一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2012年11月11日日曜日

どんなことでも「基本」の応用....

基本形「ドリーマーズ」の最終形はこの形からのシュート。
















これはディフェンスが「動けない」からこういう形で得点できます。


なぜ「動けないか」?その理由はこうです。

このシュートを防ごうとしてディフェンスが動いたなら、

ここへパスできます。















動くディフェンスがこちらだとここへ。















仮にこう動かれたとしても、ここがフリー。
















左一番奥のディフェンスがサイドチェンジしようとしたらこう。







右サイドも同じ。







ディフェンスがどのように動いたとしても、

どうしようもないのが「ドリーマーズ」という形です。


ディフェンスがこんなポジションチェンジをしようとしても、















こう動くことでダブルポストの完成。















ラストシュートをするプレーヤーは、

どの選手へもラストパスを繰り出せる位置にあるとも言えるのです。

こういったプレイはボールだけとか、

目の前だけを見ていては絶対に出来ないことですので、

「落ち着いて」

「全体を見て」

「瞬間的に判断」することが必要。


まだ使いこなせていないオプション、

こればっかりは練習を重ねないとね(^^;


まだまだ発展形はあります。

次回は「次の一手」

2012年11月10日土曜日

オフェンスはどのようにでも動けるように....

オフェンスオプションの基本形、

「ドリーマーズ」を確実にこなそうとした場合、

各オフェンスプレーヤー同士は、適度な距離を取ることが必要です。


まあ、これはどのような球技でも同じですかね。

例外は密集体型が必要なアメフトやラグビーといったところでしょうか。


で、大阪大会でσ(^^たちがやってしまった失敗例その1。















「くさび」が突っ込む。

左サイドが上がる。

左2枚目が隙間に入る。

左サイドはサイドチェンジするはずが....















みんなこっち来てる!(^^;

こうなるとサイドチェンジどころか身動きすることすらままなりません。

さらに、右サイドのディフェンスが、

センターまでやってきて「壁」を付くってしまう。















結局、コート半分の苦しい攻防が繰り広げられました。


失敗例その2。

「くさび」と左サイドは予定どおり。

ところが左2枚目が入らない。















これでは、ディフェンスの自由度は確保されたままですから、

シュートコースなんて作れません。

ただただ、「なり」の動きを続けてしまう結果となりました。


失敗例その3。

「くさび」から左サイドは予定どおり。

なぜかボールだけ先に右サイドへ。

左2枚目もそれに気づき慌てて右サイドへ。















「くさび」と左サイドは何も出来なくなり、密集した右サイドの展開。

で、「なり」の攻撃。

3つめの失敗は、

「とりあえずボールを前へ運ぶこと」

を選択してしたまったのが原因です。


しっかりと動き方を理解して、

状況をしっかりと把握した上で、

「何をすべきなのか」

という判断を的確にしなくてはなりません。


車いすハンドボールの特性として、

「ひとつずつ」スクリーンをかけていく余裕がありますので、

そんなに慌てて動く必要はないのです。

落ち着いてゲームしましょうね(^^


でもまあ、そんな失敗の中から、いくつかのパターンが現れました。

基本形「ドリーマーズ」からの発展形は次回。

2012年11月9日金曜日

結局のところ練習不足....


前回の投稿をもう一度ご覧になってください。

その「動き」を破綻させなければ、

どんなに悪い展開でもシーソーゲームは出来るはず。


そう確信して、先日開催された大阪大会では、

この動きをゲームの中で試していました。

ところが、そんな簡単にいくものではないですね(^^;


基本的な動き方は普段から練習してきたのですが、

なんせメンバーの数が少ないσ(^^;たちドリーマーズ。

まったく「5対5」の練習が出来ていない。

はい、「言い訳」から入りましたがそれが何か?(^^;


前回の投稿で紹介したこのオプション、

AY的に「ドリーマーズ」と名付けましょうか(^^


「ドリーマーズ」の動作をしようとすると、

慣れない間は「ひとつずつ」の動作となってしまいます。


完全に身につけば同時進行も可能でしょうが、まずは「ひとつずつ」。

サイドを崩して、サイドチェンジして、それからシュート。


同時進行のイメージだとどうなるかな?

ただ、左右同時に行う場合に気をつけなければいけない、

「5秒ルール」というのがあります。


これは、ひとりのプレーヤーが、

5秒以上ボールを保持していては行けないというもので、

もし大事に持ち続けたらその瞬間にファールになります。


ボールを持っていないオフェンスプレーヤーにとっては、

何が起こったかわからない「青天霹靂」。

ディフェンスの誰かがいち早くこのファールに気がつけば、

「速攻」を仕掛ける大きなチャンスが生まれます。


そんなバカな思いはしたくないので、

「5秒」に引っかからないように組み立てないと....


その「5秒」に注意しながら、

全てのオフェンスプレーヤーが同時に、

「ドリーマーズ」を実行すると図ではこうなります。
















「くさび」と同時に左サイドが上がる。

ディフェンスが対応したのを見て左2枚目が動く。

パスも左2枚目へ。
















左サイドからサイドチェンジ。

同時に左2枚目からパスを受け取る。

右サイドが上がる。
















右サイドに対応したディフェンスを見て右2枚目が動く。

右サイドは下がってくる。

サイドチェンジしてきたプレーヤーから右サイドへパス。

同時にそのまま右2枚目へ。
















出来た隙間めがけてシュート

ああ、美しい(^^


この動きはしっかりと練習しておかなければ、

そうそう出来るものではないですなぁ。

これが基本形「ドリーマーズ」。


では、実際に大阪大会で試した結果はどうだったか?

いくつかのケースを図説していきます。

次回「何で集まってくるのさ?」

2012年11月8日木曜日

車いすの特性とプレイスタイル....


さて、前回はドーリーマーズの特殊な事情を説明しました。

少し間違えれば、圧倒的な不利に陥るチーム事情。

なんとかしないとねぇ....


σ(^^たちドリーマーズには方法はないのか?と悩んだ結果、

今シーズンはいろいろと試行錯誤してきました。


その前に、車いすハンドボールの特性を整理しておきましょう。

まず、車いすは跳べない!....当たり前ですね(^^;

そして、車いすは真横への移動が出来ない。これも当然のこと。


ということは、前進と後退、そして円運動、

この3つを組み合わせた「平面」での移動でゲームを組み立てます。


さらに車いすのダッシュはちょいとスロー。

停止している状態では、すぐに飛び出すことは出来ません。


さらにさらに、車いすは幅を取りますので、

「スクリーンプレイ」が大変有効なわけです。















だとすると、ゲーム展開に「スピード」は要らない。

ひとつずつ丁寧にスクリーンをかけていく。


その結果としてシュートコースを作り出すことが、

何よりも大切だと結論つけました。


このあたりは、

La_Yoshim様のブログ「AY_Copenhagen

を参考にさせていただいております。

いや、「参考」とは失礼な言い方(^^;

σ(^^にとっては「バイブル」に近いかも♪


さて、La_Yoshim様曰く「6対6を1対0にする」。

車いすハンドボールに当てはめれば、

「5対5を1対0にする」ことが重要だということです。


そのためにはどうするか、図説していきます。

車いすハンドボールでは、ポジションが固定されていませんので、

ポジション名での説明はやめときますね(^^;


まず、一人がディフェンス正面に当たります。

タイヤでもバンパーでもねじ込んで、ディフェンスの動きを止めます。















σ(^^たちは「くさび」と言っています。

これがあとになって効いてくるんです♪


このコートならば、45°の角度までのフリーシュートなら決められます。

そこで、その45°を確保するためにサイドからあがっていきます。















ディフェンスはチェックに来ます。















ディフェンスのサイド部分、ひとり目とふたり目の間に、

もうひとりが飛び込みます。















上がっていったプレーヤーは、その場を離れて逆サイドへ。


ここで注目!「くさび」をフリーにしてしまうと、

シュートコースが生まれるので、このふたりは動けない。















逆サイドに生まれる局面は3対2。

ここでも同じ動きをします。















するとどうですか!

なんと1対0の、

「すこすこシュートコース」

が生まれるではありませんか!(^^















そんなにうまくいくかよって?

そこがそれ、車いすハンドボールの特性を利用すると、

こういう冗談みたいなタクティクスが成り立つんです(^^


じゃあ、これで勝てるね♪

ところが、そんな簡単にいかないんだなこれが....

次回「何事も積み重ねが肝心」

2012年11月7日水曜日

車いすハンドボールタクティクス(オフェンス編)....


最近、消耗が激しく回復が遅い山本新之介です。

ぼちぼち頑張りますので、気長にお付き合いください。

誰ですか?「年のせいだ」なんて言ってるのは?(^^;


さて、車いすハンドボール全国大会まであとわずか。

開幕まで、σ(^^たちドリーマーズが、

どのようなタクティクスで練習してきたかご紹介しましょう。


車いすハンドボールは、健常ハンドよりひとり少ない6名でプレイします。

GKがひとりなので、フィールドプレイヤーは5名。

ゴール前の攻防は5対5から始まります。







この形ね。








ゴールエリアの形も健常のそれとは違い、狭くなっています。

それに加えて、車いすは幅をきかせていますので、

ゴールエリア前はとても窮屈なんです。


しかも、車いすでは「跳ぶ」事が出来ないので、

5台のも車いすが並んでしまうと、

シュートコースなんてそうそう確保できません。


そのためにはどうするか?

昨年までのプレイスタイルはポストプレイが中心。


リトリート(攻守交代、バックチェックとも言われる)の局面。

σ(^^が誰よりも早く走り始め、

群がってくるディフェンス陣のマークをかいくぐり、

キーパー正面のポジションを確保します。
















ここからのシュートはとてもイージー。

ノーマークでこのシュートを外すようなら、

「もうハンド辞めちまえ」的なブーイングを聞くことが出来ます(^^


そのぐらい得点率が高いポジションですから、

当然、ディフェンスのマークもきつい。

時には3人に囲まれたりします。

















バスキャッチも「高さ」を生かして優位に立てることもあるのですが、

ディフェンスに来るのも「高い」ヤツ♪

パスコースは限りなく限定されてしまいます。


うまくいけば、いいパスが来ることもあるのですが、

図のようなディフェンスをされてしまうと、

ほとんどパスは通らなくなってしまうのです....


まあ、現実的にはこんな形(↓)になることが多いですけどね。
















で、こんな感じに展開します。
















敵もこんな感じで対応します。
















これでもまだ3対2の有利な局面なんですが、

ドリーマーズの特殊なチーム状況がその優勢を打ち消してしまいます。


車いすハンドボールは、実は障害者のスポーツではなく、

「車いす」を使ったハンドボールなのです。

ですので、参加チームは圧倒的に健常者が多い。


3対2の有利な状況でも運動能力のハンデ、

つまり、「動けない」プレーヤーとのマッチングを利用すれば、

ドリーマーズは不利な状況に陥ることがあるのです。


シュートの威力がそんなに強くないメンバーは、

マークを外しておいたとしてもそんなに驚異ではない。
















で、背の高いディフェンス二人を犠牲にしてでも、

σ(^^を押さえ込んでしまえば、

ドリーマーズには何にも出来なくなってしまうわけです。


どうにも出来なくなって、イチバチのパスかシュート。

成功率は低いですわな(^^;


さあ、何とかしなければね....

次回「車いすハンドの特性とプレイスタイル」

2012年11月5日月曜日

車いすハンドボール大阪大会連覇中....

2日前のネタで申し訳ない(^^;

車いすハンドボール大阪大会、参加して参りました!


















「全国大会への調整のため」

などとふざけたことを言っていたら、

かなりヤバ目の試合展開(^^;


決勝は1点差で負けるところでした。

ギリギリところで、何連覇かを成し遂げる事が出来ました。

本当に、年々歳々、大会のレベルアップは素晴らしい。

各チーム、しっかりと練習を積み上げていると言うことですね(^^


まあ、おかげでσ(^^たちも、

「生きたゲーム」での課題抽出に成功しています。

全国まであとわずかですが、もう一つ強くなっていけるのか?σ(^^;
                                    オイ


全国大会開催直前スペシャル!

ということで少しばかり連載企画を....















σ(^^たちが目論んでいること、

近畿リーグの参加チームに覚えて欲しいこと、

上のような模式図を使って解説していくこととします(^^


まず、次回は基本的な攻め方を。

乞うご期待!(^^

2012年11月2日金曜日

人間、気持ちの余裕を持たなきゃね....

なんででしょうか....

最近、余裕が感じられませんσ(^^;

なんか、いっぱいいっぱいな気がしています。

老化のせいかな♪



そして、違う投稿へ頂いたコメントは「きもの」。


「流れ」として、「古典」か~ら~の「きもの」だったら、

イメージとしてありだと思っていたのに、

気がついたら、ご紹介を失念しておりました(^^;
                      モウシワケアリマセン


では、改めて!

------------------------

namazu さまのコメント

「着物はいいですね。
 私はきちんとした着物は着たことはないですが、
 剣道部でしたので、道着と袴は着ていました。
 不思議と背筋が伸びるんですよね。

 女性の着物も好きですね。とくにうなじ。どきっとさせられます。

 着物着用のスキー屋・・・。ないか・・。」


ありがとうございました!

σ(^^も「きもの」は嫌いではないんですよ。
ただ、着用するには手軽さが無くてねぇ....

いつでも何の気無く着られるようになれば、
もう少し普及すると思うんですよ。
十二単みたいなのは無理でしょうけども(^^

あ、別に、「きもの」着られてなくても、うなじは好きですよσ(^^
きもの着用したスキー屋さん....

おばば様が「きもの」着て、
商品説明しながら「うなじ」アピール。
....すんません!前言撤回します!(^^;

------------------------

さて、話題は156度変わりまして、

明日は、車いすハンドボール大阪大会。


全国ルールと一線を画した大会なのですが、

全国よりも参加チームが多いという不思議な大会です。

いや、全国よりも普及が進んでいる大会というべきか(^^


σ(^^たちは「旧全国」と言っていますが、

かつて「全国」で採用されていたルールで行われます。

こんな書き方すると怒られそうだなぁ....
(ルーの違いは、右下段の「車いすハンドボールも」をご参照♪)


なぁんか、いろんなあんなこんなそんながあったようで、

「全国」と「大阪」は不倶戴天とか聞いたことあります。

プロレスだったら盛り上がるのかも知れませんけどね(^^;


明日、σ(^^たちドリーマーズは、全国への最終調整を行います。

ありとあらゆる検討をしてきたオプションを、

徹底的にお試し遊ばすぞぉ!(^^


対戦相手のチームには申し訳ないですが、

どんな試合展開になっても、ご了解下さい♪

徹底的に遠慮のない手加減ない大人げない展開になるか、

何もかもが思惑をハズして「あわわあわあわ」的動揺に包まれるか。


可能であれば後日、動画の公開とオプションの解説をいたします。

余裕がなければ、朝食に食べる予定の「たぬき蕎麦」の写真でご勘弁。


さあ、明朝は5時半起き!

その時間に起きられるかどうかだけが問題だ!(^^;