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2011年7月28日木曜日

防災(連載):あるべき公助の姿....

「その時」が来てから、

慌てて組み始める公助の体制はナンセンスです。

「その時」が来るまでに準備しておき、

「その時」が来たら状況に合わせて、

組み直すだけというのが理想ですね。


それより何より、

公助が行わなければならない大仕事というのは、

「自助意識の醸成」でしょう。


自助が防災の7割を占める要素と、

今までも書いてきました。

「事前」防災の意識が薄すぎるのは、

自助は住民がすべきものとして、

行政はほとんど関わらないからなんです。


自助は大切なものなんです、

その目的はこうなんです、

その方法はこうです、

と行政が主体となって、

徹底的な覚悟で自助意識を作り上げていくこと。

それが本当の公助だと考えています。


自助意識が高まれば、

その地域には自然と互助意識も高まります。

「その時」が来ても、その地域の方々は、

整然と対応できるでしょう。


そして、行政の自助に対する意識のなさは、

「行政組織内での自助意識」も低下させることに繋がります。

つまり、「その時」直後には、

行政組織そのものが難民化するわけです。

これでは納税者の方々にはあまりにも申し訳ない。


舞鶴市は「自主防災組織を作りましょう」と言います。

かつてσ(^^が自治会長を勤めた自治会でも、

「書面上」の組織化はしてあります。

現在の自治会長始め、

役員の方が名を連ねておられるはずです。


「その時」が来て、その組織はどのように役割を持つのか?

....わかりません。


住民組織ですから、

住民が主体となって取り組むべきものでしょうけども、

取り組み方がわからない。

そもそも、取り組む必要がわからない。


でも、組織を作れとだけ言われる。

とりあえず名前を書いて書類を出しておこう。

こうなってしまったのは、住民側が悪い?

行政側が悪い?


自助の必要性。

それがしっかりと理解できれば、誰だって勉強しますよ。

だって、ほんの少し工夫するだけで、

ケガしたり死んだりする可能性を少なくできるなら、

こんなにいいことはないわけです。


でも、その勉強をする方法がわからない。

それらを勉強する意味がわからない。

これは、行政が責任を持ってお教えしなければならないでしょう。


「その時」が来る前にも、行政の仕事はあるはずです。

早くそれに気がついてくれないかなぁ....

少なくとも、今の職場ぐらいは(^^;

とりあえず、明日からも事ある毎にσ(^^は吠え続けます。


さて次回からは、

もう一度、自助について考えます。

「自助に備える」

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