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2012年9月3日月曜日

パラの見方....

悔しいから、ネタにはしないっ!なんて言っておきながら、

気になっていることは、書かずにはいられません(^^;


みな様、ロンドンパラリンピックはご覧になっていますか?

このブログの読者様が、ご覧になっていないはずはないっ!(^^

てことで、お伺いしたいことが....


競技の特性って、理解されています?


例えば、水泳や陸上。

いろんな障害を持ちながら戦うレース。

いろんなクラスがあるのですが、わかんないですよね?(^^;


例えば、柔道。

視覚障害者の競技ですから、組み手争いがありません。

見えないはずなのに、なぜ足技が掛かる?(^^;


例えば、車椅子バスケ。

障害の度合いに応じて点数があり、

5人の合計が14点以内でチームを組まなくてはならない。

その組み合わせの「妙」を理解していれば、

椅子バスそのものの魅力は、もっと増すことでしょう。


そういった事にもっと焦点を当てれば、

もっともっと面白く見せられるはずなのになぁ....(^^;


放送中の解説を見てても、ふたこと目には、

「素晴らしかったですね」とか、

「感動的でしたね」とか、

「次に期待しましょう」で済まされたり。


「この競技はこのような特徴があり、

 このように道具や体の使い方を工夫することで、

 ここまで競り合うことが出来ているんです。

 素晴らしいですね!○○選手!」

ぐらいの解説は欲しいものです(^^


まあ、そんな簡単に解説出来るものではないでしょうけどね♪


ところで、σ(^^はどうしても「道具」に目がいきます。

次に、体の使い方が気になっていきます。


不思議に思ったのは、走り幅跳び。

必ずといっていいほど、踏切は義足でした。

なぜ???


どんなに撓らせても折れないのかな、の義足。

その反発を利用すれば、より遠く飛ぶ事が出来るんでしょう。

でも、鍛え上げた健脚、そのばねの方が飛べる気がするんです(^^;

シロート考えですかねぇ....


幅跳びに限らず、義足での陸上競技。

義足の反発を利用しているのですが、

より強い反発を求めるには、高質量のボディが要ります。

つまり、体重が重くなければ、高反発は得られません。

デブがいいって事ではなくてですよ(^^;


体の小さい選手にとって、これは厳しい条件。

そうなると、反発力よりもピッチを上げることが現実的。

体の重心位置に近い地点に義足を着地させ、

その反発力に重心を乗せる、蹴る。


ピッチの回転数よりも速く義足をセッティングしないと、

どんどんとスピードは遅くなっていってしまう....

ような気がします。シロート考えですが(^^;


水泳。

両肩から腕がない選手。

足からだけしか推力を得られないのに、

なぜ、両腕を動かせる選手より速い???(^^;

ここまでくると、謎だらけです♪


ゴールボールだって、見せ方としていい方法があります。

最近は、5.1chなんていいシステムがあるんですから。

ゴールポストに集音マイクを設置して、

「音だけ」で視聴者にボールを追わせるのです。


目隠ししても、画面を暗くしてもいいのですが、

「向こうの方からボールの鈴の音が近づいて来て」

「右か左か判断して」

「(仮想的に)そちらへ飛び込む」

「通り過ぎたボールは、後方へ」


ゴールボールの魅力のひとつである、

「音の追跡」

これがお茶の間で楽しめる!(^^

....この種目、潜水艦のソナーマンは得意かも♪


椅子バスの見せ方は、本当にもったいない。

先にも書きましたが、プレーヤーごとに「点数」が付いています。

障害が「軽い」と点数は高く、「重い」と低くなります。
(1点~4.5点まで、0.5点ずつの区切り方)


その点数、コート上の選手の合計が14点以内でなければなりません。

当然、チーム力にも影響していきます。

点数の高いプレーヤーは、より大きく速く高く動けますが、

そんなに大人数の投入は出来ません。


例えば、4.5点の選手がふたり入ると、

残り3人を、「5点」の中で工面しなければなりません。

こういったチーム編成のおもしろさが、椅子バスの魅力ひとつ。


もうひとつに、プレー中のミスマッチをいかに利用するか。

2.5点の選手が4.5点の選手の動きを止めたり、

逆に、「まるで上」からシュートを打ちにいったり。

スクリーンプレイなんて、健常顔負けですよ(^^


....なんていいますか、

「障害者」の大会という見せ方は、

そろそろやめにしません?


感動してもらうことを目的にして、

出場している選手はいないはずなんです。


そりゃ、目標としてきた「パラ出場」、

それが叶って感無量の選手もいるでしょうけども、

「出られりゃそれで良し」なんて選手はいないはず。


「障害者」の相手は「障害者」。

厳格なルールが、その勝敗を分けるだけです。

勝った方の「障害者」は「勝者」であり、

負けた方の「障害者」は「敗者」なんです。


勝つためにそこへ行き、

たったひとり(1組)の勝者たるが為に戦うんです。

健常者も身障者も、なんの違いもありません。


オリンピックで日本人選手が惨敗して、

「いやー、感動しましたねぇ」なんて言わないでしょ?

パラリンピックで日本人選手が下位で終わっても、

「タイムが伸びず、位に留まりました」なんて言わないよね?


同じアスリートです!

同じように放送しましょうよ!

そう思いませんか?(^^


妻「おとぉさんは、出られりゃ満足だよね?」

....ノーコメントとさせていただきます(^^;

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