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2013年12月7日土曜日

滑稽さと恐ろしさ....

公務員たるもの、己の置かれた職責を十分に理解し、担当する業務に精通し、
法令を忠実に遵守した上で、幅広い視野に基づいて誠実に事に当たらなければならない。

国民に信託された身分であることを十分以上にわきまえた上で、
公僕たる謙虚さと誠実さを旨とし、積極的かつ滅私的に職を奉じなければならない。

公務員は労働者ではない。
常に国民及び国の利益を配慮し、固定観念を廃し、
ゆめゆめ怠惰的、打算的、感情的、衝動的な行動に出る事なかれ。


....突然、何言ってんだ?と思われましたか?(^^;

これ、σ(^^が理想とする「公務員像」です。

まあ、現実にはほど遠いですけどね♪


で、なんでこんな事を書いたかというとですね、

最近喧しい、特定秘密保護法の事を考えたら、

行き着いたことが「公務員の態度」なんですよ。

そのことも含めて、この法律のことを書いておこうかな、と。


その前にですね....

今回の投稿は、だらだら度合いがいつも以上に高めです。

これでもか!ってぐらいに書いていますので、

かなりの時間と体力がある時にだけお読みください♪


....そもそも、こんな法律が出来たのも、

機密が「だだ漏れ」状態だったことが事の発端だと思うんです。


日本は「スパイ天国」と言われて久しく、

アメリカを始めとする同盟国からも「インテリジェンス」の分野では信用されていない

それもこれも、政治家を含めた「公務員の口の軽さ」がこの状況を作ったと考えています。


個人的な趣味ですが....
「ラプター」を売ってもらえなくて残念な思いをしましたが、その原因のひとつが「機密だだ漏れ状態」だったかと。


全ての公務員が冒頭の「理想像」に近づこうと努力していたら、

こんな法律なんて、無くても全く問題が無いわけで....


で、近年(民主党政権時代も含めて)、公務員の「ユルさ」が問題になって、

この手の法律が必要だという議論が高まってきたわけです。

公務員よ、もっとしっかりしいや!ということですね(^^;


まあ、σ(^^は立場上、この法律について「いい」も「悪い」も言いませんが、

自分なりに、ここ最近の流れを「一歩引いて」眺めていると、

滑稽で、しかし、恐ろしく思えてなりません。


滑稽なのは反対論者さんの言い分。

「治安維持法復活」とか、憲法改正と絡めて「戦争前夜」という表現をしている方がいます。

他にも言論統制だとか、プライバシー侵害だとかの声も。

個人的な思いですが、

まずは、こういった懸念は皆無でしょうね(^^


日本国憲法では「公開裁判」が原則で、この法律に違反して起訴されたとしても、

「起訴事実は『秘密』だから起訴内容に盛り込まない」

なんてことを言い出したら、公判維持が出来なくなります。

どんな理由で起訴されたか説明出来ないのではねぇ....

てことで、「治安維持法」を例えに引っ張り出してまで、「悪しき時代」になぞらえる必要は無し。

「秘密裁判を認める」と憲法改正をすれば別ですが。


言論統制への不安にしたって、

「秘密」の「取得方法の悪質性」によって法律違反を問うているわけで、

「ちょっと聞いてみた」ぐらいでは逮捕されることはないでしょう。

悪意を持って、意図的、計画的に「秘密漏洩」を企んだり、

メディアが「強引な取材」をすれば別ですが。


プライバシーの侵害というのも第一義的にはどうかな....

「秘密」に携わる公務員には「身体検査」が行われるようですが、

本当にいろんな事を調べ上げられるとお考えの方も多い。

中には、愛人の存在まで突き止められるとか(^^;ソレハマズイ....


でもね?

その前に、「秘密に携わる業務」に就こうと考える公務員だったら、

「叩いても埃の出ない」方でしょうし、調査にはその公務員の「同意」が必要です。

イヤなら同意しなけりゃいいわけですし、

同意するのなら家族などの調査対象者にきちんと説明するのは、

その公務員本人の義務でしょう。シュッセシタケリャソノグライハ....


その公務員本人を始め、調査対象になるすべての人が理解と同意をしていれば、

プライバシーの侵害なんて起きないはず。勝手に調査するから「侵害」なんです。

....「叩いて埃の出ない公務員」がいるかどうかは別ですが。


一方、「戦争前夜」という言い分には、激しく同意します。

この法律の成立とは関係なく、ですが。


これも個人的にですが、

現在の状況は「日清戦争」直前と、とても似ているような気がするんです。

要は「どちらが先に撃つか」という段階....と思えてなりません。


実際に、日本は絶対に「撃てません」てゆーか、

「撃ち返す」事も出来ませんけどね?
                         流行語で例えるなら、「ゼロ倍返し」って事です♪

日清戦争の当時は、

日本も清国も互いに「開戦やむなし」と準備して突っ走りましたし、

何が何でも戦争を止めようともしませんでした。


現在は、日本と「彼の国(ドノクニダ?)」が戦火を交えることはないでしょうが、

偶発的な「殉職者」が出る可能性はあります。

そして、「戦争」以外の「落としどころ」が見つからないまま外交関係は泥沼化する....


はてさて、それを回避するにはどうするか?

3つの方法が考えられます。


ひとつは、お互いに歴史的、道義的、政治的に「対等」で、

「事実関係」に基づいた「冷静」な対話をしようとすること。


ふたつ目は日本が「かの国」に対して「ベタオリ」することで、

ややこしい問題を徹底的に忌避すること。


でも、これらはこの期に及んで「出来るはずがない」事でしょう。

そうなるともうひとつの方法。


哀しい事態を避けるためにも、同盟国と「インテリジェンス」の共有を図り、

一触即発の事態に陥らないように構えておくこと。


その準備は早ければ早いほどいい訳で、

「日本版NSC」と車の両輪を成す「特定秘密保護法」の成立をなぜ急いだのか、

その理由は、この1点にあるのではないでしょうかね?

同盟国と「インテリジェンス」について連携したいのに、

「機密だだ漏れ」状態では、相手にしてもらえませんものね(^^;


それにしても、今回の騒動で恐ろしいと感じたのは、メディアのキャンペーンです。


初めのうちは、世論調査の結果は、

設問の仕方にばらつきがあったとは言え賛否が分かれていて、

「世論」として定まっていなかったはずですが、

いつの間にか、世論は「反対」か「慎重」といいう声が大多数。


一般の方々が、この法律を自分で徹底的に調べ上げて解釈した結果、

思いを固めたとはとてもとても思えません。


こんな非道い事になる「かも知れない」!

こんな恐ろしい目に会う「かも知れない」!

自由なんて無くなる「かも知れない」!

....「かも知れない」を積み重ねたメディアの論調を、

いつの間にか正しいと「感じた」ことが世論の変化なんだと思っています。


「敗戦」に突き進んだ暗い時代と趣は全く正反対ですが、

今も昔も、メディアの威力というものは凄まじいものです。

本当に、メディアを敵に回すのは恐ろしい♪


逆に、「特定秘密保護法」が施行されたら、非常にうまく機能して、

有り余る国益に繋がる「かも知れない」という報道はほんの一部ですねぇ....
                                                       サンケイシンブントカ....
そういう、いい方向に行く「かも知れない」という報道がされないのはなぜ?(^^;


紙メディアは売れない?

TVは視聴率が稼げない?

世の中には触れちゃいけない「大人の事情」というものがあるようで(^^;


それはそうと、メディアが「戦争賛成」なんてキャンペーンを張ったら、どうなるんだろう?

「そんなことはあり得ない」はずですが、

今のマスコミのキャンペーンは、悪しき時代に戻る「かも知れない」の積み重ね、

でしかない訳ですから、逆の「かも知れない」だってあり得ません?


さて、大騒動の中で成立した「特定秘密保護法」ですが、まだまだ騒動は続くでしょう。

でも、圧倒的大多数ほとんどの方には、

何ら影響のないことがいずれ解ると思います♪


当然、σ(^^にも影響はないはず。

「秘密」を扱える担当になりそうになっても、

「酒癖が悪い」とレッテルを貼られてますからその心配も無し。

それに、うちの組織には「秘密」なるものは、まずありませんし。


せいぜい、「かつての上司はヅラだった♪」という程度?

....これはある意味、特級の「特定秘密」か???(^^ 

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