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2013年4月10日水曜日

いろいろと考えることあるよね....

最近Facebookで知り合った方と、障害者スポーツのあり方について談義。

談義なんて、ご大層なものじゃないか(^^;


障害者スポーツと一括りで言っても、実に様々な区別があります。

身体、知的、視覚、聴覚....

それぞれの障害には、それぞれの区分があって、

スポーツの種目ごとに、それぞれの関わり方(参加の仕方)が変わります。


しかも、世界を目指すエリートスポーツと言われる分野や、

レクレーションの域を出ない種目まで、その、階層も実に様々。


十把一絡げに「障害者スポーツ」なんて言ってみたところで、

その内容は実に千差万別で、全てを把握している方なんておられないでしょう。


さらには、全国で400万人とも言われる身体障害者、知的障害者の総数のうち、

スポーツに取り組むことが出来る方はどのぐらいおられる事やら....

多く見積もって、5%がスポーツ参加層だとしても、20万人。

エリートスポーツもレクレーションも含めての数字ですよ。


「世界」に通じる競技をしている選手が、そのうち5%として1万人。

さらに一握りが、いわゆる「トップアスリート」です。


大雑把に計算して20万人しかパイがない障害者スポーツの世界で、

各種目で、選手を取り合うような形になっているわけです。

もちろん、掛け持ちでいろんな競技をしている人もいますけどね。



これは、競技団体に登録している選手のみであって、

ファンランナーなどの任意スポーツ参加者は含まれていません。


このように考えると様々な形で、障害者スポーツの発展には困難がつきまといます。


まずは、とにもかくにも競技人口ですね。

メンバーをそろえるのが大変というチームの話をよく聞きます。


σ(^^の住む舞鶴市では、約7,000人の身体障害者の方がおられると考えられています。

先の計算に当てはめて、そのうち0.25%が競技人口としましょう。

その数、17名様....


でもね....σ(^^;のアンテナが壊れているのか、

まったくさっぱりこれっぽっちも、「障害者アスリート」の話を聞かないんですよ(^^;

地域性もあるんでしょうけども、競技人口を拡大させるのは問題のひとつでしょう。


つぎに、障害者スポーツと経済の関係

そもそものパイが小さい障害者スポーツでは、商業ベースに乗るような商品は作れません。

自然と、用具は大変高価なものになっちまいます。


チェアスキーが40万?バスケ車が30万?

そんなの、本当にそのスポーツをしたい人じゃないと手を出しませんやね(^^

そんな金額の商品がバカスカ売れるのであれば、経済活動も活発になるんでしょうけど。


さらに、マスコミとの関係は?

パイが小さい、経済活動とは無縁となれば、

世間様にもアピール度合いも、大変小そうございます(^^;


障害者スポーツは、新聞のスポーツ面ではなく社会面。

こんな事を言われ続けて久しいですよね。


パラリンピックイヤーだけは多少なりとも違いますが、

普段は、新聞に取り上げられることそのものが珍しい。

メディアの露出が極小であれば、注目度も極小。

いつまでたっても、「障害者スポーツを理解しよう」という論調で紹介されるのです。


当事者であるσ(^^たちは、「理解」してもらいたいとは思わないんです。

北島康介選手が「気持ちいい!」と叫んだときのように、

阪神タイガースファンが熱狂する甲子園球場のように、

障害者スポーツを観て、「何か」を感じて欲しいだけなんです。


「何か」は、人それぞれなのでわかりませんが、

それは、「競技のおもしろさ」かも知れませんし、

あるいは、「選手の人柄」かも知れません。

もしかしたら、「用具へのこだわり」という着目点もあるでしょう。


そして、感じてもらうためには、いつも何かを考え続けて活動しなければなりません。

メディア任せ、競技団体任せ、チーム任せ人任せというだけでは、

誰に何を感じさせられるのかなんて、無理筋でしかないと思うんですよね。


自分がそこでその時、楽しければいいんだ!

なんて思ってる人はそれでいいかもしれない。

でも、遠い将来、その種目、その競技は無くなるかも知れない。

そうなった時、取り返しはつきませんよ。


今、何かのスポーツに取り組んでいる障害者のあなた!

「一人でも多くの人に見てもらうんだ!」という気持ちで活動してみませんか?

一人で活動することが難しければ、チームでの行動でもいい。

競技団体を巻き込めるのであれば、もっと大きな流れを作れるかも知れない。


「自分たちの姿を見てもらう!」

少しでもこの気持ちを持って活動することが出来れば、

少しずつでも、世の中の障害者スポーツに対する扱いが進化するかも知れない。


自分自身が障害者スポーツの広告塔!

どうですか?この考え方は(^^


この投稿は、切り口として「競技スポーツ」から入りましたが、

結論としては、レクレーションスポーツでも同じ事のはずです。

どうせ活動するのであれば、観られて気持ちよくなりましょうよ♪


σ(^^も、もっともっと露出させなければなりませんかね....?

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