一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年5月28日火曜日

お金がなきゃ頭を....

ども♪

まずはいきなり、コメントのご紹介(^^
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5月27日(月):「やじろべえでもスポーツでもセンターは大事....」

ギン様のコメント
「何もしらずにマシン調整してたらバランスが
 めちゃくちゃになっていたとこですよ・・・

 スーパーバランスマッシーンⅡこれは必須ですね!
 必ず製作しておきます!」


ありがとうございました!

「マッシーン」の必要性をご理解いただけて嬉しく思います(^^
製作方法など、ご質問等あればご遠慮なく♪

数点、製作に当たっての注意点を....

100kg近いものを乗せるマッシーンです。
強度は十分にお考えください。

「足」の伸ばし縮みで傾斜面での運用も考えています。
スーパーなバランスを得るためにも、「水平」を確保しなければなりません。
「水平器」の準備を怠りなく。

材料は全てホームセンターで揃うなんて書きましたが、
スキープレートとビンディングは売っていません。
申し訳ありませんが、別途ご調達ください....(^^;

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では、張り切って本文にまいりましょう!


σ(^^の考え方の基礎は「大和魂」です。

この言葉は、かつての戦争による暗い影を引きずってたりしますが、
 
本当の意味は「困難を打破する智恵と勇気」と解釈してします。


ですので、「何か」してみたいことが出来て、

難しい状況にぶつかったとしても、

「大和魂」で切り抜けられると思っています(^^


さて、前回は「チェアスキーのセンターを出そう」なんて、

簡単に書いてしまいましたが、実際には少々のコツが必要です。

そこで、σ(^^の大和魂でやっつけた経験を書いてみようと思います。


「シートのセンター出しで穴を開けまくったら、

 シートの強度が落ちてしまうじゃないか!」という不安を取り除くために、

まずは「仮止め」の穴を開けることにします。


チェアスキーのシートは4本のボルトでフレームに固定されています。

シートレールの取り付け部、この真ん中に2つの穴を開けるのです。

「本止め」用の穴のちょうど中間のところにです。


こうすればシート側に4つずつ穴を開けて調整する必要はなくなりますし、

本止めの付近に余計な穴が出来ることもありません。

















チェアスキー側はこれで良し。

シート本体には....


例えばσ(^^のシートは川村義肢製です。

納品前に、シート前後方向の「中心線」を入れてもらいその線を利用します。
 
中心線上に大胆に適当に!

「仮留め穴」に合わせて穴を開けて、

その位置を「基準」に計測と調整を繰り返しましょう。


川村義肢製でないシートや、すでに手元にあって中心線がわからない場合は、

すでにある4つの取り付け穴、それぞれの左右中間の位置に穴を開けてしまいます。






















この位置を「基準」に始めましょう。


これで計測してみてセンターが出ていないようなら、

シートをちょっとずらして取り付けて、もう一度計測して....


「大体このあたり」という位置に穴を開けてと、

調整を繰り返すのもいいのですが、

そんな作業を何度も繰り返すのは面倒ですよね(^^;


そこで、「ガリレオ」よろしく計算で穴の位置を求めていくことにしましょう。
                チャラッチャ~チャラッチャ~チャラッチャ~チャラチャラチャラチャラ....♪

例えばですね(^^;

トリノモデル単体の重量が約15kg

スキーのフル装備をした人間が80kgとしましょう。
(ヘルメットやアウトリガーなどを含めて、8~10kgの重量が体重にプラスされます)


そして、先ほどの「基準」の位置で計測した前後差が前55kg後40kgだとしましょう。

これでは前方が重いという事であり、

「センター」よりシートが前方に取り付けられていることになるので、

後方に取り付け直さなくてはなりません。


ですので....

「基準」の位置から、前方30mmの位置に穴を開けて、

そのポジションで前後重量差を再計測します。


今度はその前方30mm」で、重量差が前45kg後50kgとなったならば、

今度は後方に移動させすぎたということになります。


その30mmの間にセンターがあるはずですので、

その重量差を30mmで割り戻せば、

「基準」から何mm移動すればセンターが出せるのかがわかります。


30mm移動して重量差が10kgということは、

1mmあたり333.33gの重量変化があるということです。


95kgの重量のセンターは47.5kg

基準位置から考えて、解消したい重量差は7.5kg

1mmあたり0.33333kgですから、7.5÷0.33333=22.5


つまり、基準より22.5mm前方の位置でセンターが来るということになります。

ね?簡単でしょ?(^^


湯川准教授気取りで、

「まだこれは仮説の段階だ」

なんて言いませんよ。実証済です(^^


左右の調整も同じ作業で求めます。

ただ、左右については体型や障害の度合いによって重量差が大きく左右されます。


例えばσ(^^は左足が義足で、約3kg程度の左右差があります。

これはシートの穴位置にすると数mm程度のズレですので、

位置決めについては「深追い」をしていません♪


また、穴位置のズレが大きく発生する場合ですが、

例えば右側にシートがずれていると、

右ターンでシートが雪面に当たりやすくもなります。


雪面に当たりやすくなっても、左右のセンター出しを求めるのか、

少々であればテクニックで何とかしてみようと思うのか、

このあたりはそれぞれでご判断を♪


そして、位置決めが終われば、

そのまま本止めの4つ穴を開けて、

完全にシートを固定することをお忘れなく。


ちなみに、この計測作業の間は、

しっかりとスキーをする姿勢を決めることが重要ですからね。

測るたびに姿勢が前や後に動いていると正確に測れませんからお気を付けて。


また、一度決めてたらそれでおしまい、というわけではなく、

技術の向上に伴って姿勢やシートの角度が変わったりすればセンターは狂いますし、

シートを新しくすることだってあるでしょう。


この作業はチェアスキーをしている限り、いつまでも必要なんだとご理解くださいね♪


....しかし、こうやって書いてみると、

    「大和魂」なんて表現は大げさなことだったなぁ(^^;


次回「1G車高ってなんじゃいな???」

1 件のコメント:

  1. シート&姿勢について質問があります。
    健常時とは違い固定されるのでどの姿勢がベストなのか・・・
    個人的な差はあると思いますが、背筋が雪面に対して垂直になるように取り付けるのでしょうか?

    トリノモデルが前転するという事でしたので、ほんのすこし後傾気味の角度で取り付ける感じでもいいのかなと感じました。

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コメント、ありがとうございます。