一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2012年11月7日水曜日

車いすハンドボールタクティクス(オフェンス編)....


最近、消耗が激しく回復が遅い山本新之介です。

ぼちぼち頑張りますので、気長にお付き合いください。

誰ですか?「年のせいだ」なんて言ってるのは?(^^;


さて、車いすハンドボール全国大会まであとわずか。

開幕まで、σ(^^たちドリーマーズが、

どのようなタクティクスで練習してきたかご紹介しましょう。


車いすハンドボールは、健常ハンドよりひとり少ない6名でプレイします。

GKがひとりなので、フィールドプレイヤーは5名。

ゴール前の攻防は5対5から始まります。







この形ね。








ゴールエリアの形も健常のそれとは違い、狭くなっています。

それに加えて、車いすは幅をきかせていますので、

ゴールエリア前はとても窮屈なんです。


しかも、車いすでは「跳ぶ」事が出来ないので、

5台のも車いすが並んでしまうと、

シュートコースなんてそうそう確保できません。


そのためにはどうするか?

昨年までのプレイスタイルはポストプレイが中心。


リトリート(攻守交代、バックチェックとも言われる)の局面。

σ(^^が誰よりも早く走り始め、

群がってくるディフェンス陣のマークをかいくぐり、

キーパー正面のポジションを確保します。
















ここからのシュートはとてもイージー。

ノーマークでこのシュートを外すようなら、

「もうハンド辞めちまえ」的なブーイングを聞くことが出来ます(^^


そのぐらい得点率が高いポジションですから、

当然、ディフェンスのマークもきつい。

時には3人に囲まれたりします。

















バスキャッチも「高さ」を生かして優位に立てることもあるのですが、

ディフェンスに来るのも「高い」ヤツ♪

パスコースは限りなく限定されてしまいます。


うまくいけば、いいパスが来ることもあるのですが、

図のようなディフェンスをされてしまうと、

ほとんどパスは通らなくなってしまうのです....


まあ、現実的にはこんな形(↓)になることが多いですけどね。
















で、こんな感じに展開します。
















敵もこんな感じで対応します。
















これでもまだ3対2の有利な局面なんですが、

ドリーマーズの特殊なチーム状況がその優勢を打ち消してしまいます。


車いすハンドボールは、実は障害者のスポーツではなく、

「車いす」を使ったハンドボールなのです。

ですので、参加チームは圧倒的に健常者が多い。


3対2の有利な状況でも運動能力のハンデ、

つまり、「動けない」プレーヤーとのマッチングを利用すれば、

ドリーマーズは不利な状況に陥ることがあるのです。


シュートの威力がそんなに強くないメンバーは、

マークを外しておいたとしてもそんなに驚異ではない。
















で、背の高いディフェンス二人を犠牲にしてでも、

σ(^^を押さえ込んでしまえば、

ドリーマーズには何にも出来なくなってしまうわけです。


どうにも出来なくなって、イチバチのパスかシュート。

成功率は低いですわな(^^;


さあ、何とかしなければね....

次回「車いすハンドの特性とプレイスタイル」

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント、ありがとうございます。