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2012年6月20日水曜日

政治家にとって投票率は低い方が嬉しい....


前回から続きます

現政権を作り上げた前回の衆議院総選挙での投票率は、

小選挙区で69.28%、比例代表で69.27%。

「小泉劇場」と言われた前々回で、それぞれ67.51%、67.46%。


いずれにしても、10人に7人しか投票に行っていないということです。


投票していない3割強には、

「投票に行かない権利」を主張される方もおられるでしょうし、

「投票しない」ことで政治批判をしているという方もおられるでしょう。

まあ、そもそも「興味がない」というだけの方も多いでしょうけども。


民主主義というものは、多数決で決まるというのは小学生でも解ります。

100人いたら、51人に賛成してもらえれば勝ちです。

でも、100人のうち70人しか投票しなければ、

その過半数の36人の賛成だけでいいのです。


政治家にとっては、投票率が上がらない方が戦いやすく楽ですねぇ(^^

しかも、同じ選挙区の候補者が多くなればなるほど、

票の行方はばらばらになります。


100人の有権者、投票率が70%として、

候補者3人で1人だけ当選というケースでいえば、

票の流れによりますが、

24人に名前を書いてもらえれば勝てる可能性があります。


たった24%の行方が民意ですか?

残りの76人は指をくわえてみていることしかできないんですか?

残念ながら、日本の選挙システムはこういう事になっています。


その程度ですから、選挙では政策で争う必要はさらさら無くて、

「友達の友達の友達」ぐらいを押さえておけば勝てちゃうんです。

大企業や団体の偉いさんと仲良くしておけば勝てちゃうんです。


そんなのだめだろ!

国民のためにきちんと政策提言をして戦うんだ!

「マニフェスト」なる代物で勝ちました!

これで世の中が変わるだろう!というのが前回の総選挙。


でも実は、投票率で比較しても、

投票総数はそんなに変わらない。

選挙に行かない人の数に変化はなかったのです。

あんなに盛り上がったように見えたのにね。


そうなると、政治家として考えることといえば、

掘り起こしてどうなるか読めない3割を相手にするよりも、

計算の出来るシーソーゲームほうが楽だわと(^^


現に、70%程度の投票率が、

問題だと口にしている政治家さんって見たとき無いです。


40%を切ってしまう投票率では問題だ!

なんて報道は目にしますよ。


でも、70%もそんなに変わらない気がします。

先ほどの計算に当てはめれば、投票率が70%で24%が民意。

40%だと13%。11%の差と考えれば大きいようですが、

24%も13%も五十歩百歩じゃないですか?(^^;
 
 
次回「足し算引き算で政治は動かない」

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