「これ、ナンセンスですよ」
相変わらずσ(^^は、職場では辛口です。
今日は何に吠えているかというと、
災害対策のために作られた規定、
まあ、いわゆるマニュアルについてです。
震度6弱で自動的に設置される対策支部、
その後の動き方を決めてあるんですけども。
何がナンセンスかって、電気と通信インフラが、
「生きている」前提で作られているものだからです。
さらには、支部の役割分担も決めてあるんですが、
重要なポストは各管理職、
いわゆる「お偉いさん」から順番に当てはめてあります。
「ねえ、情報インフラが壊滅したという仮定で、
作り直さないんですか?
管理職の安否不明時はどうするんですか?
職員が参集できなければ、
支部の仕事なんて出来ませんよね?
その時はどうするんですか?」
想像力がないのか、目的が違うのか、
「たられば」の意見に組織は耳を貸しません。
そもそも、「災害が起きたら」という、
「たられば」に基づいた規定なのに。
「正論」を履いているつもりのσ(^^;は、
組織からは「悪態」をついているとしか見えないようです。
まあ、「悪態」をつき続けるのも、
「世直し」だと開き直っていますが(^^;
そんな、ある意味平和な日常も、
大自然から見れば些末なものでしかないと証明されます。
小春日和の昼下がり。
ほとんど全ての携帯電話から鳴り響く警報音。
職員のほとんどは何が鳴っているのか、
理解できていないようでした。
「緊急地震速報」のエリアメールだと、
何人が気づいたかな。
だって、画面を確認するまでに、
揺れは到着しるんですから。
σ(^^;は知っていました。その音が何か。
だから叫びましたよ。
「緊急地震速報っ!」って。
まあ、それが精一杯でしたね。
直後、目の前に広がった光景は、テレビでおなじみのもの。
よくありますよね、テレビ局の中のカメラが写した、
「揺れ」真っ最中の画像。
あれです。
σ(^^も机にしがみつくしかできません。
はるか向こうのフロア、名前も知らない職員さんは、
倒れてきた書棚の下敷きに。
なぜかプリンターを押さえ込んでいる人もいます。
照明は全て消えました。
日中でも、かなり暗いんですねぇ....
周りにはいろんな叫び声がしています。
揺れが収まっても、叫び声は止まる気配がありません。
こんな時こそ、とっさに冷静な判断が求められるんです。
次回「一瞬の判断?そんなの簡単にできりゃ苦労しねーや」
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