一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2010年12月31日金曜日

雪上のレーシングライダー最終話....

いよいよ完結です(^^

初の取材記事でしたが、いかがでしたでしょうか?


「こういう記事って、5割り増しぐらいで書いてもらえるよね」

σ(^^;の知人はスパッと切り捨てますが、

思っていることは全て書いていただけました。


山本新之介の思いを少しでも理解いただければ幸いです。

来ましたねぇ(Day12)....

いよいよ大台に乗りました(^^;
















ホテルの玄関を出た瞬間、

ちょっと冷えた?と思ったら、こんな数字が(^^;

辰子ねーさんの車では、-15℃をマークしたようです。


この寒さ、年末寒波のせいだと思うのですが、

天気予報で大騒ぎしている大荒れとは程遠く、
















お月様がとっても綺麗でした(^^
(写真、見づらくて申し訳ありません....)

さて、Day12です。

Day11と同じ時間、同じコース、同じGS。
















当然....ロデオ大会開始!
                     ヒーハーッ!


「荒れてようがなんだろうが、我慢だ!新之介!」

伴コーチの叱責を受けながら、

弾かれる!
落とされる!
のた打ち回る!

今日も楽しい1日でした(^^;

もう少しで、急斜面での体の使い方をつかめそうなんです。

もう少しです....もう少し。


ナショナルチームのトレーニングは本日をもって終了。

新年の3日から、ワールドカップと世界選手権へ、

出発するそうです。

森井選手も先ほど下山しました。

なんとしても、最強ジャパンの圧倒的な強さを、

見せつけて欲しいものです。

結果はこちらのサイトでご確認いただけます。

IPC Alpine Skiing(公式ホームページ:英語)
ワールドカップスケジュール
世界選手権スケジュール


さて、チームが下山して取り残されたのは、

σ(^^と鈴木純也選手の二人、チーム「どんぐりWithエラン」。

「3日までどうする?」

「当然、滑るべ」

「元旦のスタートはゆっくりにするかい?」

「もちろん、ぜろろっくよんごぉ~!」

まじでか?(^^;

ということで、初日の出はゲレンデで拝みます(^^


本日最後の1本を前に、写真を取ってきました。

σ(^^と、
















鈴木選手のセルフ。
















この後、気持ちいい1本で今年を締めくくりました(^^


さて、あれよあれようちに大晦日です。

内容もビジュアルもつたないブログでしたが、

ご覧頂いているみな様のおかげで、無事に年を越せそうです。


できる限り、山本新之介というキャラクター、

そしてチェアスキーというスポーツをわかりやすく、楽しく、

そして継続的にお伝えしたいと考えてまいりましたが、

いかがでしたでしょうか?


来年もこの調子で、でも少しずつ、

つくりも文章も内容も、向上させて生きたいと思います。

そして、その内容以上に、

チェアスキーアルペンレースの成績も向上させていきます。


これからも応援を宜しくお願い致します。

来年も、みな様にとって素晴らしい年であります様に♪

2010年12月30日木曜日

ぜろろっくよんごぉ~♪(Day11)....

今日のリフト乗車は6時45分~♪
(NHK「Eテレ0655」風に読んでください)
















まるでナイターゲレンデのような風景です。

このとき、AM6:20....

さて、Day11です。

気温 -7.0℃ 雪温 -8.1℃(AM7:40時点) 晴れのち曇り

今日は、昨夜に降っていた新雪のおかげで、

コース上は圧雪し切れずにもふもふの雪面でした。


圧雪車が整地するのですが、

どれだけ踏んでも、新雪は固まりません....

それがどのようなことになるかというと、

雪面が荒れまくるんです!

それはもう、ロデオ大会!















写真じゃ判りにくいですが、急斜面なんです。

写真の向こう側は、さらに落ちていきます。


ただすべるだけでも苦労する斜面なのに、

ロデオ大会!

なのに、コーチ曰く....

「荒れようが掘れようが何しようが、
 いつもと同じに降りて来い!

あんさん、そりゃ無茶でんがな....(^^;


でも、ナショナルチームメンバーは、

降りていくんです。楽しそうに....

ヨーロッパのレースは、
 このぐらいじゃすまないからね

....そうですか。頑張れ!σ(^^;


ロデオ大会も無事に終了した午後、

東海ばね三人衆が集合しました。
















左から、森井大輝選手、鈴木純也選手、そしてσ(^^

㈱東海ばね様にお世話になっているオリジナルのばね、

その作成に携わった3人がそろいました(^^


この午後は、そばを食べに行って、

露天温泉でのぼせて....

久しぶりに楽しい時間を過ごせました(^^;


Day12の予定です。

「明日もまったく同じスケジュール」

....またですか(^^;

ぜろろっくよんごぉ~♪

2010年12月29日水曜日

PCトラブル(day10) ・・・・

ホテルのPCがつながらなくなってしまいました(泣)

携帯から投稿していますが、
詳しく書くことができません・・・・

申し訳ありませんが、しばらくお待ちください^^;)

2010年12月28日火曜日

パラメダリストと(Day9)....

本日から4日間、ある事情によりまして、

バンクーバーパラリンピックメダリスト、

森井大輝選手と同室で過ごすこととなりました!

こんな機会はめったに無く、

是非いろんな知識や技術を盗みたいと思います!


....大げさな言い方をしてしまいました(^^;

森井選手とは、気心が知れた戦友の一人、

と、σ(^^;が自分勝手に思い込んでいる間柄で、

定宿である菅平プリンスホテル様が満室ということもあり、

ツインの部屋を快くシェアすることとなった次第です。

この4日間、目いっぱいいろんなことを吸収してやる!(^^


さて、恒例のレポート、Day9です。

気温 -6.0℃ 雪温 -10.5℃ 快晴(AM7:30時点)

種目 GS
















この日も素敵な朝焼けから始まります。

本日は、菅平小中高3校との合同練習でした。

しかも、本来なら2本しかコースが取れないバーンに、

3本のコースを作っちゃうぐらいに過密なゲレンデ状況!
















もう、どこを滑っていいのかわかりません(^^;
(正解は左から、赤青、ピンクピンク、赤青と3コース)


まずは、σ(^^のすべりを連続写真で。

















































































ラインが甘いんですよねぇ....

この赤い旗門は、あと1mは内側を通れる位でないと。

その原因は、2コマ目の切り返し。

切り返しが遅れるとその分だけ、

次のターンは外側に行っちゃいます。

こんなことでは速いタイムなんて....


森井選手「ろぼの最大の弱点は、切り返しの動作。
      重心からターンへ運んでいかなくてはいけないのに、
      頭から突っ込んでいっている。
      これではターンごとに、0.1~0.2秒はロスしてる」

GSは、大体50~60旗門でレース設定されます。

てことは単純計算で....考えたくないですなぁ(^^;


ばねについて。

ばねの伸びる速度を仕様として設定しているのですが、

その伸びに合わせて滑りを変更しようとして、

ギクシャクしていることが良くあります。


ばねの仕事は二つだけ

ばねに合わせて滑りはナンセンス。

明日は気をつけろ!σ(^^;


ちなみに。森井大輝選手が同じコースをすべると。
































































ね?(^^;

お茶目なことができるぐらいに、余裕な訳です。

もっと、余裕を持たないと....σ(^^;


明日は、AM7:30リフト乗車。

9:00~11:00 GS

11:00~13:00 SL


え?2種目するんですか?....

2010年12月27日月曜日

久々のGS(Day8)....

本日は、久々のGS(大回転)、

久々の5時起き....(^^;

早起きもいい刺激です。
















青、赤と順番にターンしていきます。

やっぱり、GSは楽しいです。

しばらくSL(スラローム)のトレーニングが続きましたから、

なおさら楽しく感じます(^^


今日のトレーニングは、地元菅平小学校との合同でした。

ゲレンデに雪が少なく、コース数が少ないこともあり、

効率的にトレーニングができるように、

合同という選択となりました。


子供達の無邪気に練習する姿を見ると、

「いいもんだなぁ」なんてほっこりしてしまいます(^^


さて、Day8のレポートです。

気温 -3.4℃ 雪温 -6.0度 快晴(AM9:00)


GSはロシニョールカップ以来です。

あまりにも楽しくって、

トレーニングをおろそかにするところでした(^^;


SLとGSの違いは、大きく違うのはターン弧の大きさです。

SLは小さく、GSは大きなターンでコース設定されます。

当然、SLは忙しく、GSはスピードが速くなります。


この2つの競技を1種類のばねで行うというのも、

かなり無茶に感じますが、実はそうでもありません。


スピードとターン弧の大きさが違うこの2つの競技ですが、

じつは、サスが行う仕事の質はまったく変わらないのです。

入力される力を受け止め、理想的なストローク位置を保持する。

ばねが行う2つの仕事の速さが違うだけなのです。


「え?スピードが上がると遠心力が大きくなるんじゃない?」

確かにスピードが速くなると遠心力は大きく感じます。

それに比例して、ばねにかかる荷重も

強くなっていきそうなものですが、実はそうでもないのです。


SL→GS→SG(スーパー大回転)→DH(ダウンヒル)と、

競技によってスピードは上がって、遠心力も強くなりそうですが、

ターン弧が大きくなる分、ばねへの負担は変わらないのです。


現在、σ(^^のばねは最大荷重約3500Nに設定してありますが、

SLもGSもSGも、サスの底付きはしていません。

DHは経験が無いので判りません....(^^;


違うのは、3500Nという荷重のかかる時間の長さなのです。

SLは瞬間的にターンが終了するので短く、

SGのような大きなターンでは、長く力がかかります。


SLのような競技で、ばねが動かなければターンできませんし、

SGでスコンと縮んでしまうばねだと、怖くて仕方ありません。


ある荷重に耐えるということと、

ばねの伸び縮みする速さの2要素が、

σ(^^がばねに求めている事です。


あ、気がついたら講釈ばかりで、

今日のレポートになっていない(^^;

失礼しました....


明日(28日)もGSトレーニングなので、

Day8の整理も含めて投稿します。


確か、昨日の投稿では、

「次回はダンパーの話」って言ってなかったっけ....

んー....「次回」を「後日」と訂正しお詫びします(^^;

2010年12月26日日曜日

そろそろサスの話をしようか(Day7)....

ゆうべも良く冷えたようです。

何も降ってくるものことは無かったのですが、

冷えたおかげで空気中の水蒸気が、

車のフロントガラスで結晶化してました。




















おかげで、「カリッ」としまったゲレンデコンディション。

初心者の方だと、ちと怖いかも知れないような、

硬いバーン(雪面)でした。


さて、Day7です。

気温 -4.0℃ 雪温 -3.1℃ 快晴

午後1時時点でこの温度ですから、

本当にいい練習環境でした。


本日も、ねぎスラロームでした。

多少は、ターンのリズムが変えてあり、

ちょいと実戦的ではありましたが、

やっぱり注意することは、基礎的な動き。


ちょいとばかり、サスの動きを気にしてみました。

ばねは、本当にいい具合に仕事をしてくれています。

ただ、アルペンはスキーで滑るもので、

スキーのコントロールは体で行います。


つまり、ばねの仕事には、

スキーのコントロールはありません。


では、ばねの動きとは?

雪面からの入力を1次的に受けとめるのがスキー板。

そのスキーが受けた入力をいかに処理して、

理想的なラインに落下していくかをコントロールするのが体。

スキーが受けた入力の「悪い力」を、

体に伝えないようにするかがばねの良し悪しです。

これが仕事の一つ。


もう一つは、

スキーをコントロールする際の「意思」をいかに伝えやすく、

チェアスキーのフレームや体をを安定させるか。

以上の2つの仕事を、ばねは受け持っています。


チェアスキーのサスストロークは75mm。

75mmを目いっぱい使っちゃうと、すぐ底付きしちゃいます。

これではいいばねとは言えませんから、

実働域としては、70mmまででしょう。

残りの5mmについては、フルバンクのターン中に受けた、

雪面ギャップによる入力を吸収する為に使います。


でも、常に70mmの所を使用するわけにはいきません。

小さな(深い)ターン弧は、サスもたくさんストロークしますが、

大きな(浅い)ターン弧では、あんまりストロークしません。


それぞれ、かかる遠心力が違いますから、

深いターンでは70mmいっぱい使っても、

浅いターンでは40mmぐらいしか使っていないこともあります。


したいターンを安定して行うためには、

理想的なチェアのバンク(倒し込み)角を

スムーズに決める必要がありますが、

そこで受け止めたい荷重を設定しなければならないことと、

そこで入力される力の速さを吸収させなければなりません。

結構、高度な仕事をばねはしているんですよ(^^


さて、そのままダンパーの話をしようと思いましたが、

これまた長くなりそうなので、次回に♪


今回は、ちょいと小難しいことを書きました。

つまらない内容だったらごめんなさい(^^;

2010年12月25日土曜日

やっちまった(Day6)....

Day6です。

やっちまいました(^^;

まずゴーグル。







クラック!








まだ、使用6日なのに....(^^;

そして板まで!








滑走面に
ざっくりと傷が!










滑走面の傷は、発狂ものです。

石かなんか踏んじゃったんだろうなぁ....

滑走性に問題が出てくるわけではないのですが、

気分の問題ですね(^^;


さて、Day6のレポートです。

気温 -5.6℃ 雪温 -2.8℃

内容は、昨日とまったく同じです。

昨日の投稿では、よく分からない画像だったかも。

ということで、今日はσ(^^の滑っているところを、

連続撮影をしてもらいました!

















































































































































































































































































と、こんな感じのトレーニングでした。

こういう写真の撮り方をすると、

本当に未熟なことが分かります。

もっと鋭く動かないとなぁ....


「明日、もう一度まったく同じ事をします!」

こーちのありがたいご配慮。

明日は、さらにうまくなって見せます(^^