少し腑抜けてふやけた、だらしのない山本新之介です(^^;
お待たせしました!いよいよ連載最終回です♪
ここまで書いてようやく、
トリノモデルのセッティングについては、
現状で3つの考え方があることがわかりました。
リスクを背負ってでも「速さ」を求める考え方。
そして、リスクと性能をバランス良く調整する方法。
もうひとつは、
満足なサスセッティングなんて出来ないと割り切って、
技術で何とかしようとする考え方。
いずれにせよ、純正のばねでは出来ることが少なすぎるのというが始まりな訳ですよ。
じゃあ、好みどおりに満足出来るように、セッティングすることって出来ないものなの?
と考えるのも自然なことだと思うんです。
でも、「今の自分」の技術と「トリノモデルの動き」をしっかりと把握して、
どう変更をかけていくのが最もいい方法かという「想像力」がなければ、
満足いくセッティングは出来ないでしょう。
ダンパーでは、ばねの「足りない部分」を補うことは不可能だとも前に書きました。
となると、まずはやっぱり純正のばねが「どんな性能か」を理解して、
それ以上にしっかりとしたばねが欲しいところです。
前にも純正ばねのイメージを画像にしてみました。
ここまですると、純正のばねのどこに問題があるのかと言うことがわかります。
譲れない1G車高があって、
底付きの衝撃を嫌うなら「80kg用」の「踏ん張り」が欲しいところだけども、
1G車高から上は「60kg用」の弱さが欲しい。
そんな考え方も出来るわけです。
ひとつの例としてそれをグラフにすれば、
こんなイメージの性能はどうかな?と思うんですよね。
不等ピッチで巻くと、
こんなイメージで出来ます
特性変化が少ないかな?....
まあ、どんなばねがいいのかなんて、
頭の中で考えているだけでは決める事なんて出来ませんし、
作ってみたらとんでもないモノが出来ちゃった!なんてこともざらにありました。
正直、手探りでばねを巻くなんて事はお勧め出来ませんが、
もし、ばねを巻いてみたいとお考えになるのならば、
これまでのお金と時間と挫折感と戦いながら積み上げてきた、
トライアンドエラーの経験がありますので、喜んで相談に乗りますよ!
ちなみに、σ(^^の、今のところのセッティングデータを参考までに....
ばね
「東海バネ工業(株)製オリジナル」 36N(等ピッチ) 固有振動数125Hz
ダンパー
「KYB(株)製純正」圧側16段戻し(最弱)、伸び側20段戻し(最弱)
種目別車高
GiantSlalom(大回転:GS) 車高20mm下げ
Slalom(回転:SL) 車高40mm下げ ばねイニシャル+20mm
ただ、ここまでこだわる必要もなくなるかも知れません。
市販が予定されているチェアスキー用オーリンズ、
そのダンパーに使用可能なばねの設定はたくさんあり、
テストを繰り返す中で、「かなりいいばね」があるとの話も聞いています。
また、ダンパーには車高調整機構もあるので、
そのままでも相当なセッティングの幅があるはずなんです。
ですので、まずはチェアスキー用オーリンズの発売をお楽しみに!
てことで、思いつくままにトリノモデルのセッティングについて書き綴ってきました。
書き漏らしたこともあるかも知れませんし、
どこまでお伝え出来たかわかりませんが、
少しでも快適なチェアスキーライフのお手伝いが出来たのなら嬉しく思います。
では此度はこの辺で♪
長い間お疲れ様でした^^
返信削除シーズンを何も知らずに闇雲にただ滑るのと、
教えて頂いた知識をもって滑るのでは
雲泥の差だったと思います。
このブログを通して教えて頂いた事は
きっと快適なチェアスキーライフに繋がるはずです!
ありがとうございました。
先ずは1G車高を計測し、そこから現状で出来る事を
いろいろ試してみたいと思います。
それと一つだけ質問が^^;
以前の投稿にありました・・・
たわみ15㎜ってどこのことでしょうか?