大抵のホテル場合、他のお客さんの足音とか話し声とか、
少しなりとも聞こえてくるように思うのですが、
今回お世話になった「バリュー・ザ・ホテル名取」では、
まるで郊外の一軒家にひとりでいるような静けさを感じていました。
それもそのはず、コンテナの再利用なのか、
隣り合わせた部屋同士が壁を共有していない作りなんです。
「コンテナ(モジュール工法)ホテル」というんだとか。
外観はコンテナそのままですが、
ひとつひとつの部屋が完全に区切られているので、
お隣からの音は一切聞こえません♪
仙台方面にお出かけの方!
「バリュー・ザ・ホテル名取」はお奨めです(^^
さて、σ(^^たちのDay2での出番は、正午頃のゲームから。
予選を勝ち上がってきたのは、σ(^^たちのほか、
当然ながら宮城フェニックス、そして東北福祉大OBチーム。
宮城フェニックスの実力は「目眩がする」ほど解っているのですが、
OBチームの若者たちについてはまるで不明(^^;
予選リーグも違っていたので、「元気のいいチームだな」というぐらいにしか解りません。
宮城フェニックスと若者たちとの点差だけが判断基準なんですが、
これがまた僅差での点取り合戦だったようなんです。
「こりゃ厳しい日になりそうだ....」
Day2を全敗で帰るのは非常に気分が悪い(^^;
ベストメンバーではないにせよ、
宮城フェニックスに一泡吹かせて、
せめて準優勝で終わらないと♪
まず対戦する、OBチームの名前は「濁酒(どぶろく)」。
σ(^^たちは呑まれるのか?それとも呑んでやるのかい?
いよいよ、順位決定戦の始まりです♪
いつものようにトスに負けて、前半はディフェンスから。
見渡せば、フィールドプレーヤーの5人うち、3人が女性。
このメンバーで宮城フェニックスとあの点差???
失礼な話ですが、正直言ってそう思いました(^^;
でも、実際に戦ってみて、その強さに気がつきます。
ほとんどの場合、女性よりも男性プレーヤーにチェックを入れます。
女性はある程度フリーにさせても何とかなることが多いんです。
ドライブもシュートもそんなに脅威ではないことが多いですからね。
ところがところが、このチームは違っていました。
ちょいと油断をするとあっという間に切り込んできて、
絶妙なコントロールでコースを突くシュートを打ってきます。
「女だからってナメてんじゃねーぞ!」
と怒られた気がしました(^^;
では、改めてしっかりとゲームを組み立てましょうか。
とはいえ、今度は手薄になった男性プレーヤーが元気になります。
結局、ゲームのコントロールが出来なくなって、思わずタイムアウトを要求です。
この時、後半中盤。
σ(^^;たちは2点のビハインドを背負っていました。
タイムアウトの1分間に、リズムを取り戻さないと....
オフェンスでは、どれだけ時間をかけてもいいから、慌ててシュートをしないこと。
「パッシブプレー」という反則がありますが、笛を吹かれても構わないぐらいで。
ディフェンスはしっかりとチェックしている相手のビブナンバーを声に出す。
丁寧に動きを止めて、シュートコースを塞いで....
車いすハンドボールは、シュートを打たれたらほぼ得点される点取りゲームです。
確実にシュートを決める事と、気持ちよくシュートを打たせないという事を、
徹底出来るチームが必ず勝ちます。
考えてみれば、苦しい時ほど対策はシンプル。
「まず1本ずつ!」
少しは冷静さを取り戻せたかな?(^^
丁寧なディフェンスと、根気よくそれを切り崩していくオフェンスが必要な競技。
σ(^^たちには、その点についてわずかながら優位性がありました。
こういう接戦は、先に「キレた」方が負けます。
少しずつ、ほんの少しずつ優位に立つことが出来、
気がついた時には、ラスト2分で安泰な点差。
でも、最後まで気を抜かず、ホイッスルを聞きました。
本当にやれやれでした。
あまり「しんどい」ゲームはしたくないものです(^^;
昼休憩の時間と1ゲームをはさんで、いよいよ次は宮城フェニックス戦。
これまでの経験では、手持ちのオプションが通用するのはせいぜい3回程度。
彼らはすぐに対応してきます。それが本当のフェニックスの怖さ。
ヘルプに入ってくれているふたりを考えて、
どのように攻め、どのように守ることが出来るのか....
ゲーム前もいろいろと考えていましたが答えが出ず、
圧倒的な点差を伝えるスコアボードを見ながら考えていました。
付け焼き刃のいろんな組み立てを考えたところでどうしようもないのは解りきったこと。
すぐに劇的な攻撃力や守備力に結びつくことなんてないのですから。
出来ることといえば....
いくつかのアイディアはありました。
その方法を、試して「お土産」に持って帰ろう。
ゲームコントローラーの交替。
逆サイドの活用を想定したポジションの変更。
目を見張るような効果は出ませんでしたが、
開き続けた点差が多少なりとも抑えられた感がありました(^^;
今回は、これで十分。
遠く仙台まで来た甲斐はあったのではなかろうか(^^
少しなりとも満足しながら、全てのゲームを終えました。
「時間に余裕があれば、
全てのメンバーをシャッフルして、
交流戦をしませんか?」
希望者全員で2チームに分かれてのゲーム。
なんだか、小学校の昼休みみたいで楽しいかも♪
チーム事情も無し。
小難しいオプションも無し。
ただただ、ノリと勢いで展開されるゲーム。
もちろん、息が合う合わないもありますが、それはそれで楽しみのひとつ。
遠く離れた東北の地で、なぁんにも考えずに、
「ほぼ」知らない間柄でも楽しめるのが車いすハンドボール(^^
こういう楽しみ方なんてホントに久しぶりでした♪
こういったことも、車いすハンドボールの裾野を広げる方法のひとつですな。
いろいろお世話になりました!と挨拶して会場を後にしました。
またお邪魔したいものです(^^
「帰りの便は何時だったっけ?」
「んー、0800時過ぎだったかな?」
「じゃあ、空港でゆっくり出来るな」
次回Day2-2:「最後の最後まで、なにやってんだよ。まったく....」
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