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2011年7月22日金曜日

防災(連載):一番まじめそうなところ(以下略)....

「これ、ナンセンスですよ」

相変わらずσ(^^は、職場では辛口です。


今日は何に吠えているかというと、

災害対策のために作られた規定、

まあ、いわゆるマニュアルについてです。


震度6弱で自動的に設置される対策支部、

その後の動き方を決めてあるんですけども。


何がナンセンスかって、電気と通信インフラが、

「生きている」前提で作られているものだからです。

さらには、支部の役割分担も決めてあるんですが、

重要なポストは各管理職、

いわゆる「お偉いさん」から順番に当てはめてあります。


「ねえ、情報インフラが壊滅したという仮定で、

 作り直さないんですか?

 管理職の安否不明時はどうするんですか?

 職員が参集できなければ、

 支部の仕事なんて出来ませんよね?

 その時はどうするんですか?」


想像力がないのか、目的が違うのか、

「たられば」の意見に組織は耳を貸しません。

そもそも、「災害が起きたら」という、

「たられば」に基づいた規定なのに。


「正論」を履いているつもりのσ(^^;は、

組織からは「悪態」をついているとしか見えないようです。

まあ、「悪態」をつき続けるのも、

「世直し」だと開き直っていますが(^^;


そんな、ある意味平和な日常も、

大自然から見れば些末なものでしかないと証明されます。


小春日和の昼下がり。

ほとんど全ての携帯電話から鳴り響く警報音。

職員のほとんどは何が鳴っているのか、

理解できていないようでした。


「緊急地震速報」のエリアメールだと、

何人が気づいたかな。

だって、画面を確認するまでに、

揺れは到着しるんですから。


σ(^^;は知っていました。その音が何か。

だから叫びましたよ。

「緊急地震速報っ!」って。

まあ、それが精一杯でしたね。


直後、目の前に広がった光景は、テレビでおなじみのもの。

よくありますよね、テレビ局の中のカメラが写した、

「揺れ」真っ最中の画像。

あれです。


σ(^^も机にしがみつくしかできません。

はるか向こうのフロア、名前も知らない職員さんは、

倒れてきた書棚の下敷きに。

なぜかプリンターを押さえ込んでいる人もいます。


照明は全て消えました。

日中でも、かなり暗いんですねぇ....

周りにはいろんな叫び声がしています。

揺れが収まっても、叫び声は止まる気配がありません。


こんな時こそ、とっさに冷静な判断が求められるんです。

次回「一瞬の判断?そんなの簡単にできりゃ苦労しねーや」

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