あれから3年がたちました。
あらためて、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。
また、今もなお、ご苦難を耐えられている方々へお見舞い申し上げます。
「もう3年」とか「まだ3年」とか、言葉遊びのような表現をすることがあります。
未曾有の大災害の現実に対して、わかったかのような口ぶりでお話しすることは、
とても憚れることですが、それでも、これだけは書いておきたいと思います。
遠く離れた地で生活している以上、
どうしても私に出来ることは限られてしまいますが、
被災者の方々へ何か出来るのか、何が出来るのか、
いつもいつも頭の片隅に置いておきたいなと考えています。
もうひとつ。
あの大震災を受けて、考えていなければならない事があります。
「もし、自分が災害に見舞われたらどうするのか?」
大地震、大津波はもとより、大水、台風、大寒波....
数え上げたらきりがないのですが、
「その時」にどうすれば生き残ることが出来るのか、
大切な人たちをどうやって守るのか、
そういったことをずっと考え続けなければならないでしょう。
また、そうすることが、災害で犠牲になられた方々を弔う方法のひとつだと信じています。
「その時」、まずは自分の命を助ける。
下衆な言い方をすれば「命あっての物種」です。
自分の身を守るということが出来て初めて、人を助けることが出来ます。
何はともあれ「その時」、無事に生きていられるように、
普段から考えて、備えていなければならないでしょうね。
それにしても限界はあるでしょうが、少しでも考えていれば、
何も考えていないよりも格段に生き残る「可能性」は高まります。
「自分の身は自分で守る」
自分自身と身近で、大切な方の幾人かと。
そんなごくわずかな方々の間だけで、
この思いを共有して、日頃から考えておけばいいのです。
世の中全ての方が、それぞれでそういった行動をすれば、
「防災行政」だなんだと話を大きくしなくても、
実に効果的な「自助」が出来るはずなんです。
それに公務員の立場で言うことではないですが、役所が何かの役に立ちますか?
行政、政府、自衛隊....「その時」のあと、本格的に動き始めるのは3日後です。
「その時」直後は自分自身で、3日間は、身近な人たちで助け合わなくてはなりません。
そのためには....
3年という節目、もう一度そんな思いを強くしたいと考えています。
「自分の身は自分で守る」
みなさんはいかがお考えですか?
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