いよいよ秋の声が聞こえるようになりましたねぇ(^^
「一雨ごと」に涼しくなってということならば風情もあるのですが、
台風がらみの大雨とあっては気が休まりません。
すでに豪雨災害を受けた地域ならなおさら。
くれぐれもご用心なさってくださいね。
幸い、σ(^^;の家は何ともありませんでしたが、
舞鶴市内では高潮による床上浸水があったお宅もあるとか。
まったく、難儀なものです。
さて、最近は腰を据えてPCに向かう時間が少なくなっていて、
このブログもテンポの悪さが目立ってきました。
とお叱りの方もおられるかな?(^^;
頑張っていきますよって、よろしゅう頼んます♪
今日のネタも、障害者アルペンスキーワールドカップ「見てきたような観戦記」、
サマーシリーズは会場を変えまして、ニュージーランドはMt.Huttスキー場。
第1日目はSuperCombi(スーパー複合:SC)の開催です。
我らが三澤拓選手の活躍はいかに?
では、会場と中継を繋いでみましょう!
リザルトをお手元にどうぞ♪
はい!こちらMt.Huttスキー場は、
透き通るような青空とたくさんの観客に包まれております!
昨夜はしっかり冷え込んだようで、雪面は「Hard」、堅く硬く締まっております♪
でも、日の出の後は気温も上昇しました。
スタート地点では0℃、フィニッシュ地点では+3℃です。
ちょいと暖かいコンディション、硬い雪面と素晴らしい天気。絶好のレース日和です!
標高2,055mのスタート地点では、たった今、インスペクション(コース下見)が始まり、
選手たちが続々とコース内へ入っていきました。
まず1本目は、ここから標高1,650mのフィニッシュ地点まで、
標高差405mを1分程度で一気に駆け下りる高速系レース、
Super-G(スーパー大回転:SG)のパートです。
SCとは、高速系レースを1本、技術系レースのSlalom(回転:SL)を1本、
その2本の合計タイムで競われる種目です。
ただ「ぶっ飛ばす」のだけが早くてもダメ、
「くるくる回る」のが上手いだけでもだめ。
どちらもバランス良く上手く速く強くなければ勝てない種目なのです。
三澤選手は、素晴らしいSLの技術を持っていますので、
2本目に勝負がもつれ込めば、いい結果が期待出来ます。
でも、LW2(片足スキー)クラスでは、高速系はいささか不利なレースを強いられます。
その不利な1本目、三澤選手の戦いぶりはいかに?
まずは、スタート順から確認です。
女子選手は7カ国17名、男子は11カ国36名の選手がエントリー。
女子の後、男子がスタートで、
それぞれVisuallyImpaired(視覚障害:VI)クラス、
Standing(立位)クラス、
Sitting(チェアスキー)クラスの順で進んでいきます。
三澤選手はビブ(ゼッケン)ナンバー26。
Standingクラスでは3番目のといういい順番でのスタートです。
その前に立ちはだかるコースは、
カナダチームのコーチがセットをしました。
ゲート数32、ターン数30。
でも、どうなんでしょうね?
ハイシーズンであれば、体は出来上がっている訳ですが、
この時期はまだ「調整中」のはず。
そんなところで高速系なんてきちんと走れるものかしら?
σ(^^;はハイシーズンでも高速系はまともに走れませんでしたが....
ところで、リザルトの情報だけを頼りに書き進める「見てきたような」シリーズの弱点は、
レース途中の臨場感が一切ない事です。
選手たちがどのような滑りをしたかは一切書くことが出来ません、わかりません。
なんといっても、どんなコースセットだったかがわからないものですから、
コースセッターが仕込んだ「トラップ」もわかりません。
今回、三澤選手がコースアウトした状況もわかりません(^^;
....そうなんです。
三澤選手、残念ながら1本目でDidNotFinish(途中棄権:DF)でした。
フィニッシュしていれば、タイム差とかなんやかんやで想像を膨らますことは出来るのですが、
DFはどのようにも書くことは出来ません。
どのような心情だったか、三澤選手ご本人のブログをご覧になってください。
相当悔しかったようですよ(^^;
そんなことですので、2本目は書かずにおしまい!
てな訳にもいきませんね(^^;
レースの傾向なども含めて、少し分析を入れてみますか。
2本目のSL。
使用するコースは変わります。
スタート標高1,771m、フィニッシュ標高1,620m、標高差151m。
天候と気温は、スタート地点で「PartlyCloudy(ところとごろで雲り)」の0℃、
フィニッシュ地点は同じ天候で+3℃。
こちらのコースも雪面状況は「Hard」。
1415時のスタートですから日差しが弱まって、
斜面の向いている方角によってはコースが見づらい、
なんてこともあったかも知れません。
そのコースセットはイギリスチームのコーチがお務めでした。
ゲート数45、ターン数43。
ルール上は標高差の30%±3、つまり45±3ターンという設定が求められます。
43ターンという数字は、やや少なめ。
少し余裕のあるコースということですな。
2本目の結果で興味深いのは、
1本目のSGでタイムが振るわなくても、
SLではあっさりと逆転出来たということ。
例えば、Standingクラスの勝者BUGAEV Alexey選手(RUS)は、
1本目は4位でしたが、2本目は巻き返して優勝しました。
3位のHALLAT Matt選手(CAN)も1本目6位からの逆転ポディウム。
逆に、1本目のSGでラップ(トップタイム)だった選手も、
2本目のSLでは失格という結果でした。
それだけSLでの結果が大きな影響を与えるわけで、
どちらかと言えば、スラローマーがやや有利な種目なのかな?
とはいえ、SGでも「勝負出来るぎりぎりのタイム差」で滑り降りなくてはなりませんから、
高速系のテクニックも要求されるわけです。
なかなかにタフな種目ですな♪
一方、Sittingクラスは大荒れのレースのようでした。
2本通して半数の選手がいなくなってしまいました。
さらに、優勝した選手でさえ、
3クラス統合で計算されるレースポイントが、「156.64」という巨大なもの。
(いちばん速い選手が「0.00」)
Sittingクラスではレースポイントを削っていくのが、どれだけ難しいかとも言えます。
このあたりの難しさも、いずれ解説したいと思います♪
では、日もかげり始めた、ここMt.Huttスキー場からお別れです。
明日はSGのレース予定です♪
お楽しみに(^^
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