10番、「先生」とあわせて、いったい何人の選手がムキになっていました?

何が何でもポストには入れさせないとムキになってましたよね(笑)

そりゃ、体力も消耗しますわ(^^


その上で、ゴールエリア沿いで不利な体勢に持ち込まれた後、

元気いっぱいな、4番の「真↓」、7番の「Makoちゃん」が襲いかかってくるんです。

どう考えても、まともな勝負は出来ませんわな(笑)


そんな走りっこを15分間(もしくは「全国」の30分間)続けようとするならば、

おそらくウィークエンドアスリート程度のトレーニング量では足りません。

少なくとも、週5日のトレーニングが必要でしょうか。


チェアスキーアルペンで日本代表候補「寸前」までいったσ(^^が断言します。

フルタイムオールコートで走り回りたきゃ

「代表」をめざすようなトレーニングをしてこい♪


まあ、正直なところ、一般の社会人では難しい注文です。

とするならば、最も手を抜きながら、最も効果的な守り方を見つける必要があります。


σ(^^が大体大の「司令塔」だったらどうしていたか?

σ(^^と「先生」を「わざとポストに入れさせ」、背の高い選手に「背中から」張り付かせて、

ガンガンとプレッシャーを与えさせます。


押し合いになればしめたもの。

押し合いの途中は、タイヤから手が離せませんので、

パスは取れない、シュートももちろん打てない。

つまり、「ただそこにいるだけの人」にさせてしまうことが出来るんです。
(σ(^^のそばにノコノコと入ってきた選手には、イヤと言うほど味わってもらいましたよね♪)


そうなれば、コート上に残ったのは3人ずつ。

ドリーマーズの2番、「赤魔Ⅱ」は下がったところでゲームメイクをしています。

ということは、「真↓」と「Makoちゃん」の2人を、3人で押さえればいいんです。


ね?何とかなりそうでしょ?(^^

しかも、この方法なら体力を消耗することもないですから、

最後まで100%でプレイ出来ます。


そのあたりは、「汚い大人の渡世術」ですから、

本当は覚えて欲しくは無いんですが、本当は覚える必要のあるテクニックです。


「全国」までには、全員のパラダイムシフトが必要ですが、

何かしら参考になる部分もあったかと思います。


もう一度、メンバー全員でディスカッションして見てくださいね(^^


では、今宵はここまでにしとうございます♪


明日?

藍野大学の番だよね(笑)

2015年11月11日水曜日

「全国」のためにその1(大阪NRF編)....

いや~、気がつけば全国大会まであと10日ほどですよ(^^

もう、ドキドキドキドキして、仕事に手がつきません♪モトモトシゴトナンテヤルキナイデスガ(^^;


さて、昨日の予告どおり、近畿リーグ参加チームの大阪大会での戦いぶりをもとに、

全国大会まで、それぞれのチームがどのように頭の整理をすればいいか、

極めて自己中心的に身勝手にテケトーに、だらだらと書いてみたいと思います。


もし、「いや、うちらのことは書かなくても結構です!」というチームがあればご一報を♪


今回は、本来であればドリーマーズの強敵となるべき、

大阪NRF(ネルフ)さんから書いていこうと思います(^^

誰がなんと言おうと、障害者が参加する2チームが、

全国でも雌雄を決するべきと思いますので♪


と、その前に、全国大会の告知をしておきます♪


文部科学大臣杯
第13回日本車椅子ハンドボール競技大会

平成27年11月21日(土)~22日(日)

大塚スポーツパーク アミノバリューホール
(鳴門市撫養町立岩四枚61)

もし、万が一、何かの間違いで、

気が向いたりなんかしたりしちゃったら、是非ご観戦ください(ハート)


さて、本題に入ります....


まず、「大阪NRF」というチームのポテンシャルから。

フィジカルという点においては、運動能力は他のチームにそんなに引けを取りません。

そして、シュート力についても、σ(^^たちドリーマーズに劣るものではありません。


決して、近年の成績が示すようなチームではないんです。

でも、ここんところ、思うようなゲームが出来ていない....


なぜか?

次のことが出来ていないからなんです。


オフェンスでは....

①ゲームコントロールが出来ていない....

大阪NRFの特徴として、メンバーに「優等生」が多い。

これは、よく言えば、それぞれが真面目に点を取りにいっているという事なんですが、

悪く言えば、「がむしゃらに攻めているだけ」という事でもあるんです。


自分が動けるだけ動いて、シュート出来なければパスを出す。

それを繰り返して、ゴールが見えたら打つ!という流れ。


でも、多くの場合は防ぎやすいロングシュートを打ってしまったり、

角度のきついシュートコースしか打てなくなったりしてます。

で、シュート数に比べて得点は少ない....


その積み重ねが、時間や体力を消耗し、焦りが募った結果、

何とかしなきゃ何とかしなきゃと、テンポアップだけを意識してしまう悪循環にはまっています。


こういうことはよくあります。

競技である以上、どうしようもなく訪れる局面です。


そんな時どうすればいいか?

ゲームコントロールをどこまで出来るかにつきます。


誰がするの?

中盤の「司令塔」が無理矢理にでもコントロールするんです。


ところが、残念ながら、大阪NRFにはそういったポジションがないように見えました。

特に、大阪大会の映像を見る限りは、「全員がフォワード」でした。


まずは、ゲーム前に、どのようなシュートパターンがあるかを決めておきます。

そして、何があろうと、絶対に指示に従うべきプレーヤーも決めます。


その上で、ゲーム中、攻めあぐねるようなことになれば、

一度、ゴールエリアから離れるぐらいの思い切りで、

ボールを司令塔に戻し、組み立て直します。


そのぐらいの余裕がなければ、時間を負うごとに視野が狭くなっていき、

見えているところだけにシュートを打ったりパスを出したりしてしまうのです。


まずは、

「全国」ではコイツの言うことは絶対に聞く!

というぐらいのポジションを決めておくべきでしょうね。


②時間の使い方にひと工夫ふた工夫....

①にも関連しますが、何でそんなに急いで攻めるの?という場面が多い気がします。

その一番いい例が、大阪大会の予選(大体大BLAVE戦)です。


残り30秒で1点リードしているオフェンスの局面で、

なんで最終的に追いつかれるの?と考えるとよくわかります。


パッシブプレーを取られるまで、

テケトーにボールを回していてもいい場面でしたが、

なぜか、もう一点を取りにいっていました。


たりらりら~んとボールを回してパッシブをとられても、

相手に与える時間はほとんどありません。

その判断が出来なくなっていたのか、そういう想定はなかったのか、

多分、そのあたり「優等生」なんだと思います。


いい意味での時間を使う「ずるがしこさ」を、

身につけて欲しいなと感じながらゲームを見ていました。


これは、点を取られた後のリスタートでも言えます。


7番か9番、もしくはその両方がトップポストに入るのが大阪NRFのスタイルです。

そして、それを起点に攻撃を組み立てていく想定なんだと思うのですが、

ほとんどのケースにおいて、トップポストが定位置につくまでに攻撃を始めているんです。


つまり、自分らが決めたスタイルの「きっかけ」を待たずに動き始めているわけですから、

どうしても、「なり」の攻撃しか出来ません。


しっかりトップポストが入ったのを見て動き始めても、全然遅くはありません。

むしろ、その方が体力的にも余裕が出来ますし、質の高いプレーが出来るはずですよ。


気持ちに余裕を持てば、1秒は思うほど短くないし、

余裕がなければ、1分はとんでもなく短い時間です。

このあたりをしっかりと見つめ直してください。


③オフェンスはいい形から....

正直、今の形は「てんでバラバラ」という印象を受けました。

誰がどの位置でゲームを組み立てるの?ということがわからずじまい....


時には3枚ポストになってしまった時もあり、

攻撃の自由度どころか、ボール運びすらままならない場面もあったように思います。


それぞれの得意不得意を整理して、

それぞれは、どこからどのようにゲームを作るのかという事を、

今一度確認してみてはいかがかと思います。


そして、①~③をまとめるのは、「司令塔」です(^^


次にディフェンス。

どの位置に戻ってくるのか....

大阪大会のように、センターリスタートではないルールだと、

「走りっこ」になってしまい、実に厳しいところはあります。


でも、そこはそれ。


ディフェンスの局面で、自分たちはどのように陣形を組んで、

それぞれはどのように、との位置に戻ればいいのかが徹底されていない気がしました。

がんばって戻るんですが、戻ることに集中力を費やしている感じですか。


一緒に走っている敵オフェンスの妨害をしっかりすることも少なく、

ゴールエリアに入られてしまってからの対応も決まっていないように見えました。


また、ゾーンディフェンスを組んでいても、

基本的に「1対1ディフェンス」なんですよね。

「2対2」、「3対3」の形で守れていない。


「1対1」だと、1カ所崩されたらそのままダラダラやられてしまう可能性大です。


大阪NRFはゾーンの位置をゴールラインから離しています。

これは、σ(^^たちドリーマーズがしているように、

「後ろ」を通ってヘルプにいくことを想定してのことだと思います。


が、実はこの方法は諸刃の剣でして、

いったん崩されたらズルズルというリスクがあります。


考え方にもよりますが、

ゴールエリアに沿った「べったりディフェンス」も、

非常に効果があると思っていますので、使い分けてもいいかと思います。


さあ、思うところを書き殴ってみました。

全国までに出来るところ、1年掛けて整理するところ、

いろいろあると思いますが、そこはそれ、「まだ10日」あります。


15日も練習するとか?

それまでにまだまだ出来ることがありますからね(^^


大阪NRFさん?

全国の決勝で会いましょう(^^

2015年11月10日火曜日

全国大会に向けて集中連載開始....

ども♪

10月に仕掛けた仕事を終えて以来、

燃え尽きて灰の塊になった山本新之介です(笑)


灰の中から不死鳥が蘇るなんて事はしたくありませんでした。

なんせ、「全国」前ですからね(^^;

「フェニックス」が元気いっぱいでも困るわけです♪


でもまあ、それはそれ。

「近畿リーグ」の主催者として、今の時期はとても大事。


てことで、大阪大会も終わり、動画が公開されましたので、

「全国」前に、近畿リーグ参加各チームのいいとこ悪いとこなどを、

赤裸々に書いていこうと思います。


え?

今はまだ、「フェニックス」に知られたくない??

大丈夫だって(笑)


奴らは、予選のDay1で全て見抜いちゃうから、

ゲーム中、Day2で対応してくるよ?

いま知られるのも、Day1で知られるのも、そんな大差ないさ♪


むしろ、あと10日の間に対応策を考える方が得策でい(^^

てことで、明日から、「全国に向けて」シリーズをお送りします。


まずは、明日。

「大阪NRF」について書いていきます(ハート)


大きなお世話だって???(^^;マア、ソウイウネイ....