「その時」の時間帯によって、
被害の状況が変わるのは仕方のないことです。
そして、それによって手の打ちようが変わってくるので、
防災の難しさは跳ね上がるんです。
昭和2年の丹後大震災。
山田・郷村断層帯を震源とする大震災です。
これは夕食時の地震で、薪や炭が主なエネルギーの当時は、
火災による被害が圧倒的に多くなりました。
平成7年の阪神淡路大震災。
こちらは早朝に発生したため、
交通機関利用中の被害が少なく、
都市型の被害は少なかったとか。
このように、「その時」の時間帯によって被害の形が変わります。
舞鶴ではどうかなぁ。
ごくありふれた地方の事情として、
公共交通機関はあまり発達していません。
JR、路線バス、タクシー。
実際には、そういったものをほとんど利用せずに、
自家用車で移動する方が圧倒的に多いですね。
通勤(帰宅)時は、ある程度の渋滞が発生します。
また、昼夜別に人口を比べると、
昼間の方がやや少なくなるのですが、ほぼ同じ。
ただ、約4,500~5,000人の出入りがあります。
震源域付近の綾部市と、福知山市だけで考えても、
昼間に約2,500人が舞鶴から出て、
約1,400人が入ってこられるのが人口動態からわかります。
最も影響がありそうな時間帯は、
まずは通勤(帰宅)の時間帯でしょうか。
舞鶴に入ってくる人、出て行く人、
ほとんどの方が自家用車を使用される。
「その時」がこの時間帯であれば、
間違いなく道路は止まるでしょうね。
事故、Uターン、道路崩壊....
先にも書いたとおり、市外への道路は本数が少ないため、
舞鶴市は簡単に孤立する町なんです。
市外への道路が止まるということは、
市内の道路もいずれ止まっていきます。
細い裏路地の生活道路ですら、
抜け道を探す車たちであふれかえります。
そんな道も、地震の影響で、
まともに使える道ではなくなっているでしょう。
動かなくなった車の中で、
メディアは地震が起きた事しか伝えない。
放送局には詳細な情報がないでしょうし。
もちろん携帯電話は使用不可。
SNSの投稿、閲覧は出来る。
さて、冷静に行動できればいいんですけども....
夜間の「その時」は、停電した暗闇の中ですから、
パニックを起こしやすいかも知れません。
日中はどう?
最も冷静に行動が出来るのは日中かなぁ....
あと、季節によっても変わりますね。
灼熱の夏場、
猛吹雪の夜中、
台風+大地震、
新緑の清々しい季節....
どのタイミングが最悪でしょうかねぇ。
あ、冬だとσ(^^;は山にいるかも。
いろんな事を想像してしまう次回、
「想像力?そんなものはない方が幸せかも」
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