一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年10月14日月曜日

秋の夜長に....

とうとう、肌寒ささえ感じる季節になりましたねぇ....

いつものように、Tシャツ&パンツでうたた寝をして、

「バカではない証明」をするところでした(^^;


さて、車いすハンドボールの全国大会まで1週間を切りました。

来週のこの時間は、祝杯でベロベロになっているのか、

悔しさのヤケ酒でベロベロになっているかのどちらかでしょう。

いずれにしても、ベロベロなわけですが(^^


宿敵「宮城フェニックス」さんとの実力差は、あまりにも大きい。

ただ、かすかに見え隠れする突破口があるのも確か。

「そこ」を、どこまでシビアに突き抜けるか。

この一点が勝負の分かれ道と見ています。


でも、どのチームと限らずのことですが、

ギリギリの勝負の時、どうしても「性分」というものが顔を出します。


「その時」に、「遠慮」というか「おとなしさ」というか、

逆に、ギリギリのラフプレイというものも出るかも知れません。

「無意識に反応」して振る舞うプレイというものがあるんです。


宮城フェニックスのように、どの試合も彼我の実力差が大きく、

横綱相撲で迎え撃つだけのチームであれば、

ギリギリのプレイなどまったく必要ないのでしょうけども、

「その他大勢」の他チームには、「人間性」との戦いでもあります。


例えば、車いすハンドボールでは、

ゴール前の競り合いで、
 
明らかに「ディフェンス有利」になる、
 
ディフェンスファールがあります。


ゴールライン沿い、オフェンスポストにラストパスが入る。

そのままシュートを打たすと確実に点が入る。

パスキャッチの瞬間、ポストプレーヤーの腕を叩く。
            (もちろん、故意とは見えないように)

当然、笛が鳴る。

当然、ディフェンスのファール。

シュートモーションに入っていれば、ペナルティスロー。

しかしその瞬間は、まだパスキャッチの動作。


リスタートは、半径6mのゴールエリアから、さらに3m離れたところで、

というのが車いすハンドボールのルール。

しかも、オフェンス陣もすべて3m離れなければならない。

つまり、敵全員をゴールエリア付近から排除出来るという「ありがたい」ルール。


絶体絶命の局面で、ちょっとファールをするだけで、

ディフェンスにとって圧倒的に有利な状況を作り出せるのに、

あなたはそのファールを利用しませんか?


「それは、生き様に反する」

「その瞬間、そこまで頭が回らない」

「草食系男子には無理」

というのがσ(^^たちドリーマーズの主な意見。


他にも....

「そこまでして、勝って嬉しいか?」

「そこまでして負けたら....」


現実に、そんなファールを繰り返したら、

「アンスポーツマンライク」な悪質性を取られて、

一発退場もあり得る話なのですが....(^^;


ファールだけではなくて、オプションプレイの精度についても同じように言えます。

これまでいろいろ考えて、練習してきたオプション。

どこまでの精度を求めるかというのも大事な覚悟だと思うんです。


それぞれのポジションがあって、それぞれの役割があって、

そして、自分の仕事がチームの仕事に繋がると信じてプレイするわけです。


でも、いくつかのオプションプレイをきちんと覚えず、

練習でもそんなに集中しているわけでもなく、

ほんの少しのほころびから大量失点に繋がったとしても気にしない。

そんな選手がいたとしたら、その選手の居場所は「そのチームではない」のでしょう。

ちなみに、σ(^^たちドリーマーズではこんな選手はいないですからね♪


自分の仕事は当然のようにこなす。

そして、他の選手も当然のようにこなすことを信じている。

ギリギリの局面では、どこまで「厚かましく」なれるか。

これらのことが、チーム競技に求められることでしょうかね(^^


あと、東日本勢のレベルの高さ(宮城フェニックスの層の厚さ)についても、

近畿の特殊事情との「大きな違い」があると解りました。


「東日本」は、「全国ルール」のみが通用する地域。

「近畿」は、「様々な大人の事情」で反目し合う「3つのルール」が併存する地域。

どちらが「全国ルールに強いチーム」を作ることが出来るか、想像することは容易ですね。


もうひとつ。

ルール上は、「老若男女健常身障問わずに楽しめる」というのが建前ですが、

その条件で「競技性」を求めた場合、障害者にとってハードルが高くなるのは当然のこと。

自然と、障害者の参加は少なくなっていきますわな(^^;


ちなみに、近畿で併存する「全国以外」のルールでは、

たくさんの障害者の方が参加しています。

その理由はひとつ、「勝負というこだわり」を捨てて運営しているからです。

そういった大会に参加した時には、本当に楽しい日を過ごすことが出来ます♪

そして、そういった大会に参加する障害者は口を揃えます。

「全国へ?そんなの無理!」


で、「勝負」という観点で運営される全国大会ですが、

「障害者」の参加は、例年10名足らずです。


そりゃそうですわな(^^;

「健常者」と「ガチやり合って」、「勝ちにいこう」なんて考える「障害者」はいませんよ。

σ(^^たちドリーマーズと大阪の「ネルフ」さん以外に、

そんな「伊達と酔狂」を生きる障害者は、他に見ません♪


逆に言えば、
 
そんな状況では「普及」など進むはずもなく、

永遠に「世界ルール」との摺り合わせなんか、
 
出来るはずもないんです。


日本の車いすハンドボールの夜明けは遠いぜよ!(笑)

いや、笑い事じゃないんですけどね....(^^;

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