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2015年2月12日木曜日

そこには名誉だけがあった....

(ここから続いてまぁす♪)

普通なら、アルペンレースでの2秒差は致命傷です。

相当なことがない限り、ひっくり返ることはありません。


2本目のインスペクション中、σ(^^は半ば諦めたようにコースを眺めていました。

標高差は1本目と同じ251m

ゲート数32、ターン数31、対標高差で12.3%と1本目と変わらないハイスピードコース。

コースプロファイル通り、実にタイム差のつきにくいコースセットに見えたのです。


スタートから9旗門まで、単調なオープンセットが続きます。

3~4旗門目のつなぎが少々きついかな?という程度で、それもそんなそんな難しくありません。

単調なセットは、つまり実力の差が出にくいのです。


10旗門目からのツーゲートから右方向への斜度変化。

ここの入り口は少し慎重に行かなくてはならないところだけども、

ヤツならそんなに苦労するめぇ....


左方向への緩斜面の入り口。

あとはだらだら緩斜面でのオープンゲートの連続。

残り5旗門のところで、少し方向感覚を失いそうなリズム変化はあるものの、

インスペクションさえしっかりしていれば気になるほどのものでもなし。


....終わったかな?

σ(^^は正午過ぎの空を仰ぎ、燦々と降り注ぐ陽光を浴びていました。


2本目のスタート順は、1本目順位を逆転させたものです。

2位のσ(^^は、1位純也さんの前。


出来ることと言えば、スタートから見えるところ全てで、

ぐうの音も出ないようなターンを見せつけて、純也さんの戦意をくじくことぐらいでしょうか。


チェアスキークラスが始まり、ぽつぽつと転倒者が現れます。


お?どうなってんだ?

スタート待ちの選手の肩越しに、様子をうかがいます。

なんだか、いやな感じに雪面が荒れているのが見て取れました。


そうか。

午後に入ってから、ぐんぐんと気温が上昇してるからだ。

暖かくなると、硬く締まっていた雪面がゆるんでいきます。


チェアキークラスは、

経験の浅い若者たちがたくさんエントリーしています。

当然、刻むラインもひとそれぞれ。


一定の、ハイレベルなレースなら、雪面の荒れ方も想像出来るのですが、

そうでない場合、それぞれのゲート際は同じように掘れていかないのです。


つまり、ターンごとにひとつとして同じ荒れ方はなくて、

つまり、経験が浅い選手たちにとっては、

極端なことを言うと、「入ってみなければ解らない」コース状況なのです。


でも、上から見ていたσ(^^は、「この程度の荒れ方」としか見えませんでした。

オーリンズダンパーへの信頼感は滑走ごとに高まっています。


この時すでに、σ(^^は「3年ぶりのリハビリ中」なんて考えはなくなっていて、

ナショナルチーム不在の国内で最速のレーサーだと思えるようになってました。

2秒のビハインドもすでに頭の中にはありません。


....スタートバーをこじ開け、飛び込む1旗門目。

2旗門目はすでに荒れ始めている。


3旗門目。

板に伝わる接地感は薄い。

暖められた雪面はエッジを深く深く食い込ませる。


オープンテレグラムの前半区間。

ゲートを通り過ぎた場所。

雪面は荒れている。

ハイスピードターンを維持出来なくなった選手たちが落とされていった証拠だ。


そのくぼみを横切るように板を斜面方向へ向ける。

ラインがクロスするポイント。

オーリンズにとっては、荒れというほどものではなかった。


ツーゲートを巻くように続くビッグターン。

頭の上からGを感じる。

押さえつけられたスキーは雪面に翻弄される。


しかし、体に振動は届かない。


大きな右ターンから軽いタッチの左。

その先には斜面に遮られる右。


見えないラインをイメージしてエッジを解放する。


一瞬の無重力感。

次に接地した時、スキートップは完璧なラインを捉えていた。


続く緩斜面主体の後半セクション。

十分すぎるスピード。

次々と襲いかかってくるゲートも、しなやかに払いのける。


フィニッシュエリアが見える。

その光景とセンターラインが重なった時、勝利を確信した....


いやぁ、フィニッシュエリアで拳を突き上げるのは、本当に気持ちのいいものですね(^^


σ(^^のすぐ後ろからスタートした純也さんも、

オーリンズを投入していたのですが、

セッティングが間に合っていませんでした。

荒れた雪面に耐えきれなくなった純也さんは、

四苦八苦しながらコースを滑り降りたそうな。


2人のタイム差は、2秒のビハインドから1.6秒のマージンへ。

2本目は3.6秒も速くσ(^^が降りてきたのですから、「圧勝」と言っていいでしょう♪


と、気分良く宿に戻ったのですが、何てったって「賞典外」。

σ(^^と純也さんは表彰式で名前を呼ばれることはなく、

3位の選手が繰り上げ優勝となりました。チャンチャン♪


でもいいんです。

3年前、競技無期限休止を宣言してから、

腕が鈍っていないことが証明出来たわけですからね(^^

こんなに嬉しいことはありませんやね。


この勢いで、明日の回転(SL)もやっつけるかい?

前日に引き続き、しこたま酒を浴びて記憶を飛ばしたσ(^^でした♪


レース後....

「おめぇ、1本目の4旗門は様子見過ぎたろ?」おっしゃるとおり(^^;


次回、Day2前半「名前に負けるのか?」

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