東日本車いすハンドボール大会。
とうとう、「Day0」を迎えました。
昨年は、σ(^^が単身乗り込みましたが、今年はチームで参戦します。
といっても、参加するのは試合に必要な6人に足りない4選手のみ。
現地で助っ人をお願いしています。
宮城車いすハンドボール協会のみな様、どうぞよろしくお願いいたします♪
昨年の単独行は、スケジュールも何もかも自分の都合で決めることが出来ました。
ところが今回は団体行動です。
そう!σ(^^;が最も苦手とする「団体行動」!
チームに迷惑をかけなきゃいいけど....
もっとも、言い出しっぺなだけに、しっかりと準備をしてきました。
3連休ですから、インターネットで調べたお宿は「満室」で全滅。
協会の方にお世話になったホテルと大会時間をベースにスケジューリング。
「飛行機で行く?車で行く?」
たいていの場合、現地集合、現地解散で行動する我がドリーマーズは、
各自が自家用車で移動します。
仙台まで自動車で!という猛者がいても不思議ではありません。
「現地までどのくらいある?」
「舞鶴からだいたい800kmぐらいかな?」
「時間は?」
「トイレ休憩のみでひたすら走り続けて9時間だった」
「そりゃきついな(笑)」
「それにイヤになったから昨年は飛行機にしたけど、
家から4時間で会場入り出来たよ」
「ほほう」
「車の場合のガス代や高速代と、
飛行機で行く場合のレンタカー代のもろもろも含めて比べたら、
飛行機の方がちょっとだけ高い程度だよ。さあ、どうする?」
満場一致で空の旅を選びました(^^
そうとなればチケットの手配、レンタカーの予約、行程表の作成....
まるで旅行代理店のように働きましたよσ(^^
飛行機には、競技用の車いすを積み込まなきゃいけないので、
それぞれのサイズをANAに伝えて積み込めるかどうかを確認....
預けられる重量制限があるので、着替えその他も含めて荷物は最小限に。
去年は、お土産をバッグに詰め込んでオーバーチャージを取られてしまったから、
今年は宅急便で送ることにしよう....
4人と車いす5台を積み込むレンタカー、
大きなワゴンを借りるより2台の小型車の方が安い....
土曜日の夕食?焼肉でしょ(笑)
ホテルから歩いて行ける美味しそうな店を探して....
「わしゃ、実は飛行機が苦手やねん」というチームメイトをなだめてすかして脅して(^^
「窓側を予約しておきましたので♪」
毎年、近畿圏で行われる全国大会へエントリーしている宮城フェニックスのみなさんは、
こんなご苦労を毎年されているのでしょうなぁ....
いよいよ明日、4時起きの強行軍で仙台に向かいます!
いい遠征になりますように(^^
4時起き。それが一番の難題だ....
一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!
2013年9月20日金曜日
2013年9月19日木曜日
たまには仕事の話なども....
最近、サボり気味のブログ更新。
決してネタがないわけではないのですよ(^^;
FBをされている方々のように、
こまめに日々のネタを書いていけばいいのでしょうけども、
なんせ、「ワンフレーズ」の投稿が苦手なんですσ(^^;
食事がどうだったとか、素敵な景色に出会えましたとか、
そういったシンプルなのはとても苦手(^^;
ネタとして「きっかけ」はいろいろあるのですが、
どうしてもいろんな事を考えてしまって、
考えをまとめようとしているうちに時間が過ぎて、
いざ書こうとしたらタイムアップの睡魔襲来....
自己管理が出来ない証拠ですな♪
最近は、いつになく仕事も忙しく、
「落ち着いて」妄想に身をゆだねる時間がないので、
どうせだったら「仕事ネタ」でお茶を濁そうかなと(^^;
いま、何を忙しそうにしているかというと、
受け持っている仕事、その違法調査の準備にかかりっきりです。
何の法律違反についてかは「ヒュヒギム」があるので控えますが、
広大な管轄地域内の全ての住宅地を、
2週間でパトロールするという強行軍を企んでいます。
住宅地図を基に、可能な限り全ての住宅地を回れるよう経路を一筆書きでなぞって、
車で入れないような細い路地は「目視」で確認するポイントをマーク。
いったい何kmを走ることになるのか?
本当に2週間で終わらせることが出来るのか?
気が遠くなるような作業を進めています♪
そもそもですけど、「法律の規制」があって、
その規制が無視されているから「法律違反」があるわけです。
「規制は『悪』だから撤廃すべし!」という主張をされる方もおられます。
確かに、「役所の権限を守るためだけの規制」もありますが、
「星の数ほどある規制」のほとんどの場合、
住民の方々の安全や安心を守るためにあるのです。
「本当に無駄な規制」はなくすべきだと思いますが、
「規制撤廃論者」の方々は「手続」の面倒くささに辟易しているだけ、
なのではないかと思う時もあります。
実際のところ、規制は何のためにあるのかということの説明は役所側にあるはずなんですが、
その説明を十分にすることが出来る役人方はどれだけおられるのでしょうかね?
「決まりだからそうなっています」
「これまでそのような対応をしたことはありません」
「この内容に不服があれば申請して頂かなくても結構です」
こんな事を役所で耳にされた方も多いのでは?
もっと言えば、役所の人間って、役所の中でしか仕事をしないんですよね。
現実に、世の中がどう動いているのかもわかろうとしない場合がほとんど。
σ(^^が所属する組織もそうです。
問題を見つけるために進んで動かない。
役所の中で仕事をしているだけだから、問題など耳にする機会もない。
だから問題など起きていないと信じている。
よって世の中は平和であると思い込む。
そして、「規制の目」の届かないところで、
悪事を重ねる一部の業者たち....
(実は、役所を一歩でも出れば「目」は届きません)
そもそも、役所にお立ち寄り頂く住民や業者の方というのは、善良な方々なんですよね。
そんな方々「だけ」のお相手をしてて、世の中は平和だと「どの口」が言うんでしょうか?(^^;
そんな「ぬるま湯」に浸かった役人が悪いのか、
そんな役人たちを育てた役所(市町村長や知事も含めて)の体質が悪いのか....
まったくもってため息が出ます♪
思い当たるのは、「性善説」と「性悪説」。
はたして、人間の属性ってどっち?
なんて、哲学的な事ばかり考えてしまいます。
そのうち考えを整理したいなぁなんて考えてますが、いつ出来るかなぁ....(^^;
決してネタがないわけではないのですよ(^^;
FBをされている方々のように、
こまめに日々のネタを書いていけばいいのでしょうけども、
なんせ、「ワンフレーズ」の投稿が苦手なんですσ(^^;
食事がどうだったとか、素敵な景色に出会えましたとか、
そういったシンプルなのはとても苦手(^^;
ネタとして「きっかけ」はいろいろあるのですが、
どうしてもいろんな事を考えてしまって、
考えをまとめようとしているうちに時間が過ぎて、
いざ書こうとしたらタイムアップの睡魔襲来....
自己管理が出来ない証拠ですな♪
最近は、いつになく仕事も忙しく、
「落ち着いて」妄想に身をゆだねる時間がないので、
どうせだったら「仕事ネタ」でお茶を濁そうかなと(^^;
いま、何を忙しそうにしているかというと、
受け持っている仕事、その違法調査の準備にかかりっきりです。
何の法律違反についてかは「ヒュヒギム」があるので控えますが、
広大な管轄地域内の全ての住宅地を、
2週間でパトロールするという強行軍を企んでいます。
住宅地図を基に、可能な限り全ての住宅地を回れるよう経路を一筆書きでなぞって、
車で入れないような細い路地は「目視」で確認するポイントをマーク。
いったい何kmを走ることになるのか?
本当に2週間で終わらせることが出来るのか?
気が遠くなるような作業を進めています♪
そもそもですけど、「法律の規制」があって、
その規制が無視されているから「法律違反」があるわけです。
「規制は『悪』だから撤廃すべし!」という主張をされる方もおられます。
確かに、「役所の権限を守るためだけの規制」もありますが、
「星の数ほどある規制」のほとんどの場合、
住民の方々の安全や安心を守るためにあるのです。
「本当に無駄な規制」はなくすべきだと思いますが、
「規制撤廃論者」の方々は「手続」の面倒くささに辟易しているだけ、
なのではないかと思う時もあります。
実際のところ、規制は何のためにあるのかということの説明は役所側にあるはずなんですが、
その説明を十分にすることが出来る役人方はどれだけおられるのでしょうかね?
「決まりだからそうなっています」
「これまでそのような対応をしたことはありません」
「この内容に不服があれば申請して頂かなくても結構です」
こんな事を役所で耳にされた方も多いのでは?
もっと言えば、役所の人間って、役所の中でしか仕事をしないんですよね。
現実に、世の中がどう動いているのかもわかろうとしない場合がほとんど。
σ(^^が所属する組織もそうです。
問題を見つけるために進んで動かない。
役所の中で仕事をしているだけだから、問題など耳にする機会もない。
だから問題など起きていないと信じている。
よって世の中は平和であると思い込む。
そして、「規制の目」の届かないところで、
悪事を重ねる一部の業者たち....
(実は、役所を一歩でも出れば「目」は届きません)
そもそも、役所にお立ち寄り頂く住民や業者の方というのは、善良な方々なんですよね。
そんな方々「だけ」のお相手をしてて、世の中は平和だと「どの口」が言うんでしょうか?(^^;
そんな「ぬるま湯」に浸かった役人が悪いのか、
そんな役人たちを育てた役所(市町村長や知事も含めて)の体質が悪いのか....
まったくもってため息が出ます♪
思い当たるのは、「性善説」と「性悪説」。
はたして、人間の属性ってどっち?
なんて、哲学的な事ばかり考えてしまいます。
そのうち考えを整理したいなぁなんて考えてますが、いつ出来るかなぁ....(^^;
2013年9月17日火曜日
気象庁は大げさなのか?....
台風一過の爽やかな青空が広がっています。
これで一気に秋が来るといいなぁ(^^
などと、暢気なことを言っていられない方もおられるでしょう。
今回の風水害で犠牲になられた方へ心よりお悔やみを申し上げます。
また、ケガをされたり、お家に被害のあった方々の心中、お察しいたします。
一刻も早く日常生活に戻られんことを....
さて、今回の台風では、「大雨特別警報」なるものを受けました。
何でも、「数十年に一度の降雨量が見込まれる場合」なんだとか。
雨風の中、耳慣れない警報に戸惑いながら、いろんな情報を集めていました。
で、思い起こしたのは平成16年の23号台風。
「あの」バスの上で一夜を過ごされた方々が、
無事に救出されたというニュースは全国ネットで報道されましたから、
ご記憶の方もおられるかと思います。
「数十年」に一度ということはですよ?
「あの水害」を越えるような雨が降るの???
舞鶴市内だけでなくて、由良川上流域の降雨量も気にしておかなければ....
由良川の水位はもちろん、近所の伊佐津川とか高野川とかもチェックしておかなくちゃ....
σ(^^の自宅は海抜1mらしい。家の土台は50cm程さらに高い。
入居前でしたが、23号台風の時は床下浸水まであと少しだったとか....
当時よりも水が高く押し寄せるのであれば、床上浸水も覚悟しなきゃならんのか?
避難所が開設されているようだけど、そこに行けば飯を食わせてもらえるのか???
などなど、いろいろと気をもんでいたわけです(^^;
ニュースの一角を占めたのは由良川上流域の、お隣「福知山市」の冠水被害。
国土交通省の堤防事業が進んでいたところですが、それも間に合わずに....
下流域の舞鶴市内だって、冠水箇所の国道は通行止め。
「もうこんな水害は来ないだろうね」なんてタカをくくっていた平成16年当時。
そこまでのものではなくても、今回も結構な影響がありました。
数十年どころか、10年も経たずに同じような災害に見舞われて....
台風一過の青空を見上げながら思うわけです。
当時より被害が少なかったからといって、
「気象庁は大げさか?」と考えるのはアリなのかな?と。
「結果論」でいえば、
「なんだよ、こんな程度でおおげさな警報を出しやがって」
という言葉も出てくるのでしょうけども、事が起これば文句を言いたいのが人の性。
災害有事に、真っ先に自分を助けてくれる人なんかいません。
自分の身を、家族の身を守るのは、自分自身しかいません。
「特別警報のおかげでいろいろと構えることが出来た」
と胸をなで下ろす事が出来るように、
「自助」という言葉の意味を普段から考えておきたいなと感じた3連休でした♪
これで一気に秋が来るといいなぁ(^^
などと、暢気なことを言っていられない方もおられるでしょう。
今回の風水害で犠牲になられた方へ心よりお悔やみを申し上げます。
また、ケガをされたり、お家に被害のあった方々の心中、お察しいたします。
一刻も早く日常生活に戻られんことを....
さて、今回の台風では、「大雨特別警報」なるものを受けました。
何でも、「数十年に一度の降雨量が見込まれる場合」なんだとか。
雨風の中、耳慣れない警報に戸惑いながら、いろんな情報を集めていました。
で、思い起こしたのは平成16年の23号台風。
「あの」バスの上で一夜を過ごされた方々が、
無事に救出されたというニュースは全国ネットで報道されましたから、
ご記憶の方もおられるかと思います。
「数十年」に一度ということはですよ?
「あの水害」を越えるような雨が降るの???
舞鶴市内だけでなくて、由良川上流域の降雨量も気にしておかなければ....
由良川の水位はもちろん、近所の伊佐津川とか高野川とかもチェックしておかなくちゃ....
σ(^^の自宅は海抜1mらしい。家の土台は50cm程さらに高い。
入居前でしたが、23号台風の時は床下浸水まであと少しだったとか....
当時よりも水が高く押し寄せるのであれば、床上浸水も覚悟しなきゃならんのか?
避難所が開設されているようだけど、そこに行けば飯を食わせてもらえるのか???
などなど、いろいろと気をもんでいたわけです(^^;
ニュースの一角を占めたのは由良川上流域の、お隣「福知山市」の冠水被害。
国土交通省の堤防事業が進んでいたところですが、それも間に合わずに....
下流域の舞鶴市内だって、冠水箇所の国道は通行止め。
「もうこんな水害は来ないだろうね」なんてタカをくくっていた平成16年当時。
そこまでのものではなくても、今回も結構な影響がありました。
数十年どころか、10年も経たずに同じような災害に見舞われて....
台風一過の青空を見上げながら思うわけです。
当時より被害が少なかったからといって、
「気象庁は大げさか?」と考えるのはアリなのかな?と。
「結果論」でいえば、
「なんだよ、こんな程度でおおげさな警報を出しやがって」
という言葉も出てくるのでしょうけども、事が起これば文句を言いたいのが人の性。
災害有事に、真っ先に自分を助けてくれる人なんかいません。
自分の身を、家族の身を守るのは、自分自身しかいません。
「特別警報のおかげでいろいろと構えることが出来た」
と胸をなで下ろす事が出来るように、
「自助」という言葉の意味を普段から考えておきたいなと感じた3連休でした♪
2013年9月10日火曜日
久しぶりの豊岡工場....
今日は、心地よい秋晴れの日でしたね♪
空を見上げれば、日頃の「うにゃうにゃ」が消し飛んでしまいます(^^
そんな午後、お休みを頂いて一路豊岡市へ足を運びました。
行き先は、普段から大変お世話になっている、
東海バネ工業(株)様の豊岡神美台工場。
こちらは、
マスコットの
「ばねっとくん」
先日の「ほこ×たて」に出演された会社で、
巨大プレス機に圧勝した「あの」東海バネ工業(株)といえば、
ご記憶の方もおられるでしょう♪
以前ひらめいたことがあって、
チェアスキーの、次世代のばねをいろいろと考えていました。
もう少し工夫が要りそうですが、
製作出来れば、トリノモデルの欠点を克服し、
なおかつ操作性を格段に向上させる事が出来るかも知れない....
そんな期待を抱きながらご担当者様との打合せでした(^^
全く新しい発想ではなくて、
自動車の世界ではすでに活用されているばねの応用なのですが、
ご担当者様とのやりとりの中、結構よさげな考え方なんだと確信することが出来ました。
どんなばねが出来てくるのか、製品が届いたらご紹介しますね♪
しかし、東海バネ工業様の「熱意」は、本当に素晴らしいものがあります。
「チェアスキー用のばね」などという、商業ベースにはとても乗せづらい製品の相談にも、
真摯にご対応頂いています。
「ありとあらゆることにチャレンジしたい」
「他社が見向きもしないようなものにも真剣に取り組みたい」
そんな強い思いがひしひしと感じられます。
いろいろわがままなお願いをしてきて本当に恐縮なのですが、
みなさんが口を揃えておっしゃることはこうです。
「『出来ない』などとは
絶対に口にしたくない」
本当に頭が下がります。
σ(^^たちの行政の世界だと、まず口から出てくる言葉は「難しいですね」。
やって出来ないことはないはずなのに、「難しいですね」。
そう口にしておけば出来なくても、
もっと言えば「何もしなくても」、後々の言い訳になるんですよね。
世の中の行政関係者さん?
東海バネ工業(株)様を見習うがいいわ♪
σ(^^;も見習うがいいわ....
空を見上げれば、日頃の「うにゃうにゃ」が消し飛んでしまいます(^^
そんな午後、お休みを頂いて一路豊岡市へ足を運びました。
行き先は、普段から大変お世話になっている、
東海バネ工業(株)様の豊岡神美台工場。
こちらは、
マスコットの
「ばねっとくん」
先日の「ほこ×たて」に出演された会社で、
巨大プレス機に圧勝した「あの」東海バネ工業(株)といえば、
ご記憶の方もおられるでしょう♪
以前ひらめいたことがあって、
チェアスキーの、次世代のばねをいろいろと考えていました。
もう少し工夫が要りそうですが、
製作出来れば、トリノモデルの欠点を克服し、
なおかつ操作性を格段に向上させる事が出来るかも知れない....
そんな期待を抱きながらご担当者様との打合せでした(^^
全く新しい発想ではなくて、
自動車の世界ではすでに活用されているばねの応用なのですが、
ご担当者様とのやりとりの中、結構よさげな考え方なんだと確信することが出来ました。
どんなばねが出来てくるのか、製品が届いたらご紹介しますね♪
しかし、東海バネ工業様の「熱意」は、本当に素晴らしいものがあります。
「チェアスキー用のばね」などという、商業ベースにはとても乗せづらい製品の相談にも、
真摯にご対応頂いています。
「ありとあらゆることにチャレンジしたい」
「他社が見向きもしないようなものにも真剣に取り組みたい」
そんな強い思いがひしひしと感じられます。
いろいろわがままなお願いをしてきて本当に恐縮なのですが、
みなさんが口を揃えておっしゃることはこうです。
「『出来ない』などとは
絶対に口にしたくない」
本当に頭が下がります。
σ(^^たちの行政の世界だと、まず口から出てくる言葉は「難しいですね」。
やって出来ないことはないはずなのに、「難しいですね」。
そう口にしておけば出来なくても、
もっと言えば「何もしなくても」、後々の言い訳になるんですよね。
世の中の行政関係者さん?
東海バネ工業(株)様を見習うがいいわ♪
σ(^^;も見習うがいいわ....
2013年9月7日土曜日
ルールだからしょうがない....
いきなりですが、このブログにお越し頂いているみな様方は、
普段の生活の中で「想像」ということをされていますか?(^^
毎日の生活に一生懸命なのは大変いい事だと思います。
でも、「想像」するという行為はいろんな意味で有意義な事だと思うんです。
ストレス解消法のひとつですし、
いろんなことを考えていると、それが将来の大きな糧になることだってあります。
「想像力を磨く」なんて大層な構え方をする必要もなくて、
一日のうち5分、いろんなことを「思い浮かべる」だけで、
ご自身にとってプラスになると思いますよ♪
σ(^^なんて、一日のうち睡眠時間を除いた大半は、
想像を超えた「妄想」に身を任せています....
そんな「妄想」の産物が、
「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」です。
今日も、遠慮なく厚かましく始めます♪
障害者アルペンスキーワールドカップ、Mt.Huttスキー場の第2日目。
この日はSuper-G(スーパー大回転:SG)レースが行われました。
前日のSuperCombi(スーパー複合:SC)では、
残念ながら1本目で姿を消した我らが三澤拓選手でしたが、この日の結果はどうだったか?
リザルトをご覧になりながらお付き合いください。
この日も晴れ!晴れ!晴れ!
公式発表では「Sky Clear」なんて言葉が使われています。
問答無用の「日本晴れ」ということですな。ニホンデハナイデスガ....(^^;
気温は暖かくも寒くもなく、
スタート地点で0℃、フィニッシュ地点でも+1℃ととても過ごしやすい。
その割に雪質は「Hard」ですから、
アルペンレーサーにとっては、最高のコンディションでした。
もう、羨ましくってしょうがない♪
今回のSGも前日の1本目と同じコースを使用します。
標高差405mを一気に滑り降りる高速レース、選手だけでなく、観客も興奮ものです。
「早くスタートしろ!」と盛り上がる観客たちの前を、
選手たちはインスペクション(コース下見)を行っています。
「そんなにせかすない。
しっかりとコースを見極めて、最高のレースを見せてやっからよ!」
そんなことをつぶやく選手もいるかな?(^^
コース途中、ゲート脇に佇むのはロシアチームのコーチ。
このコースは、セッターである彼の賜物。
続々と降りてくるインスペクションの列の中、
ロシアチームの選手たちはコーチの元に一度立ち寄り、
二言三言会話を交わしていきます。
おそらくは、このセットの攻略法を聞いているんでしょう。
コース上には33本のゲートで30ターンが設定されています。
そのうち、いくつかのゲートに「トラップ」が仕込まれているはずです。
気持ちよく滑っていった先に、
曲がりきれなくなったり、
スピードダウンを強いられたりと、
コースセッターの「趣味」が「トラップ」となります。
その攻略法は、ロシアチームにしかはっきりとわかりません。
他国のタームは、そのトラップを「見抜き」、
カンニングでテストに臨むようなロシアチームを出し抜かなくてはなりません。
これは、コースセッターがレースごとに替わるアルペンレースならではの見所。
三澤選手が、少し時間をかけてひとつ処を見ています。そこが「トラップ」なのか?
三澤選手の頭の中には、最速のラインが描かれていることでしょう。
では、ここでスタート順を確認します。
女子選手は7カ国16名、男子は11カ国34名の選手がエントリー。
女子の後、男子がスタート、
VisuallyImpaired(視覚障害:VI)クラス、
Standing(立位)クラス、
Sitting (チェアスキー)クラスの順で進んでいきます。
三澤選手はビブ(ゼッケン)ナンバー29。
Standingクラスでは7番目のスタートとなっております。
たったひとりでの遠征というのは心細くないのかなぁ?
いつもの見知った海外選手たちがいるとはいえ、
気心の知れたチームメンバーがいないというのはつらいと思うんですけどね。
三澤選手、精神的にもかなりタフな人間なのでしょう。
そうこうしているうちにForeRunner(前走者)4名が滑り終わりました。
前走でも、コース上の危険は確認されませんでした。
いよいよ、今シーズン最初の「ぶっ飛び」高速レースが始まります!
いつものことですが、女子のスタートはたくさんの選手たちが見守ります。
スタートの光景を確認して、少しでもスタート前の情報が欲しいものです。
1旗門目のアプローチや雪面の状況、
スタートから見えるコースはインスペクションの記憶と重ります。
そして、女子選手のワンピース姿のシルエットラインが、
さらにモチベーションを高めていくのです(はーと)。オイ
男子のスタートが近づくにつれ、三澤選手の表情も変わっていきます。
下駄履き(インスペ用)からレース用のスキーに履き替え、
滑走面の状況やブーツの収まり具合をチェック。
イメージ通りの板に仕上がっていることが確認出来れば、
あとはスタートバーを押し込むだけ。
VIクラスの選手に影響がないように、
停止していた大会アナウンスが再開され喧騒が戻ってきました。
同時に、スタート前の心臓の鼓動も激しくなります。
三澤選手までDidNotFinish(途中棄権:DF)もなく、淡々とレースは進みます。
選手にとって、レースが止まらないことは大変ありがたいものです。
ストレスなく集中力を維持し続けた三澤選手のパフォーマンス、その結果は!?
男子Standingクラス
7位 三澤拓選手 1:03:47(Diff.+4.67)
優勝したのはBUGAEV Alexey選手(RUS)。
前日のSC、1本目では4位からの優勝。
今回も、チームコーチの思惑通りぶっちぎりの優勝でした(^^
思うように「はまった」勝者と、「はめられた」敗者がいるということでしょう。
三澤選手はどうだったかな?
ご本人のブログに詳しく、そしてとても悔しい思いが綴られていますのでご覧ください。
さて、LW2(片足スキー)クラスの選手が、
Standingクラスで戦うには不利な条件があると、
前日のSCレースの文中に書きました。
そのところを少し説明します。
スキーで一番スピードの乗る状態というのは、
斜面に対してスキーを傾けず、斜面方向へまっすぐ滑り降りている時です。
この状態は「直滑降」ともいいますね。
まず、この状態の滑走面を考えます。
それぞれ、片足と両足ふたりのスキーヤーがいたとします。
その体重は同じと仮定します。
この時、滑走面に体重が乗っかっているわけですが、
片足のスキーには、両足の倍の荷重がかかります。
荷重が倍といいうことは、摩擦力も倍に....
滑走面の摩擦抵抗が増えれば、スピードなんて乗るわけがありません。
さらに、雪面の凸凹から受ける抵抗も片足スキーには大きくなりますので、
スキーがまっすぐ滑る妨げにもなります。
これは直滑降だけの話。
次にターンそのものについて。
ターン中も同じように、片足スキーには1本のスキーに全体重がかかります。
同じ体重のスキーヤーが同じスピード、同じターン弧でターンする場合、
片足スキーヤーの方がスキー板に無理をさせることになります。
直滑降と同じように、スキー1本あたりの荷重が倍になれば、
ターン中の雪面への荷重も倍になります。
同じ状態の雪面に、倍の力を加えたらどうなるか?
スキーエッジより柔らかい雪面は、その力に負けて崩れてやすくなります。
しっかりと遠心力を受け止められない雪面は、
スキーのエッジに耐えられなくなり、
スキーヤーは思ったラインを通れずに、
ターンの外側へと膨らんでいくのです。
直滑降ではスピードを乗せることが出来ず、
ターン弧も理想通りにラインを描けない。
単純に考えて、LW2の片足スキーヤーは、
両足スキーヤーに比べてとんでもないハンデを、
「宿命的」に背負っているということになるのです。
もちろん、「係数」と呼ばれるハンディキャップシステムはあります。
それぞれ異なる身体条件でレースをするわけですから、
用意ドンのタイム勝負だけでは不公平きわまりない。
条件として不利な選手には、
「係数」をかけて滑走タイムを修正することになっています。
例えば、LW2の三澤選手がSGを走る際には、
「0.9243」という係数が実測タイムに掛かります。
Mt.Huttで優勝したBUGAEV Alexey選手はLW6/8-2、係数は「1.000」です。
計算タイム = 実測タイム × 係数
実測で60秒だと、BUGAEV Alexey選手はそのまま「60秒」が結果になりますが、
三澤選手の場合、「55.45秒」が正式な結果となります。
「そんなハンデをもらっているなら文句は言えねーじゃん?」
おっしゃるとおり(^^;
でも、摩擦力が倍になる宿命のLW2クラスに、
ハンデがたった7.57%だけでいいのかな?とは思うんです。
仮に、BUGAEV Alexey選手に、
ワックスをろくに入れない、滑走面の摩擦係数を倍にしたような、
そんなスキーを履かせてレースさせて、
係数を同じにしても、おそらくは三澤選手が圧勝するでしょう。
そのぐらいに厳しい状況のレースを、三澤選手は戦っているのです。
そして間違いなく、彼は勝とうとしていますし、勝てる手応えを掴んでいるはず。
「ルールだからしょうがない」っちゃあ「しょうがない」のですが、
そんなレースをどのように戦っているのか、
三澤選手のこれからも注目したいと思います。
これからワールドカップの舞台はオーストラリア大陸へ移りますが、
三澤選手のエントリーはここまで。
「本番」は1月、カナダはPanoramaスキー場から!
秋のチーム合宿を経て、
三澤選手始め、ジャパンチームがどのような戦いを繰り広げるのか、
今から楽しみでしょうがない(^^
普段の生活の中で「想像」ということをされていますか?(^^
毎日の生活に一生懸命なのは大変いい事だと思います。
でも、「想像」するという行為はいろんな意味で有意義な事だと思うんです。
ストレス解消法のひとつですし、
いろんなことを考えていると、それが将来の大きな糧になることだってあります。
「想像力を磨く」なんて大層な構え方をする必要もなくて、
一日のうち5分、いろんなことを「思い浮かべる」だけで、
ご自身にとってプラスになると思いますよ♪
σ(^^なんて、一日のうち睡眠時間を除いた大半は、
想像を超えた「妄想」に身を任せています....
そんな「妄想」の産物が、
「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記」です。
今日も、遠慮なく厚かましく始めます♪
障害者アルペンスキーワールドカップ、Mt.Huttスキー場の第2日目。
この日はSuper-G(スーパー大回転:SG)レースが行われました。
前日のSuperCombi(スーパー複合:SC)では、
残念ながら1本目で姿を消した我らが三澤拓選手でしたが、この日の結果はどうだったか?
リザルトをご覧になりながらお付き合いください。
この日も晴れ!晴れ!晴れ!
公式発表では「Sky Clear」なんて言葉が使われています。
問答無用の「日本晴れ」ということですな。ニホンデハナイデスガ....(^^;
気温は暖かくも寒くもなく、
スタート地点で0℃、フィニッシュ地点でも+1℃ととても過ごしやすい。
その割に雪質は「Hard」ですから、
アルペンレーサーにとっては、最高のコンディションでした。
もう、羨ましくってしょうがない♪
今回のSGも前日の1本目と同じコースを使用します。
標高差405mを一気に滑り降りる高速レース、選手だけでなく、観客も興奮ものです。
「早くスタートしろ!」と盛り上がる観客たちの前を、
選手たちはインスペクション(コース下見)を行っています。
「そんなにせかすない。
しっかりとコースを見極めて、最高のレースを見せてやっからよ!」
そんなことをつぶやく選手もいるかな?(^^
コース途中、ゲート脇に佇むのはロシアチームのコーチ。
このコースは、セッターである彼の賜物。
続々と降りてくるインスペクションの列の中、
ロシアチームの選手たちはコーチの元に一度立ち寄り、
二言三言会話を交わしていきます。
おそらくは、このセットの攻略法を聞いているんでしょう。
コース上には33本のゲートで30ターンが設定されています。
そのうち、いくつかのゲートに「トラップ」が仕込まれているはずです。
気持ちよく滑っていった先に、
曲がりきれなくなったり、
スピードダウンを強いられたりと、
コースセッターの「趣味」が「トラップ」となります。
その攻略法は、ロシアチームにしかはっきりとわかりません。
他国のタームは、そのトラップを「見抜き」、
カンニングでテストに臨むようなロシアチームを出し抜かなくてはなりません。
これは、コースセッターがレースごとに替わるアルペンレースならではの見所。
三澤選手が、少し時間をかけてひとつ処を見ています。そこが「トラップ」なのか?
三澤選手の頭の中には、最速のラインが描かれていることでしょう。
では、ここでスタート順を確認します。
女子選手は7カ国16名、男子は11カ国34名の選手がエントリー。
女子の後、男子がスタート、
VisuallyImpaired(視覚障害:VI)クラス、
Standing(立位)クラス、
Sitting (チェアスキー)クラスの順で進んでいきます。
三澤選手はビブ(ゼッケン)ナンバー29。
Standingクラスでは7番目のスタートとなっております。
たったひとりでの遠征というのは心細くないのかなぁ?
いつもの見知った海外選手たちがいるとはいえ、
気心の知れたチームメンバーがいないというのはつらいと思うんですけどね。
三澤選手、精神的にもかなりタフな人間なのでしょう。
そうこうしているうちにForeRunner(前走者)4名が滑り終わりました。
前走でも、コース上の危険は確認されませんでした。
いよいよ、今シーズン最初の「ぶっ飛び」高速レースが始まります!
いつものことですが、女子のスタートはたくさんの選手たちが見守ります。
スタートの光景を確認して、少しでもスタート前の情報が欲しいものです。
1旗門目のアプローチや雪面の状況、
スタートから見えるコースはインスペクションの記憶と重ります。
そして、女子選手のワンピース姿のシルエットラインが、
さらにモチベーションを高めていくのです(はーと)。オイ
男子のスタートが近づくにつれ、三澤選手の表情も変わっていきます。
下駄履き(インスペ用)からレース用のスキーに履き替え、
滑走面の状況やブーツの収まり具合をチェック。
イメージ通りの板に仕上がっていることが確認出来れば、
あとはスタートバーを押し込むだけ。
VIクラスの選手に影響がないように、
停止していた大会アナウンスが再開され喧騒が戻ってきました。
同時に、スタート前の心臓の鼓動も激しくなります。
三澤選手までDidNotFinish(途中棄権:DF)もなく、淡々とレースは進みます。
選手にとって、レースが止まらないことは大変ありがたいものです。
ストレスなく集中力を維持し続けた三澤選手のパフォーマンス、その結果は!?
男子Standingクラス
7位 三澤拓選手 1:03:47(Diff.+4.67)
優勝したのはBUGAEV Alexey選手(RUS)。
前日のSC、1本目では4位からの優勝。
今回も、チームコーチの思惑通りぶっちぎりの優勝でした(^^
思うように「はまった」勝者と、「はめられた」敗者がいるということでしょう。
三澤選手はどうだったかな?
ご本人のブログに詳しく、そしてとても悔しい思いが綴られていますのでご覧ください。
さて、LW2(片足スキー)クラスの選手が、
Standingクラスで戦うには不利な条件があると、
前日のSCレースの文中に書きました。
そのところを少し説明します。
スキーで一番スピードの乗る状態というのは、
斜面に対してスキーを傾けず、斜面方向へまっすぐ滑り降りている時です。
この状態は「直滑降」ともいいますね。
まず、この状態の滑走面を考えます。
それぞれ、片足と両足ふたりのスキーヤーがいたとします。
その体重は同じと仮定します。
この時、滑走面に体重が乗っかっているわけですが、
片足のスキーには、両足の倍の荷重がかかります。
荷重が倍といいうことは、摩擦力も倍に....
滑走面の摩擦抵抗が増えれば、スピードなんて乗るわけがありません。
さらに、雪面の凸凹から受ける抵抗も片足スキーには大きくなりますので、
スキーがまっすぐ滑る妨げにもなります。
これは直滑降だけの話。
次にターンそのものについて。
ターン中も同じように、片足スキーには1本のスキーに全体重がかかります。
同じ体重のスキーヤーが同じスピード、同じターン弧でターンする場合、
片足スキーヤーの方がスキー板に無理をさせることになります。
直滑降と同じように、スキー1本あたりの荷重が倍になれば、
ターン中の雪面への荷重も倍になります。
同じ状態の雪面に、倍の力を加えたらどうなるか?
スキーエッジより柔らかい雪面は、その力に負けて崩れてやすくなります。
しっかりと遠心力を受け止められない雪面は、
スキーのエッジに耐えられなくなり、
スキーヤーは思ったラインを通れずに、
ターンの外側へと膨らんでいくのです。
直滑降ではスピードを乗せることが出来ず、
ターン弧も理想通りにラインを描けない。
単純に考えて、LW2の片足スキーヤーは、
両足スキーヤーに比べてとんでもないハンデを、
「宿命的」に背負っているということになるのです。
もちろん、「係数」と呼ばれるハンディキャップシステムはあります。
それぞれ異なる身体条件でレースをするわけですから、
用意ドンのタイム勝負だけでは不公平きわまりない。
条件として不利な選手には、
「係数」をかけて滑走タイムを修正することになっています。
例えば、LW2の三澤選手がSGを走る際には、
「0.9243」という係数が実測タイムに掛かります。
Mt.Huttで優勝したBUGAEV Alexey選手はLW6/8-2、係数は「1.000」です。
計算タイム = 実測タイム × 係数
実測で60秒だと、BUGAEV Alexey選手はそのまま「60秒」が結果になりますが、
三澤選手の場合、「55.45秒」が正式な結果となります。
「そんなハンデをもらっているなら文句は言えねーじゃん?」
おっしゃるとおり(^^;
でも、摩擦力が倍になる宿命のLW2クラスに、
ハンデがたった7.57%だけでいいのかな?とは思うんです。
仮に、BUGAEV Alexey選手に、
ワックスをろくに入れない、滑走面の摩擦係数を倍にしたような、
そんなスキーを履かせてレースさせて、
係数を同じにしても、おそらくは三澤選手が圧勝するでしょう。
そのぐらいに厳しい状況のレースを、三澤選手は戦っているのです。
そして間違いなく、彼は勝とうとしていますし、勝てる手応えを掴んでいるはず。
「ルールだからしょうがない」っちゃあ「しょうがない」のですが、
そんなレースをどのように戦っているのか、
三澤選手のこれからも注目したいと思います。
これからワールドカップの舞台はオーストラリア大陸へ移りますが、
三澤選手のエントリーはここまで。
「本番」は1月、カナダはPanoramaスキー場から!
秋のチーム合宿を経て、
三澤選手始め、ジャパンチームがどのような戦いを繰り広げるのか、
今から楽しみでしょうがない(^^
2013年9月3日火曜日
複合の難しさ....
いよいよ秋の声が聞こえるようになりましたねぇ(^^
「一雨ごと」に涼しくなってということならば風情もあるのですが、
台風がらみの大雨とあっては気が休まりません。
すでに豪雨災害を受けた地域ならなおさら。
くれぐれもご用心なさってくださいね。
幸い、σ(^^;の家は何ともありませんでしたが、
舞鶴市内では高潮による床上浸水があったお宅もあるとか。
まったく、難儀なものです。
さて、最近は腰を据えてPCに向かう時間が少なくなっていて、
このブログもテンポの悪さが目立ってきました。
とお叱りの方もおられるかな?(^^;
頑張っていきますよって、よろしゅう頼んます♪
今日のネタも、障害者アルペンスキーワールドカップ「見てきたような観戦記」、
サマーシリーズは会場を変えまして、ニュージーランドはMt.Huttスキー場。
第1日目はSuperCombi(スーパー複合:SC)の開催です。
我らが三澤拓選手の活躍はいかに?
では、会場と中継を繋いでみましょう!
リザルトをお手元にどうぞ♪
はい!こちらMt.Huttスキー場は、
透き通るような青空とたくさんの観客に包まれております!
昨夜はしっかり冷え込んだようで、雪面は「Hard」、堅く硬く締まっております♪
でも、日の出の後は気温も上昇しました。
スタート地点では0℃、フィニッシュ地点では+3℃です。
ちょいと暖かいコンディション、硬い雪面と素晴らしい天気。絶好のレース日和です!
標高2,055mのスタート地点では、たった今、インスペクション(コース下見)が始まり、
選手たちが続々とコース内へ入っていきました。
まず1本目は、ここから標高1,650mのフィニッシュ地点まで、
標高差405mを1分程度で一気に駆け下りる高速系レース、
Super-G(スーパー大回転:SG)のパートです。
SCとは、高速系レースを1本、技術系レースのSlalom(回転:SL)を1本、
その2本の合計タイムで競われる種目です。
ただ「ぶっ飛ばす」のだけが早くてもダメ、
「くるくる回る」のが上手いだけでもだめ。
どちらもバランス良く上手く速く強くなければ勝てない種目なのです。
三澤選手は、素晴らしいSLの技術を持っていますので、
2本目に勝負がもつれ込めば、いい結果が期待出来ます。
でも、LW2(片足スキー)クラスでは、高速系はいささか不利なレースを強いられます。
その不利な1本目、三澤選手の戦いぶりはいかに?
まずは、スタート順から確認です。
女子選手は7カ国17名、男子は11カ国36名の選手がエントリー。
女子の後、男子がスタートで、
それぞれVisuallyImpaired(視覚障害:VI)クラス、
Standing(立位)クラス、
Sitting(チェアスキー)クラスの順で進んでいきます。
三澤選手はビブ(ゼッケン)ナンバー26。
Standingクラスでは3番目のといういい順番でのスタートです。
その前に立ちはだかるコースは、
カナダチームのコーチがセットをしました。
ゲート数32、ターン数30。
でも、どうなんでしょうね?
ハイシーズンであれば、体は出来上がっている訳ですが、
この時期はまだ「調整中」のはず。
そんなところで高速系なんてきちんと走れるものかしら?
σ(^^;はハイシーズンでも高速系はまともに走れませんでしたが....
ところで、リザルトの情報だけを頼りに書き進める「見てきたような」シリーズの弱点は、
レース途中の臨場感が一切ない事です。
選手たちがどのような滑りをしたかは一切書くことが出来ません、わかりません。
なんといっても、どんなコースセットだったかがわからないものですから、
コースセッターが仕込んだ「トラップ」もわかりません。
今回、三澤選手がコースアウトした状況もわかりません(^^;
....そうなんです。
三澤選手、残念ながら1本目でDidNotFinish(途中棄権:DF)でした。
フィニッシュしていれば、タイム差とかなんやかんやで想像を膨らますことは出来るのですが、
DFはどのようにも書くことは出来ません。
どのような心情だったか、三澤選手ご本人のブログをご覧になってください。
相当悔しかったようですよ(^^;
そんなことですので、2本目は書かずにおしまい!
てな訳にもいきませんね(^^;
レースの傾向なども含めて、少し分析を入れてみますか。
2本目のSL。
使用するコースは変わります。
スタート標高1,771m、フィニッシュ標高1,620m、標高差151m。
天候と気温は、スタート地点で「PartlyCloudy(ところとごろで雲り)」の0℃、
フィニッシュ地点は同じ天候で+3℃。
こちらのコースも雪面状況は「Hard」。
1415時のスタートですから日差しが弱まって、
斜面の向いている方角によってはコースが見づらい、
なんてこともあったかも知れません。
そのコースセットはイギリスチームのコーチがお務めでした。
ゲート数45、ターン数43。
ルール上は標高差の30%±3、つまり45±3ターンという設定が求められます。
43ターンという数字は、やや少なめ。
少し余裕のあるコースということですな。
2本目の結果で興味深いのは、
1本目のSGでタイムが振るわなくても、
SLではあっさりと逆転出来たということ。
例えば、Standingクラスの勝者BUGAEV Alexey選手(RUS)は、
1本目は4位でしたが、2本目は巻き返して優勝しました。
3位のHALLAT Matt選手(CAN)も1本目6位からの逆転ポディウム。
逆に、1本目のSGでラップ(トップタイム)だった選手も、
2本目のSLでは失格という結果でした。
それだけSLでの結果が大きな影響を与えるわけで、
どちらかと言えば、スラローマーがやや有利な種目なのかな?
とはいえ、SGでも「勝負出来るぎりぎりのタイム差」で滑り降りなくてはなりませんから、
高速系のテクニックも要求されるわけです。
なかなかにタフな種目ですな♪
一方、Sittingクラスは大荒れのレースのようでした。
2本通して半数の選手がいなくなってしまいました。
さらに、優勝した選手でさえ、
3クラス統合で計算されるレースポイントが、「156.64」という巨大なもの。
(いちばん速い選手が「0.00」)
Sittingクラスではレースポイントを削っていくのが、どれだけ難しいかとも言えます。
このあたりの難しさも、いずれ解説したいと思います♪
では、日もかげり始めた、ここMt.Huttスキー場からお別れです。
明日はSGのレース予定です♪
お楽しみに(^^
「一雨ごと」に涼しくなってということならば風情もあるのですが、
台風がらみの大雨とあっては気が休まりません。
すでに豪雨災害を受けた地域ならなおさら。
くれぐれもご用心なさってくださいね。
幸い、σ(^^;の家は何ともありませんでしたが、
舞鶴市内では高潮による床上浸水があったお宅もあるとか。
まったく、難儀なものです。
さて、最近は腰を据えてPCに向かう時間が少なくなっていて、
このブログもテンポの悪さが目立ってきました。
とお叱りの方もおられるかな?(^^;
頑張っていきますよって、よろしゅう頼んます♪
今日のネタも、障害者アルペンスキーワールドカップ「見てきたような観戦記」、
サマーシリーズは会場を変えまして、ニュージーランドはMt.Huttスキー場。
第1日目はSuperCombi(スーパー複合:SC)の開催です。
我らが三澤拓選手の活躍はいかに?
では、会場と中継を繋いでみましょう!
リザルトをお手元にどうぞ♪
はい!こちらMt.Huttスキー場は、
透き通るような青空とたくさんの観客に包まれております!
昨夜はしっかり冷え込んだようで、雪面は「Hard」、堅く硬く締まっております♪
でも、日の出の後は気温も上昇しました。
スタート地点では0℃、フィニッシュ地点では+3℃です。
ちょいと暖かいコンディション、硬い雪面と素晴らしい天気。絶好のレース日和です!
標高2,055mのスタート地点では、たった今、インスペクション(コース下見)が始まり、
選手たちが続々とコース内へ入っていきました。
まず1本目は、ここから標高1,650mのフィニッシュ地点まで、
標高差405mを1分程度で一気に駆け下りる高速系レース、
Super-G(スーパー大回転:SG)のパートです。
SCとは、高速系レースを1本、技術系レースのSlalom(回転:SL)を1本、
その2本の合計タイムで競われる種目です。
ただ「ぶっ飛ばす」のだけが早くてもダメ、
「くるくる回る」のが上手いだけでもだめ。
どちらもバランス良く上手く速く強くなければ勝てない種目なのです。
三澤選手は、素晴らしいSLの技術を持っていますので、
2本目に勝負がもつれ込めば、いい結果が期待出来ます。
でも、LW2(片足スキー)クラスでは、高速系はいささか不利なレースを強いられます。
その不利な1本目、三澤選手の戦いぶりはいかに?
まずは、スタート順から確認です。
女子選手は7カ国17名、男子は11カ国36名の選手がエントリー。
女子の後、男子がスタートで、
それぞれVisuallyImpaired(視覚障害:VI)クラス、
Standing(立位)クラス、
Sitting(チェアスキー)クラスの順で進んでいきます。
三澤選手はビブ(ゼッケン)ナンバー26。
Standingクラスでは3番目のといういい順番でのスタートです。
その前に立ちはだかるコースは、
カナダチームのコーチがセットをしました。
ゲート数32、ターン数30。
でも、どうなんでしょうね?
ハイシーズンであれば、体は出来上がっている訳ですが、
この時期はまだ「調整中」のはず。
そんなところで高速系なんてきちんと走れるものかしら?
σ(^^;はハイシーズンでも高速系はまともに走れませんでしたが....
ところで、リザルトの情報だけを頼りに書き進める「見てきたような」シリーズの弱点は、
レース途中の臨場感が一切ない事です。
選手たちがどのような滑りをしたかは一切書くことが出来ません、わかりません。
なんといっても、どんなコースセットだったかがわからないものですから、
コースセッターが仕込んだ「トラップ」もわかりません。
今回、三澤選手がコースアウトした状況もわかりません(^^;
....そうなんです。
三澤選手、残念ながら1本目でDidNotFinish(途中棄権:DF)でした。
フィニッシュしていれば、タイム差とかなんやかんやで想像を膨らますことは出来るのですが、
DFはどのようにも書くことは出来ません。
どのような心情だったか、三澤選手ご本人のブログをご覧になってください。
相当悔しかったようですよ(^^;
そんなことですので、2本目は書かずにおしまい!
てな訳にもいきませんね(^^;
レースの傾向なども含めて、少し分析を入れてみますか。
2本目のSL。
使用するコースは変わります。
スタート標高1,771m、フィニッシュ標高1,620m、標高差151m。
天候と気温は、スタート地点で「PartlyCloudy(ところとごろで雲り)」の0℃、
フィニッシュ地点は同じ天候で+3℃。
こちらのコースも雪面状況は「Hard」。
1415時のスタートですから日差しが弱まって、
斜面の向いている方角によってはコースが見づらい、
なんてこともあったかも知れません。
そのコースセットはイギリスチームのコーチがお務めでした。
ゲート数45、ターン数43。
ルール上は標高差の30%±3、つまり45±3ターンという設定が求められます。
43ターンという数字は、やや少なめ。
少し余裕のあるコースということですな。
2本目の結果で興味深いのは、
1本目のSGでタイムが振るわなくても、
SLではあっさりと逆転出来たということ。
例えば、Standingクラスの勝者BUGAEV Alexey選手(RUS)は、
1本目は4位でしたが、2本目は巻き返して優勝しました。
3位のHALLAT Matt選手(CAN)も1本目6位からの逆転ポディウム。
逆に、1本目のSGでラップ(トップタイム)だった選手も、
2本目のSLでは失格という結果でした。
それだけSLでの結果が大きな影響を与えるわけで、
どちらかと言えば、スラローマーがやや有利な種目なのかな?
とはいえ、SGでも「勝負出来るぎりぎりのタイム差」で滑り降りなくてはなりませんから、
高速系のテクニックも要求されるわけです。
なかなかにタフな種目ですな♪
一方、Sittingクラスは大荒れのレースのようでした。
2本通して半数の選手がいなくなってしまいました。
さらに、優勝した選手でさえ、
3クラス統合で計算されるレースポイントが、「156.64」という巨大なもの。
(いちばん速い選手が「0.00」)
Sittingクラスではレースポイントを削っていくのが、どれだけ難しいかとも言えます。
このあたりの難しさも、いずれ解説したいと思います♪
では、日もかげり始めた、ここMt.Huttスキー場からお別れです。
明日はSGのレース予定です♪
お楽しみに(^^
2013年9月1日日曜日
2戦目の難しさ....
元プロ野球選手のどなたかが、
日本シリーズの解説だったか何かで、
こうおっしゃってたのを憶えています。
エライイイカゲンナキオクダナ、オイ....(^^;
「本当に大切なのは2戦目だ」と。
第1戦は勝っても負けても、
第3戦目を1勝1敗のタイで迎えるのか、2敗の圧力を背負うのか、
それほどまでに大事なのが第2戦だということらしいです。
この考え方は野球に限らずですなぁ。
障害者アルペンスキーワールドカップでも同じことが言えるのではないでしょうか。
「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記!」
再開しますよぉっ!(^^
リザルトをお手元にお楽しみ下さい♪
....ここ、Coronet Peakスキー場では、
SLの第2戦が間もなくスタート時間を迎えようとしております。
本日も快晴なり。
1本目スタート地点の気温は±0℃、フィニッシュ地点で+1℃で、昨日と全く同じ数字。
いかに天候が安定しているかということでしょうね。さすがリゾート地です(^^
観客が思い思いに景色の中に笑い声を溶け込ませている間に、
選手たちはインスペクション(コース下見)に集中しています。
1本目のコースセッターはカナダチームのコーチ。
ゲート数50、ターン数は49。
この標高差では、ルール上48±3ターンが規程ですから、
やや厳しめのセットでしょうかね。
雪質も昨日と同じく「Granular(粒状)」ですから、
あまりきつめのターン設定なのは遠慮したいなぁ....(^^;
インスペ中の選手たちの表情も少し厳しめ。
どのようにコースと雪面を攻略していくのか、その技術に注目です!
我らが三澤拓選手の1本目スタート順は20番目。
この順番は、どのように影響するかな?
エントリーは女子選手が5カ国13名、男子は10カ国29名です。
淡々と女子のレースが進み、いよいよ男子、
Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスからスタート!
しかし、その展開は順調でなく、荒れに荒れたレースとなりました。
VIクラスは4名中2名がDid not Finish(途中棄権:DF)、
Standing(立位)クラスも、先頭のビブ(ゼッケン)18番の選手に始まり、
19番、20番とコース外へ消えていきました。
....20番?
三澤選手じゃねーかっ!
なんてこったい!!(^^;
その後、3名の選手はフィニッシュしましたが、
それ以外の選手は全てコースアウト....
安定しているはずのStandingクラスでここまで荒れるとは(^^;
Sittingクラスも半分が途中棄権。
男子では総勢29名中、16名が1本目で姿を消してしまうという大荒れのレースとなりました。
三澤選手の心中いかに?
そのあたりはご本人のブログにて。
もう、こうなったら2本目は感情が入りません(^^;
レース分析にページを費やしますか。
2本目、スタート地点で+2℃、フィニッシュ地点で+4℃の気温。
イタリアチームのコーチがセッターでした。
ゲート数、ターン数ともに1本目と同じ50、49。
2本目はStandingクラス、KANE Toby選手(AUS)1名のみが途中棄権でした。
ちなみに、KANE選手の1本目はラップ(トップタイム)。
KANE選手は、三澤選手とLW2クラス、片足1本レーサーです。
1本では2本スキーのレーサーと比べて、
同じStandingクラスで戦うにはいろいろと不利なのですが、それでも、ラップを取った。
これは、三澤選手にとって、
悔しいところもあるでしょうが、励みにもなるでしょう。
次回以降に期待です♪
さて、冒頭で書いた「2戦目の大切さ」ですが、
昨日にDisqualified(失格:DQ)だった、
SittingクラスのCALHOUN Heath選手(USA)とWALKER Tyler選手(同)の2名は、
この2戦目でしっかりワンツーフィニッシュを決めて、
初戦の失敗をしっかりと取り戻したわけです。
ワールドカップランキングでも上位にしっかりと並んでおります。
このあたりが、シーズンにどう影響するのかも見物ですね。
さて、この2日間のリザルトを眺めていて気付いたことといえば、
新人(?)選手が多く見られますなぁ。
シーズンがまだまだ本番ではない中で、
ソチへの出場権を獲得するためには、
このサマーシリーズは重要な位置づけです。
ソチへ向けて厳しい状況にある選手や、
まだキャリアは小さいが有望な選手たちには、
本格的な「冬」を迎えるまでに「足がかり」を得るいい機会な訳です。
もしかしたら、このサマーシリーズに出場した選手が、
ソチで大暴れするかも知れませんよ♪
さて、ニュージーランドでのワールドカップは会場を変え、
高速系のレースが舞台となります。
Mt.Huttスキー場にて、
Super-G(スーパー大回転:SG)と
Super Combi(スーパー複合:SC)の2レースが予定されています。
どんな熱戦が繰り広げられるのか、乞うご期待!
日本シリーズの解説だったか何かで、
こうおっしゃってたのを憶えています。
エライイイカゲンナキオクダナ、オイ....(^^;
「本当に大切なのは2戦目だ」と。
第1戦は勝っても負けても、
第3戦目を1勝1敗のタイで迎えるのか、2敗の圧力を背負うのか、
それほどまでに大事なのが第2戦だということらしいです。
この考え方は野球に限らずですなぁ。
障害者アルペンスキーワールドカップでも同じことが言えるのではないでしょうか。
「山本新之介のワールドカップをまるで見てきたような観戦記!」
再開しますよぉっ!(^^
リザルトをお手元にお楽しみ下さい♪
....ここ、Coronet Peakスキー場では、
SLの第2戦が間もなくスタート時間を迎えようとしております。
本日も快晴なり。
1本目スタート地点の気温は±0℃、フィニッシュ地点で+1℃で、昨日と全く同じ数字。
いかに天候が安定しているかということでしょうね。さすがリゾート地です(^^
観客が思い思いに景色の中に笑い声を溶け込ませている間に、
選手たちはインスペクション(コース下見)に集中しています。
1本目のコースセッターはカナダチームのコーチ。
ゲート数50、ターン数は49。
この標高差では、ルール上48±3ターンが規程ですから、
やや厳しめのセットでしょうかね。
雪質も昨日と同じく「Granular(粒状)」ですから、
あまりきつめのターン設定なのは遠慮したいなぁ....(^^;
インスペ中の選手たちの表情も少し厳しめ。
どのようにコースと雪面を攻略していくのか、その技術に注目です!
我らが三澤拓選手の1本目スタート順は20番目。
この順番は、どのように影響するかな?
エントリーは女子選手が5カ国13名、男子は10カ国29名です。
淡々と女子のレースが進み、いよいよ男子、
Visually Impaired(視覚障害:VI)クラスからスタート!
しかし、その展開は順調でなく、荒れに荒れたレースとなりました。
VIクラスは4名中2名がDid not Finish(途中棄権:DF)、
Standing(立位)クラスも、先頭のビブ(ゼッケン)18番の選手に始まり、
19番、20番とコース外へ消えていきました。
....20番?
三澤選手じゃねーかっ!
なんてこったい!!(^^;
その後、3名の選手はフィニッシュしましたが、
それ以外の選手は全てコースアウト....
安定しているはずのStandingクラスでここまで荒れるとは(^^;
Sittingクラスも半分が途中棄権。
男子では総勢29名中、16名が1本目で姿を消してしまうという大荒れのレースとなりました。
三澤選手の心中いかに?
そのあたりはご本人のブログにて。
もう、こうなったら2本目は感情が入りません(^^;
レース分析にページを費やしますか。
2本目、スタート地点で+2℃、フィニッシュ地点で+4℃の気温。
イタリアチームのコーチがセッターでした。
ゲート数、ターン数ともに1本目と同じ50、49。
2本目はStandingクラス、KANE Toby選手(AUS)1名のみが途中棄権でした。
ちなみに、KANE選手の1本目はラップ(トップタイム)。
KANE選手は、三澤選手とLW2クラス、片足1本レーサーです。
1本では2本スキーのレーサーと比べて、
同じStandingクラスで戦うにはいろいろと不利なのですが、それでも、ラップを取った。
これは、三澤選手にとって、
悔しいところもあるでしょうが、励みにもなるでしょう。
次回以降に期待です♪
さて、冒頭で書いた「2戦目の大切さ」ですが、
昨日にDisqualified(失格:DQ)だった、
SittingクラスのCALHOUN Heath選手(USA)とWALKER Tyler選手(同)の2名は、
この2戦目でしっかりワンツーフィニッシュを決めて、
初戦の失敗をしっかりと取り戻したわけです。
ワールドカップランキングでも上位にしっかりと並んでおります。
このあたりが、シーズンにどう影響するのかも見物ですね。
さて、この2日間のリザルトを眺めていて気付いたことといえば、
新人(?)選手が多く見られますなぁ。
シーズンがまだまだ本番ではない中で、
ソチへの出場権を獲得するためには、
このサマーシリーズは重要な位置づけです。
ソチへ向けて厳しい状況にある選手や、
まだキャリアは小さいが有望な選手たちには、
本格的な「冬」を迎えるまでに「足がかり」を得るいい機会な訳です。
もしかしたら、このサマーシリーズに出場した選手が、
ソチで大暴れするかも知れませんよ♪
さて、ニュージーランドでのワールドカップは会場を変え、
高速系のレースが舞台となります。
Mt.Huttスキー場にて、
Super-G(スーパー大回転:SG)と
Super Combi(スーパー複合:SC)の2レースが予定されています。
どんな熱戦が繰り広げられるのか、乞うご期待!
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