一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2011年7月31日日曜日

こんなに涙もろかったっけ?....

本日は、先日亡くなった婆さまの初盆でした。

葬儀を終え、四十九日、

そして、この初盆と2ヶ月強の間に忙しないことでした。

無事に仏様の所に送り届けられたのは行幸です。


何よりも、ひと安心なのが、

ミールコントロールをやり直せるという事ですか。


なんてったって、仏事には食事がつきもの。

美味しい食事には、美味しいビール。

そりゃあなた、「ぶくぶく」といってしまいますよ(^^
(妻「ビールは飲まなくてもいいんだよ」)


リンク先ほど手間暇お金をかけてはいませんが(^^;

タバコを吸わずに済むようになってから、

少しずつ増えてしまったウェイトを絞り込んでいきますか♪
(妻「あ、タバコのせいにしやがったよ、こいつ....)


タイトルの「涙もろさ」なんですが....

婆さまのことを思い出すと、

うるっときてしまうということもあるんですが、

それ以上に、今日、きてしまったネタはこれ。


本日放映の「1年1組平成教育学院」を見てのことです。

東北地方太平洋沖地震での被災地支援に、

陸海空の3自衛隊が統合指揮の元に派遣されたのは、

記憶に新しいところです。


番組で取り上げられたのは、

海上自衛隊呉基地配備の輸送艦「おおすみ」

TV画面でその活躍を見た時には、

目頭が熱くなっていきました。


もちろん、「おおすみ」だけではないですよ。

舞鶴基地からもたくさんの艦艇が派遣されていますし、

総勢10万人といわれる数の隊員方の活動を思うと、

胸にこみ上げてくるものが止まりません。


これ以上書くと、政治的な部分をつついてしまいます。

身分上、それはやめときますが....(^^;


「自衛隊」=「違憲集団」

「公務員」=「クソやろう」


σ(^^;が普段言われ続けていることとリンクするので、

余計に胸打たれることなのかも知れません。


まだ、何か出来ることあるよな....きっと(^^

防災(連載):σ(^^は何kgの荷物まで(以下略)....

義足履いて松葉杖。

ケガはしていない。

最低でもこれらの条件を揃えていたら....


バックパックに20kgの重量....

無理か?

欲張り過ぎか?

普段のオフトレで、

体中に巻き付けているウェイトは合計で15kg。

このぐらいは運べるかなぁ(^^;


水9Lつまり9kg、あともう少しの食料。

保存期限が長く、軽く、持ち出しやすいもの....

おおっ、こんなものがあるのか!

これは買っとくかな(^^


家にいる時、帰宅できる余裕と時間があれば、

という条件がついてきますが、

普段から備えておいて、しっかりとした情報を得た上で、

なお2~3分のロスがデッドラインという状況はまれでしょう。


もし大津波警報が出て、

σ(^^;の家から逃げようとするなら何処かなぁ....


割り当てられている避難所は市立明倫小学校だけども、

平日昼間はともかくとして、

夜間や休日はすぐ開けてもらえるかなぁ....


小学校は「校舎は管理上開放できない」とか、

訳のわからないことを言って、

津波から逃げられる高さの校舎は開けないこともあるかも。


到着するまでにパニックが起きていなければ、

家から歩いて10分ぐらいかな。


12kgの荷物と、ケージに入れた「にゃあ」を連れて。


東北地方太平洋沖地震で、

致命的な波が到着したのが20分~30分ぐらい?

家から歩いて5分ぐらいの所にいれば、

荷物をまとめてにゃあをケージに押し込んでギリ、セーフ?


持ち出すもの。水9Lと非常食を3kgも持てば十分かな?

あと、マグライトと作業グローブ。

とりあえずこんだけありゃ、何とか(^^


さて、これは家の中、または近くにいる時の話。

外出中はここまでは出来ません。

どうしたものかな....(^^;


こればかりはどうにも想像のしようがありませんねぇ....

職場ならロッカーがあるので、

水と非常食を置いておくことは可能かな?

家でも職場でもない場所....


水と食料については本当にわからないですねぇ(^^;

コンビニなんかが近くにあれば、

災害対応自動販売機があれば....


でも、きっと周りのたくさんの方が被災者となるので、

「自分だけが」という考えではいけません。

500mlのペットボトル1本でも頂けたらよし、

そして、あまりうろうろせずに、

避難所的なところに駆け込んで事態を見守ると。

無難な考え方しか思いつかないなぁ....(^^;


行政が、災害時の協定を、

水や食料を取り扱うほぼ全てのお店と結べば、

この不安も少しは和らぎますか。

このあたりは出来る限りの協定を、

強制が率先して結んでおくことが必要でしょう。


所詮、といってしまえば言葉が悪いですが、

コンビニの在庫は、食料は1日も保たず、

飲料水だって100人分の1日分あるかないかでしょうから。

この点はちょいと要勉強(^^;


次回は「互助に備える」です。

2011年7月29日金曜日

きぼぢわどぅい....

今、σ(^^;は猛烈にえずいています....

お下品で申し訳ない(^^;


久しぶりに1本おばけの大攻勢に晒されています。

1本ぐらい良かろうて、と思いもしましたが、

久しぶりのチャンピックスで凌ぐことにしました。


これがまた、久しぶりだけあって、

強烈な副作用!

気持ち悪いのなんのって(^^;


こんな思いするなら、1本ぐらい吸っちゃってもいいじゃん。

大丈夫だよ、1本ぐらい。

1本で突然、元のペースに戻るということもあるめぇ。

多分、まずくてまずくて気持ち悪くなる程度で済むだろうし。



あれ?

どっちにしろ気持ち悪くなるのか(^^;

それなら、チャンピを飲んでる方がマシか。


それに、チャンピ中に見る夢は楽しいし♪

明日はちょい寝坊して、いい夢を見ますか(^^

防災(連載):自助に備える....

防災グッズとか、避難セットとか、

様々なものが販売されております。

確かに役に立ちそうだなと唸るものもあれば、

明らかに便乗だろうと思うものも(^^;


あれやこれやを考えていくと、

手軽に持ち出せないほどの量になってしまいます。

それはあまりにもナンセンス。

最低でもこのぐらいはというものを書き出してみましょうかね。


まずはなんと言っても「水」。

ライフラインとしての水が止まる、

給水車が来るまでには時間がかかると、

簡単に想像できます。


水がないと顔洗えない、

風呂入れない、

トイレ流せない....


いろんな不都合が出てくるでしょうが、

最も悪い想像は「水がなければ生きていけない」事です。

人間は1日に3Lの水を必要とします。


もし、水のない環境でどのぐらい生きていられるか。

一般的には3日間と考えられているんです。


72時間。

救助隊が引き上げていく目安が72時間となっているのも、

こういう根拠からなんですよね。

まれに、100時間近く経ってから、

救助されたという奇跡に感動したりしますが(^^


さらに言えば、人間は水さえあれば、

ある程度長い期間、「生きていく」事が出来るんです。

まずは生きていくことだけを考える。

そのためにも「水」。これは間違いなく必要でしょう。

でも、500mlのペットボトルを2~3本置いてても仕方ないですよね。


「公助は3日後」と書きました。

それまでは凌ぎましょうか。

ひとり3L × 3日 × 家族の人数。


σ(^^のウチなら、σ(^^と妻で18L。

1.5Lのペットボトルを12本+にゃあの分(^^

これで、σ(^^たちは、3日+ α は生きていけるでしょう。

まずこれが「生きていく」だけの最低限。


「でも、空腹には勝てねーべ」

その通り(^^;

でも、非常食を考えれば大仰になりますね。

乾パンやアルファ米、缶詰などなど。


普段使わないようなものを、

一通りそろえておくのも負担になります。


σ(^^の家では、水も含めてふた通りの考え方に割り切ります。

持ち出すか否か。


家が残れば、避難する必要がなければ、

持ち出す必要はないですよね。

どんなにかさばるものであっても問題はありません。


瞬時に家が壊れれば持ち出す以前の問題です。


今回のような津波の危険がある場合、

あまり重い荷物にこだわるのは命取り。


となると、持ち出しとして考えるものは、

「急いで避難することの出来る重量」以内、

ということになります。


次回「σ(^^は何kgの荷物まで運ぶことが出来るか?」

2011年7月28日木曜日

もちっとカリカリ....

ようやく頂きました。

デブスト様に頂戴した「瓦そば」。




















なんで、さっさと喰わなかったのさ?

実は、簡単そうに見えて難しそうだったので....(^^;


「ホットプレートでいいから、油ひいて炒めて....」

デブスト様に教えて頂いたことも、いたってシンプル♪

でも、少しだけ引っかかってました。


この袋裏面の作り方でも、ググって出てくる作り方も、

必ず書いてあるのが「炒める」という行為。


「炒める」....










































σ(^^の頭の中、「炒める」とは写真のような行為なんです。

ところが、このようなことをしてしまうと、

あの時頂いた美味なる「瓦そば」に出会えない気がして....










あの時





ああ、あの時の「瓦そば」、写真とっときゃよかった。

届いてすぐに、がっついちゃったからなぁ....(^^;


記憶に残して、記録が残らなかった名品。

記憶を頼りに始めるしかありますまい(^^;

迷いに迷ったあげく決心。


この「炒める」は、σ(^^の「炒める」ではなく、

むしろ、「焼く」に近いんだ!

上はもちっと、下はかりっと「焼いて」しまえ!(^^;

料理は雰囲気で決まるんだ!


....出来はどうですか?

妻「うん、和そばの焼きそば。この食感はアリですね」

....焼きそば。しかも和そばですか(^^;


今度お邪魔した時は、作り方からレクしてもらおう(^^;

防災(連載):あるべき公助の姿....

「その時」が来てから、

慌てて組み始める公助の体制はナンセンスです。

「その時」が来るまでに準備しておき、

「その時」が来たら状況に合わせて、

組み直すだけというのが理想ですね。


それより何より、

公助が行わなければならない大仕事というのは、

「自助意識の醸成」でしょう。


自助が防災の7割を占める要素と、

今までも書いてきました。

「事前」防災の意識が薄すぎるのは、

自助は住民がすべきものとして、

行政はほとんど関わらないからなんです。


自助は大切なものなんです、

その目的はこうなんです、

その方法はこうです、

と行政が主体となって、

徹底的な覚悟で自助意識を作り上げていくこと。

それが本当の公助だと考えています。


自助意識が高まれば、

その地域には自然と互助意識も高まります。

「その時」が来ても、その地域の方々は、

整然と対応できるでしょう。


そして、行政の自助に対する意識のなさは、

「行政組織内での自助意識」も低下させることに繋がります。

つまり、「その時」直後には、

行政組織そのものが難民化するわけです。

これでは納税者の方々にはあまりにも申し訳ない。


舞鶴市は「自主防災組織を作りましょう」と言います。

かつてσ(^^が自治会長を勤めた自治会でも、

「書面上」の組織化はしてあります。

現在の自治会長始め、

役員の方が名を連ねておられるはずです。


「その時」が来て、その組織はどのように役割を持つのか?

....わかりません。


住民組織ですから、

住民が主体となって取り組むべきものでしょうけども、

取り組み方がわからない。

そもそも、取り組む必要がわからない。


でも、組織を作れとだけ言われる。

とりあえず名前を書いて書類を出しておこう。

こうなってしまったのは、住民側が悪い?

行政側が悪い?


自助の必要性。

それがしっかりと理解できれば、誰だって勉強しますよ。

だって、ほんの少し工夫するだけで、

ケガしたり死んだりする可能性を少なくできるなら、

こんなにいいことはないわけです。


でも、その勉強をする方法がわからない。

それらを勉強する意味がわからない。

これは、行政が責任を持ってお教えしなければならないでしょう。


「その時」が来る前にも、行政の仕事はあるはずです。

早くそれに気がついてくれないかなぁ....

少なくとも、今の職場ぐらいは(^^;

とりあえず、明日からも事ある毎にσ(^^は吠え続けます。


さて次回からは、

もう一度、自助について考えます。

「自助に備える」

2011年7月27日水曜日

防災(連載):公助が役に立たない理由....

そもそも公助というものは、2次的、3次的な救援活動です。


1次的な救援とは、何度も書いていますが、

「その時」を凌いだ人たちで行われます。

避難可能な人たちをなんとか避難所へ移動してもらい、

そこからが「公助」の始まりなのです。


避難所に移動しただけでは、

とてもとても安心は出来ません。

負傷者の治療。

食料や飲料水等の物資支給。

安否不明者の捜索と救助。


これだけにとどまりません。

自衛隊への災害派遣要請、

各地から応援の申し出、

それらの差配をしなければなりません。


まずは、どの避難所に、

どこからどれだけの人が来ているのかを把握。

さらに、避難出来ていない人の数も把握します。


さらに、災害直後の人口分布を詳細につかんだ上で、

支援内容を検討します。

支援物資は、経過時間と共にどのようなものが必要か、

東北の震災を検証するまでもなく、整理することが出来ます。


可能な限り早急に配分しなければならない飲食料品。

最低限、健康保持を目的とする歯ブラシ等の生活用品。

寒い時期なら、毛布や防寒着。

当然ですが、医療物資も潤沢にいるでしょう。


必要なタイミングで配分すべき品目は、想定できます。

平時から物資提供の協定を結んでおき、

「その時」が起きた瞬間には、物資の集積を図ります。


集まってきた資材を闇雲に積み上げていくだけでは、

支援物資は意味をなしませんので、

支援物資は適切な品目を、

最適なタイミングで、出来る限り広範囲に配分。

これらを踏まえた体制を整えなくてはなりません。


とはいえ、前回書いたように、

まず最初に難民化してしまう行政職員たち。

σ(^^が主張する公助は役に立たないという理由がこれです。


最低でも災害発生2日目には、

行政の支援を動かし始めなければならないのですが、

現地でその機能が動き始めるのは、

最速でも3日かかるというのが定説です。


自助でよく言われる、

「3日間は生き延びられるように水や食糧の確保を」というのは、

公助としての救援物資が届くまで、

3日かかりますよというのが理由です。


ちなみに、舞鶴市の災害備蓄物資は、

全量で25,000名の避難者の1食分もありません。

災害協定があるので、食料等の民間物資は提供されると、

舞鶴市は言っていますが、

道路が止まっている状態でどうやってその物資を届けるのか、

その想定をしておかなくてはなりません。


最も効果的な輸送方法はヘリコプターだろうなぁ....

舞鶴だったら港があるし、海上自衛隊の基地もあるし。

あ、でも自衛隊以外の港湾施設は液状化で使えないか(^^;


次回「あるべき公助の姿」

2011年7月26日火曜日

防災(連載):ところが現実は(以下略)....

前回は、普段σ(^^が職場で「吠えている」内容どおりに、

災害対応をしてみたシミュレーションです。

で、今回は「現行の体制」でのシミュレーションを書いてみます。

状況は全く同じにします。

「その時」が来て、負傷者はみんなで助けます。

ここまではいいのです。


さて、部長は出張中、

非常時に部内主管となるはずのうちの室長は、

「わし、総務に行って状況を確認してくる」

と言い捨てて駆け降りていく始末。


傑作なのは、そんなに時間をおかずに、

足下泥だらけの総務の防災担当が上がってきて、

「室長は?」だって。

先ほど、そちらへ行くと言って飛び出していきましたけど。


こんな状態で初動体制が整うはずがない。

なぜ出来ないか?簡単です。

マニュアルに書いていないからです。

書いていないことは誰にも対応できない。

ですから、書いてあることを忠実に実行しようとして、

混乱するのです。


で、実行しようとしているマニュアルの内容とは、

まず上位職務者から順番に、

対策支部内のポストが割り振られており、

そのポストどおりに人を当てはめようとします。


でも、その人は、出張でそこにはいないんですよ。

じゃあ、誰かを代わりにということになるのですが、

数少ない管理職は混乱を収拾させることに青息吐息。


どうにも状況が進行しないので、普段から声の大きな、

良く言えば存在感のある、

悪く言えばかなり自己中な職員が「率先」して、

状況を動かし始めます。


わたわたとしていた管理職は、

この動かされ始めた状況に感謝するのです。

自分ではどうしようもないですからね。


でも、「動き始めた」といっても、「組織的」にではありません。

いずれそうなるとしても、

まだこの段階では「てんでばらばら」な行動です。


マニュアルの役割分担に固執する人と、

「マニュアルにないこと」を主張する人。

この期に及んで、頑なに指示を待つ人。


本来、全体を見渡すポジションは空席のまま、

混乱に拍車がかかります。

しかも、自家発電不能。

防災行政無線使用不能。

余震で液状化現象が酷くなる。


「何回かけても電話が通じへんわ」と、

所在なさげな職員は、どこへか知らないが電話をかけ続ける。

「ちょっと周りの様子を見てくる」と車を出す職員は、

すぐ先で道路の亀裂にタイヤを落とし立ち往生。


終わることないように思われた混乱が収束に向かい始めたのは、

近くの岸壁に海上自衛隊の掃海艇が接岸してから。

掃海艇の無線から情報を得たσ(^^;たちは、

一義的に自衛隊の指揮系統に身を委ねました。


....まあ、こんな感じで、

真っ先に難民化するのはσ(^^たちかな?


次回「公助が役に立たない理由」

2011年7月25日月曜日

最近、張り合いがない....

あ、誤解です(^^;

とても充実してますよσ(^^


張り合いが無くなったのは、オフトレの話。

先日、森井選手とトレーニングしたことを書きました。

あれ以来ですね、

体が「もっといじめて」と言うようになったんです(^^;


今までのダンベルでは物足りない動作があるものですから、

買っちゃいました....追加のおもりを。

今までのシャフトにプレートを追加して、

余ったシャフトはインナーマッスルに使うと(^^


暑さにも慣れてきましたので、そろそろ追い込んじゃおうかな♪

あと4ヶ月、実は気持ち的に追い込まれているだけ?(^^;

防災(連載):一瞬の判断?そんなの(以下略)....

前回の続きです^^;)

公務員だなんだと偉そうにしていても、

所詮はただの世間知らず。

今まで、かなりの方々に言われてきた言葉です。

本当にそうだと思いますよ。


「その時」直後のパニックは、どこでも起きます。

しかし、行政としては、

そのパニックからどれだけ早く抜け出せるかが、

「公助」に移行するためのポイントですな。


幸いにして、σ(^^の頭上に落ちてきたものはなく、

入れたての熱いコーヒーが太ももの上に零れたぐらいでした。


さあ、怒濤のような状況を箇条書きで書いてみましょう(^^


揺れが治まって....

係内の安否確認。

室内の負傷者の救護。

部内の対応を統合するための情報担当を、

負傷していない職員から複数名、在所最高職務者直下へ配置。

安否確認の範囲を部内に広げる。

在庁者のうち、無傷及び重軽傷者数、外出者数の確認。


情報担当2名は、

1F総務と連絡を取るために階段を駆け下りるが、

液状化現象により庁舎そのものが沈降しており、

地中から吹き出した泥水が1Fフロアを満たしている。

情報担当1名はその状況をすぐさま上げてくる。

もう1名は総務との連絡を取るために泥の中へ。


総務では、庁舎内自家発電機を起動、

防災行政無線を開線しようとしたが、

発電機は泥の中。起動不可能。


庁内LANで接続されたノートPCなら、バッテリー駆動が可能。

外部との連絡を試みる。

幸い、サーバーとの接続には影響がなく、

本庁とのメール送受信は可能。


しかし、唯一の通信手段を確保できたという安堵も数分。

この庁舎では、節電対策のため、

スイッチつきのコンセントタップを使用しており、

夜間はPCへの通電は絶ってあった。


毎晩毎晩、ノートPCはフル放電を繰り返し強制され、

バッテリーはその性能を保持していなかった。

庁内全てのノートPCが停止するまでに5分弱。


外部からの情報を得る唯一の方法は、

職員が個人で契約した災害メールの配信のみ。

かろうじて携帯メールの配信は行われ、

リアルタイムでないにせよ貴重な情報を得られる。


地震関連情報のメールによれば、

京都府北部震源、津波の心配なし、舞鶴市震度6強。


泥に埋まった1Fをとりあえず放棄し、

負傷者を含め全員が2Fに集合。

無傷の在庁者の中で指揮命令系統を確立、対応を検討。

余震が続く中、

液状化現象により傾斜がすすむ庁舎の、

放棄が決定されたのは、その30分後。


この撤収は、近所の岸壁に掃海艇で接岸した、

海上自衛隊の多大なる協力を頂いてのものであった....と。


この程度ですめば上々なのですが....(^^;




次回「ところが現実はこんなもの?」

2011年7月24日日曜日

えれぇ早ぇーな....

スポーツ基本法が、8月24日(水)に施行されます。

あまりこんなことを小難しく書いたって、

読んでもらえるものではないんですが....


法律は、国会で可決されて、お知らせする「交付」、

そして、この日から効果があるんですよという「施行」、

という段階があります。


大急ぎで規制や罰則を設けなきゃなんない場合、

「交付即日施行」といって、

「大急ぎで取り締まる」事の出来るやり方をする場合や、

予算措置など、お金の使い方をしっかり決めてから施行したりと、

施行時期には色々なパターンがあります。


スポーツ基本法の場合、公布後6月以内とされているのですが、

2ヶ月後の8月24日に施行....

施行後、いろんな事を検討していくというスタンスのようで。


これ、なんだかうやむやになるパターンのような気がします。

行政のこういうやり方って、

「状況」に合わせて、その都度、形を変えたりしますから。

いや、経験上の直感なんですけどね(^^;


全てのアマチュアアスリートの方へ。

この法律の行方、ちょっと注目しておいた方が、

いいかもしれません。

なんだか、いやな予感するんですよねぇ....

思い過ごしだったらいいんですけども。

遠征記8:帰り着くまでが遠征....

模擬レースでは順位が全てではないとはいえ、

熱いバトルが展開されました。

各選手、本当にお疲れ様でした。


そしてカズキング選手、優勝おめでとう!

















なによりもうれしいことは、デブスト様のレースベストが

本日のベストラップだったと(^^

来た甲斐があったってものですよ♪


さて、このレースでは「新之介賞」が設定されていました。
















実は歓迎レセプションでオファーがあり、

詳細を知ったのはレースブリーフィングの前でしたが。


デブスト様said,

「今回、トロフィーを主催者側で用意したんだ。
 『新之介』が、最も心打たれる、
 素晴らしい走りをしたライダーを称えて欲しい」


いきなり来たよくわからない奴にそんなことさせるかな(^^;

きっと、各選手も「誰だあれ?」って言ってるはずだよ....

ポケとミニ、2クラスで1人ずつ。

ミニはわかるよ。

でも、ポケの3姉妹から1人選べって酷じゃね?(^^;


「オーケー。快諾感謝するよ。
 この賞でさらにレースが盛り上がることを願ってるよ」

おいおい、話聞いちゃいねーのかぃ?(^^;

と、こんな前段がありまして、いろいろ考えました。


ポケは、おねーちゃん2人を追いかける、

メイカの本日のタイム差が10秒から9秒程度。

よし、レース中のベストラップが、

8秒差台にまで詰められたら賞を上げることにしよう(^^

で、結果は....9秒01差。おしぃっっ!


「新之介賞ポケ部門」は、タフなレース運びをしたユメカへ。

メイカは「もう少しで賞」ということでお名前の紹介のみ。

ホノカ、目立たせなくてごめんね(^^;


さて、ミニバイククラス。

ニシム・ラッケンジ選手の圧巻はご紹介のとおり。

が、「新之介賞ミニ部門」は別の選手に差し上げました。

奇しくもその選手は優勝者、カズキング選手。

彼はポケバイからステップアップして、

経験は浅いらしいのですが、

6~7の繋ぎ、とにもかくにもラインの美しさと、

エンジントルクを無駄なく引き出す立ち上がりに感動です(^^


聞くところによれば4st115ccという、

ちょいと強力なマシンでしたので、

アニキも苦戦していたようです(^^;
















さて、本当に久々のサーキット、

おかげで10代の頃の闘志が蘇ってきましたね(^^

11月には「mini-motoGP杯」があるそうです。

「また11月に」という約束を残して帰路に着きました。


デブスト様、

mini-motoGPのみな様、

ナチュラサーキット様、

本当にありがとうございました!


















































































帰り道中は、雨が降ったり止んだり、

ところによって豪雨、時々眠気のち覆面

でも大丈夫でした(^^


初めての遠征地でちょいと疲れたけども、

こんな楽しい経験が出来るなんて

mini-motoGP最高!


あと、最後になりましたが、

レセプション会場の「GRID」様から頂いて、

ものすごく嬉しかったのがこれ。

























こんな感じで








これね、GRID様のトイレに貼ってあったんですけども、

σ(^^がトイレから出てくるたびに爆笑しているので、

それを見かねたマスターに頂きました♪


帰宅後、妻に見せたら....

「ぜひ下取り出してぇっ(爆)!!」

でも、愛されているσ(^^は下取りに出されません。

「あ?勘違いすんなや?
 下取りってのはその価値があるから値がつくけぇ。
 うちのは、『廃車にする』というのが正しい」

....勉強になります(^^;

2011年7月23日土曜日

遠征記7:σ(^^理論の実証....

憶えています?

σ(^^がにらんだナチュラ攻略法。


「ぽっと来た奴に見抜けるほど、
 ナチュラは甘くねぇっ!

おっしゃるとおりです(^^;

失礼を承知で今回は書いていきます。

ご了承のほどを....


本戦ではなく模擬レースですので、

各ライダーも無理な進入やパッシングは、

していなかったように見えました。

ただ、アクセルは全開のはず。

数字で表せば、MAXの95%というところでしょうか。


今回の模擬レースでは、

危険を冒して順位を上げる必要がないわけですが、

「ぬるい走り」をしてしまえばあっさりと抜かれてしまうので、

よりベストなライン、誰よりも速い加速、

そして、破綻しないフルブレーキングが必要です。


どこかひとつのミスで順位が入れ替わるという、

精神的にタフな展開となりました。

このレースでは、このσ(^^理論が正しいのかを見てました。















4~5~6の高いスピードと6~7の正確な切り返し、

誰よりも早く速く加速する7~8と1までの全開区間。

そのトータルのスピードを高めていく。


この考え方が間違っていなかったと確信できたのは、

激しいバトルになることなく、

少しずつ少しずつ車列が長くなっていくのを見た時です。


1~4のインフィールドでは車間が詰まりますが、

ハイスピード区間で差が広がっていくんです。


もちろん、カテゴリーの違うバイクが混ざっていますから、

マシンパワーの差もありましたが、ラインの美しさの順に、

車列が出来上がっていったように思いました。


で、デブスト様は、と....あ、いたいた。

7番手ですかね。


重量差から来るスタートのハンデを背負いながらも、

ポジションを2つジャンプアップ。

ただ、少々残念なのが6番手との差。

ちょおっと開いちゃってない?

σ(^^が一番気にしていた6~7の切り返しは、

スムーズになりつつありますが、加速のタイミングがまだ奥。


ここの加速はニシム・ラッケンジ選手が抜群でしたね。

他の選手より車体半分ぐらい手前で半クラッチをあてています。

こんな芸当が出来るのは、

6の進入ラインに相当余裕があるからに違いない。


ねぇ、アニキは6の進入で何本のラインを持っています?

「そうだな、3本ぐらいだね。
 そのぐらいはないとここでは戦えないよ」




































































  ↑ この局面で既に向きを変え始めてる....

7の加速で半クラの位置がものすごく手前でした。

「あれは、半クラ当てて曲げているからなんだ。
 まあ、一石二鳥ってことだね」




































































(連続写真はフリー中のものです)


レース後のインタビューで、

気さくにテクニックの一部を披露して頂きました。

ありがとうございました(^^


次回最終回「帰り着くまでが遠征」

2011年7月22日金曜日

ちょっと嬉しい話と激しく悪い話....

久しぶりに「日常の出来事」を(^^;


まずは、ちょっと嬉しい出来事から。


いつも京都市に出張する際には、JRを使います。

それが一般的だと職場では言われてますので。


でも、JRは好きじゃないんです。

何が気に入らないかって、いろいろあるんですが....


一番許せないのが、時期によって値段が変わる指定席。

いつもは510円なのに、

忙しい時期710円

暇なとき310円なんです。


忙しい時期ってのは、お客さんが一杯乗るから、

ここぞとばかりに儲けようとするのか?

たくさん売れるとき、

値段は下がるのが経済の仕組みじゃないか?


競合する交通機関はないんだから、

これは独禁法違反だ!おらぁっ!
                 (違うと思う^^;)

ってなことを一通り吠えてから、

カッコ悪くもおとなしく乗せてもらうわけです(^^;


で、いつも調べる乗換案内、

今回はナビタイムを使ってみました。

そこでヒットしたのがここ!

京都交通高速バス!


JRより20分ぐらい遅いけど、

いつもの出張場所まで、何と1,200円ほど安い!

ランチを奮発してもお釣りが来ます(^^
ありがとう!ナビタイム!


ただし、リスクも一杯♪

渋滞に捕まったら当然のこと、激delay!

2時間に1往復しかない!

途中下車不可!

アグレッシブな運転手さんだと、
   酔う!酔う!酔う!

でも安さは魅力♪


で、悪い話。

σ(^^の職場は、予算がガンガン削られている中、

「必要な出張」かどうかを考えなければなりません。


今回は、法律が改正されて、

それに伴って来年度、日本全国の全市町村で見直される、

「ある計画」の勉強会でした。


ですので、旅費をやりくりしながら、

なんとか参加させてもらったんです。


ところが、その内容は「新規担当者研修」のような内容。

参加された各市町村のご担当者は、

百戦錬磨の強者方です。

しかもドや顔で説明された内容は、矛盾だらけ!

最後の質疑応答の時間は、大フィーバー!
                  (そらそうだよ....)


「なめとんか、おのれらあっ!」

という言葉を、紳士的に発言される方が続出。


刻々と迫り来るバスの発車時刻。

乗り遅れれば致命傷、次のバスは2時間後!

....イライラムカムカプルプル。


ああ、こんなもの押し付けられて、

来年度はどうなるんだろう?

そうだ!来春は異動しよう!

でも....そんな簡単に動かしてくれないだろうなぁ(^^;

防災(連載):一番まじめそうなところ(以下略)....

「これ、ナンセンスですよ」

相変わらずσ(^^は、職場では辛口です。


今日は何に吠えているかというと、

災害対策のために作られた規定、

まあ、いわゆるマニュアルについてです。


震度6弱で自動的に設置される対策支部、

その後の動き方を決めてあるんですけども。


何がナンセンスかって、電気と通信インフラが、

「生きている」前提で作られているものだからです。

さらには、支部の役割分担も決めてあるんですが、

重要なポストは各管理職、

いわゆる「お偉いさん」から順番に当てはめてあります。


「ねえ、情報インフラが壊滅したという仮定で、

 作り直さないんですか?

 管理職の安否不明時はどうするんですか?

 職員が参集できなければ、

 支部の仕事なんて出来ませんよね?

 その時はどうするんですか?」


想像力がないのか、目的が違うのか、

「たられば」の意見に組織は耳を貸しません。

そもそも、「災害が起きたら」という、

「たられば」に基づいた規定なのに。


「正論」を履いているつもりのσ(^^;は、

組織からは「悪態」をついているとしか見えないようです。

まあ、「悪態」をつき続けるのも、

「世直し」だと開き直っていますが(^^;


そんな、ある意味平和な日常も、

大自然から見れば些末なものでしかないと証明されます。


小春日和の昼下がり。

ほとんど全ての携帯電話から鳴り響く警報音。

職員のほとんどは何が鳴っているのか、

理解できていないようでした。


「緊急地震速報」のエリアメールだと、

何人が気づいたかな。

だって、画面を確認するまでに、

揺れは到着しるんですから。


σ(^^;は知っていました。その音が何か。

だから叫びましたよ。

「緊急地震速報っ!」って。

まあ、それが精一杯でしたね。


直後、目の前に広がった光景は、テレビでおなじみのもの。

よくありますよね、テレビ局の中のカメラが写した、

「揺れ」真っ最中の画像。

あれです。


σ(^^も机にしがみつくしかできません。

はるか向こうのフロア、名前も知らない職員さんは、

倒れてきた書棚の下敷きに。

なぜかプリンターを押さえ込んでいる人もいます。


照明は全て消えました。

日中でも、かなり暗いんですねぇ....

周りにはいろんな叫び声がしています。

揺れが収まっても、叫び声は止まる気配がありません。


こんな時こそ、とっさに冷静な判断が求められるんです。

次回「一瞬の判断?そんなの簡単にできりゃ苦労しねーや」

2011年7月21日木曜日

遠征記6:勝負の決め手は背脂次第....

Sorry, レース前にあまり大きな事は言いたくないんだ」

タイムアタックで思うような走りが出来なかったデブスト様。

明らかに無口に、しかも落ち着きが無くなっていくのは、

気のせいでしょうか....




クリアラップを作るためのチェンジペース。
















ところがいつの間にか他車とバトル
















「so,why....」

伸びないタイム。

小さくつぶやくデブスト様。


こういう時間は、

誰とも口をききたくないんですよね。

痛いほどわかります。


σ(^^は予選までの走行で、

出来る事を全て終わらせたつもり。

あとは観客となって見守る事しかできません。


まずはポケバイクラスの模擬レース、

3姉妹の上2人は実力が拮抗しています。

一日を通してラップタイムに差はありませんでした。

決勝ではどのようなバトルが繰り広げられるのか?


スタートで先行したのはユメカ・スカーレット。

後攻めを選んだかホノカ・マーガレット。

姉2人は遠い存在ではなく、

追いついてブチ抜くためのターゲットというメイカ・ジュリエット。


戦場には、姉妹という関係は存在しないのかも知れない。


レースは1ラップ毎に、

わずかずつ差を広げていくユメカの局面に終始。

真綿で首を絞められるような、

タイムギャップの広がりに焦るホノカ。


一定のペースを維持し続けるという、

タフなレースをこなしたユメカがチェッカーを受ける。

終わってみれば「圧巻」のレース運び。

おめでとう!ユメカ!


....まだ、しばらくは雨の洗礼は始まりそうにない。

何とか保ちますように....

ミニバイククラスのサイティングラップが始まりました。

路面は乾ききっています。

湿度が気になりますが、コンディションは良さげ。


ミニバイククラスとはいえ、

この模擬レースではカテゴライズはされておらず、

様々なマシンの混走で行われます。


ですので、

勝敗は重要でなく、

実戦の中、高いレベルの自分自身を維持できるかが、

各ライダーに問われることになります。


あの男の脂汗は止まっているはず。

流れ出るのは漢の背脂であって欲しい。
















流れた背脂のが勝敗を分けます。

今、勝負すべきは自分自身

溶けた背脂の量は過去の業を、

流し切るだけのものがあるのか?


グリッド上に整列したマシンたちは、

静かにブラックアウトの瞬間を待つ...


フラッグスタート!

ノージャンプの綺麗なスタート。

淑女たちがバーゲンに群がるような1コーナー。

4コーナーを抜ける頃には、整然とした1本の車列。


....本当にスタートはここから始まる。


次回「σ(^^理論の実証」


筆者注:記事中、その気になれば、
     個人を特定できる情報を掲載してしまいました。
     謹んでお詫びすると共に、
     掲示部分を修正しておきました。


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遠征記5:まどろみと戦場....

妻「昼寝でもしてたの?」

いやいや、そこまで緩めてませんよ。

「『まどろむ』って昼寝の事じゃない」

え?あの、ほら、「まったり」とか「ゆったり」とか
そんな意味じゃなかったっけ???

「(怒)....寛ぎ?」

そう!それ!....ではあらためて(^^;


「遠征記5:寛ぎと戦場....」

昼食はナチュラ名物のカレーライス(^^

ハードな走行を続ける選手たちにとっては、

ちょうどいい感じの量で提供されています。

おなかいっぱい食べての走行はつらいですものね。


さて、ランチタイムを利用して、σ(^^のマシンもお披露目です。

バイク+チェスキー in サーキット、おそらく世界初の写真!






にらめ
 っこ








とにかく、実物をご覧頂きたくて持参しました。

やっぱりといっていいでしょう。

レーサー方の食いつき場所はサスペンションでした(^^


KYB製のダンパーに東海バネ工業製のばね。

現在ではクラシカルな面持ちですが、

みな様の視線を一瞬だけ釘付けにしました(^^


そして、デブスト様のチェア初試乗!

「乗れる?」「おしり入る?」と周囲のご心配をよそに、

デブスト様の臀部はシートにねじ込まれていきました(^^
















この時のσ(^^の頭の中....

「割れる!シート割れる!やばいって!!」

まあ、秋には新シートを作るからいいか。

てゆーか、ここは割れた方が面白い!


ところが、割れないんですよ、これが。

樹脂が気温で柔らかくなっていて、

シートサイズが「L」から「LL」になった程度でした(^^;


(ぴんぽんぱんぽーん)
「お知らせします。模擬レースはPM2:00から行います。
 準備をお願いいたします」


寛いだ時間の終わりを告げるアナウンス。

漢たちは目の色を変えていきます。

模擬レースは5分間の予選タイムアタックと10周の決勝。

それまでにあと2本の走行枠。


「遠いところお越し頂いて恐縮なんだが、
 新之介の力を借りたい。頼めるかい?」

σ(^^が持参したDVCとデジカメ。

これを駆使して1コーナーの進入を記録して欲しいとの事。

もちろんふたつ返事。


σ(^^は3脚にセットされたカメラを担いで、

陽炎でかすむコース内に姿を消します。


ポケバイ枠が先に出走するため、

おチビちゃんたちには申し訳ないけど、

撮影のいい練習になりました。








ホノカ












ユメカ













メイカ






1コーナーの縁石際、ポケバイといえどものすごい迫力(^^

メットのシールド越しから見える2つのちっちゃな目、

間違いなくファイターの視線を放っています。


「いずれ、彼女らが日の丸を背負うんだろうなぁ」

その時σ(^^;は何歳だ?


ポケバイたちがピットロードへ。

一瞬の静寂を挟んで、漢たちの咆吼が、

エキゾーストノートとなって空気をふるわせてきます。


次回「勝負の決め手は背脂次第」


 

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防災(連載):行こか戻ろか....

こんな時、まずは冷静になることです。


地震そのものについては、

震源が北部内陸部だという情報だけで十分。


おそらく考えていたとおり、

「上林川断層地震(仮称)」

であることは間違いないでしょう。


妻はすでに職場に到着しているはず。

でも、「上林川」ならまだマシなはず。

40kmも離れているので無事を祈るしかないですねぇ。


車から降りてみる。

道路はすでに車でびっしり。

信号は停電で消えてる。


ここは東西舞鶴を結んでいる、

国道27号線の中間点より西より。


すでに車が動かなくなっているということは、

この先の五老トンネルが崩れちゃったかな。

東向きのトンネルは古いからなぁ。


さて、ここで選択肢がふたつ。

まずは職場へ行くこと。

ここから5kmぐらいかなぁ....当然徒歩です(^^;


職場には、大地震の対応マニュアルというものがあります。

なんだったっけ?えーと....

震度6弱以上の揺れで対策支部が自動設置されて、

自動的に全職員に非常呼集がかかるんだっけ?


交通遮断等で所属へ参集できない場合は、

最寄りの公所へ行くんだっけ?

ここからだったらどこに行きゃいいんだ?


もうひとつの行動は....

自宅までは約3km。

歩いて帰って、我が家とにゃあの状況を確認。


そして防災の勉強会を開催した元自治会長としては、

ご近所の安否確認や救助にも参加しなければ。

当然、人手はいくらあっても足りないはずですし。

これは当然、服務規程違反で懲戒ものです。


どうするかなぁ....

こんな事考えたら、きっと怒られるんだろうけど、

その「最寄りの公所」に行ったって日中一杯は、

名目情報収集、実質無作為の状態なんだから、

少しでも人命救助を考えた方が良くね?


あぁ、こんな事を考えているうちに、

みんな車から降りて歩き始めたなぁ。

こういう時は、車のキーは付けっぱで、

ロックをしないというのが常識なんだけども、

みんなしっかりとロックしていくなぁ....


いつまでも道路を塞ぐことになって、

救援物資とか届かなくなるよ?


さて、σ(^^はどうするかな?

車内から安物の防寒着を取り出して、と。


行くことも戻ることも出来ないことに気がついちゃった。

すぐそこの家から助けを呼ぶ声。

互助は一番身近なところから始まります。


にゃあさんへ。しばらく帰れません。ごめんなさい....


次回は、平日、仕事中の「その時」を考えてみます。

「一番まじめそうなところが一番お間抜け」





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2011年7月20日水曜日

遠征記4:ここからが壁か....

もう「ひと巻き」いきましょか(^^


壊れてしまうようなところまで、

不調の波に追い詰められていたデブスト様。


このはまり具合、

プロフェッショナルライダーである本人の口からは、

深刻な言葉は一切出てきませんが、実は相当深刻です。


「マスター交換」とひとことで言っても、

ブレーキのタッチが変われば、

進入のラインやフロントタイヤの使い方が大きく変わります。


長いスランプから来る深刻さは、

そのブレーキタッチの変化に「即座」に対応できないぐらいに、

体内のリズムが蝕まれているということでした。


当然、タイムアタックをいきなり行うことは出来ず、

「調整」を行いながらの走行となります。


まあ、今日一日で出口の光が見えてくればいいな、

というスタンスでσ(^^は構えていましたので、

焦ることもないのですが。


第1セッションを終え、ピットに入るデブスト機。

「まだ脂汗が出きっていない」というライダー。

「かなりフィーリングはよくなったね。
 ただ、まだ探りながらというのが現状。
 (ブレーキレバーを)何処まで握ればどうなるか、
 というところがわからない。
 まあ、脂汗を流しきって、背脂が溶け始める頃には、
 タイムは上がるはずだよ」


路面を濡らすほどではないが雨は降り続く。

ウェットではないがドライとも言えない。

路面温度は上がらない。

ヘルメットのシールドに付く水滴は、集中力を削いでしまう。


あまりいいコンディションではないが、

すぐそこに台風6号がいると思えば、

上々と考えなければならないかな。


そんな中、デブスト様のハードプッシュは続きます。

少しずつ少しずつタイムは向上し始め、40秒台に突入。


「かなり接地感が頼りなくなっている」という湿気たっぷりの路面は、

陽炎のようにマシンを揺らしてしまいます。

気がつけばデブスト様は、

1コーナー外側奥の斜面の上にいるではないですか。





























アタックの時には「奥まで突っ込む」という表現はしますが、

長州勢はここまで突っ込むのか....

店長もビビって参戦しない理由がよくわかりました(^^;


「一瞬の、フロントの切れ込みをリカバリできなかったよ。
 こういう事も、受け止めるべき結果のひとつだね。
 まあ、あんな突っ込みが出来るのは、
 西日本では何人もいないはずだ。楽しんでくれたかい?
 そうそう、40秒5まではタイムを縮められたんだ。もう少しだよ」


おそらくはデブスト様には、

「何か」をつかみかけている手応えがある、そんな気がしました。


次回は「まどろみと戦場」





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遠征記3:とうとうデブ(以下略)?....

連載回数が多くなりそうなので、「巻き」でいきます(^^;


ナチュラサーキット

今までmini-motoGPのレースを映像で見ていましたが、

思った以上に難しくて、面白そうなコースでした。
















σ(^^の性分でしょうね、自身のレースのつもりで来ております。

走行開始がAM10:00、その時間までに慣熟歩行です。

アルペンでいうインスペクションですね。


1周が717mのショートコース。

1コーナーはピットから一番離れたところにあります。

8コーナーの立ち上がりから加速し続けて、

9~10~メインストレート。

高速からフルブレーキングの1コーナー。

大迫力ですよ!


2~4コーナーを流れるようにクリアして、

短めのストレートから大きめの右の5コーナー。

6~7コーナーはシケインとなっています。


7の立ち上がりがスムーズでないと8コーナーに繋がらない。

8で早めの加速が出来ないと、

1コーナーのアプローチスピードが低くなる。

と、簡単にコースレイアウトをご紹介しました。


まあ、どんなレースもそうなんですが、

アベレージスピードを最も高めた選手が勝ちます。

低速コーナーのひとつをどれだけ早く駆け抜けたって、

全体の流れを止めてしまっていては間違いなく勝てません。

つまり、より高速のセクションをどう繋ぐかが鍵となります。


見たところ、ナチュラのハイスピード区間は、

4の立ち上がりから6の進入、

そして7の立ち上がりから1の進入まで。

その間は6~7のシケイン。


必要以上にスピードを殺さず6に進入、

7との繋ぎをスムーズに、

そして誰よりも速く、7の立ち上がりの方向付けと加速。

6~7をストレス無く繋いで、

4~10~1のアベレージスピードを上げる。


2~4は相当なスピードと技術の差がなければ、

順位に変動はないはず。

さあ、どうだ!


....まあ、自分で走らないから好き勝手言えるのですが(^^;


走行開始から飛び出していったのは、

おチビちゃんたち、ポケバイクラスです。


3台のマシンがコースインしたのですが、実は3姉妹!

ナチュラではシラガミシスターズと言われているそうです。

長女:ホノカ・マーガレット(写真後方)
次女:ユメカ・スカーレット(写真前方)
















そして、ナチュラ初参戦、三女:メイカ・ジュリエット
















かわいらしいやら先が楽しみやら(^^


そしてミニバイクの走行時間に!

この時間までに、デブスト様は、

フロントブレーキのマスター交換を済ませています。

















「今までは、まるで石を握っているようなブレーキタッチだったんだ。
 フルブレーキングのたびに、神に祈りを捧げていたよ。
 メーカーから様々な対策品を供給してもらって、
 今までテストを繰り返して来たけど、
 マスター交換というのがメーカーとチームの結論だ。
 今からの走行がとても楽しみだよ」

この時のデブスト様は目の色と、

「二日酔いの脂汗」が輝いていました(^^;


次回「ここからが壁か....」





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遠征記2:初!山口....

ホテルのチェックインまで少し早いものですから、

ちょいといたずら心を出してみました。

デブスト様の職場訪問!Yeah!


突然、お邪魔したらどんな顔されるかな?


中古車を物色するお客さんのフリをして、

「レガシー壊れちゃって次の車を....」なんて

言ってみようかな?


ストレートに、「デブスト様!来たよ!」

と飛び込んでみるかな....なんて、

いろいろな妄想をしていたのですが、デキる営業は違いますね。


駐車場に入ってくる車を見かけると、

事務所を飛び出してお客様をお出迎えのデブスト様。

さすがです。


そしてその車から降りるσ(^^の後ろ姿へ

「遠いところようこそ!」

....この漢、ガチでパねぇ(^^


それから事務所の中で、

今までに積もりまくった話を延々と....


8月のナチュラ第3戦開催予定のチャリティーオークション用に、

「ろぼレプリカ」のヘルメットとトルクレンチ(新品未使用)を提供、

その贈呈式を駐車場で。


「では、歓迎レセプション(いわゆる呑み会)前に、
 お迎えに上がりますから♪」

「どうぞよろしく(^^」

と別れてホテルへ。


ベッドの上で少し手足を伸ばしていると、

デブスト様からのメール。

「突然の仕事で遅れます。
 お迎えは『アニキ』がまいりますので」

アニキというのは、mini-motoGPの主要メンバーの1人、

ニシム・ラッケンジ選手こと西村様。


開催10分前に着信有り。

「もしもし。西村ですけどわかりますか?
 『横珍アニキ』です」

思わず吹き出してしまいましたよ(^^


初対面前にちょいと緊張していましたけども、

いい人そうで何より。

いや、いい人でしたよ。実際に会ってみても(^^


お迎えにはア・セリーノ選手もご随伴。

本当にありがとうございました(^^


歓迎レセプション(つまりは呑み会)会場は「GRID」様。


早くお見えになったところから乾杯。

「明日は走行会があるけども、
 今夜燃え尽きるつもりでいきましょう!」

とアニキのご発声。素敵です(^^


3度目の乾杯はデブスト様到着後。

「新之介さん、これお土産にどうぞ」

頂いたのはmini-motoGPグッズの詰め合わせ。











うちわ3枚
デブスト様PV
Tシャツ



















B面










こんなうちわ
&DVD












そのB面








 
これらが入っていた袋には、
              サイン
mini-motoGPメンバーの落書きがびっちり!

Tシャツは、本当に嬉しいです(^^


PM7:00スタートのレセプションもいつの間にやら午前様。

明日はどんなドタバタが待ってんのかな?

遠足前の子供のような夜を過ごしました(^^


さて、遠征記3は「とうとうデブスト選手が復活?」です。


筆者注:mini-motoGPでは、

     選手それぞれにサーキットネームがございます。

     特に断りがない場合、
 
     国際標準であるサーキットネームを記事に使用します。

     ご了承ください。

 
 
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