一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年9月1日日曜日

2戦目の難しさ....

元プロ野球選手のどなたかが、

日本シリーズの解説だったか何かで、

こうおっしゃってたのを憶えています。
                  エライイイカゲンナキオクダナ、オイ....(^^;


「本当に大切なのは2戦目だ」と。


第1戦は勝っても負けても、

第3戦目を1勝1敗のタイで迎えるのか、2敗の圧力を背負うのか、

それほどまでに大事なのが第2戦だということらしいです。

この考え方は野球に限らずですなぁ。


障害者アルペンスキーワールドカップでも同じことが言えるのではないでしょうか。

「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記!」

再開しますよぉっ!(^^

リザルトをお手元にお楽しみ下さい♪


....ここ、Coronet Peakスキー場では、

SLの第2戦が間もなくスタート時間を迎えようとしております。


本日も快晴なり。

1本目スタート地点の気温は±0℃、フィニッシュ地点で+1℃で、昨日と全く同じ数字。

いかに天候が安定しているかということでしょうね。さすがリゾート地です(^^


観客が思い思いに景色の中に笑い声を溶け込ませている間に、

選手たちはインスペクション(コース下見)に集中しています。


1本目のコースセッターはカナダチームのコーチ。

ゲート数50、ターン数は49。

この標高差では、ルール上48±3ターンが規程ですから、

やや厳しめのセットでしょうかね。


雪質も昨日と同じく「Granular(粒状)」ですから、

あまりきつめのターン設定なのは遠慮したいなぁ....(^^;

インスペ中の選手たちの表情も少し厳しめ。

どのようにコースと雪面を攻略していくのか、その技術に注目です!


我らが三澤拓選手の1本目スタート順は20番目。

この順番は、どのように影響するかな?


エントリーは女子選手が5カ国13名、男子は10カ国29名です。

淡々と女子のレースが進み、いよいよ男子、

Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスからスタート!


しかし、その展開は順調でなく、荒れに荒れたレースとなりました。


VIクラスは4名中2名がDid not Finish(途中棄権:DF)、

Standing(立位)クラスも、先頭のビブ(ゼッケン)18番の選手に始まり、

19番、20番とコース外へ消えていきました。


....20番?

三澤選手じゃねーかっ!

なんてこったい!!(^^;


その後、3名の選手はフィニッシュしましたが、

それ以外の選手は全てコースアウト....

安定しているはずのStandingクラスでここまで荒れるとは(^^;


Sittingクラスも半分が途中棄権。


男子では総勢29名中、16名が1本目で姿を消してしまうという大荒れのレースとなりました。


三澤選手の心中いかに?

そのあたりはご本人のブログにて。


もう、こうなったら2本目は感情が入りません(^^;

レース分析にページを費やしますか。


2本目、スタート地点で+2℃、フィニッシュ地点で+4℃の気温。

イタリアチームのコーチがセッターでした。

ゲート数、ターン数ともに1本目と同じ50、49。


2本目はStandingクラス、KANE Toby選手(AUS)1名のみが途中棄権でした。

ちなみに、KANE選手の1本目はラップ(トップタイム)。


KANE選手は、三澤選手とLW2クラス、片足1本レーサーです。

1本では2本スキーのレーサーと比べて、

同じStandingクラスで戦うにはいろいろと不利なのですが、それでも、ラップを取った。


これは、三澤選手にとって、

悔しいところもあるでしょうが、励みにもなるでしょう。

次回以降に期待です♪


さて、冒頭で書いた「2戦目の大切さ」ですが、

昨日にDisqualified(失格:DQ)だった、

SittingクラスのCALHOUN Heath選手(USA)とWALKER Tyler選手(同)の2名は、

この2戦目でしっかりワンツーフィニッシュを決めて、

初戦の失敗をしっかりと取り戻したわけです。

ワールドカップランキングでも上位にしっかりと並んでおります。

このあたりが、シーズンにどう影響するのかも見物ですね。


さて、この2日間のリザルトを眺めていて気付いたことといえば、

新人(?)選手が多く見られますなぁ。


シーズンがまだまだ本番ではない中で、

ソチへの出場権を獲得するためには、

このサマーシリーズは重要な位置づけです。


ソチへ向けて厳しい状況にある選手や、

まだキャリアは小さいが有望な選手たちには、

本格的な「冬」を迎えるまでに「足がかり」を得るいい機会な訳です。


もしかしたら、このサマーシリーズに出場した選手が、

ソチで大暴れするかも知れませんよ♪


さて、ニュージーランドでのワールドカップは会場を変え、

高速系のレースが舞台となります。


Mt.Huttスキー場にて、

Super-G(スーパー大回転:SG)と

Super Combi(スーパー複合:SC)の2レースが予定されています。


どんな熱戦が繰り広げられるのか、乞うご期待!

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