さて、前回はドーリーマーズの特殊な事情を説明しました。
少し間違えれば、圧倒的な不利に陥るチーム事情。
なんとかしないとねぇ....
σ(^^たちドリーマーズには方法はないのか?と悩んだ結果、
今シーズンはいろいろと試行錯誤してきました。
その前に、車いすハンドボールの特性を整理しておきましょう。
まず、車いすは跳べない!....当たり前ですね(^^;
そして、車いすは真横への移動が出来ない。これも当然のこと。
ということは、前進と後退、そして円運動、
この3つを組み合わせた「平面」での移動でゲームを組み立てます。
さらに車いすのダッシュはちょいとスロー。
停止している状態では、すぐに飛び出すことは出来ません。
さらにさらに、車いすは幅を取りますので、
「スクリーンプレイ」が大変有効なわけです。
だとすると、ゲーム展開に「スピード」は要らない。
ひとつずつ丁寧にスクリーンをかけていく。
その結果としてシュートコースを作り出すことが、
何よりも大切だと結論つけました。
このあたりは、
La_Yoshim様のブログ「AY_Copenhagen」
を参考にさせていただいております。
いや、「参考」とは失礼な言い方(^^;
σ(^^にとっては「バイブル」に近いかも♪
さて、La_Yoshim様曰く「6対6を1対0にする」。
車いすハンドボールに当てはめれば、
「5対5を1対0にする」ことが重要だということです。
そのためにはどうするか、図説していきます。
車いすハンドボールでは、ポジションが固定されていませんので、
ポジション名での説明はやめときますね(^^;
まず、一人がディフェンス正面に当たります。
タイヤでもバンパーでもねじ込んで、ディフェンスの動きを止めます。
σ(^^たちは「くさび」と言っています。
これがあとになって効いてくるんです♪
このコートならば、45°の角度までのフリーシュートなら決められます。
そこで、その45°を確保するためにサイドからあがっていきます。
ディフェンスはチェックに来ます。
ディフェンスのサイド部分、ひとり目とふたり目の間に、
もうひとりが飛び込みます。
上がっていったプレーヤーは、その場を離れて逆サイドへ。
ここで注目!「くさび」をフリーにしてしまうと、
シュートコースが生まれるので、このふたりは動けない。
逆サイドに生まれる局面は3対2。
ここでも同じ動きをします。
するとどうですか!
なんと1対0の、
「すこすこシュートコース」
が生まれるではありませんか!(^^
そんなにうまくいくかよって?
そこがそれ、車いすハンドボールの特性を利用すると、
こういう冗談みたいなタクティクスが成り立つんです(^^
じゃあ、これで勝てるね♪
ところが、そんな簡単にいかないんだなこれが....
次回「何事も積み重ねが肝心」
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