一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2012年10月8日月曜日

帰ってからが宴会....

【最終日:帰宅】

東日本車いすハンドボール大会参戦記最終回!
(妻「ああ、ようやく終わるんだ....」)



ホテルのチェックアウトは午前10時。

伊丹行きのフライトは午後2時45分発。

ビミョーな時間が残ってしまったものです(^^;


ホテル空港まで1時間ぐらい、

レンタカーを返したり搭乗手続で1時間。

出発ロビーには余裕を持って30分ぐらい前には行かなきゃな....

となると、自由時間は2時間ぐらい。


そんなシビアな観光はあまりしたくありません。

それにこの日も雨雨雨....どこに行くにも雨はイヤですぅ(^^;

てことで、空港内を片っ端から歩くことに。


まずは展望台。

1人100円の有料展望台。

空港の景色は、いくらでも時間をつぶせそうです♪


上ってみると目に入ってきたのは、波飛沫の上がる海岸線。


































脳裏によみがえるあの映像....


ああ、あの風景がここまできれいになったのか....

まだまだ津波の名残が残っていた空港周辺でしたが、

ここまで戻すだけでもずいぶんなご苦労があったんでしょうねぇ....

そういえば、レンタカーでも「ここは仮店舗です」なんて聞いたなぁ。


うろうろするつもりで空港に来ましたが、

ずいぶんな時間を、展望台で過ごしていました。


午後1時を回ったことと空腹に気がつき、

レストランで「もさもさ飯」(^^;


そうだよ、空港の外で食べてくればよかったんだよ!

もっといろいろなチョイスがあったに違いない!

....どうも、「食」には無頓着ですねσ(^^;


お土産を手配して、検査場。

毎度毎度、義足に反応するゲート。

いつも考えるのですが、義足のパイプ部分に、

薬とか武器とか仕込ませていたらバレるのかな???
                     ソンナコトカンガエチャイケマセン


写真は、出発ロビーから見た、食事中の機体(^^



















乗り込んだ座席は翼付近の窓側♪

















この眺めは大好きなんです。

翼のいろんな動きが見られるし、「飛んでる感」がありありで(^^


よくもまあ、こんなにたわんで折れないものだわ。
(写真↓は着陸後)

















これで翼のネジが飛んでるのを見つけたら、

おおごとなんだろうなぁ....なんて想像したりして。


そしてふと気がつく驚愕の事実!

飛んでる!しかも2本も!(^^;







←この辺










まあ、この部分だったら、全然影響はないんでしょうけどね....


降り際、こっそりとCAに報告。

あんなにニコニコしていたおねーさんの表情が、

一瞬で凍りついていきました。

そりゃそうだな(^^;








待ちくたびれていたレガシーに再会し、

あと1時間の帰り道中へ。













いやぁ、長かったようであっという間の4日間、本当に楽しめました!

ありがとう仙台!また遊びに行きます!(^^

2012年10月7日日曜日

大会アラカルト....

いやぁ....

ちょいとばかし、間を空けてしまいましたねぇ(^^;

申し訳ありませんでした♪


では、参りましょう!

東日本車いすハンドボール大会参戦記その6!
(妻「引っ張るねぇ....」)


【2日目と3日目】
大会期間中に興味深かったこと、何点かご紹介しましょう!

まずはこちら。

















多分、小さなホワイトボードにコート模式図が書かれてあり、

磁石とマジックで戦術を検討しているのでしょうか。

こういう道具は、車いすハンドボールといえども常識になっていますね(^^


次はこちら。

















ユニフォームにネームを入れるチームが多いですが、

こういった「洒落っ気」のある選手がいました。


こういうセンスは大好きです♪と思ったら、

これは3人で完成するらしい。

















メールアドレスの完成なんだそうな(^^

並んでもらうだけでは面白くないので、3人で肩を組んでもらいました。


写真撮っていてぼそっと聞こえてくる言葉。

「なんか、ベタベタする....」

余計なことさせてごめんね(^^;


ところで、閉会式では各チームの優秀選手が特別賞として表彰されました。

ありがたくも、σ(^^まで選んで頂いて♪






















ところで、この優秀賞の選考基準は?得点数とか?

「んー、イメージというか、雰囲気ですね」

それはそれは、お気遣いありがとうございます♪


また、「我が」宮城フェニックスは、

聞くところによれば3年ぶりの優勝だったそうです。

一昨年は、主軸の一人であった方が病気で亡くなられたため。

去年は、震災のため開催できず。


「ようやく優勝カップを渡せた」

















かつてメンバーだった方のユニフォームの前に、飾られたカップ。

σ(^^も少しなりとも優勝に貢献できたようで、とても誇らしく思えました。

頂いた優秀賞のメダルを持って、優勝カップと「彼」と一緒に。


「連覇が懸かっています。来年も必ずお越しください」

もう、オファーが入りましたか(^^;

前向きに検討いたしますね。

















会場の撤収作業が終わり、チームで最後の記念撮影。


夜は夜で、祝勝会♪

痛飲した後の〆はラーメン、というのは全国共通なんでしょうね。


「どこがいいですか?」と聞かれて、

「The仙台」というようなラーメンを!とリクエスト。

「んー、この辺には店の数はそんなにないですねぇ。
              ここか、天下一品か....」


じゃあ、天下一品で♪

おいおい、仙台まで来て天一かよ?と思われたかもしれませんが、

天一は、お店ごとにビミョーな味の変化があって、

食べ比べるととても面白いのです。


このお店で面白かったのはメニュー。

σ(^^の近くでは「こってり」と「あっさり」という違いがあるのですが、

このお店では「天下一品」というのはメニューの名前(^^;

















メニューにびっくり、味にびっくり。

いつもよりはるかに「こってり」、

てゆーか、「どろどろ」という方がぴったりなスープ。

これは病みつきになります♪


堪能したその後、σ(^^はチームの若者(♂)と、

二人で夜のまちへ消えていったのでした....


次回「帰るまでが遠足」

2012年10月4日木曜日

(偉そうに)σ(^^;的総括....


(東日本車いすハンドボール大会参戦記その5)
【3日目その3】

宮城フェニックスのメンバーに限らず、

どのチームについても言えることですが、

こちらの大会は本当にレベルが高うございました(^^


他の4チームは学生が主体。

まず、なんと言っても若い!

元気が有り余ってる(^^


体力的に余裕があると、本当にいろんなプレイが可能です。

なんと言っても、走れなければゲームは組み立てられません。


そして、各チームともとても雰囲気がよくて、

心理的なプレッシャーがない。


そんなチームが繰り広げるゲーム展開には、

そう簡単につけいる隙というものが見えてこないのが現実。


動き回って、フェイントモーションも多用し、

フェイントとも言えないような視線の動かし方なども全て使い切って、

ようやくディフェンスをかわす。


そうして奪い取ったポストのポジションも、

次の瞬間にはディフェンスに囲まれてしまい、パスが通らない。


2枚までのチェックなら、

囲まれることなくシュートコースの確保が出来るのですが、

3枚目に付かれるとどうしようもなくなります。


σ(^^に3枚付くことで他の局面は、

4人対2人となるはずなのですがそんな単純な計算は通用しません。


その都度、状況を把握して、動き方を工夫し、

必ず、シュートコース上に誰かがいる。

なかなか厳しいものがありましたよ♪


ひとつだけ、偉そうにアドバイスすることがあるとすれば、

チームごとの「戦術」というものが少ないように感じました。


いろんな攻め方守り方、

個人技とチームプレイの連携という点については、

もうひと工夫という所だったでしょうか。


ぐいぐい曲がるシュートや、

いつも間にそんなところにいる!

という選手の動きには目を見張りましたが、

単発で終わってしまっていたのが残念。


こちらで開催している近畿リーグでは、

来年度の課題として、

「戦術マニュアルの共有」とということを考えています。


まず、基本的な動作をまとめる。

それを普段の練習で徹底する。

そして、各チームでオリジナルオプションを手に入れる。


そのオリジナルに負けてしまえば、

それを破るオリジナルを考える。


そういう繰り返しで、ゲームのレベルを高めていき、

見る側にとっても迫力あるおもしろいものにする。

そうすれば、新しく「やってみたい」と思ってもらえるかもしれない。


「やってみたい」と思ってもらうことが「普及」の第1歩かな?

そんな車いすハンドボール界を作っていきたいです(^^


「近畿」と「東日本」、お互いに盛り上げていきましょうね!

2012年10月3日水曜日

宮城フェニックスはここまですごい!....


(東日本車いすハンドボール大会参戦記その5)
【3日目:その2】


この記事は、決勝戦の映像を元に解説します。

ちなみにσ(^^は「白5番」ですので、ご注目!


単純なポストプレイはこの通り。(前半2、0:55頃
この時はダブルポストです。


ポストがディフェンスを引きつけている間、
隙間を見つけてミドルやロング。(前半1、1125頃

















σ(^^がよくする「壁」。
飛び込んだサイドでディフェンス2枚をブロック。
その結果、フリーのシュートで得点。(前半1、1125頃

















σ(^^がサイドから逆サイドへ走り抜ける。
それを追うティフェンスは一瞬、陣形を乱す。
その隙間からシュートが入る。(後半2、0:30頃

















                 

















                 

















シュートが決まらず攻守交代。
σ(^^がポストをめがけて走る。
ディフェンスはさせまいと並走。
その死角から、別のプレーヤーがポストに入る。
σ(^^はポストプレーヤーの背面をキープ。
パスコースを確保。(後半1、6:50頃


















逆に、ディフェンスは....まず戻る!
ボールが運ばれるより先に陣を組む!

しっかりとゾーンを決めれば、
各自がチェックしている敵のビブナンバーを口に出す。
そうすることで、両隣の選手に、誰をチェックしているかを知らせます。
ポジションチェンジが起きても、
「何番を流す。何番を見る」と宣言することで、チームで対応できます。

どちらかのサイドにオフェンスプレーヤーが偏れば、
それに合わせて陣形も変えていく。
(ディフェンスの図解は、割愛!^^;オイ

ターンオーバーでは、まず速攻を窺う。

失点後のリスタートは、ディフェンスが立て直せない間に始める。


改めて見てると、σ(^^が勝手に動き回っているだけなのに、

きちんと対応して頂けるチーム力には脱帽です(^^

宮城フェニックス、やっぱりすごいチームでした♪


次回「σ(^^的総括(かなり偉そう)....」

2012年10月2日火曜日

百聞は一見にしかず....


(東日本車いすハンドボール大会参戦記その4)
【3日目:決勝戦】


どんなゲームをしていたか、

実際に見て頂く方がわかりよいでしょうかね(^^


何とか勝ち上がっていった決勝戦。

チームメイトに無理をお願いして撮影してもらった1戦です。

どうぞご覧ください!


UNITY VS 宮城フェニックス

前半1(タイムアウトまで)


前半2(タイムアウト明け)


後半1(タイムアウトまで)


後半2(タイムアウト明け)



もともと、「宮城フェニックス」と、

σ(^^たち「ドリーマーズ」のプレイスタイルは同じ、

ポストプレイが中心です。


ポストプレーヤーが、

ゴールエリアに飛び込む。

パスを受ける。

シュートを決める。


ポストをとれない局面は、他の誰かが入る。

ラストパスが通らない局面では、ロングシュートが次のオプション。


まあ、だいたいこんな感じでゲームが進みます。

当然、点の取り合いで終始し、ミスの数だけ点差が開きます。


ミスの少なかったフェニックスは全国制覇をし続け、

それに引き替えσ(^^;たちは....

その精度は、映像からも見て取れます。


σ(^^にパスが通らない場合、

ドリーマーズはプレイが止まってしまいますが、

フェニックスは次から次へと、

対応できる選手にボールが回っていきます。


次回「宮城フェニックスの戦術と精度」

2012年10月1日月曜日

車いすハンドボールルールブック....

(連投ネタも、車いすハンドボール^^;)

かねてから、やいやいと言い続け、

ようやく作製して頂いた一冊のルールブック。


そう!これまで何度となく全国大会が開催されていながら、

存在しなかった幻の競技規則!

ようやく入手いたしましたので、

ここにリンクを貼っちゃいます!(^^;


え?このブログの右側に貼ってあんじゃねーかって?

あれは、毎年のようにルール改正が行われる前のものです。

ルール改正も、「監督会議申し合わせ事項」という対応ですすめられ、

プレイヤー側も、「又聞き」程度にしかルールを把握してしませんでした。


ようやく、「文字情報」としてルールを入手出来ました!

本当に嬉しいことです....(^^


「細かい文言については、修正が必要な部分もある」

という注意付きのものですので、「未定稿」としてリンク貼りしますが、

今年度の全国大会は、このルールで行くようです。


では、車いすハンドボール関係者のみなさん!

お待たせしました!新しいルールブックはこちらです!


平成24年度車椅子ハンドボール競技規則(未定稿)


1ページ目のタイトルからいきなりツッコミがあるかも知れませんが、

そこはそれ、ご愛敬ということでお許しを(^^;


また、修正が必要であるような部分については、

σ(^^にメールを頂いたら、連盟のご担当に転送します。


ん?誰ですか?

規則は破るためにあるなんて言ってるのは....?(^^;

お好きなようにプレイしてください....


(東日本車いすハンドボール大会参戦記その4)
【2日目その2】

「チームオーダー?要らないでしょう。
 お互いにプレイスタイルはわかっていますから、きちんと対応できますよ。
 どうぞ思いっきりご自身のプレイをしてください」

宮城フェニックスのキャプテンに、

プレイスタイルを尋ね、フリーハンドを許されました。


「毎年、全国大会でしのぎを削っているライバル同士ですから、
 きっと、阿吽の呼吸でゲームを組み立てられますよ」と。


指示があったとすれば、

「山本さんのポジション、センターからセンターで」

というぐらいでしょうか。


オフェンスはポストプレイ主体で、ゴールエリアのど真ん中を取る。

ディフェンスは、自陣の真ん中でシュートコースを塞ぐ壁になること。

うん、それはいつものスタイルだから苦労しないけど....


そのポジションをキープし続けるためには、

ぎりぎりのドライブが必要です。


ポストを取りに行くためには、

接触ぎりぎりの間合いで車いすをコントロールして、

何人かを躱さなければならない。


その時、「当てないように」気を遣っていると、進入ラインは遠回り。

それはクイックネスが犠牲になります。

だからといって、いつものようにぎりぎりの所をすり抜けようとして、

いつものような接触をしてしまったら....


脳裏にちらつくイエローカード。

2枚で2分間の退場。

前後半合わせて30分のゲームのうち、

σ(^^がコート内にいられるのは果たして何分あるのか???


なんて心配でどきどきしていたのですが、

ゲームが始まればお構いなしでした(^^;


一度でも、「速ぇーっ!」とか「すげ!」とか言われると、

どんどん調子に乗っていっちゃうんです。

頭は真っ白(^^;


「こんなのぶつかったら車いす壊れる!」

なんて言われても、ぶつけないから安心おし♪とにっこり(^^


ああ、なんだか、本当に好き放題してしまいました。

たまには、勢い余って「コツン」とやってしまったりしましたが、

その瞬間はかなりのブレーキングをしていましたから、

ファールをもらうこともなく....


何度も何度もディフェンスをかわしてポストに入り続けていると、

「よし!入らせたぞ!作戦どおりだ!」とか聞こえてきたり(^^


今から考えると、

「空気読めないヤツ」みたいだったなぁ....

荒くたいプレイでごめんね(^^;

でも、ファールは1回も取られていませんからね♪


この日、宮城フェニックスは予選4つを3勝で折り返しました。

2日目は残りの1戦と決勝リーグ。

次回は決勝戦の模様を中心にお送りします♪