昨日行われた、車いすハンドボールの大会。
「京都ルール」といわれるゲームの、
ゴール前の攻防について綴ってみます。
ゴールポストは、
こんなに狭いんです。
こんな狭いのであれば、そうそうゴールは決まらないのですが、
キーパーからタイヤの左右は、どうしても手が届きません。
ですから、シューターはフロアにぶつけるぐらいの気持ちで、
ゴールポストの下側カドを狙います。
キーパーの守り方としては、上の写真のように
シューターと正対する人が多いのですが、
実は、下の写真のような守り方が正解。
正面から見て、シュートコースが狭くなったでしょ?
正対して手を伸ばすより、このように横向きで構え、
車いすを前後させてコースを塞ぐ方が効率的です。
「こんなの、絶対シュート入らねーじゃん」
そうですね。正面からはかなり難しいです。
では、サイドから見ればどうか?
ポストの位置は、
ゴールラインから30cmも
離れています。
キーパーは、ゴールラインから出てはいけないルールとなっています。
もし、ゴールラインから出てシュートを止めれば、
本来なら、攻撃側にペナルティスローが与えられます。
でも、実際の運用では、反則の適用はまずありません。
(PTが取られるのは、本当に露骨な場合だけです)
写真のように、0度からのシュートでもシュートコースはあります。
正面からシュートを打つより、確率は高そうですよね。
では、キーパーは0度のシュートをどうやって防ぐか。
こうします。
ここまで出て、体を被せばコースがなくなりますよね。
この状態を逆サイドから見ると....
笑っちゃうぐらいに、がら空きです(^^
逆サイドへのパスがきれいに通れば....
京都ルールでのゴールエリア付近の攻防は、
こういった攻め方が出来るようになれば面白くなります。
また、キーパーが自在に動くことが出来れば、
スーパーキーパーが誕生する事になるでしょう(^^
そういえば、昔は本当にスーパーなキーパーがいたような。
再び、そんな選手が出てくればいいな。
さて、次回はチームとしての、ゴールエリアでの攻防について。
「京都ルールは陣取り合戦」です。
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