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2013年6月7日金曜日

理想的なセッティングに正解なし?....

なんでも、空梅雨なんですってね。

ジメジメしないのはとても嬉しい事ですが、肩すかしを食ったような気もします。

空梅雨水不足米不作なんて事は、勘弁して欲しいなぁ....

それに、後から後からジャンジャカ降られるのも考えものです。

どうか、ほどほどの天候で済みますように(^^


さて、これまでサスセッティングについて書いてきて、

随分と難しいという印象を受けた方もおられるでしょう。

話の内容に付いてきていただけていたら安心なのですが(^^;


でも、やっぱり難しいものは難しいですねぇ。

サスセッティングというものは、

数学の答えのように「これが正解!」というものはないんです。

ある選手にとって完璧なセッティングも、

ある選手にとってはどうにもならないものかも知れません。


例えば、σ(^^が一番滑りやすいと思うセッティングで、

世界最強レーサーのひとりである森井大輝選手に乗ってもらったとしても、

「ろぼ?もう一度、小学校からやり直しだね(笑)」

と言われるのが関の山ですし、

逆にσ(^^が森井選手仕様に乗ったとしたら、

「よくこれであのスピードが出せるなぁ」なんて思うことでしょう。


体重も技術も違うわけですから、当然の話です。

要は、現状の自分の技術や体格などの状況、

セッティングの仕様とトリノモデルの構造をしっかりと把握した上で、

「今の自分の目的」に最もマッチさせることがサスセッティングというわけです。


ちなみに、「サスセッティング」とは、

ばねの強さやダンパーの減衰力とかをいじるだけでなく、

リンク構造の動きなども考えた上で、

乗る人の技術や目的とのバランスを、

総合的にマシンコーディネートする作業のことです。


新しい技術を憶えて、もうひとつ上手く滑ることが出来るようになれば、

新たなセッティングが必要になってくるということでもあります。


セッティングを行うには、

「今の自分」と「理想とする自分」

という要素も欠かすことは出来ません。


もっと言えば、「このぐらい滑れるようになればいいや」と考えた時点で、

それ以上のセッティング作業は必要なくなるのです。


また、サスセッティングには「迷路にはまり込む」という危険が、常につきまといます。

やたらめったらとばねやダンパーをいじり倒して、

訳がわからなく、どうにもならなくなったけど「元に戻す」どころか、

どこをどういじってたかわからなくなった、というのが「迷路」の原因なのですが、

「今の自分」と「目標とする自分」を理解していないことも原因のひとつです。


そのためには、常にスキー技術を磨いていなくてはなりませんし、

その技術を表現させるようなセッティング作業が必要です。


間違ったセッティングで、

おかしな動きをするチェアスキーの制御ばかりに気をとられて、

上手くなる事なんて出来ませんからね。


中には、「迷路」の中に住み着いちゃった人もいるかも知れません。

それはそれで、「住めば都」なのかも(^^


次回「まず、何から手を付けようか?」

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