いきなりですが、ここで質問です(^^
「2年間」ときいて、みなさんはどのように思われますか?
長い?短い?なんにしても、結構な時間だとは思うんです。
あてのないことを思い続けるには、σ(^^にとって2年というのはあまりにも長すぎました。
「全国大会」の開催が決定したと聞いた時、
「あれから、もう2年も経ったんだね」と思うぐらいに、です。
いつ行われるのか解らないイベントを
待ち続けるほど、殊勝ではないσ(^^は、
相も変わらず「本業」のチェアスキーに
勤しんでいました♪
この間、全国大会運営サイドではいろいろとあったようですな。
まず、車いすハンドボール本家「京都ルール」では、
早々に「全国ルール」との連携を拒否します。
「もともと、競技性を低くしたルールなのに、
本格的な競技大会への関与は矛盾する」
というところでしょうか。
そりゃそうですわな(^^;
「椅子バス」が出来ない重度障害者のために作られたルールなのに、
健常者と戦わなくてはならない「全国ルール」に荷担する意義はありません。
この時点で「2つのルール」となります。
一方、「大阪」との軋轢も生まれたようです。
「大阪」では「国体」の翌年、「全国」に先駆けて、
「全国ルール」を取り入れた第1回大阪大会が開かれます。
その時点では、「大阪を足がかりに全国へ!」と謳われていましたが、
何回かの全国大会開催後、連盟内部で「何か」がありました。
最も熱心に取り組んでいた大阪の役員さんたちが連盟から離脱。
「大阪大会」は独自路線を辿ることとなりました。
しばらくは「大阪」も「全国」もルールは共通でしたが、
「全国ルール」はより競技性を高めた(健常ハンドに近づけた)ものに改正され、
大阪大会は「旧全国ルール」での運営のままとなりました。
こうして「3つめのルール」が出来上がったわけです。
以来、3つの団体は「不干渉」、「非協力」の姿勢で、
今日までその冷え切った関係を維持しているわけです。
なんだか、プロレス団体みたいですな(^^;
車いすハンドボールの歴史を簡単に綴れば、こんな感じになります。
ただ、これは「近畿」の事情です。
「東日本」では、ルールは「全国」ひとつのみ。
それぞれの進化が同じ道をたどるはずがありませんが、
近畿と共通して言えるのは、どちらも「普及」に手こずっているということ。
「東日本」では「東日本大会」または「全国大会」の制覇が目標。
そういった雰囲気の中で、障害者への普及がなかなか進まない。
「近畿」では、「楽しんで」プレイする障害者が「そこそこの数」でいるのですが、
「京都」、「大阪」から「全国」へ参加しようという雰囲気までいかない。
そんなこんな何やかんやでいつの間にか、
健常ルールをアレンジした「世界ルール」で、
「世界選手権」が開催されるにまで至りました。
これが「4つ目のルール」です♪
さあ、どうする?日本の車いすハンドボール界???
....ちなみに、「世界選手権」では、
南米各国とオーストラリアのみの参戦だったようで、「EHF」の参戦はありませんでした。
ハンドボールの本場ヨーロッパと「何か」あったのかと勘ぐってしまいます(^^;
以上が、歴史を踏まえた車いすハンドボール界の現状です。
じゃあ、とりあえずは何から手を付けていこうかね?
ということで、遅くなりましたがコメントのご紹介です♪
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10月28日(月):「2001年って、ずいぶん昔の話だなぁ....」
大阪NRF(ネルフ) Fukushima様のコメント
「連載ありがとうございます。
車いすハンドボールに携わる人間としてとても興味深く、
そして個人的に待ち焦がれていた話題に結構テンション上がっています(笑)
全国同様、変革が必要な大阪においても、繰り広げられてきた大阪の歴史を知り、
今後の展開を考えていきたいと思っています。
勝手な要望ですが大阪の歴史も織り交ぜて、
車いすハンドボールの歴史を振り返っていただけるとたいへん嬉しいです(願)」
ありがとうございました!
取りあえず、解る範囲で「大阪の歴史」を書いてみましたが、
肝心の、連盟との確執は解らずじまいです。
想像するに、あの会長と....何か「いいこと」があったに違いない(^^;
「京都」とは違い、「大阪」は「前向きな離脱」ですから、
将来の展望を描くには「いい環境」にあるのではないかと思います。
こちらも出来る事はお手伝いしたいと思いますので、
思い切って、「大阪」を盛り上げていってください!
そのうち、「全国」が頭下げてくるぐらいに♪
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さて、今後は何から手を付けようかな....
次回「出来る事から粛々と」
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