これまではオフェンスオプションのことばかり書いてきました。
球技の勝ち負けを考えた場合、ふた通りの考え方があります。
「100点取られたって101点取れば勝ち」
という考え方。
もうひとつは、
「1点も取られなければ1点取るだけで勝てる」
という考え方。
前者は攻撃を主体にした考え方で、後者は防御主体。
まあ、どちらかだけでゲームをするなんて極端な話ですから、
攻守のバランスを取りつつ、
ゲーム展開を有利に持ち込まなくてはなりません。
「101点取ったあげくに1点もやらない」
なんて事が出来れば完璧です。
それも極端か(^^;
今回からは、ディフェンスについて書いていきます。
「5対5から1対0へ」というのがオフェンスの進め方だとしたら、
ディフェンスでは「5対5を5対5のままで」ということでしょうか。
でも、それは出来ないということを理屈の上では、
基本形「ドリーマーズ」で証明して見せました。
「くさび」に入られれば、
車いすの特性上、必ず「5対5」は崩れます。
じゃあ、何をどうしたって、いずれ失点するんじゃんかよ?
究極の所はそうなのかもしれません。
が、シュートを打たれることはあっても、
点を取られなければいいんです。
そのためにはまず!
絶対に打たせてはいけないコースでは、
絶対に楽なシュートをさせないこと。
いちばん得点しやすいのは、ゴール真正面からのフリーシュート。
これを外した時、顔から火を噴きそうになるぐらいに恥ずかしい。
そのぐらいにイージーなシュートです。
ですから、正面の近い角度のシュートは絶対に打たせてはいけません。
フリーでシュートを打ったとして、キーパーが構えていても、
得点できる角度は、まずは45°までだと考えています。
左右あわせて90°の中ではフリーでシュートを打たせてはいけません。
必ず、シューターとの間に、
立ちふさがって、
手を挙げて、
目ヂカラでも何でも使って、
「楽なシュート」を打たせないことです。
ポストに入られたら、
体を覆い被すようにして、
シューターの効き手側を、
完全に塞いでしまいます。
ファールハシチャダメヨ
絶対に、センターから45°までは食らいついて邪魔しましょう。
スカイプレイがあり得ない車いすハンドボールですから、
徹底すれば80%ぐらいはこうすることで失点を抑えられます。
45°から上はどうするのかって?
「キーパー!止めて!!お願い!!!」
です(^^;
この角度は、
相当な威力とスピードでコースを突いたシュート
もしくは、
完璧なタイミングとコースでのループシュート
が大変有効ですが、そんなことが出来りゃ「神」ですよ(^^
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