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2013年6月3日月曜日

1Gの高さはどうやって決めようかな?....

1G車高は、人それぞれの好みや滑り方で変わるんだと前回に書きました。


正確に言うと、それぞれの好みに合わせて設定したいのだけど、

トリノモデルの純正ばねの種類は限られているため、

「そのいずれかを選ぶ」ことしか出来ないという現実があります(^^;


その現実の中、

σ(^^は、「80kg用」ばねの、

1G車高40mmのところで滑ってました。


ジャパンシッティングチームだと、

1G車高は45mm前後になっているようですね。


ジャパンチームのみんなからいろいろ話を聞いていると、本当に興味深いです。


1G位置から上は「フワフワ感」が欲しいとか、

とにかく低い位置で滑りたいとか、

底付きしまくりだけどね(笑)!とか....


共通して言えることは、「切り返しも低い位置で」ということが挙げられます。


ターンからターンの繋ぎには、「切り返し」という動作を必ず行います。

切り返し動作の直前は最大荷重のターン局面があり、

その局面が過ぎれば遠心力が弱くなって自動的にばねは伸び始め、車高は高くなります。


その伸びるスピードが速ければ「前転」する恐れが増えますし、

そもそも高くなった車高で「速い」切り返しを行おうとすれば、大きな力が必要です。


また、ダラダラとした切り返しでは鋭いターンは出来ませんし、

次のターンが窮屈になって、タイムロスやターンミスの原因ともなります。


「速いターンには速い切り返し」がジャパンチームでの共通課題です。


で、美しく速い切り返しのための車高を設定するには、

やっぱり、低い1G車高ということを求めているようです。


これまでも書いてきているように、

純正ままのトリノモデルでは1G車高の調整は出来ません。

1G位置を低くしようと思えば、「弱いばね」を選ばなくてはなりませんでした。


弱いばねなら「前転」の恐れは低くなりますし、

切り返しでのサスの伸び上がりは押さえられます。


ただし、ジャパンチームの経験を聞くと、

底付きの衝撃は半端なものではなく、

底付きのあとフレームがしなってシートをブーツ部分にぶつけて壊してしまったり、

背骨を駆け上がる雷のような衝撃を覚えたり、

フレームがボキッと折れてしまったり....


σ(^^;はそれを嫌って、1G車高は高くしていましたが、

「速さ」を求めるためにどんなにリスクがあっても、

トリノモデルの性能を出し切ろうとしたのがナショナルチームの考え方。


みんないろいろ考えているんですけども、

そもそも、なんでこんなに苦労しなくちゃならんのか?ということも、

合わせて考えていなきゃならんとは思うとります。

ま、それはこれからの課題ということで♪


次回「トリノモデルのリンクをどのようにつかうのか?」

1 件のコメント:

  1. いつも投稿お疲れ様です。
    ちょっとした質問なのでコメ紹介は無しでお願いします^^;
    国内の大会に出場する時などスキー板の規定とかあるのかなと?
    以前の投稿にもありましたが、レギュレーション改正で
    昔のように板が長くなりラディウス値も大きくなるようですね。

    これから購入する板などについて何か参考になる事があれば、そのうち投稿してもらないでしょうか^^

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コメント、ありがとうございます。