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2013年5月18日土曜日

「トライ&エラー」より「なきゃ作れ」....


σ(^^の性分です。「ダメだこりゃ」と思ったことは、

どんなに頑張っても興味がわきません。

モノでも、仕事でも、人でも....ね(^^;


何とかなるのであれば、

ねちねちと細かい作業を繰り返してでも何とかしようとしますけど、

トリノモデルの「どうにもならない部分」はどうしようもありません。


じゃあ、納得出来るまで作り直してみようじゃないか。

「なきゃ作れ」の精神で(^^

とは言っても、イチからチェアスキーを作り直す事はムリ。

思ったことが出来るまで、現状に手を加えるしか能がありません。


まずは、自分の好きなようにばねを巻いてみることです。

ありがたいことに、

東海バネ工業(株)様とお付き合いさせて頂いて、

何本ものばねをお世話になりました。


トリノモデルにマッチするばね理論なんて、

持ち合わせていませんから、適当に1本巻いてもらって、

そのデータをもとにまき直すという作業を繰り返しました。


いろんなばね定数を設定したり、計算したリンクのレバー比をもとに考えたり....

それこそ、10万円や20万円ではきかないぐらいにオーダーし続けて。


その甲斐あって、オリジナルのばねを巻くノウハウもある程度は身につきました。

その方法を簡単にですが、ご紹介しましょう。


まず用意いたしますは、チェアスキーが「体重計に早変わりするばね」を1本。

このばねを付けて、座った1Gの位置を測ります。

その沈み(たわみ)量から、1Gでばねにかかる荷重を測定します。

これは、体重計用ばねのたわみと荷重の関係を計測しておけば簡単に割り出せます。


次に、理想とする1Gの高さにその荷重量を当てはめます。

ダンパーストローク量が75mmのトリノモデルですから、

たわみ0mm~1G位置~75mmそれぞれの荷重量を直線で結べば、

シングルレート(等ピッチ)ばねのグラフが出来上がります。
 
ね?とってもイージーでしょ?(^^


ちなみに、モータースポーツでは、

等ピッチのことを「直巻き(ちょくまき)」と言ったりしますね。

σ(^^は「じかまき」と読んでひんしゅくを買ったことがあります。

閑話休題....


このまま等ピッチで巻いて使うのもよし、

フルボトム付近たわみ15mmまでの部分に気に入らないところがあれば、

グラフの数値をちょいちょいといじって設計すればいいんです。

その応用が不等ピッチばねということ。


ね?

オリジナルのばねなんて、簡単に考えられるでしょ?

オリジナルのばねを巻いてみたいと考えているチェアスキーヤーのみなさん!

よかったらお手伝いしますよ!


次回「まだまだ広がるセッティング範囲」

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