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2012年11月8日木曜日

車いすの特性とプレイスタイル....


さて、前回はドーリーマーズの特殊な事情を説明しました。

少し間違えれば、圧倒的な不利に陥るチーム事情。

なんとかしないとねぇ....


σ(^^たちドリーマーズには方法はないのか?と悩んだ結果、

今シーズンはいろいろと試行錯誤してきました。


その前に、車いすハンドボールの特性を整理しておきましょう。

まず、車いすは跳べない!....当たり前ですね(^^;

そして、車いすは真横への移動が出来ない。これも当然のこと。


ということは、前進と後退、そして円運動、

この3つを組み合わせた「平面」での移動でゲームを組み立てます。


さらに車いすのダッシュはちょいとスロー。

停止している状態では、すぐに飛び出すことは出来ません。


さらにさらに、車いすは幅を取りますので、

「スクリーンプレイ」が大変有効なわけです。















だとすると、ゲーム展開に「スピード」は要らない。

ひとつずつ丁寧にスクリーンをかけていく。


その結果としてシュートコースを作り出すことが、

何よりも大切だと結論つけました。


このあたりは、

La_Yoshim様のブログ「AY_Copenhagen

を参考にさせていただいております。

いや、「参考」とは失礼な言い方(^^;

σ(^^にとっては「バイブル」に近いかも♪


さて、La_Yoshim様曰く「6対6を1対0にする」。

車いすハンドボールに当てはめれば、

「5対5を1対0にする」ことが重要だということです。


そのためにはどうするか、図説していきます。

車いすハンドボールでは、ポジションが固定されていませんので、

ポジション名での説明はやめときますね(^^;


まず、一人がディフェンス正面に当たります。

タイヤでもバンパーでもねじ込んで、ディフェンスの動きを止めます。















σ(^^たちは「くさび」と言っています。

これがあとになって効いてくるんです♪


このコートならば、45°の角度までのフリーシュートなら決められます。

そこで、その45°を確保するためにサイドからあがっていきます。















ディフェンスはチェックに来ます。















ディフェンスのサイド部分、ひとり目とふたり目の間に、

もうひとりが飛び込みます。















上がっていったプレーヤーは、その場を離れて逆サイドへ。


ここで注目!「くさび」をフリーにしてしまうと、

シュートコースが生まれるので、このふたりは動けない。















逆サイドに生まれる局面は3対2。

ここでも同じ動きをします。















するとどうですか!

なんと1対0の、

「すこすこシュートコース」

が生まれるではありませんか!(^^















そんなにうまくいくかよって?

そこがそれ、車いすハンドボールの特性を利用すると、

こういう冗談みたいなタクティクスが成り立つんです(^^


じゃあ、これで勝てるね♪

ところが、そんな簡単にいかないんだなこれが....

次回「何事も積み重ねが肝心」

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