一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2014年7月7日月曜日

主客転倒....

台風、ヤヴァイ奴が来そうですね(^^;

まだ遠いところにいる間から、しっかりと構えておいてくださいね。

くれぐれも「人ごと」のように考えないでくださいよ!


特に、雨風が強くなってから、

「田んぼが気になる」とか、

「前の水路の様子を見てくる」とか、

「ちょっとそこまで♪」と、
 サーフボードを抱えていくとか、

そんなお馬鹿なマネは絶対にやめてくださいよ(^^;


でもσ(^^は、そんなヤヴァイ台風が近づいているにもかかわらず、

「人ごと」のように、連載を続けていきます。オイ


この連載の最初の方でご紹介した、

定規と段ボールの関係を思い返してください。

















ダンパー(段ボール)は、

ばね(定規)の「びょよよ~ん」という、

余分すぎる動きを押さえるために取り付けました。


本当なら、ばね本来の性能を殺すことなく、

ばねが動きすぎないようにする部品な訳です。

ここを理解できていないと、サスセッティングは間違った方向へ行きます。


いい例が、トリノモデルの「純正ばね&ダンパー」です。


そもそも、ばねに選択の余地がないことが始まりです。

体重別に50kg用、60kg用、70kg用、80kg用の4種類しかなくて(「特注」はあるようですが)、

「あなたの体重なら、これ!」と指定された1本で滑らなくてはなりません。


それ以外は、「重い人用」か「軽い人」用のばねしかないので、

ちょうどいいばねを求めることは元々無理なのです。


で、その指定されたばねを使うわけですが、

「このばねは、どうにも弱いぞ?」と疑問を感じた時に推奨されているのが、

ダンパーの減衰力を強めるというセッティングです。


ダンパーの減衰力を上げる、つまり「動かない」ようにしてしまえば、

乗った感じは、確かに「硬いサス」になります。

でもですよ、このセッティングの大きな間違いは、

本来のばねの動きを殺してしまうことにあります。


例えば、68kgの体重の人に用意されていたばねが「70kg用」だとして、

仮に、トリノモデルに乗っていて、ばねが柔らかすぎたと感じました。

σ(^^が独自に測定した数値では、「70kg用」のバネレートは33N/mm弱。


前回の計算方法で弾き出した、

体重68kg、装備品8kgの人に必要なバネレートは、36N/mm。


本来なら、強いばねに変えてセッティングの変更を行うのですが、

「80kg用(38N/mm弱)」に取り替えると明らかに強すぎる。

そもそも、自分より10kg以上重い人用だから、最初から違和感ありまくり。

この経験をされた方は多いと思います。


で、「70kg用」に戻すのですが、

じゃあどうするの?というのが、ダンパーでの「ごまかし」なんです。


「一秒当たりに何m動くための必要な力はいくら(kgf/m/sという単位)」

というのが、ダンパーの作り方です。

上の例え、その時のダンパーのとりあえずの圧側減衰力の設定が、

「1秒間に30mm(0.03m)動かすのに必要な力が5kgf」だったとしましょう。


減衰力を強くするという方法は、例えば、

「1秒間に30mm(0.03m)動かすのに必要な力を10kgf」にすることなのです。


それまでに1秒間に30mm動かすための力を倍にするということは、

それまで以上に動きにくくなるということです。

確かに、これならば「動かなくなる=硬いサス」と思わせることは出来ます。


でもこの方法は、サスペンションの動きに「抵抗」を加えているだけであって、

ダンパーの減衰力に「反発力」がない以上、

重心を適切に支えようとしているわけではないことが解ります。


言い方を変えますと、

沈もうとするスピードが遅くなるだけであって、

適切な位置に重心を起き続けるという、

本来のセッティングの目的からは外れるのです。


ちょっと、思い返してください。


重心の位置を適切にコントロールして、

スキーに与える影響を最小限にするのがばねの仕事。

そのばねの、「余分な動き」を押さえるのがダンパーの仕事、でしたよね?


ばねのしなやかさを犠牲にして、思うような重心移動や荷重を殺す。

ダンパーの減衰力を高めて、「硬いアシ」にするというのは、

大間違いだったことが、これでおわかりになると思います。


本来、ばねが発揮すべき「しなやかさ」などの運動性能を殺して、減衰力でごまかす。

これがトリノモデルの常識だったわけです。

ばねが弱いと減衰力を上げて動かなくする。つまり硬く感じさせる。

まあ、ごまかしにはなってますかね(^^;


この方法を逆に当てはめると、

ばねが強いと減衰力を下げるという方向になるはずですが、

減衰力をゼロにしたところで強いばねは強いのです。

むしろ、減衰力がなくなることで、

ばねが持つ余計な運動も解放されて、乗り心地は最悪になります。


ここまで書けばおわかり頂けるでしょうか?(^^

「純正」では、ばねとダンパーの「素敵な関係」など望みようもなかったのです。


唯一の例外はありますよ。

「純正」が、「その人」に完全にマッチしている場合です。


つまり、用意されたばねがその人にとって、

何が問題なのか解らないぐらいに「ちょうどいい」セッティングだった場合です。

まずあり得ない話ですが、そんな奇跡もないとは言えません(^^;

でも、やはり、まずあり得ません♪


では、次回はそんな奇跡に恵まれなかった人のために!

ばねを決めてからのダンパーの調整方法などを書いてみましょう。

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