一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2014年7月11日金曜日

スキーは動いていない....

いつもながらのダラダラ連載もいよいよ最終回です♪

前回までのお話には付いてきて頂いてますか???(^^

え?ハナから付いていく気なんて無かった???

....めげませんよ(^^;


σ(^^の2輪時代、

聞いた話だったか、物の本で読んだだけだった忘れましたが、

こんなエピソードが強烈に記憶の中に残っています。


ある2輪レーサーと開発者との会話です。

レーサー「コーナー中、加速しようとすると、
      タイヤがうねうねと暴れる。何とかしてくれ」

開発者「タイヤが暴れるなんてあり得ない。
     タイヤは常に地面に接しているはずだ。
     暴れているのはタイヤではなく、ばね上だ」


これだけでは何のことか解らないですね(^^;


そのレーサーは、コーナーの立ち上がりで、アクセルを開けて加速しようとしました。

タイヤに駆動力を掛けるのですが、スムーズに加速せず、

うねうねうねとタイヤが暴れる感覚を感じたのです。


しかし、開発者の思いはまた違っていました。

タイヤそのものはは常に地面に接していて、暴れているわけではないのだと。

問題はサスペンションセッティングにあって、

タイヤに駆動力を掛けた瞬間、サスがふにゃふにゃと腰砕けになってしまい、

ばね上、つまり車体やレーサーの体を支えきれなくなっていたのです。


レーサーは、マシンに体を預けているので、

相対的に、「動いているのはタイヤ」だと感じるのです。

でも、開発者はレーサーの「感覚」なんて感じることは出来ませんから、

「何言ってんだ、おまえ?」と受け止めます。


要は、レーサー側と開発側の感じ方(考え方)に違いがあって、

時にはこんな会話が繰り広げられると言うことです。

まあ、視点の違いからくる「食い違い」なんてのは、どこの世界にでもあることですがね。


この話を2輪に限ったことでなく、

チェアスキーの世界で考えても、とても興味深く思えるのです。


ほとんどのチェアスキーヤーも、この2輪レーサーと同じように、

「スキー板がばたつく」という感覚を持ちやすいのではないかと思うんです。

でも実は、「動いている」のは、「ばね上のチェアスキーと体」というのが正しいと。


セッティングについて、仲間と語り合う時、

「動いているのはスキー板」という視点だけで議論すると、

いつまでたっても答えが見つからないのでは?


「スキーが動く」という「感覚」は大切にしなければならないのですが、

「動いている」のは「ばね上」という視点からも考えていけば、近道を進めるでしょう(^^


「指導的立場」におられる方は、特に。

そのどちらも理解していなければ、

せっかくの「教え子」たちを混乱させるだけに終わってしまう気がします。


ライダー側の「主観」とマシンセッティングをする側の「理論」。


この異なる言葉のすり合わせ、σ(^^は「通訳」と言っていますが、

その通訳がきちんと出来ないようでは、

なかなかセッティングの答えを見つけることは難しかろうと思うのです。

かく言うσ(^^;も、まだまだ辞書片手に翻訳している程度ですから、

先は長いし、頼りないし、間違いを繰り返していますが。


さてさて、なんだか何が言いたいのかよく解らない最終回でしたが、

書きたいことは自分勝手に書き綴りました。

もし、ご不明な点があれば、コメント欄にてご質問をお受けしますのでよろしくです♪


さあ、初滑りまであと5ヶ月を切りましたよ!

雪が降るまでもうすぐです♪


夏の間にどこまで準備をすることが出来るか?

最高のスキーライフを送るにはかけがえのない時期が今です。

雪の便りを聞き始めてからバタバタしないようにね♪


ではこれにて連載終了!(^^

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