「ダメだこりゃ」と結論づけても、
もしかしたらまだ使いようがあるかも知れないと、
ある程度、純正ばねの使い方を考えてはみました。
σ(^^が購入した最初のばねは「体重70kg」用。
底付きがひどいぞってことで買い直した「80kg」用。
80kg用では跳ねすぎる上に、車高が上がりすぎてしまう。
同じ重さでは沈まなくなるので当然ですね。
じゃあ、70kg用のばねのイニシャルを10mm程度かけてみる。
70kg用と80kg用の中間ぐらいのバネレートになる。
車高もその中間ぐらい。
でも、そもそも車高が変わるということは、
滑りの質も大きく変わってきます。
バイクや自動車のような車高調整機能があれば、
この問題はクリア出来るのですが、
フレームにもダンパーにもそんな機能は一切無し。
「底付きしない強さ」か、
「前転しない弱さ」か、
バネレートを無視した「最適な車高」か、
そのいずれかを選ばなくてはならないという欠点が、
浮き彫りになっただけでした。
ジャパンチームも、何かを犠牲にして戦って、
本当に苦労しながら「最強」の称号を守り続けています。
なんとか、もっともっと楽なレースをさせてあげることが出来れば、
それこそ、「最強」が「無敵」になるはずなのに....
そんなばねで、みんなはどのように戦ってきたかというと、
ばねの動きをダンパーで制御してきたのです。
底付きが強ければコンプレッション(圧側)、
前転してしまう時にはリバウンド(伸び側)。
それぞれ減衰力の調整で「ごまかして」、
あとはテクニックで何とかしてきたというのが正直なところでしょう。
でも、そんなことが出来るのも、
年間の滑走日数が150日というトップチームだからこそ。
一般のスキーヤーには、決してその境地にはたどり着けないでしょう。
じゃあ、σ(^^も含めて「たどり着けない選手」はどうすりゃいいのさ?
とりあえず、「ごまかす」事しかできないのですが....(^^;
メーカー設定の体重別ばねをひとつ弱いものに変えてください。
で、自分の好みに合う車高になるまでイニシャルをかけます。
まず、それで滑ってみます。
まだ前転するようでしたら、
前転をコントロール出来る弱さにまでイニシャルを戻します。
技術が上達していくと、
前転しないようにコントロール出来るはずですので、
それに合わせて少しずつイニシャルをかけていくと。
こんな感じでいかがでしょうかね。
この方法にしても、「トライ&エラー」は欠かせませんので、
根気が要りますけどねぇ....
次回「ばねなんて、新しく巻いた方が早いんだよ」
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