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2014年4月17日木曜日

「アレ」のインストールマニュアル(その2)....

今回は連載にするつもりはなかったのですが、「続き物」になってしまいました(^^;

だらだらと書くつもりはありませんので、この回で終わらせます。


今回は、オーリンズの機能をフルに使えるようにしていきたいと思います。














まず、オーリンズをインストールすることで、

これまでにはないセッティング機能を利用出来ることをご承知ください。


σ(^^のトリノモデルとオーリンズの組み合わせだと、

ダンパーで10mmの車高調整が出来るようになりました!

トリノモデルのリンク比は約1.8なので、つまり、

シートの座面で言えば実に約18mm近い高さ調整が出来るということです!(^^
              (注:シートの前後位置で18mmという数字は変化します)

参考:ダンパー長 345mm(標準)
            349mm(最長)
            339mm(最短)

そのぐらいにセッティング幅が広がれば、心強いじゃないですか!(^^


でも、σ(^^;は気に入りません。

18mmだと、σ(^^がSlalom(回転:SL)で使っていた「ドシャコ」の位置が使えません。

GiabtSlalom(大回転:GS)で使おうとしていた36mmダウンという位置にも足りません。

このままでは、つまらなさすぎる!!!


もしかしたら、

「ドシャコ」に乗りてぇ!という「やんちゃ」なチェアスキーヤーがいるかもしれません。
18mm以上下げることで、ベストな車高を見つける人がいるかもしれません。


だったら、「なきゃ作れ」です。

穴を開けちゃいましょう!
「もともと、おめーは穴を開けてただろ!」とは言いっこなしで(^^;


←ここが標準




←ここが追加で開ける穴




←ここは「無駄な努力」の位置




純正の位置から20mm下げたところに同じ大きさの穴を「ボコッ」と♪

こうすれば、標準-(6mm+20mm)の「下げ」が出来るようになります。


シートの座面高さで言えば、26mm × 1.8 = 47mm。

これで「計算上」は47mmダウンの「ドシャコ」が出来ることになります。


シート髙で47mmと言えば、「天と地」ほどの高さの差が生まれます。

その「余裕」をフルに使わない手はありませんよね♪


まてまて、「計算上」ってなんだ?

それだけじゃダメなのか?

ええ、それだけじゃダメでした(^^;


まずは、リザーバータンクとリンクアームの補強板の緩衝。

車高を下げなければ当たることは無かったのですが、

低い位置だとゴリゴリ当たることが判明(^^;


ですので、板を削っちゃいました♪


写真は、

いろいろする中で、

ぶった切ったりしてますが、

必要な分だけ削った「1枚もの」で、

作ることが出来ます。






バコーン!

と板の穴を広げたことで、

タンクはすっぽりと収まりました。






さあ、これでどこにも当たらなくなって....ゴキッ。

ゴキッ?ゴキッってなんだ?どこが当たった???


今度はここか(^^;

ブーツ部のボルトとフレームが当たってしまいました。


ほら、前回にリンクアームを広げたでしょ?

ボルトの頭の間隔も広がりました。



それまでは、

リンクがフルボトムしてもすっぽりと収まるところでしたが、

ボルトの頭とフレームがこすれるようになりました。
←この辺と




←この辺が、「ゴキッ!」と(^^;










で、

邪魔!

とばかりに、フレームも大胆にカットです(^^





←この辺を









←こんな感じに♪









ここは切りすぎるとリフトに乗った時、

安定しなくなりますので注意してくださいね。





補強のための「横棒」も、お忘れなく。








ここまですれば、あらスッキリ♪

しっかりとバンプラバーがつぶれるところまでストロークさせることに成功しました♪

これで、「ドシャコ」トリノモデルの完成です(^^


では、ビフォーアフターをお楽しみください(^^






最高車高のフルボトム











標準車高のフルボトム











「ドシャコ」のフルボトム







ここまで車高を落とす必要はないのかも知れませんが、

σ(^^は作っておきたかったのです。
(もしかして、σ(^^;は「やんちゃ」なのか???)


さて、実際のインプレッションは前々回に書いた通り。

とても素晴らしいダンパーです。

「ドシャコ」でも、どこかが緩衝しているような様子もありません。


グイグイとターンしている最中、「コツ、コツ」と軽い衝撃をお尻に感じましたが、

フルボトムでバンプラバーが潰れる音だろうかな?と思う程度でした。


さあ、まずはこれで無事にインストールの成功を確認出来ました!

あと3日ほど、いろんな斜面、いろんな雪面で滑り込むことが出来れば、

σ(^^に合うセッティングが出せそうです♪イツニナルヤラワカリマセンガ....


で、帰宅後、

トリノモデルをばらしながら最終の確認を行いましたが、

なんとなんと、問題がもうひとつ発生していたことに気がつきます(^^;


先ほどの「コツ、コツ」という音、

ブーツ部分とシートがぶつかった音のようです。
















































静止状態のフルボトムだと、

こんなに間隔が空いているにもかかわらず。

フレームがたわんで当たってしまうんですなぁ....







シートの取り付け方によって人それぞれの影響でしょうけども、

σ(^^の場合は、車高を下げすぎたようです。

過ぎたるは及ばざるがごとしってヤツですな(^^;


しかしまあ、フレームって「グニャグニャ」曲がってるんですねぇ。

よく壊れないものですな(^^;


いかがでしいたか?

ここまで書いておけば、「図画工作」の感覚でオーリンズを取り付けられますよね(^^

ぜひ、「夏休みの自由研究」として取り組んでみてください♪


でも、肝心の「市販化」はどうなるんでしょうね?

あるに違いないと思っているんですが。

あると思いますよ。

あるといいですなあ....(^^;オイ


さてさて、これにてσ(^^の「冬」も終了です♪

来期はどんなことをして遊ぼうかな?

早く雪が降りますように(^^ 

1 件のコメント:

  1. 遅ればせ、済みません。「解説」多謝です。ミリ秒を争う競技でゴムとはちょっと驚きでしたが、フレキでも問題ありそうなので新兵器みたいな直付けでない場合はやむを得ないようにも思います。にしても、工作楽しそうですね。 写真だけだとモノのイメージはし辛いですが、一生懸命な感じは伝わりました(^^) 時に、あんなに穴開けて強度は問題ないんでしょうか?

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コメント、ありがとうございます。