にゃあ「まあ、後から解るなんて、どんなことでもそうじゃねぇか?」
σ(^^「ホントにそう。さすが、おかあさんは解ってたけどね」
にゃあ「寝床の場所を変えてくれたりね」
σ(^^「ネコさんの最後は、静かでゆっくり出来るところ。
あの気遣いはさすがだと思ったよ。」
にゃあ「嬉しかったよ」
σ(^^「で、どうなの?鈍くてKYなσ(^^はよくわかってなかったけど、
あの『3日間』は本当に辛かったんだ?」
にゃあ「うん。だから、今だから言えるけど、
家の中を隅から隅まで回って出来る限りつきまとって、名残を惜しんでた」
σ(^^「トイレにまで入ってきたよな(笑)」
にゃあ「あと、キッチンのシンク廻りとか、その中とか(笑)
叱られても最後に見ておきたかった」
σ(^^「おかあさんは後悔してるよ。
最後は叱ってばかりだったって」
にゃあ「悪い事したなぁ(汗)」
σ(^^「最後の日、姫君と何か話してたよな?」
にゃあ「まあ、『最後の挨拶』ってとこかな」
σ(^^「ネコさんと赤ちゃん、何を話していたのかさっぱり解らなかったけど?」
にゃあ「まあ、そんなたいしたことじゃねぇや。
あの子が大きくなったら聞くといいさ(笑)」
σ(^^「ずいぶん先の話だな(笑)」
にゃあ「それはそうと、『虫の知らせ』もあったってか?」
σ(^^「ああ、散髪屋の話ね。にゃあがいなくなる日の午後、
散髪屋の主人がその日に限って『ネコは元気か?』なんて聞いてくるんだ。
普段はそんな話を全くしないのに」
にゃあ「で、どう答えた?」
σ(^^「まあ、病気でしんどそうだけど、まだそれなりには、と」
にゃあ「あーあ。『フラグ』立てちゃったんだ(笑)」
σ(^^「マヌケだよ(笑)
だけど、『脱走』で終わらさなくてもいいんじゃね?」
にゃあ「んー、あれがいちばんいい方法だと思ったんだけどなぁ」
σ(^^「『結果論』だけど?あんな衝撃的な『別れ』が必要かい?」
にゃあ「おれも悩んだよ。
玄関に居座って、『出してくれよ!』って叫んでたけどダメだった(笑)」
σ(^^「散歩に行きたいのとばかり思ってた」
にゃあ「その時にはもう、出て行くと決めてたんだけど(笑)」
σ(^^「『あの窓』から出て行くの、狙ってた?」
にゃあ「開けられる窓って、2階のあそこしかなかったろ?」
σ(^^「鍵は掛かってなかったなぁ」
にゃあ「もう少しお前さんに注意力があったら、結末は変わってたかもな」
σ(^^「それは『結果論』ではなくて、『事実』だな。だから、今でも激しく後悔してる」
にゃあ「ま、そんなに気を落とすない。おかげで、『ネコらしい死に方』を選べた」
σ(^^「それ!その『らしい死に方』ってのをどうしても知りたい。『その後』の事も」
にゃあ「まだこの連載を引っ張るってか?(笑)」
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