一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2011年7月20日水曜日

防災(連載):通勤途中はどうなの?....

「いやぁっっっ!」

ほんの少し、2、3分だけ朝の準備が遅くなりました。

この微妙なDelayが遅刻に繋がるという、

そんな時に限って寒波襲来。


通勤仕様のヴィヴィオには、こんもりと雪が積もっています。

ひと叫びするに十分な量の積雪でした(^^;


雪かき棒は近くにない。

通勤に1時間かかる妻は、σ(^^の起床時にはすでに出発済。

松葉杖を逆さに持って雪かき開始!


悪いことは重なるものなのです(^^;

昨夜は氷点下に冷えてから雪が降り始めたようで、

除雪跡には、がっちりとフロントガラスが氷結♪


慌てていたσ(^^は、まだエンジンをかけていなかった!

半泣きになりながら、エンジンスタート。


氷が溶けるまで待ってられないので、

松葉杖でこする!

爪でこする!

ウォッシャー液をかける!

また凍る!


こんな戦いが繰り広げられた、平和な日常の話です。

いつものペースならギリセーフ!という時間帯。

ところが、道路に敷き詰められた雪は、

σ(^^;の「いつものペース」を許さない。


「ちっ、相変わらず除雪がヘタな町だぜ」

いくら憎まれ口を叩いても、タイヤはグリップしません。

単独走行ならそれなりに走れても、

なんせ「ほとんど雪の積もらない町」ですから、

周りは雪上初心車ばかり。


さくさくと追い抜けるわけもないので、

おとなしく付いていくしかないのです。


にしても、道は流れません。

その理由は、こんな朝のお約束。

遅刻の言い訳が出来たと、ちょいと喜びます。

不謹慎ですが(^^;


案の定、事故渋滞でした。

事故を見るといつも思うのですが、

何でこんなぶつけ方に?

ということが多いんですよね。


首をひねりながら事故現場を通過します。

5分程度のロスだったかな?

と、遅れた時間を計算。


ちょいと急ぐべ?

とアクセルを空けてもタイヤは空転。

車体は横に向いて....

どうにもなんねーや。


なぁんか、急に風も強くなったかい?

横殴りの風、このふわふわした感覚は、

好きじゃないんだよなぁ。


....いや、ふわふわどころじゃねーぞ。

タイヤバーストしたか?

まっすぐ走らねぇっ!

波打つ中央分離地帯!

瓦を全て投げ捨てる住宅!

パニックブレーキで玉突き衝突発生!


除雪されていないバス停を見つけて、そこに飛び込む!

σ(^^のヴィヴィオは縁石に左フロントを、

軽くヒットするだけで事なきを得ました。


すぐにラジオを点けてみれば、

ヒステリックなアナウンサーが地震だ地震だと叫んでいる。

震源は京都府北部地域の内陸部としか教えてくれない。


周りを見てみると、走れなくなった車たちが列をなしていきます。

おいおい、こんなところで立ち往生かい(^^;

次回「行こか戻ろか」





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2011年7月19日火曜日

山口遠征記1:片道6時間....

「何で山口よ?」

レガシーがリタイアして、

ヴィヴィオを長距離仕様に換装している時に、

たくさんの方に聞かれたことです(^^;


「居ても立ってもいられない」

という突き動かされた気持ちがそこまでさせました(^^


デブデブ・ストーナー様。

mini-motoGPでもおなじみ、
イケてる
イカれたミニバイクレーサーです。


バイクとスキー、夏と冬、

接点があまりなさそうな2人のレーサーが、

お互いを「戦友」と呼び始めたのは去年の話。


それからというもの、相手の成績は、

自分のことのように一喜一憂してきたものです。


ところが、今期のデブスト様は、

まるで巨大迷路を楽しんでいる子供のように、

「迷うことを楽しんでいる」かのようです。


挙げ句の果てには、

生まれてきたままの姿を自然に曝してしまう始末

それも2度も


これはいけない。

何とかしないことには、犯罪者が生まれてしまう(^^;

ということで、何かお手伝いすることで、

澱んだ(本人談では楽しんでいる)流れを、

変えていけないものかと馳せ参じました。


本当はこっそりとお邪魔して、

こそこそっと耳打ちして、走りが激変!

なんてことを企んでいたのですが....(^^;


そんな珍道中、少しばかりお付き合いを(^^


「そんなことしたら、死ぬよ?」

と言われたヴィヴィオでの道中。


時速100km/h以上出すと壊れそうな音が出るので(^^;、

優しくちんたらと走っていきます。


山口方面に向かうには、中国道と山陽道の2ルートがあります。

舞鶴からでしたら距離もほとんど同じ。

まあ、どっちでもいいっちゃあいいんですが、

ものすごく走りづらい中国道と快適な山陽道の2択、

迷わず中国道をチョイス!

交通量が少ない方が楽しいですからね♪


こうやって、人の言うことを聞かないものですから、

友達が少ないんです。はい。自覚あります(^^;


中国道をひと言で表現すると、

中央道と北陸道を足して2で割って路面を悪くしたような道。


お世辞にも風光明媚なんて言葉は使えず、

トリッキーでバンピーでツイスティーでナローな、

60km/h制限区間があり....

本当に、交通量がないことだけが取り柄?

なんでこんな道路を造ったのかなぁ(^^;


AM9:00スタートの小郡IC通過がPM3:15ですから、

ほぼ読みどおりの時間。


途中、燃え上がる、古いVOLVOを見かけたり、

大佐SAで「いけません、大佐!」とか叫んでみたり、
(本当は「おおさ」と読みます^^;)

アサヒのコーヒーを飲みながら、

「初恋はブレイク(break:壊れる)するもんだよ」と呟いたり。


それなりに退屈はしませんでしたね(^^

次回遠征記2「初!山口」

....あ、やっぱり連載なんだ(^^;




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防災(連載):『その時』の....

いつもの連載に入る前に....


台風6号が猛威をふるっています。

避難勧告が出ている地域もあります。

暴風雨が来ている地域にお住まいの方は、

正しい情報を元に、慎重に行動をしてくださいね。


また、風雨が収まっても、

河川の増水や土砂災害の危険はしばらく残ります。

どうか、お気をつけて頂きますよう....


では、連載再開です。


....非常時はアドレナリンのせいで弱い痛覚は感じない。

体の機能を奪われたような酷い痛みもない。

暗闇。

何ひとつ、視認できるものはない。


おそらく、ありとあらゆるものが位置を見失っているのだろう。

転がっているダンベル。

ここになかったものだという事だけはわかる。


非常用に備えていたマグライト。

まず、こいつに出会えたことが僥倖。

昨日、電池の確認をしたところ。


浮かび上がる惨状。

外からは大きな声が聞こえてくる。

助けを求める声だ。


妻への呼びかけに短い返事が返ってきた。

どこからか首輪の鈴の音も聞こえた。

体中から力が抜けそうだ。


義足を掘り出す。

履くことには手間取らなかった。

何年も付きあってきた相棒だ。

これでようやく身動きがとれる。


マグライトは、少しずつ現状を知らせてくれた。

家の倒壊はないようだ。

はっきりと聞こえる外部の音が、

どこかガラスが割れていることを示していた。


マグライトが妻の顔も浮かび上がる。

ちょっと腰を抜かしたようだが、

光を見て安心した表情から無傷だと感じられた。

無事を喜び合う。

落下物が極力少なくなるよう取り組んだ成果だ。


電気はまだ復旧していない。

それを待つわけにもいかない。

玄関で靴を履く。

家の中とはいえ裸足では危ない。


ブレーカーを落とす。

大地震の後のセオリー。

ヴィヴィオにはミニマグライトもある。

妻に手渡し、家の中を手分けして確認した。


にゃあの保護は手間取らなかった。

「避難準備OK!」と言わんばかりに、

自らケージに入っている。


妻とにゃあの再会は、

夫婦の無事を確認しあった時よりも情熱的であった。

被害の確認作業を急いだのは、

その再会に嫉妬したわけではない。

絶対に。


当然、水は出ない。

案の定、トイレは流せない。

我が家には、都市ガスは来ていない。

巨大なプロパンガスのボンベは、土俵際で残っている。

ガス漏れもなさそうである。

ボンベのコックは、とりあえず閉じた。


我が家の損害は少ない。

家族は無傷。

こんなにうれしいことはない。

普段から気にとめていた事は、間違いではなかった。

しかし、このあとの72時間は、まさに地獄となるのだ....


と、まずは家にいる時を想定して、

「その時」直後を書いてみました。

こんなに少ない被害で終わるとは思えないのですが(^^;


次回はこのパラレルワールド。

「通勤途中はどうなの?」





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業務連絡....

このブログのコメント欄ですが....

「入力できねーぞ!ゴラァ!!」

と、お叱りを受けましたので、コメント入力時の認証を外しました。


スパムコメントが入るのを嫌ってのことだったのですが、

ご不便をおかけしたことは申し訳なく思います。


いま一度、コメントを入れてやってみてください。

お願いいたします。


また、スパムコメントが入れば速やかに削除いたしますので、

お見苦しいスパム、ひとときの間、ご辛抱ください(^^;

無事に帰り着くまでが遠征....

本当に楽しい遠征でした(^^

無理矢理に押しかけたのですが、

至れり尽くせりで感謝の念に絶えません♪


デブデブ・ストーナー様、

mini-motoGPのみな様、

ナチュラサーキット様、

そして、本日の合同テストにご参加されたみなみな様、

本当にありがとうございました!


まずは、無事に帰還しましたのでご報告です(^^

そして、このブログをほったらかしにして、

申し訳ありませんでした....


この楽しい遠征記、少しずつ上げていきますね♪

2011年7月15日金曜日

防災(連載):想像力?そんなものは....

さて、「その時」が来たら....

こういう想定をしようとした場合、

たいていは「想像しやすいシチュエーション」を中心に、

考えられることが多いです。


σ(^^の職場でも同じです。

おかげで、「平時」で「冷静」に、

取り組める防災訓練にしかなりません。

それでは意味がないんですよね。


「その時」がいつ来るかわからないのに、

いつ来てもおかしくないのに、

一番「想像しやすい」シチュエーションだけでいいの?

よくないでしょう(^^;


どうせといったら失礼な話なんですが、

とても長い連載になるついでに、

いくつかのケースを書いていこうと思います。


まずは、最も対応しやすいかなと思う夜間在宅時から....


何気ない平日の夜。

ようやく1週間の終わりが見えてきた木曜日。

オフトレの疲れをささやかな缶チューハイで癒し、

少々ご機嫌でブログを更新していた。


今夜も熱帯夜だろうとTVは無情な予報をしていたところ。

「節電」なんて気の利いたことはしない。

ただ、電気代の「節約」をしているだけ。

眠り続けるエアコンを尻目に、

扇風機は過剰労働を訴える異音を出し始めていた。


突然、と表現するには少しあっけなく、

PCの画面に割り込む映像。


「緊急地震速報です。強い揺れに....」


アナウンスと同時に画面上ではカウントダウンが行われた。

1秒前から始まるものをカウントダウンと言えるのなら。


「地震!」

そう叫ぶのが精一杯だった。


隣の部屋にいた妻が、

この叫びの意味を理解したのはきっと、

叩きつけられるような振動を感じてからだろう。


椅子から転がり落ち、体を丸める。

衝撃には「球体」が最も強いと知ったのはいつだったか。

「背中、それと頭だけは」

この2カ所さえ守っておけば、「軽傷」で済む。

骨が折れたぐらいだったら「軽傷」だ。


固く目を閉じていたため、

揺れの間に光が失われた事には気がつかなかった。


耳を覆うのは、いや、体中を叩き続けるのは破滅の轟音。

全てが終わる覚悟なんて、人間に出来ることではないだろう。

だが、全ての終わりが今、目の前に現れたのかも知れなかった。


「揺れが収まるまで長い時間かかった」

ニュースでよく聞くフレーズで、聞くたびに「陳腐」だと感じたが、

実体験がなければ、どんな言葉も陳腐なのだと理解した。


....まだ、微かに揺れている。

微かな光もない暗闇。


妻を呼ぶ。

にゃあを呼ぶ。


体を起こす。

手探りで部屋を這う。

義足、ないと何も出来ない。


妻を呼ぶ。

暗闇の中、時計は床に落ちても、針は輝いている。

不気味な蓄光塗料の光だが頼もしい。

自分の位置がわかった....


次回「『その時』の向こう側」





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2011年7月14日木曜日

準備着々....

σ(^^たち公務員は「夏休み」というものが、

設定されておりません。


何が何でもカレンダーどおり。

わかりやすいっちゃあ、わかりやすい。

お盆の最中でも、当然、平常勤務です。


その代わり、7月~9月の間に、

4日のお休みを頂きます。
      計画的
夏の間、「テケトー」に休みを取りなさいと。


ということで、本日夏休みの1日目(^^

週末の遠征準備に当てさせて頂きました。


まずは、ヴィヴィオのおめかし。

通勤仕様の彼は、全くもって質実剛健。

ボディーの汚れなんかは気にすることなく、

遅刻ギリギリのオーナーを、毎朝きちんと運んでくれます。


オーナーさんは昼休みに、ご本を読まれる。

その本は、読まれた後も降ろされることなく、

次から次へと新書が持ち込まれるんです。

車内はプチ図書館状態(^^;


全く、文句ひとついわず仕事をするタフな奴です♪

あ、2、3回のストライキはあったかな....(^^;


まずは図書館状態を解消します。

降ろした本、約20冊。

10kg超のバラストウェイトでした(^^;


そして、駆け込むのは行きつけのSS。

ここで、ピカピカに磨いて頂きました♪

とにかく、ぶつけないこすらないが自慢のオーナーです。

あっという間に新車同様....言い過ぎかな(^^;


さらに遠征に耐えられるだけの装備が必要になってきます。


まずは、カップホルダー。

H10の軽自動車、そういう装備はオプションだった?

通勤には全く必要のないものなんですが、

約520kmの道中には、無いと辛い....


さらには携帯の充電器とハンズフリー。

機種変してから使えなくなっていたのですが、

これを機に買い換え。


おお、そういえば中国道は暗いぞ!帰路は夜中だ!

ヘッドライドとフォグ4灯でもかなり不安な夜間。

思い切ってバルブを変えます。

4700K × 4灯。


高いバルブには手が出ませんでしたが、

十分な明るさじゃなくて?(^^

暗くなる前に帰宅しましたので、効果は未確認ですが。


後は、身障者手帳の手続き、「車両入替」を済まして、

持参する献上品を整理して、準備万端♪


そんななんやかんやを済ませた後に、1本の電話。

「次の車、いいのあったから持って帰ったよ」

あれだけ探してもらって見つからなかったのに、

「タイミング」なんてそんなもんなんですね(^^


早速、顔合わせに行きましたよ。

相当、「綺麗」な娘さんで、

前のオーナーさん方の「愛情」を感じました。

納車されれば、お披露目いたしますね。


どうせなら、「初デート」はこの遠征でしたかった♪

ま、しゃーあんめーよぉ(^^


実に有意義な1日でした。


....そういえば、明日の仕事は大バトル。

たぶん、「雲の上」からの「鶴の一声」で、

ボロ負けする事がわかりきってるんですけども(^^;


こういう仕事の前って、必ず思い浮かぶ句があるんです。

「かくすれば かくなるものと 知りながら
          やむにやまれぬ 大和魂」
                    by 松陰先生


長いものに巻かれておけばいいじゃん?

その方が楽だし、世間から「浮く」事もねーじゃん?

わかってるんですけども、

「王様はハダカだ!」と、

叫ばないと気が済まないんですよねσ(^^;


そして、こんな句も。

「おもしろきこともなき世におもしろく」 by 晋作

そんな生き方をしてみたいといつも思います。

その秘訣は....

「すみなすものは心なりけり」

ということでしょうかね。


あれ?

このお二方....

どちらも長州のゆかりだ(^^



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