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2011年7月20日水曜日

遠征記4:ここからが壁か....

もう「ひと巻き」いきましょか(^^


壊れてしまうようなところまで、

不調の波に追い詰められていたデブスト様。


このはまり具合、

プロフェッショナルライダーである本人の口からは、

深刻な言葉は一切出てきませんが、実は相当深刻です。


「マスター交換」とひとことで言っても、

ブレーキのタッチが変われば、

進入のラインやフロントタイヤの使い方が大きく変わります。


長いスランプから来る深刻さは、

そのブレーキタッチの変化に「即座」に対応できないぐらいに、

体内のリズムが蝕まれているということでした。


当然、タイムアタックをいきなり行うことは出来ず、

「調整」を行いながらの走行となります。


まあ、今日一日で出口の光が見えてくればいいな、

というスタンスでσ(^^は構えていましたので、

焦ることもないのですが。


第1セッションを終え、ピットに入るデブスト機。

「まだ脂汗が出きっていない」というライダー。

「かなりフィーリングはよくなったね。
 ただ、まだ探りながらというのが現状。
 (ブレーキレバーを)何処まで握ればどうなるか、
 というところがわからない。
 まあ、脂汗を流しきって、背脂が溶け始める頃には、
 タイムは上がるはずだよ」


路面を濡らすほどではないが雨は降り続く。

ウェットではないがドライとも言えない。

路面温度は上がらない。

ヘルメットのシールドに付く水滴は、集中力を削いでしまう。


あまりいいコンディションではないが、

すぐそこに台風6号がいると思えば、

上々と考えなければならないかな。


そんな中、デブスト様のハードプッシュは続きます。

少しずつ少しずつタイムは向上し始め、40秒台に突入。


「かなり接地感が頼りなくなっている」という湿気たっぷりの路面は、

陽炎のようにマシンを揺らしてしまいます。

気がつけばデブスト様は、

1コーナー外側奥の斜面の上にいるではないですか。





























アタックの時には「奥まで突っ込む」という表現はしますが、

長州勢はここまで突っ込むのか....

店長もビビって参戦しない理由がよくわかりました(^^;


「一瞬の、フロントの切れ込みをリカバリできなかったよ。
 こういう事も、受け止めるべき結果のひとつだね。
 まあ、あんな突っ込みが出来るのは、
 西日本では何人もいないはずだ。楽しんでくれたかい?
 そうそう、40秒5まではタイムを縮められたんだ。もう少しだよ」


おそらくはデブスト様には、

「何か」をつかみかけている手応えがある、そんな気がしました。


次回は「まどろみと戦場」





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1 件のコメント:

  1. デブデブ・ストーナー2011年7月20日 23:33

    そうです!
    あそこまで突っ込めるライダーは
    西日本でも・・・見た事がありません(--;)
    オイラの聖域でございます(笑)

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コメント、ありがとうございます。